永遠に君を愛するワン!

ハートリオ

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7 君は、私の…

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『変わってるね』
ってよく言われる‥‥

私はアイリス。
16才、侯爵令嬢。

変人認定されているのは、皆みたいに恋愛に前のめりじゃないから。

『男の子に、興味、無いの?』

って変な目で訊かれるけど‥‥
私は、皆より成長が遅れてるのかもしれない。
男の子より、ワンちゃんの方がずっと大好き!

『いずれは政略結婚するからって、恋愛に興味ないとか、異常じゃない?』
『ヤダ~~~、もしかしてレズビアン? ゴメン、私ムリだから!』
『モテ術じゃないの? 興味無いふりして、気を引く、とか?』
『ブスだよね~~。 顔はカワイイけど、性格ブス! 残念なやつ!』
『そんなだから、侯爵令嬢なのに16才にもなって婚約者が決まらないのよ!』


‥‥‥‥随分な言われようである。
自分と価値観の違う人、成長速度が遅いかもしれない人を否定しないでほしい‥‥



そんな残念令嬢の私がそのお茶会に出席しようと思ったのは、ある噂のせい。

『第三王子殿下って、イケメンだけど、何か、ワンコみたいでカワイイんだよね』

えッ!?

ワンコみたいなの!?

‥‥‥‥確かめたいッ!!


その気持ちが抑えられず、そのお茶会に遅れて参加した。
遅れて行けば目立たないし、遠くから確認だけして帰ろう。
そう思ってソワソワしながら出かけてみたんだけど‥‥
私がお茶会の会場である第二王妃陛下の庭園に着いた時には、もう第三王子殿下は逃げてしまった後だった。


…え…に、逃げるんだ?
確か第三王子殿下の婚約者を決める為のお見合いお茶会なのでは…?
聞こえて来る令嬢たちのボヤキから、第三王子殿下はいつも逃げてしまうと判明。
え!? 令嬢が苦手!?
香水の匂いがダメだから!?
あ~~~、分かる!
令嬢たちの香水はかなりキツいもの。
これでは美味しそうなお菓子も、香り高そうなお茶も、まともに楽しむことは出来ないでしょう…用意した人たちが可哀想…

はぁ、もう帰ろう。
第三王子殿下がどれだけワンコなのか覗き見しようなんて、失礼だったわ。
羞恥の思いに駆られながら、足早に会場を出ようと庭園を歩いていたら‥‥


カサッ…

はッ!?


中低木に隠れる様に体育座りしている人物に驚いて立ち止まる。

あぁッ、すごく、ワンコっぽい!!

そう思ったのは一瞬で‥‥

スッと立ちあがったその人は、スラリと高身長で、
整った顔立ち、
柔らかそうな白銀髪、
明るい青空の様な美しい瞳‥‥


第三王子殿下だ‥‥!
お会いした事は無いけど、皆がキャーキャー話してた特徴と一致する‥‥


ううん、そんな事よりっ!!


私、知ってるわ‥‥
その瞳‥‥
真っ直ぐな‥‥真っ直ぐすぎる‥‥
やさしい、キラキラした瞳!!

そんな魅力的な瞳に見つめられた私は ――――

思い出した。

スノウちゃん、
みるく、

あぁ‥‥!!

思い出したわ!!


君は、私の永遠の存在!!!


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