転生したら悪役令嬢！？忙しいのでお断りします！

29 錬金術

「さてと…そうねぇ、結構作れてきたけど…ヴィラン、どれくらいの値段で売ろうかしら」

«下位はHPは1000、MPは2500。
上位なら、5000～ってとこだろうな。
万能薬ともなれば通常価格でさえ、1000万は軽く超える»

「下位で1000は高くないかしら？」

«効果もそうだが、弱いやつでさえぼったくりで5000も取ろうとするやつもいれば、市販でさえ1500くらいだ»

「そうねぇ…下位ポーションは大量に用意出来るからもっと安くしても良いかもしれないわね。でも、となると薬草を定期的に採取できる場所が必要…
別空間を開く鍵を獲得
自然の成長速度を上昇
薬草の種を植える」

これでとりあえず大丈夫かな。

「うーん…大分早く終わったわね…何故かお腹も空かなかったおかげで3日間ぶっ通しで全部終わってしまったわ」

«あーそりゃ俺の仲間ボーナスだな»

「あら、そんなのあるの？」

«ああ。今のところわかってんのは、
不眠不休でも過労にならない食事を必要とせず、体内で栄養を作る
幸運値上昇
ステータス上昇
防御力上昇
攻撃力上昇…とかだな。他にもありそうだが»

「なるほど…それは便利ね。まあ…今日は一旦寝ようかしら」

«なら…ほら»

「…ぷにぷにしていてヒンヤリしてるからすぐに寝れそうね」

«安全面的にもちょっと俺の体で支えるが…苦しくないか？»

「ええ、大丈夫よ」

«そっか、なら良いんだ。んじゃ、おやすみ»

「ええ、おやすみなさい」

…本当に寝やすいわね…

「…ば、バケモノめ！ローズを離せ！」

「…ん、何かしら…ヴィラン、煩いから追い出してくれるかしら」

«お前の親だぞ？»

「…ああ、面倒ね。どうせ味方じゃないんだから話を聞く必要ないわ。敵対するようなら適当にあしらってちょうだい」

«分かった»

「それじゃ、もう少し寝させてもらうわね」

«ああ»