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驚きのあまり出た声は裏返っていた。そのまま腰を抜かし、社はひっくり返ってしまった。い、今何が出てきたんだ?
「なんや、霊能者さんもひとっぷろ浴びにきたんか?」
驚きのあまり口をパクパクと開くことしか出来ない社にかけられたのは、甲高い関西弁。「い、犬尾さん……?」
見上げる先には、温泉で温まったのだろう、ホカホカと湯気を立てる犬尾さんの姿があった。
「よ、よくこんな中、温泉入ってられますね」
突然現れたのが生きた人間だったことに安堵しつつ、社は思わず目の前の人物の頭を疑ってしまう。僕だったら絶対、こんな暗いところで湯に浸かっていられない。
「せっかく来たんやから、利用できるもんはしとかんと損やろ、ここまで来る交通費だって馬鹿にならへんのやから」
「は、はあ」
腰がぬけ床に座ったままの社を気にもかけず、犬尾さんはガシガシとタオルで身体を拭いている。こちとら幽霊か死体と出会うかぐらいの意気込みでやってきたというのに、まさか呑気に温泉を満喫している男に出会うとは。
すっかり拍子抜けして、今度は濡れた髪の毛をワシャワシャと拭いている犬尾さんの方を何とはなしに眺めていると、「なんや男の裸なんぞじろじろ見て、気味悪い」と言われてしまった。
「風呂入るんならさっさと行けや」
「いえ、その……僕は誠一さんを探してまして」
「誠一?ああ、分家の婿か」
「ええ。奥さんの茉緒さんが、誠一さんが見つからないと言うので一緒に探しに来たんです」
「はあ、風呂にでも入っとるんやないか思って?」
「そうです。他に行く場所もないでしょうし」
「せやな、まあ食い意地の張ったやつなら厨房にでも食いもん物色しに行くかもしれんけど、包丁が盗まれた場所にわざわざ行かんやろ」
まあ、確かにあまり行きたくない場所ではある。
「でも、レストラン地下の厨房は今回使わないから、食材は置いてないって四十八願さんは言ってましたよ」
「そうなん?」
身体を拭き終え、部屋に置いてあるパジャマに着替えながら犬尾さんが驚いた様子で言った。
「そんな驚くことですかね?」
「いや。……湯布院さんが今捕まっとるやろ。あの人、包丁厨房から盗んでるんやろ?」
「え、ええ。部屋を見れてないのでまだ何とも言えませんが」
「でも馬虎を殺したんがアイツなら、アイツが盗んだんだろうよ。で、てっきりそん時包丁を持ってったんやと思ってたんやけど。湯布院さんな、みんなが部屋に移動するときに、こう両腕にぎょうさんハムだの果物だの抱えはってるとこ俺見てな」
「湯布院さんが?」
「ああ、なにせあの体格やろ、湯布院さんとにかく良く食いはるんや。見てるこっちが気持ち悪くなるくらいにな」
そう言って犬尾さんが自分の胃を押さえた。パーティーの後に出された夕飯も湯布院さんは食べ尽くしていたというのに、それでも食い足りないだなんて。社も胃がムカムカしてきた。
「きっとここに泊まることになったから、あの人夜食用に食べもんくすねてきたと思ったんや、そん時はな。けど今になって思うと、あれは包丁を隠し持ってくるための偽装やったんやと思ったんやけど」
「でも、包丁の盗まれたレストラン下の厨房には食料はないはずです」
「てことは、あいつどこからあんなん食い物取ってきたんやろ」
「ああ、パーティー会場の地下にも厨房があるんですよ」
「はあ、でもあそこはホテルのホールになるんやろ?」
どうやら犬尾さんは、ホール下の秘密の厨房の存在を知らなかったらしい。
「ええ。もともとこの城にあった厨房らしいんですが、狭くて使い勝手も悪いから、今回のパーティーの後には潰してしまうんだって言ってました」
「はあ、なんでそないなとこに厨房なんて作ったんやろな、鈴鐘家は」
「さあ」
それはこっちが教えてほしいぐらいだ。
「まあ、とにかく俺は鈴鐘家の婿さんは見とらんよ。会議室……は結局あのメイドのオバサンが使こうてるし、あとはいるとしたらホールぐらいなんじゃないのか?」
そう言い残し、犬尾さんが肩身離さず持ち歩いているタバコを咥えたその時だった。
「キャーーーーっ!」
女性の甲高い叫び声が、壁を一枚はさんだ隣から聞こえた。
「なんや、女湯でなんかあったんかいな?」
「今の、茉緒さんだ!茉緒さん!?どうしたんですか!?」
「お、おい、どないしたっちゅうねん!」
状況の良く呑み込めていない犬尾さんを置き去りに、社は男湯を飛び出た。くつろぎ処にいたはずの茉緒さんの姿がない。一瞬躊躇するものの、社は女湯の暖簾をくぐった。作りは男湯と同じ。脱衣所の先にガラス戸、その先に暗い水音のする温泉。けれどガラス戸の開かれた湯の方に、着物のまま湯に浸かっている茉緒さんの姿があった。
「茉緒さん?どうしたんです?まさか……誰かに湯船に落とされたんですか?」
「あ、ああ、宮守さん、夫が……誠一が……」
「誠一さんが?」
茉緒さんを湯船に沈めて殺そうとしたとでも?
一瞬そんな考えが社の頭をよぎる。けれどその考えは一瞬で霧散した。湯船を覗けば、そこには水中にガウン姿で漂う誠一さんの顔があったからだ。
「せ、誠一さん?」
慌てて社は湯船にザバザバと入ると、誠一の身体を水中から引きずり出そうとその力のない身体を抱えた。しかし彼の着ているバスローブが水を吸ってひどく重い。恐らく茉緒さんもそれを試みたのだろうが、女性一人の力ではなかなか難しい作業だったのだろう。全身ビショ濡れになって、茉緒さんは疲れた様子で湯船に浸かっている。
「わ、どないしたんやこれ!」
苦労しているところに犬尾さんがやってきた。ここぞとばかりに手助けを乞うと、せっかく着替えたんになあ、などとブツブツ文句を言いながらも犬尾さんは誠一さんを引きずり出すのを手伝ってくれた。
「誠一さん、誠一さん!」
床に横たえた誠一さんの唇は青い。呼吸を確認するも、かけらも認識することが出来なかった。
「ええと、人工呼吸、人工呼吸……」
春先に職場で受けた避難訓練の際、消防隊員が実演してくれたそれを思い出す。
確か気道を確保して、鼻をつまんで空気を入れる。二回。それから、鳩尾のあたりに手首を乗せて、胸が沈むくらいに心臓マッサージを五回。これで合っているはずだ。それを何度も繰り返すものの、少しも手ごたえがない。
「嘘だろ……?」
まさか、また死者が出てしまうっていうのかよ!
「なんや、霊能者さんもひとっぷろ浴びにきたんか?」
驚きのあまり口をパクパクと開くことしか出来ない社にかけられたのは、甲高い関西弁。「い、犬尾さん……?」
見上げる先には、温泉で温まったのだろう、ホカホカと湯気を立てる犬尾さんの姿があった。
「よ、よくこんな中、温泉入ってられますね」
突然現れたのが生きた人間だったことに安堵しつつ、社は思わず目の前の人物の頭を疑ってしまう。僕だったら絶対、こんな暗いところで湯に浸かっていられない。
「せっかく来たんやから、利用できるもんはしとかんと損やろ、ここまで来る交通費だって馬鹿にならへんのやから」
「は、はあ」
腰がぬけ床に座ったままの社を気にもかけず、犬尾さんはガシガシとタオルで身体を拭いている。こちとら幽霊か死体と出会うかぐらいの意気込みでやってきたというのに、まさか呑気に温泉を満喫している男に出会うとは。
すっかり拍子抜けして、今度は濡れた髪の毛をワシャワシャと拭いている犬尾さんの方を何とはなしに眺めていると、「なんや男の裸なんぞじろじろ見て、気味悪い」と言われてしまった。
「風呂入るんならさっさと行けや」
「いえ、その……僕は誠一さんを探してまして」
「誠一?ああ、分家の婿か」
「ええ。奥さんの茉緒さんが、誠一さんが見つからないと言うので一緒に探しに来たんです」
「はあ、風呂にでも入っとるんやないか思って?」
「そうです。他に行く場所もないでしょうし」
「せやな、まあ食い意地の張ったやつなら厨房にでも食いもん物色しに行くかもしれんけど、包丁が盗まれた場所にわざわざ行かんやろ」
まあ、確かにあまり行きたくない場所ではある。
「でも、レストラン地下の厨房は今回使わないから、食材は置いてないって四十八願さんは言ってましたよ」
「そうなん?」
身体を拭き終え、部屋に置いてあるパジャマに着替えながら犬尾さんが驚いた様子で言った。
「そんな驚くことですかね?」
「いや。……湯布院さんが今捕まっとるやろ。あの人、包丁厨房から盗んでるんやろ?」
「え、ええ。部屋を見れてないのでまだ何とも言えませんが」
「でも馬虎を殺したんがアイツなら、アイツが盗んだんだろうよ。で、てっきりそん時包丁を持ってったんやと思ってたんやけど。湯布院さんな、みんなが部屋に移動するときに、こう両腕にぎょうさんハムだの果物だの抱えはってるとこ俺見てな」
「湯布院さんが?」
「ああ、なにせあの体格やろ、湯布院さんとにかく良く食いはるんや。見てるこっちが気持ち悪くなるくらいにな」
そう言って犬尾さんが自分の胃を押さえた。パーティーの後に出された夕飯も湯布院さんは食べ尽くしていたというのに、それでも食い足りないだなんて。社も胃がムカムカしてきた。
「きっとここに泊まることになったから、あの人夜食用に食べもんくすねてきたと思ったんや、そん時はな。けど今になって思うと、あれは包丁を隠し持ってくるための偽装やったんやと思ったんやけど」
「でも、包丁の盗まれたレストラン下の厨房には食料はないはずです」
「てことは、あいつどこからあんなん食い物取ってきたんやろ」
「ああ、パーティー会場の地下にも厨房があるんですよ」
「はあ、でもあそこはホテルのホールになるんやろ?」
どうやら犬尾さんは、ホール下の秘密の厨房の存在を知らなかったらしい。
「ええ。もともとこの城にあった厨房らしいんですが、狭くて使い勝手も悪いから、今回のパーティーの後には潰してしまうんだって言ってました」
「はあ、なんでそないなとこに厨房なんて作ったんやろな、鈴鐘家は」
「さあ」
それはこっちが教えてほしいぐらいだ。
「まあ、とにかく俺は鈴鐘家の婿さんは見とらんよ。会議室……は結局あのメイドのオバサンが使こうてるし、あとはいるとしたらホールぐらいなんじゃないのか?」
そう言い残し、犬尾さんが肩身離さず持ち歩いているタバコを咥えたその時だった。
「キャーーーーっ!」
女性の甲高い叫び声が、壁を一枚はさんだ隣から聞こえた。
「なんや、女湯でなんかあったんかいな?」
「今の、茉緒さんだ!茉緒さん!?どうしたんですか!?」
「お、おい、どないしたっちゅうねん!」
状況の良く呑み込めていない犬尾さんを置き去りに、社は男湯を飛び出た。くつろぎ処にいたはずの茉緒さんの姿がない。一瞬躊躇するものの、社は女湯の暖簾をくぐった。作りは男湯と同じ。脱衣所の先にガラス戸、その先に暗い水音のする温泉。けれどガラス戸の開かれた湯の方に、着物のまま湯に浸かっている茉緒さんの姿があった。
「茉緒さん?どうしたんです?まさか……誰かに湯船に落とされたんですか?」
「あ、ああ、宮守さん、夫が……誠一が……」
「誠一さんが?」
茉緒さんを湯船に沈めて殺そうとしたとでも?
一瞬そんな考えが社の頭をよぎる。けれどその考えは一瞬で霧散した。湯船を覗けば、そこには水中にガウン姿で漂う誠一さんの顔があったからだ。
「せ、誠一さん?」
慌てて社は湯船にザバザバと入ると、誠一の身体を水中から引きずり出そうとその力のない身体を抱えた。しかし彼の着ているバスローブが水を吸ってひどく重い。恐らく茉緒さんもそれを試みたのだろうが、女性一人の力ではなかなか難しい作業だったのだろう。全身ビショ濡れになって、茉緒さんは疲れた様子で湯船に浸かっている。
「わ、どないしたんやこれ!」
苦労しているところに犬尾さんがやってきた。ここぞとばかりに手助けを乞うと、せっかく着替えたんになあ、などとブツブツ文句を言いながらも犬尾さんは誠一さんを引きずり出すのを手伝ってくれた。
「誠一さん、誠一さん!」
床に横たえた誠一さんの唇は青い。呼吸を確認するも、かけらも認識することが出来なかった。
「ええと、人工呼吸、人工呼吸……」
春先に職場で受けた避難訓練の際、消防隊員が実演してくれたそれを思い出す。
確か気道を確保して、鼻をつまんで空気を入れる。二回。それから、鳩尾のあたりに手首を乗せて、胸が沈むくらいに心臓マッサージを五回。これで合っているはずだ。それを何度も繰り返すものの、少しも手ごたえがない。
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