私の片思いの相手は不思議な喫茶店で働いている猫さんでした。

*花*

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3日目(水) 楽しい家族とのお出かけと静寂に包まれた喫茶店2

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…………ふぅ……なんとか着いたぁ。

安全運転には心がけた。道にもあまり迷わなかった。あまりだけど。にしても、とても大きい旅館だなぁ。

外観はオシャレな和モダンな感じで、私の好きな雰囲気だ。ここの旅館の名前は『温泉旅館 林木りんぼく』。ここの温泉は肌に優しく、美容にも効果があると聞く。これはいいなと思い、私は家族風呂を予約した。母も父も「いいね」と言って、気に入ってくれていた。よかったぁ。


私は中へ入り、受付にいる朗らかな女性のスタッフに声をかけ、予約していたことを話した。女性は「分かりました。では、ご案内させていただきます」と笑顔で対応した。


「こちらでございます。では、ごゆっくりお楽しみください」

と礼儀正しいお辞儀をしてから、部屋を出ていった。

「あら、綺麗な部屋ね~」
「和って感じがするな」
「瀬良、いいところ見つけたじゃない。この雰囲気、私好きよ。それに、清潔感があるし」
「私も好きだよ」

と母に言ってから、部屋中を見回した。ぼんやりと淡く光る天井のランプ。木でできた丸いテーブル。この茣蓙のい草のちょっとした匂い。うん、好きだ。今日はこの部屋でお風呂に入って、ご飯を食べてから、第二の目的地へ行くつもりだ。

「じゃ、さっそくお風呂に入る?」
「えぇ、そうね」
「そうだな」

と私の呼び掛けに賛成してくれた。どんな温泉なのか、ワクワクし、胸を躍らせながら入る準備をした。


「わぁ~!すごく広いなぁ~!しかも、外にもお風呂がある!」

私が想像していたよりも、結構広くてびっくりした。母も父も口を開いていた。しかも、外にもあると言うことにも驚いた。試しに中の方のお風呂に入ってみることにした。

「……うん! ちょっと熱いけど、慣れれば大丈夫かな」

少し白く濁った感じの湯だったが、普通に気持ちいい。私は、ふうぅ と長く息を吐いた。
時間が許す限り、私は親と会話をしながら、温泉をめいっぱい楽しむことにした。

「……あ~ 気持ちよかったぁ~」
「そうね~ 肌もピチピチになったような感じがして、疲れも取れたかも!」
「ああ、そうだな。ところで腹が減ってきたな」
「あ、そうだね。じゃ、なんか注文しようか」

そして、スタッフを呼び、私はチャーハンを、母は日替わりのランチ(ご飯とお味噌とサラダ、今日は生姜焼きの日)を、父はラーメンを頼んだ。昼食も美味しくて最高だった。


そして、食べ終わり、帰る準備をした。

ここの温泉、それに食べ物までよかったなぁ。また今度、一人で来るのもいいなぁ。

と心の片隅で考えながら、準備の手を進めた。


私達は旅館を出ようとした。そしたらまた、朗らかな女性のスタッフが「ありがとうございました」と明るい声で送ってくれた。

「あ~、気持ちよかったわね~」
「そうだねぇ~」

私と母はほっこりしながら駐車場へと向かった。父も微笑みながら「そうだな」とほっこりムードに乗ってくれた。ほっこりサッパリした気分で車へ乗った。

「では、第二の目的地へ行っきまーす」
「あら、まだあったのね」
「おお、それは楽しみだ」

バックミラー越しに見ていたが、二人とも少しびっくりした表情を見せたが、その後に「どこへ行くのかな」とウキウキしている子供のような笑顔を見せた。私はその姿を見て、微笑ましく思った。

あ、そう言えばと今日に思い出したが、美香ちゃんの肌、すごく透明感があって、綺麗だったなぁ。今度また家に言った時に聞いてみようかな。でも、人って見た目だけじゃなくて、中身もしっかりしてないとね。やっぱり、美香ちゃんを目標にしたらいいのかなぁ…………

なんてことを考えて、アクセルを踏み、車を走らせた。今度も安全運転を心がけて行こう。

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