16 / 20
陸編
6
しおりを挟む
海斗が私を?
「ごめん、ちょっと見せて貰えるかな?」
あまりの事で放心状態だった私に、樹音先生が優しく話し掛けてきた。
「あっ、すみません。でも、もう大丈夫ですから」
さすがに若い男の先生に診てもらうのは、恥ずかしい。
樹音先生も気付いたのか。
「じゃあ、暫くここで休んでいく?」と言った。
ベッドで横になりながら樹音先生を見て居ると、次から次へと生徒が、先生までやって来る。
多分、樹音先生目当てかな? 狭い保健室はすし詰状態に。
嫌な顔ひとつせずに皆を診て回る姿に周りの人達は、ただポーッと見つめている。
「樹音先生。私、もう大丈夫ですから」
何時までもここには居られない。先生に声を掛け保健室を出て行こうとしたら。
「心配ですね、ちゃんと病院へ行くんですよ」と言ってくれた。
教室に入って行くと、クラスメイト達が私に群がり話を聞きたがる。
「ねぇねぇ、樹音センセって独身かなー」
「分かんないけど。優しい先生だよ」
クラス中の女子が注目してる樹音先生の甥が海斗たちなんて、なんか信じられないな。
「桜塚居るか?」
担任の先生に呼ばれ、病院へ行って来いって言われた。
どうやら、樹音先生が言ったらしい。
仕方なく帰り支度をして校門を出た所で意外な人物に会った。
「送ってくよ……」
海斗が声を掛けて来た。
「樹音先生に言われて来たの?」
聞くと、違うと言われた。後ろを黙々と付いて来る海斗。何だか、安心している私がいた。
「ごめん、ちょっと見せて貰えるかな?」
あまりの事で放心状態だった私に、樹音先生が優しく話し掛けてきた。
「あっ、すみません。でも、もう大丈夫ですから」
さすがに若い男の先生に診てもらうのは、恥ずかしい。
樹音先生も気付いたのか。
「じゃあ、暫くここで休んでいく?」と言った。
ベッドで横になりながら樹音先生を見て居ると、次から次へと生徒が、先生までやって来る。
多分、樹音先生目当てかな? 狭い保健室はすし詰状態に。
嫌な顔ひとつせずに皆を診て回る姿に周りの人達は、ただポーッと見つめている。
「樹音先生。私、もう大丈夫ですから」
何時までもここには居られない。先生に声を掛け保健室を出て行こうとしたら。
「心配ですね、ちゃんと病院へ行くんですよ」と言ってくれた。
教室に入って行くと、クラスメイト達が私に群がり話を聞きたがる。
「ねぇねぇ、樹音センセって独身かなー」
「分かんないけど。優しい先生だよ」
クラス中の女子が注目してる樹音先生の甥が海斗たちなんて、なんか信じられないな。
「桜塚居るか?」
担任の先生に呼ばれ、病院へ行って来いって言われた。
どうやら、樹音先生が言ったらしい。
仕方なく帰り支度をして校門を出た所で意外な人物に会った。
「送ってくよ……」
海斗が声を掛けて来た。
「樹音先生に言われて来たの?」
聞くと、違うと言われた。後ろを黙々と付いて来る海斗。何だか、安心している私がいた。
0
あなたにおすすめの小説
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
一条さん結婚したんですか⁉︎
あさとよる
恋愛
みんなの憧れハイスペックエリートサラリーマン『一条 美郷(※超イケメン)』が、結婚してしまった⁉︎
嫁ラブの旦那様と毒舌地味嫁(花ちゃん)....とっ!その他大勢でお送りしますっ♡
((残念なイケメンの一途過ぎる溺愛♡))のはじまりはじまり〜
⭐︎本編は完結しております⭐︎
⭐︎番外編更新中⭐︎
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あなたの片想いを聞いてしまった夜
柴田はつみ
恋愛
「『好きな人がいる』——その一言で、私の世界は音を失った。」
公爵令嬢リリアーヌの初恋は、隣家の若き公爵アレクシスだった。
政務や領地行事で顔を合わせるたび、言葉少なな彼の沈黙さえ、彼女には優しさに聞こえた。——毎日会える。それだけで十分幸せだと信じていた。
しかしある日、回廊の陰で聞いてしまう。
「好きな人がいる。……片想いなんだ」
名前は出ない。だから、リリアーヌの胸は残酷に結論を作る。自分ではないのだ、と。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
25番目の花嫁 ~妹の身代わりで嫁いだら、冷徹公爵が私を溺愛し始めました~
朝日みらい
恋愛
王都の春。
貴族令嬢リリアーナ・エインズワースは、第一王子ライオネル殿下との婚約を一方的に破棄された。
涙を見せないことが、彼女に残された唯一の誇りだった。だが運命は、彼女を思いがけない方向へ導く。
「氷の公爵」と呼ばれる孤高の男、ヴァレンティーヌ公爵。
二十四人の花嫁候補を断り続けた彼の元へ、「二十五番目の花嫁」として赴いたリリアーナ。
家の体裁のための結婚――そう割り切っていたはずなのに、氷のような瞳の奥に垣間見えた孤独が、彼女の心に小さな炎を灯してゆく。
悪魔な義理弟《ボディーガード》~ヤンキー校最凶犬男子の独占欲が強過ぎる~
Kore
恋愛
「余計なこと考えさせないくらい愛せば、男として見てくれる?」そう囁く義弟の愛は重くて、危険で、究極に甘い。
———勉強が大の苦手であり、巷で有名なヤンキー高校しか入れなかった宇佐美莉子。そんな義理姉のボディーガードになるため、後追いで入学してきた偏差値70以上の義理弟、宇佐美櫂理。しかし、ボディーガードどころか、櫂理があまりにも最強過ぎて、誰も莉子に近寄ることが出来ず。まるで極妻的存在で扱われる中、今日も義理弟の重い愛が炸裂する。———
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる