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二章
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――次の日の朝。
頭を撫でられて目が覚めた僕は、涼が気が付いたと思い飛び起きた!
でも、そこに居たのは涼であっても涼ではなかった……
「お兄ちゃんは誰? ここは私の部屋でしょ。 竜はどこにいるの?」
涼の意識は僕らが初めて出会った、九歳に戻っていた。
「お姉さんは記憶が退行しています。余程、強いショックを受けた場合、こう成る事はよく有るのですよ」
精神科の医者はそう言った。では、どうすれば治るかと聞けば。
「無理に思い出させては、いけません。本人は忘れたくて記憶を封印してるのですから」
時が解決すると。でも、それが何時になるかは分からないと。
あの時、倉庫で死んでいた奴らは、小夜に頼まれて涼を襲ったらしい。だけど、誰から先に涼を犯すかで仲間割れをして、お互いに殺し合ったと逃げた仲間が警察に自首してきたそうだ。
人間だったら、有り得ない程の力で殺し合ったと聞いた。
僕には分かる。涼は普通の人間ではない。でも、かけがえのない大切な人。
僕が一緒に居るよ。
ずっと涼のそばに。
たとえ、どんな姿でも。
涼は涼だから。
頭を撫でられて目が覚めた僕は、涼が気が付いたと思い飛び起きた!
でも、そこに居たのは涼であっても涼ではなかった……
「お兄ちゃんは誰? ここは私の部屋でしょ。 竜はどこにいるの?」
涼の意識は僕らが初めて出会った、九歳に戻っていた。
「お姉さんは記憶が退行しています。余程、強いショックを受けた場合、こう成る事はよく有るのですよ」
精神科の医者はそう言った。では、どうすれば治るかと聞けば。
「無理に思い出させては、いけません。本人は忘れたくて記憶を封印してるのですから」
時が解決すると。でも、それが何時になるかは分からないと。
あの時、倉庫で死んでいた奴らは、小夜に頼まれて涼を襲ったらしい。だけど、誰から先に涼を犯すかで仲間割れをして、お互いに殺し合ったと逃げた仲間が警察に自首してきたそうだ。
人間だったら、有り得ない程の力で殺し合ったと聞いた。
僕には分かる。涼は普通の人間ではない。でも、かけがえのない大切な人。
僕が一緒に居るよ。
ずっと涼のそばに。
たとえ、どんな姿でも。
涼は涼だから。
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