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王妃は男
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玄関先で騒がれても面倒だった。知らない人間を家に入れることに抵抗はあったが、これ以上王だのなんだのと言われても困る。
マンション内ではどこで誰が見ているかわかったものじゃない。変な噂を立てられたら迷惑だ。お宅の陽子さん、変な宗教にでも入ってるんじゃないの?そんなこと言われても心外だ。
だから渋々陽子はその男を自宅に招き入れた。ああほんと、お義母さんがいなくて良かった。けれど若い男の人と話すのもいつぶりだろう。なんとなく、はしゃいだ気持ちになるのも陽子は感じていた。せめて化粧くらいしておけばよかった。陽子は慌てて、傷みゆえか茶色味がかった伸びっぱなしの髪をまとめ、身なりを整えた。
「恐れ入ります、フュオン王」
とりあえず男に椅子をすすめると、返ってきた言葉がそれだった。
フュオン王?誰よそれ。陽子は思ったが、何とも言えない違和感が残る。
わたし、この名前を聞いた覚えがある。
なにかの映画?本?けれどうまく思い出せず、すっきりしない気持ちがくすぶる。その気持ちに引きずられて陽子が押し黙っていると、男はさすがに自分が不審者であることを思い出したのだろう。胸元から質の良さそうなレザーの名刺入れを取り出して、彼女に一枚の紙を手渡した。
「『東海静岡大学・文学部歴史学科考古学教授・碓井瑛士』……はあ、大学の先生がわたしに何のご用でしょうか」
確かに学者風だけれど、まさか本当にそうだったとは。しかも教授。確か教授って簡単にはなれなかったような気もする。ドラマで得た知識程度しか彼女にはなかったけれど、それでも目の前の男がただの不審者ではなく、なんだか立派な人のように見えてきたから肩書きとは偉大なものである。
「フュオン王、最近ニュースで浜北人特集の番組をご覧になられたりはしませんでしたか?」
彼が教授だと知って慌てて出した貰い物の高いお茶をすすりながら、その男――碓井先生はそう切り出した。
「いえ、あまりテレビを見ないものですから……」
正確に言えばワイドショーやドラマはよく見るのだが、ニュースにまったく興味がないので陽子は知らなかった。浜北人?北京原人の親戚か何か?
「そうですか、それは残念。いえその浜北人が新人類であるホモ=サピエンス類とは異なる、ネアンデルタール類の属統の遺伝子を持つことが最近発見されましてね」
「そうですか……」
「で、ここ浜北区は根堅遺跡で一万八千年前から一万四千年前の地層で、新しく彼らの築いた高度な文明の形跡を発見するに至ったのです」
ペラペラと語りだす碓井を横目に、陽子はだから何なのだろう、という気持ちしか持たなかった。大学の先生ってみんなこうなのかしら。みんながみんなあなたのように賢いわけではないのだから、もっとわかるように説明してくれないと。
「なんだかすごいことが起こったことは分かりました。しかも地元で。それを知らないなんて勉強不足で申し訳ありません。けれど、それとわたしに何の関係があるのでしょう?」
「フュオン王!ご気分を害されたなら申し訳ございません。王にお茶まで出して頂いて、それさえ畏れ多いことだというのに、私としたら」
「それと、なんなんですかその……フュオン王、って」
「覚えていらっしゃいませんか?その、ご自分の、過去を。あなたはかの王国シャンポリオンで、国を統治されていたフュオンティヌス王であらせられるのに」
「シャンポリオン……」
なんだか変な名前。そう思いつつも、のどの奥に何かが引っ掛かった気分になる。フュオンティヌス。王の名前。朝に突如として浮かんだ、不思議な記憶がよみがえる。自分の記憶ではありえないはずのもの。誰かの話を自分のことのように覚えていることは多々ある。けれどさすがに自分が王だったなんて話してた人はいなかったように思う。
多くの民の前で、堂々と、目を見張る衣装を身にまとい、優雅にほほえむ偉丈夫。それをなぜだか自分自身だと思ってしまった驚き。
もう一度陽子は碓井をまじまじと見つめた。あまり似合っていない丸メガネの先のその瞳に、なぜだか懐かしさと愛おしさを覚える。
どこかで見たことのある人だわ。けれどどこで?
堂々たる王の脇、控えるたおやかな美女。まるで映画のワンシーンが再生されるように映像が彼女の脳に飛び込んでくる。ああ、あれは王妃だ。私の妻。わたしの?違うわ女のわたしが妻なんて娶るはずがない、そうあの王様の奥方、たしか名は……。
「私は、ルクレティウス」
碓井が、大切な何かをいつくしむ優しさをのせてその名を発した。ルクレティウス。
わたしは、知っている。その名を。けれどなぜ?
陽子はなんだか怖くなってきた。いままでまったく覚えのなかった記憶が、いきなり洪水のようによみがえってくる恐怖。まるで、自分が自分ではないような。
これはわたしの記憶じゃない、あの王の、フュオンティヌスとかいう王様の記憶。
その、いるかどうかも分からない人物を知る人が目の前にいる。
そんなこと、あり得ない。今まで生きてきて得た常識のほうが、この不思議な出来事を凌駕した。
わたしは――わたしは、この人に騙されているんじゃないかしら。そう、さっきのだって、誘導されて、そんな記憶があったかのように錯覚しているだけ。だって前世だのなんだの、そんなの本当にあるわけないじゃない!
わたしは楠木陽子。そんな変な名前の、しかも男の王様なわけがない。しかもこの目の前の人は何と?自分はルクレティウスだなんて。ルクレティウスは女じゃない、なんで若い男になんて生まれ変わってるのよ!
だから彼女はこう言い放った。「わたし、知りません、そのフュオン王だの、シャンポリオンだの、ましてあなたのことなんて」
少し強い語気になってしまったかもしれない。それに気がついて陽子が碓井を見れば、明らかに彼は傷ついた顔をしていた。
「あ、その……すみません、でもこんないきなり来られて王だなんて、信じられるわけないじゃないですか」
そうだ、例えこの先生のいう通り、わたしに思い当たる記憶があったとしても、だ。
だからなんだというのだろう。過去だかなんだか知らないが、今のわたしには関係ない。それよりも早く、義母が帰ってくる前に家事を片しておかなければ。
「そうですよね、いえ、いきなり申し訳ありませんでした。あなたの面影に王を見て、つい嬉しくなってしまって。ついに探し求めていた方にお会いできたものですから」
碓井は落胆を隠すかのように努めて明るく謝罪をし、残りのお茶を一気に飲み干した。
「お忙しいところ突然お邪魔してしまい申し訳ありませんでした。それでは私はこれでおいとま致しますね」
これで変な人が帰ってくれる。いつも通りの日常に戻れる。安堵すると同時に、陽子は少し悲しい気持ちにもなった。漠然と、もう会えないのは寂しいとも感じたのだ。なぜだかは自分でもわからなかった。
まさかそれを見越したのではないだろうが、碓井は帰りがけに「もし記憶を思い出されたなら、先程の名刺の番号にご連絡ください」と付け足した。
名刺。そうだわ、お義母さんとあの人に見つからないようにしなくっちゃ。思わずテーブルの上に置かれたままの名刺を振り向けば、ドアの閉まる音とともに、碓井の姿は消えていた。
――なんだか、朝からずっと夢を見ているみたい。
けれど夢ではない。ここに確かに、彼の連絡先がある。ルクレティウスだかなんだか知らないけれど、碓井瑛士という人間は確かにいたのだ。こんな、何もないわたしに、丁寧に接してくれた人が。
それは長らく家庭以外を知らずに生きてきた陽子に、新たな希望を投げ掛けたのだった。
マンション内ではどこで誰が見ているかわかったものじゃない。変な噂を立てられたら迷惑だ。お宅の陽子さん、変な宗教にでも入ってるんじゃないの?そんなこと言われても心外だ。
だから渋々陽子はその男を自宅に招き入れた。ああほんと、お義母さんがいなくて良かった。けれど若い男の人と話すのもいつぶりだろう。なんとなく、はしゃいだ気持ちになるのも陽子は感じていた。せめて化粧くらいしておけばよかった。陽子は慌てて、傷みゆえか茶色味がかった伸びっぱなしの髪をまとめ、身なりを整えた。
「恐れ入ります、フュオン王」
とりあえず男に椅子をすすめると、返ってきた言葉がそれだった。
フュオン王?誰よそれ。陽子は思ったが、何とも言えない違和感が残る。
わたし、この名前を聞いた覚えがある。
なにかの映画?本?けれどうまく思い出せず、すっきりしない気持ちがくすぶる。その気持ちに引きずられて陽子が押し黙っていると、男はさすがに自分が不審者であることを思い出したのだろう。胸元から質の良さそうなレザーの名刺入れを取り出して、彼女に一枚の紙を手渡した。
「『東海静岡大学・文学部歴史学科考古学教授・碓井瑛士』……はあ、大学の先生がわたしに何のご用でしょうか」
確かに学者風だけれど、まさか本当にそうだったとは。しかも教授。確か教授って簡単にはなれなかったような気もする。ドラマで得た知識程度しか彼女にはなかったけれど、それでも目の前の男がただの不審者ではなく、なんだか立派な人のように見えてきたから肩書きとは偉大なものである。
「フュオン王、最近ニュースで浜北人特集の番組をご覧になられたりはしませんでしたか?」
彼が教授だと知って慌てて出した貰い物の高いお茶をすすりながら、その男――碓井先生はそう切り出した。
「いえ、あまりテレビを見ないものですから……」
正確に言えばワイドショーやドラマはよく見るのだが、ニュースにまったく興味がないので陽子は知らなかった。浜北人?北京原人の親戚か何か?
「そうですか、それは残念。いえその浜北人が新人類であるホモ=サピエンス類とは異なる、ネアンデルタール類の属統の遺伝子を持つことが最近発見されましてね」
「そうですか……」
「で、ここ浜北区は根堅遺跡で一万八千年前から一万四千年前の地層で、新しく彼らの築いた高度な文明の形跡を発見するに至ったのです」
ペラペラと語りだす碓井を横目に、陽子はだから何なのだろう、という気持ちしか持たなかった。大学の先生ってみんなこうなのかしら。みんながみんなあなたのように賢いわけではないのだから、もっとわかるように説明してくれないと。
「なんだかすごいことが起こったことは分かりました。しかも地元で。それを知らないなんて勉強不足で申し訳ありません。けれど、それとわたしに何の関係があるのでしょう?」
「フュオン王!ご気分を害されたなら申し訳ございません。王にお茶まで出して頂いて、それさえ畏れ多いことだというのに、私としたら」
「それと、なんなんですかその……フュオン王、って」
「覚えていらっしゃいませんか?その、ご自分の、過去を。あなたはかの王国シャンポリオンで、国を統治されていたフュオンティヌス王であらせられるのに」
「シャンポリオン……」
なんだか変な名前。そう思いつつも、のどの奥に何かが引っ掛かった気分になる。フュオンティヌス。王の名前。朝に突如として浮かんだ、不思議な記憶がよみがえる。自分の記憶ではありえないはずのもの。誰かの話を自分のことのように覚えていることは多々ある。けれどさすがに自分が王だったなんて話してた人はいなかったように思う。
多くの民の前で、堂々と、目を見張る衣装を身にまとい、優雅にほほえむ偉丈夫。それをなぜだか自分自身だと思ってしまった驚き。
もう一度陽子は碓井をまじまじと見つめた。あまり似合っていない丸メガネの先のその瞳に、なぜだか懐かしさと愛おしさを覚える。
どこかで見たことのある人だわ。けれどどこで?
堂々たる王の脇、控えるたおやかな美女。まるで映画のワンシーンが再生されるように映像が彼女の脳に飛び込んでくる。ああ、あれは王妃だ。私の妻。わたしの?違うわ女のわたしが妻なんて娶るはずがない、そうあの王様の奥方、たしか名は……。
「私は、ルクレティウス」
碓井が、大切な何かをいつくしむ優しさをのせてその名を発した。ルクレティウス。
わたしは、知っている。その名を。けれどなぜ?
陽子はなんだか怖くなってきた。いままでまったく覚えのなかった記憶が、いきなり洪水のようによみがえってくる恐怖。まるで、自分が自分ではないような。
これはわたしの記憶じゃない、あの王の、フュオンティヌスとかいう王様の記憶。
その、いるかどうかも分からない人物を知る人が目の前にいる。
そんなこと、あり得ない。今まで生きてきて得た常識のほうが、この不思議な出来事を凌駕した。
わたしは――わたしは、この人に騙されているんじゃないかしら。そう、さっきのだって、誘導されて、そんな記憶があったかのように錯覚しているだけ。だって前世だのなんだの、そんなの本当にあるわけないじゃない!
わたしは楠木陽子。そんな変な名前の、しかも男の王様なわけがない。しかもこの目の前の人は何と?自分はルクレティウスだなんて。ルクレティウスは女じゃない、なんで若い男になんて生まれ変わってるのよ!
だから彼女はこう言い放った。「わたし、知りません、そのフュオン王だの、シャンポリオンだの、ましてあなたのことなんて」
少し強い語気になってしまったかもしれない。それに気がついて陽子が碓井を見れば、明らかに彼は傷ついた顔をしていた。
「あ、その……すみません、でもこんないきなり来られて王だなんて、信じられるわけないじゃないですか」
そうだ、例えこの先生のいう通り、わたしに思い当たる記憶があったとしても、だ。
だからなんだというのだろう。過去だかなんだか知らないが、今のわたしには関係ない。それよりも早く、義母が帰ってくる前に家事を片しておかなければ。
「そうですよね、いえ、いきなり申し訳ありませんでした。あなたの面影に王を見て、つい嬉しくなってしまって。ついに探し求めていた方にお会いできたものですから」
碓井は落胆を隠すかのように努めて明るく謝罪をし、残りのお茶を一気に飲み干した。
「お忙しいところ突然お邪魔してしまい申し訳ありませんでした。それでは私はこれでおいとま致しますね」
これで変な人が帰ってくれる。いつも通りの日常に戻れる。安堵すると同時に、陽子は少し悲しい気持ちにもなった。漠然と、もう会えないのは寂しいとも感じたのだ。なぜだかは自分でもわからなかった。
まさかそれを見越したのではないだろうが、碓井は帰りがけに「もし記憶を思い出されたなら、先程の名刺の番号にご連絡ください」と付け足した。
名刺。そうだわ、お義母さんとあの人に見つからないようにしなくっちゃ。思わずテーブルの上に置かれたままの名刺を振り向けば、ドアの閉まる音とともに、碓井の姿は消えていた。
――なんだか、朝からずっと夢を見ているみたい。
けれど夢ではない。ここに確かに、彼の連絡先がある。ルクレティウスだかなんだか知らないけれど、碓井瑛士という人間は確かにいたのだ。こんな、何もないわたしに、丁寧に接してくれた人が。
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