僕の瞳に映るあなた〖改訂版〗

水月美都(Mizuki_mitu)

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二章

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 あれから涼と僕は、お互いを避けながら生活している。
 毎朝、僕を起こしに涼が部屋へ来る事も無い。

「また、遅刻かよ竜。姉ちゃんはちゃんと来てるのにさぁ」
 片桐の奴にまで、言われる始末。
「うるせえ……」
 片桐にまで、言われる様じゃ世も末だ。
 同じクラスに居るのに、涼の方を見ない僕に、片桐も何か有るのを感じてる様だ。
 しきりに、涼の事を話題にするから、好きなのかと思ったが違うらしい。

「喧嘩したんだよ。悪いか!」
 きつく睨み付けた僕に、片桐はもう何も、言わなかった。
 学校からの帰り道。告白されて付き合う事になった、木村小夜が校門で待っていた。

「美月君、一緒に帰ろ~」
 別に、好きでもないのに告白されてOKした。誰でも良かった。
 違うクラスの同級生。たまたま、タイミングが良かっただけ。
 
 涼が好きな人が居ると言ったのは嘘だ。
 何故か分からないけど、僕にはそう感じた。
 だから、他の女と付き合う事にしたんだ。最低……な人間だ。

「ねー竜って呼んでもイイ?」

 小首を傾げて、話し掛ける小夜。充分、可愛いい子なのに好きになれたら、どんなに良いか。

「良いよ、おれも小夜って言うから」

 僕の言葉に顔を赤くする小夜。罪悪感にさいなまれる僕。
 二人で、並んで帰ってる時、先に歩いてる涼が居た。家に着いた時、涼がこっちに顔を向け、そのまま立ち止まった。

 泣き腫らした瞼。青白い顔に、心配で胸が締めつけられる。
 なんで俺達は傷つけ合わなければならないのだろう。
 ただ姉弟だというだけで。
 ただ愛してるだけなのに。
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