転生したら悪役令嬢！？忙しいのでお断りします！

27 古代兵器を作ろう！

「千里眼」

【古代兵器:機装甲】
素材:オリハルコン、妖精の粉、神通力、龍王の素材

「ふぅむ…なるほど、分からないわね」

«ｸﾞﾗｧ♪»

「…え？」

«ﾍﾟｯ»

「これ…え、龍王の素材じゃないの。どこで拾ったのかしら…」

«ｸﾞﾙﾙ»

「…各属性龍の素材を錬金術で圧縮した？…え、貴方錬金術使えたの？というか、龍ってまだ会ってないはずなのだけれど…」

«ｸﾞﾙﾙ»

「…え、美味しかった？1番は火龍？…まさか、私が居ないうちに狩りにでも行ってたのかしら…」

«ｸﾞﾗｧ♪»

「…はぁ、全く…まあいいわ」

これで、あとは妖精の粉と神通力…

「ふぅむ…あ、分かったわ。精霊たち、ちょっと出てきてちょうだい」

《どうしたのだ？》

「妖精の粉が必要なのだけれど、ないから代わりにあなた達の力を注いでくれないかしら？」

《なるほど…これで良いか？》

「ええ、ありがとうね。あとは、創造神の力を入れて…んー、加工はどうしようかしら…」

昔…ということは普通に鍛冶かなにかだとは思うけど…私は出来ないしなぁ…

「うーん…ま、ちょっと魔法で何とかしてみましょ」

こう…イメージは素材を融合させながら形を変形させていくように…

「ﾄﾞﾛｯ…良さそうね」

あとは、形を整えたら…固定っと。

【神大兵器:武装王】
神、霊王、龍王の力が加わった装備で、古代兵器の改良型でもある。
その威力は絶大で、ある程度ならば威力も変更できる。
また、霊剣と同じ効果もあり、壊れない。

「…良さそうね。さてと…後で試してもらいましょうかね」

「終わったぞ、主」

「…その呼び方は違和感しかないわね」

「なら…お嬢？」

「…まあ、とりあえずはそれで良いわ」

「え…あ、主って…あなた、どういうことよ！」

「彼は帝国軍を助けるために私の捕虜奴隷になったのよ。そして…あなた達を助けるために私と寿命を代償に悪魔契約を結んだわ」

「そ、そんな…どうしてよ！」

「…まあまあ奥さん、落ち着きなさって」

「…ふざけないで！」

あ、このネタはダメだったね…

「ま、今はそんなことどうでも良いわ。さてと…取り敢えず、子供達もお腹が減っているようだしまずは食事にしましょ」

「ああ、そうだな」

「そうねぇ…ヴィラン」

«ｸﾞﾙﾙ…ﾊｧ…面倒なんだが？»

「そうねぇ…欲しい素材を今度…」

«どんな料理が良いんだ？»

何気に人間食べたの初だからか喋れるようにも…ま、どっちみち私は最初から聞こえてたから変わらないかな。

「そうね…女性も居ることだし、サッパリしたものかしら？でも、団長の方は足りなくなりそうだし…」

«分かった、ちょっとだけ待ってろ»

…エプロン姿はシュールね…

«ほら、これでいいか？»

「ええ、ありがとうね。さ、それじゃあ食べましょ」

「ああ」

«それで、素材なんだが…そうだな、魚くれ»

「ﾓｸﾞｯ…あら、美味しいわね。それで、なんで魚？」

«空は飛べる、陸も走れる…ってなったら次は海を泳ぐになるだろ？»

「…まあ、そうね」

«つうことで、魚の調達か、もしくは自由行動の許可をくれ»

「前も自由行動してたみたいだけれど？」

«それはほら、鍛錬のついでだ»

「…まあ、良いわ。そうねぇ…バカンスついでに行きましょうか」

それに…他国でなら商会を作っても親にはバレないだろうし…うん、良さそうかな。取り敢えずは商品を作っていかないと。

「そうね…それじゃあ、3日後位に行きましょうか。それまでに色々と作ったり、事情を説明しときましょ」