許嫁幼馴染が弟に純愛寝取られたので、俺は変わることにした。

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海道 霧雨(かいどう きりさめ)

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カリカリカリ....

チッ..チッ..チッ...

 中間試験最終日、教室内には鉛筆が走る音と秒針の音だけが響いていた。


「ーー・・やめ。回答用紙を後ろから前に送ってください。」


「ふぅ...海道、どうだった?」

 彼の回答用紙が渡されるところで、前の席の篠蔵が試験の手応えを聞いてきた。

「まぁまぁ。」

 チート脳が覚醒して、塗り絵感覚くらいに思えた彼にとっては、それ以上の返答はなかった。


「ーー・・これで、中間試験は終了になります。以上で今日は解散です。お疲れ様でした。」

 回答用紙の回収が終わり、解散が告げられた。

 教室内の空気は、今までの反動で弛緩され大いに賑わっていた。

「うぅーっん...やっと解放されるわー」

 篠蔵も例外なく解放の余韻に浸っていた所、海道が水を差した。

「赤点だったら、補習だな。」

「おいおい...終わった早々不吉なこと言うなよ...」

 まじで笑えない冗談に、篠蔵は意気消沈していた。

「あー、悪い悪い。」

「...ったく、よしっ!気を取り直して、今日は打ち上げダァァァっっ!!」 

 大体、海道の性格がわかってきていた篠蔵は、気を取り直して不吉さを祓うために打ち上げを開くことにした。

「「「うぉぉぉぉっ!!」」」

 篠蔵の叫びに呼応して、教室内の主に男子がそれに乗っかり叫んでいた。

「..ふふっ...元気ですねー。」

 またもやいつの間にか間合いにいる、久留米は群れを成しテンションが上がっている男子達をみて眺めていた。

「..あぁ、若いな」

「何いってるんですか?海道くんも若いですよ。」

 彼の妙な言いように彼女は反射的にそういった。

「...ふっ、そうだったな。」

「何ですか?もー変な人ですね...ふふっ」

 彼女は、当たり前の事実を懐かしそうにしている彼を不思議に思った。

「..久留米は行くのか?」

 篠蔵は勢いでクラスを巻き込もうとしているが、騒いでいるのは男子だけだったので、今のままでは男子だけの暑苦しい集まりになりそうだった。

「うーん。あんまり人が多いのはなぁ...」

 彼女は篠蔵らの盛り上がりを面白がってただけで、そこまで乗り気ではなさそうに見えた。

「意外だな。お前はもっと乗り気だと思った。」

 教室内の動向を見ても、彼女は少なくとも俺よりは交友関係が広そうなので、その返答は意外だった。
 
「うーん、心外だねー。私は騒がしい所は苦手なの。」

「そうか。」

 どっちでもよかった彼は、適当に相槌した。

「むぅ...というか、海道くんは行かないの?」

 それが不服だった彼女は、何か言ってやろうと思ったが先に彼の参加意思を確認した。

「...まぁ、ただ飯だったら、行くかもな。」

「あははっ...結構俗物的なんだね。」

 彼の返答に満足気な彼女は、楽しそうに笑っていた。

 そうしていると、騒いでいる奴らの中心から篠蔵が声をかけてきた。 

「...なぁ!海道も来るよな!?」

「....」フルフル

 見てわかるように、彼は無言で顔を横に振った。

「なっ?!なんでなん?女子もたくさん来るぞっ!飯もタダだぞ!」

 納得してなさそうな篠蔵は、彼に駆け寄りごねてきた。

「ふふっ..」

 篠蔵の圧に押され、正直最後の一言で揺れたが、ニコニコしながら楽しそうに俺らを眺めていた久留米を免罪符にした。

「あー...先約がある。」

「...へぇ..なるほど。」
 
「なぬっ?!やっぱ、そういう関係かよぉ...まぁ、わかってたけどよ...くそぉ..楽しめよぉぉぉぉ」シクシク

 そうきたかと感心している久留米はさておき、勝手に落胆している篠蔵は、何かを言いながら元の郡へ引いて行った。


「..ふふっ、誘いたければそう言えばいいのに。」

 先の方便を遠回しの誘いと解釈した久留米は、仕方ないなーといった感じの目で彼を見透かした。

「あー...そういう事にしてやる。」

 弁明すると照れ隠しだとか、言われそうだったので半ば投げやりに認めた。 

「ふふっ、照れちゃって...海道くん、意外とそういう可愛いところありますよね。」

 案の上、そういう流れになり藁を突いてきた。

「おいっ、やめろ・・ーー」

 その後もけったいな弄りをかわしながら、ソフィア達と合流し何故か俺の家で打ち上げをする事になってしまった。

 



 
「ーー・・お疲れ様っ!かんぱーい。」

カンッ!

 グラス同士が突き合い、甲高い音が鳴り響く。

「..うまいっ!これはなんだ!」

 楢崎は真っ先にリゾットに食いつき、美味しそうに頬張っていた。

「なーちゃん、それはリゾットだよ。」

「ふふっ。」

 いつの間にかお互いをあだ名で呼び合う様な関係性になっており、付けいる必要はないが、付け入る隙がなかった。


「.....。」ズズッ

 やはりこのメンバーだと女子会みたいになっており、自分家のはずなのに肩身が狭く、静かにお茶を啜った。

「..!。」

 そんな彼に気がついた久留米は、彼の隣に座った。

「?...狭かったのか」

「まぁ、そんなところです。」

 ソフィアと楢崎が仲良さそうにしている隙に、久留米はしたたかに距離を詰めようとしていた。


「..というか、このマットすごい手触りいいですね。」サワサワ

 彼女はソファーを背もたれにしながら、座っているマットを触っていた。

「そうか?」

 もちろんそんな事に無頓着な彼は、そういうのは特に気にしていなかった。

「自分で買ったんじゃないんですか?」

「知人に選んでもらったからな。よく分からん。」

「知人?もしかして...」

 いらぬ誤解を生みそうなところで、彼はキッパリと訂正した。

「いや、男だよ。それに、俺の父と同じ歳くらいの。」

「まさかっ、そういう人が好み...」

「勘弁してくれ...」

「ふふっ、冗談ですよ。」

 最近、久留米のことがわかってきた。

 彼女は、普段は余裕満々な様子で人をよくからかったりするのが好きで、お淑やかながらも、したたかさと引かないときは引かない頑固さを持ち合わせている素敵な女性だ。

 てか、なんか経験豊富そうなんだよな、色々と。俺が言えることでもないが、本当に高校生か?という佇まいといった感じだ。


「...なぁ、久留米。」

「っ..はい。どう...しました?」

 いきなり名前を呼ばれた彼女は、何かに備えるように姿勢を正して彼に向き合った。

「お前って、今まで誰かと付き合った事あるのか?」
 
「?!」

「「....」」

 彼の質問に呼応して、楽しそうに食事を楽しんでいた楢崎と、実はチラチラコチラの動向を探っていたソフィアは一旦止まって、彼女の返答に注視した。


「....な、ないよ。」

 注目され、変に緊張してしまった久留米は恐る恐る否定したが、彼女らはそれを到底信用していなかった。

「「いやいやいや」」
 
 楢崎とソフィアはまさか、そんなわけといった具合で彼女のそれを否定した。

「え...いや、ほんとだよ!」

 思っていた反応とは違った彼女は真実を訴えた。

「環奈...それはないでしょ、あなたバスケ部のキャプテン?に話しかけられても、いつも通りだったじゃない。」

「うんうん。環奈くん、それは無茶があるぞ。剣道部の人気な男に」

 だいたい想像はできてはいたが、彼女は否応なしにモテているようだった。

「そんなことあったのか、疑惑から確信になったな。」 

「いや、だから違っ!そもそも私は、しょ....ぅ///」

 彼がそういうと、さらにムキになって否定しようとし生々しいカミングアウトをしかけ、寸前で綺麗に顔を真っ赤にして顔を手で覆った。


「....ご、ごめんなさい。環奈....その、それ位大人の余裕みたいなの感じてたから...」

 一応、この場で一番年長の楢崎は彼女に寄り添い、頭を撫でた。

「すまない...環奈くん。」よしよし

 久留米が何を言おうとしたのか、だいたい想像できた彼女らは反省した。

「うぅ...みんな酷いよぉ、特に海道。」

「..俺?」

 いきなり自分の名前が呼ばれ、少し目を見開いた。

「うん、海道が悪いな。」

「清澄も謝りなさい。」

 いつの間にか俺への責任追及が激しくなり、確かに自分も他意はないとはいえ、結果加勢してしまったため素直に謝った。

「あ、あぁ、悪かった。久留米。」

「...名前。」

「?」

「...名前で、読んで」

 俺だけ苗字で呼ぶのが気に食わなかったのか、彼女は顔を手で覆いながら、子供がねだるみたいにそういった。


「...悪かった。環奈。」ポンポンっ

 それくらいならと彼女の頭をポンポンしながら、彼女の名前を呼んだ。

「ぅっ///....仕方ないから、許す。」

 未だ顔を手で覆っているものの、恥ずかしそうに赤くなっている可愛らしいお耳さんは隠しきれていなかった。

「ふっ、それはどうも。」

 そう、こういう年相応と幼さも彼女の可愛いところであった。

 


 無事に、クールダウンした久留米は、この中でそういった経験の有無を未だ話していないソフィアに標準を合わせた。

「ーー・・こほんっ、それでソフィアさんはお付き合いの経験はありますよね。」

「なんで、ある前提なの....あるわけないでしょ...ごくっ」

 キッパリと否定していたが、なんとなくあった気恥ずかしさを水を飲んで誤魔化した。

「..まぁ、わかってましたが」

「じゃあ、なんで聞くのよ。」

 大体予想出来ていた事を確認した久留米は、話を他に広げた。

「でも、恋人は欲しいでしょう?」

「..ま、まぁ...いい人がいればだけど...」

 ソフィアは目を若干逸らしながら答えていた。

「..ソフィアくんは、どんな人が好みなのだ?」

 楢崎もそういった話題には興味があるだった。

「っ...好みか...かっこよくて、強くて、一見怖そうだけど...優しい人。かな///」

 ソフィアは一瞬、自分は蚊帳の外だと思ってる彼をチラ見してそう答えた。

「「....。」」

 彼女の初々しく答える様子に、彼女らは心をやられていた。
 

「...か...可愛ぃぃぃ!もう、いっそ久留米さんとお付き合いしましょう!!」

「愛いな...ソフィアくんとお付き合い出来る人は幸せだろう。」

「わぅ..ちょ、何いって...もう、引っ付かないでよぉ...わはははっ」

 久留米はふざけたことを言いながら、ソフィアに抱きつき彼女を豊満な胸の海に沈めていた。


「.....」ズズッ

(こいつら仲良いな。結構なことだ)

 やはり蚊帳の外になっている彼は、彼女らのちちくりあっている声が聞こえる中、暖かいお茶を啜りながら静かに携帯をいじっていた。


 そうしていると、次の矛先は海道に向かった。

「...それでっと...最後は海道くんね。」

「うん。気になるわ」

「うんうん。」

 彼女らは結託して、海道に圧をかけ始めた。


「..は、なんで俺?」

 女子内での話題としてしか、思っていなかったのと殆ど会話に参加している訳でもなかったので、飛んだ飛び火だと思っていた。

「決まってるじゃない、答えてないのは貴方だけよ。」

「別にどっちでもいいだろ、俺がどうとか...」

「よくないわよ、フェアじゃないもの。」

「ぐぅ...わぁーったよ。で、何が何だって?」

 ソフィアからの応酬にぐうの音は出たものの、すべからず彼女の理屈を覆せなかったため観念した。

「海道くんが誰かと付き合ったことあるかどうかよ。」

「ない。」

「「「ん?」」」

 彼は別に躊躇うこともないので、間髪入れずに答えたが、あまりにサラッと言われたためか、彼女らに追いついていなかった。

「だから付き合った経験はない。」

「いやいやいや、嘘でしょ?」

「海道くん。面白くないぞ。」

「まさかね。」

 キッパリと言葉にしても、彼女らは信じられないといった様子だった。

「本当なんだが、まぁ、無いことを証明しようがないからな...」

 彼女らの様子や前に篠蔵にいった様な事から、自分でも本当かどうかは証明しようがなく、嘘でない証明もできなかった。


「...だって、普通自分の家に女の子3人と一緒にいて、平然としてられるとか....ねぇ?」

「「うんうん」」

 ソフィアの最もな指摘に、楢崎と久留米は激しく同意していた。


「あー....」

 実際は、まだ、ゲーム感覚が抜けていないというか、前世でもまず居ない位の美人な女性を前にして現実味がないってだけなんだが。

 というのを、どう説明しようか考えていると、さらに質問を食らった。

「一回くらい、他の女とか連れ込んだことあるでしょう?」

「なっ...やっぱり、そうか...」

「な、な...連れ...こむ....」

 久留米が質問したまだ答えていな事に、ソフィアと楢崎は勝手に落胆していた。

 一方で、彼は何とか示せそうな証拠を絞り出した。

「....この家はつい最近住み始めた家で、それまでは普通に実家に住んでた。だから、家で仕事している母さんに聞けばわかる。はずだ」

「むっ...確かにそれだったら、そうかも...でも会ってない間に連れ込んだ可能性が...」

 ソフィアは確かに聞ければ分かりそうと思ったが、わずかな可能性を逃さなかった。

「いや、母さんが時折様子見に来るから、即バレる。」

 まじで、何で母親って息子のわずかな機微から大体把握しちまうんだろ。

「あぁーそれが本当だったら、そうね。」

 そして、それでも彼の言い分を信じきれていなかった。

ピーンポーン


 すると、ちょうどいいタイミングでインターホンが鳴ったため、立ち上がってモニターに向かった。


『..はい..えっ...まじか...はぁ..わかった。』

ガチャ

「...ふぅ。」

 モニター越しの相手とやり取りした彼は、ひとまずソファーに座った。

「誰だったの?」

 ソフィアは何の用だったのか気になった。

「母さんだ。」

「...なっ!?えっ?!..えっ...あ」

「わわわっ...どうしようっ」

ドタドタっ

 それを聞いた彼女らは、身だしなみを整えたり、周囲を片付けたりしていた。

がちゃっ

 そして、息つく暇なく母さんがリビングに入ってきた。


「ーー・・清澄っ....あらっ、お友達がいたのね...って、あんたもやるわね。」

「母さん...」

 女三人を家に連れ込み、ノンアル飲み会をしているところをバッチリ見られてしまった。

「あ...えっと..お邪魔してます。お母様。」

「は、は、初めましてっ楢崎 綾香と申しますっ..海道くんとは最近知り合って...」

「初めまして、久留米環奈です。よろしくお願いします。」

 それぞれ立ち上がって、三者三様の挨拶をした。
 
「あらあら、ご丁寧にどうも、清澄の母、海道 霧雨と申します。よろしくねー。....清澄...可愛い子たちね。」

 彼女らの挨拶を受けて、笑顔で自己紹介をして手をひらひらと振っている母は清澄を一瞥してそういった。

「まじで...なんてタイミングだよ..」

 いつか紹介する事になるとは思ってたものの、よりにもよって言い訳できない状況でのこのタイミングでの邂逅に、頭を抱えた。


 そうしていると、ソフィアは今しかないと意を決して、彼の母に真相を聞いた。
 
「あのっ、突然で申し訳ないのですが....清澄くんは誰かと付き合ったりしたことって...」

「!...ふふっ...ないない。この子全然モテなかったものの。」

 彼に目星をつけているであろう女の子がいる事に驚きながらも、霧雨さんは即答した。

「えぇっ?!」

「まさか真であったとは..」

 実は、彼の変貌を知らない久留米以外の者は驚愕していた。

「じゃ、じゃあ!この家に女の子連れ込んだりも...」

「おい...ソフィア...」

 あまりに直接的な質問に流石に咎めようとしたが、その前に母が答えた。

「ないわね。今の今までまるっきり女っ気がなかったわ。あなたたちが初めてね。」

「本当だったんだ....」

「奥手なのかしら」

「意外だ...初めて、か...」

 一番の証人からの言葉でも、彼女らの中でまだ消化しきれていなかったようだった。

「だから、そうだと言っている...」

「はい、これ。お父さんの出張のおみやげ。多めに持ってきてよかったわ...じゃあ、楽しんでねっ!」

 変に気を遣って、母さんは用をさっさと済ませて足早に帰って行った。

「「「.....。」」」

 嵐のような母が去っていき、彼女たちは面を食らっていた。

「すごいお母さんね。」

「一瞬、姉上かと思った。」

「ほんと、綺麗というか若々しい人だったよね。」

 それぞれ母にはいい印象を綴っていた中、彼はソファーに座り込みドッと疲れた気を休ませた。


「...ふぅ...やれやれ。」

 一応、母がいいタイミングで来たお陰で、要らぬ勘違いは広がらずに済んだため、結果オーライと無理やり納得する事にした。





後書き
海道 霧雨 かいどう きりさめ。
清澄の母。175cm 58kg 43歳。
トレーダー

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