RPG009 ペットはボコってHP1割以下にしてテイムします 改良版

初書 ミタ

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第1章

17 ドラゴニア2

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「なぁ、ティア、この前話してた理論本当なのか。」

「科学だとエントロピーの関係で100度の湯とマイナス100度の氷を
0度の水にできる。だけどその逆はない。
本当に魔法は単なる水から100度のお湯とマイナス100度の氷を
作れるのか?」

「たとえば、普通の空気から 真空と高圧空気を作り出して
真空で切り裂いたり、高圧空気で陽圧を作って毒の霧を防いだり。」

「柱に打ち付けられた釘のエネルギーを分離して釘魔法とか?」

「というか 単なる空気から1兆度の火炎と絶対零度の超電導とか作れるのか?」

「電気もプラスとマイナスに戻せるよな。」

「なんという魔法博士だな。



俺たちはこの星では金持ちだ。星の資産の1割近い金貨を持っている。
だが、宇宙では金貨はごみだった。そこで宇宙でも価値がある龍燐を集めて
売る算段を立てた。

それから1年、ひたすらウルティメットドラゴンを狩りまくり
ドラゴニアで宇宙通貨に交換していた。
ギャラクティアに教えを請いドラキチも恒星間航行が可能となっていた。
アトモスティアも、母親の半分くらいの大きさに成長した。
本来この大きさになるには数万年かかるらしいが、ティアの異常な量の
マナで成長したせいで、こうなった。

宇宙空間を移動していると、海賊らしき艦船を発見した。
こちらが竜に乗っていると、馬鹿にしたように追い掛け回してきた。
高速道路を馬が走っている感覚か。

挨拶代わりに、ドラゴンのブレスを吐いてやったが、
華氏3度ではあまり役に立たなかった。
どう報復するのか見ていたが、プラズマ砲などの近代兵器は持っていない様子で
安物の核兵器を撃ってきた。

冷笑する我々を見て腹がたったのか。何発も撃ってくる。
小惑星と秒速7万kmで衝突しても問題ない我々には無意味だ。

露原は宇宙船をドラキチの爪でつかむと、ハッチをこじ開け
内部に侵入していった。宇宙空間では海賊には人権がないので
ドラゴニアに売却することにした。

「パオパォーン」象に似た生物はレールガンらしきもので露原に攻撃を仕掛けたが
龍燐で作ったベストに阻まれ、ダメージはゼロ。
「う~ん、米原が居ないと何言ってるのか、わかんないんだよね。」
「パォパォーン」「パパパォーン」そう言うと隔壁を閉じだした。
「うん、無駄」露原が殴りつけると隔壁は一撃で宇宙に飛んで行った。
「パパォーン、パパォーン」そう言うと象に似た生物は5体投地した。

「まいばら~、降伏したみたいだから、1匹ペットにしてくれない
言葉が全く通じないよ。」

「しかたないな~」俺は象の1匹を殴りつけるとヒットポイントが1割以下になった。
この頃、手足をミンチにするとヒットポイントが1割くらいになる発見をしていた。
急所を狙うと死にやすいので注意だ。

パオンを1匹テイム状態に置いた。
この種族はパオン族というらしい。スラリンが回復魔法をかけると
口々に、謝罪してきた。


「昔々の話ですが、かつて地球という星で恐竜が絶滅の危機に瀕したとき、
神が恐竜族を救いました。6500万年前のことです。
6000万年の間に恐竜族は進化し、高度な知識や高い技術、
ついには、恒星間航行も可能にしました。」

「別の星ではラジエルという種族が時間遡行を発見し、実現させました。
このタイムマシンは、本来200兆年と宇宙10個分の資源が必要なものでも
もしもボックスのように一瞬でノーリスクノーコストで実現してしまいます。
発明が完成した時点で発案された時期に
データを送るのです。それにより宇宙は飛躍的に発展し、過去と未来の
差が曖昧になりました。」

「ラジエル族に跪いたドラゴニアは天の河銀河を支配し、馬や牛、象など我々の祖先を
他の地球型惑星に移住させ独自の進化をさせました。」

「では人間の住むオリジナルの『地球』はどうなったんですか?」
俺は聞いてみた。

「神は自身のエックス染色体をコピーし女性を作り上げました。
そして夫婦となり人類の祖を作り出したのです。
なぜなら、造物主は地球人だったからです。」

「20世紀、地球に住む デイビッド・ハックフェラーという人物は
ベトナム戦争のさなか、ドラゴニアと接触し、高度な技術を
入手しました。その返礼として200京円の代金を払いました。
地球の全資産が4京円なのにです。」

「ハートシルト財閥は第2次大戦でほぼ全財産を失い、ファンドに頼らないと
投資できない始末、ハックフェラーは単独で日本のバブルの資金を
4000兆円抜いています。」

「金本位制の19世紀とは違い、ドル本位制では、表面に出なければ、
ドルは刷り放題です。宇宙人に何百京円でも貢げます。」

「我々、パオンはハートシルトと同盟を結び、ドラゴニアと戦っているのです。」

「ブタから進化した ピグゥ族、馬から進化した パカラッ族
牛から進化した モゥ族 ウサギから進化した ラビ族
蛇から進化したスネイク族 猫から進化した ニャ族などが
ドラゴニアの支配下に存在しています。」

ニャ族とピグゥ族は雑食性なのでパカラッ族やモゥ族を食べます。
ドラゴニア族は何でも食べます。
パオン族、モゥ族、ラビ族は草食性なので危険は少ないです」

パオンの主張を聞いて気を変えた俺は
目的地もないので、とりあえず、パオン族の星へ行くことにした。

パオン族はドラゴニアの支配に対し海賊業を生業としているので、
主星を占領され、小惑星に隠れ住んでいる。

パオン族はもともとが象なので、草食獣でも味が悪く
誰も食料としていない。
食べ物として飼育されている、パカラッ族やモゥ族を
食料の階級から救い出すべく奮闘している。

俺は占領されたパオン族の主星に降り立つと大勢のドラゴニア
に向かってこう言った。
天空からの制裁を受けるがいい。『隕石落下』
すると、宇宙空間から小惑星がいくつも降ってきた。
小さいものでも原爆千個分とかの威力だ。
星の存在が危ぶまれるほどの100km級の隕石だ。
ドラゴニアは抵抗することもできずに全滅した。

アトモスティアが小惑星を尻尾で主星に落としただけなのだが。
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