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海辺の館
海辺の館-1
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つい先日まであんなに暑かったのが嘘みたいに、涼しい風が吹くようになった。
過ごやすくなって嬉しいけれど、どことなく寂しい気もする、そんな季節がやってくる。
「キレイねえ、ほんと宝石みたい」
たそがれる僕をよそに、一人騒いでいるのはミサキだ。
「ナオ、あんたもぼさっとしてないで早く食べないと、なくなっちゃうわよ」
そう言って彼がつまむのは、アメジストやヒスイのような色とりどりの葡萄たち。
それを見て、僕は思い出して慌ててカバンをあさった。
取り出したのは、小さな石の欠片。
目の前の葡萄みたいに、濃い紫や緑色の。
「これは……フローライトね?」
僕の手に顔を近づけて、まじまじとそれを見ていたミサキが正体を言い当てた。
「いったいどうしたの?」
「昨日、夢を見て、朝起きたらこれが」
そう言って、昨日あったことを探偵に報告する。
やっぱり犯人は丸藤さんが推理したように佐倉君たちだったこと。
その彼らは、神に導かれたと言っていること。
「神様が導いた、ねえ」
ミサキが首をかしげながら呟いた。
「なにか、ヒトならざる者が力を貸してたってこと?」
「……かもしれないな」
探偵が渋面を作ってソファに体重を預けた。
「確かに、説明できない点は多くあった。それらが、そいつらのしわざだとすれば」
「だとしたら、こんなまどろっこしいことしないで本当に呪い殺しちゃえばいいのに」
「それが出来ない理由があるのかもしれないな」
腕を組み、彼はふと口を開いた。
「ミサキこそ何か感じなかったのか?」
僕らが閉じ込められた資料室。
初めツバキが試してみたけれどビクともしなくて、それからミサキがノブに触れたら静電気みたいにパチッと小さな火花が散って、あっけなく開いたのだと言う。
「さあ、知らないけど……ほらアタシ、神様だし?」
「神の使いのヤタガラスなんだろ」
使い、という言葉を強調して探偵が揶揄すると、
「ヤタガラスだってちゃんとした神様なんですう」
とミサキは嘴、じゃなくて唇を尖らせた。
「ってかランちゃんよりさあ、アタシの方が力があるんじゃない?こう、神様レベル的に?」
得意げに銀髪を振り払うミサキに、つまらなさそうに犯人捜しの神様が言った。
「そうか、じゃあ今度阿弥陀如来とでも遊んで来い」
「やだよお、仏さまってニコニコしてるけど内心何考えてるかわかんなくて怖いんだもの」
「じゃあ、頼もしいカミサマには次の依頼もぜひ手伝ってもらわないとな」
ふてぶてしい笑みを浮かべ、探偵が言い放つ。
「ええーっ」
「依頼人からの差し入れ。もりもり食べてるだろ」
「だって、ランちゃんは食べられないじゃない」
そう言って、ミサキは葡萄に伸ばしていた手を引っ込めた。
「別に俺はいい、こいつをもらうからな」
慌てるミサキを尻目に、探偵は僕の方へと手を伸ばす。
そのまま手のひらのフローライトを一掴みすると、それを口の中に流し込んでしまった。
「石は、その人の記憶だってこないだ言ってましたけど」
気になって僕は聞いた。
「その石を丸藤さんが食べると、その人の記憶はどうなるんですか?」
僕の言葉に、少し間を置いて彼は答えた。
「俺はその他人の記憶を代償に、こうやって活動することが出来る」
ということは、本当に僕らで言う食事みたいなものなのだろう。
だとしたら。
「やっぱり、その人の記憶は結局、消えてなくなっちゃう?」
「人間の身体が、食べた物で出来ているように」
彼は自分の身体を撫でながら言った。
「俺の姿かたちも、それらで出来ている。だから、完全になくなるわけじゃない、記憶はほんの少しだけかもしれないが、俺の中に残る」
彼は、そっと自分の両手を握った。
どのくらいの人たちの記憶が、彼の中にあるのだろう。
「もしかしたらツバキは、最初からこれを狙ってたのかもしれないな。あの子のことを哀れに思って」
そうすれは、完全な無にはならない。
哀れにも死を選んでしまったあの子の魂は、この神様と一つになる。
ずっと永遠に、丸藤さんと一緒。
「ナオ、君も食べるといい」
ぼんやり考えていたら探偵に声を掛けられた。
食べる?僕は、石なんて食べれないけれど。
「早く食べないと、ミサキが食いつくすぞ」
勧められたのは宝石のような葡萄だった。
僕は恐る恐る手を伸ばす。
「あの、これは?」
「今日相談に来た人が持ってきてくれたのよ」
懲りずに葡萄を頬張りながらミサキが言った。
「幽霊や妖怪じゃなくて、人間?」
テーブルの上でこんもりと皿に盛られていたはずの果実が、あっという間に減っていく。
その様に慌てて僕は手を伸ばす。口の中で溢れる果汁に感動しながら僕は聞いた。
「これ、高いんじゃない?」
多分、デパートのフルーツパーラだとかに並んでいるやつだ。僕は確信した。皮ごと食べられる、なんとかドリアとかいうやつ。
まあ事務所のゴミ箱に、無造作に包装紙が捨てられてたのを見たからなんだけど。
でも、こんなのを用意してまで相談に来るだなんて。
「そ。お金持ちっぽかったわよ、きれいな着物のマダムだったわ。右指にサファイア、左指にルビー。ほんとすごいったら」
アタシも欲しいわあ、と両指を広げながら彼は続けた。
「でも、なんでまたそんなお金持ちがこんなとこに相談しに来たかわからないけど」
それは、確かに。
そうして、僕とミサキは同じ方に目を向ける。
「だから、こんなところは余計だ」
僕たちの視線を受けて、探偵がデスクでため息をついた。
「高価なものをわざわざ持ってきてくれたのが、何よりの証拠じゃないか」
そして、わかってないなとばかりに肩をすくめる。
「ようやく、俺の実力が世に認められてきたというわけだ」
その声には、隠しきれない喜びの色が混じっていた。
慣れてみると案外、この人はわかりやすい。
「でもねえ、今までだってほとんどお客は人間以外だったし、なんでまた急に、こんないかにもな依頼なんて」
「いかにもな依頼って、どんな?」
巨峰の皮を剥きながら僕は聞いた。
「すごいわよ、ほんと。いかにも推理小説に出てきそうな事件」
「へえ、どんな」
身を乗り出す僕に、ミサキと探偵が不敵な笑みを浮かべた。
「それは、行ってみればわかるわよ」
次の土曜日の九時。時間厳守よ、とミサキが言う。
「僕も行っていいの?」
嬉しいような、あまり気乗りしないような。
この時の僕の感覚は、あながち間違っていなかった。
「当り前じゃない、ナオにもキリキリ働いてもらわないと」
どうやら、自分ばかり探偵にこき使われるのが嫌なんだろうけれど。
ミサキが、にっこりと笑った。
実に綺麗で、どこかで見たことのある笑みで。
「きっと、あなたの力が必要になると思うから」
過ごやすくなって嬉しいけれど、どことなく寂しい気もする、そんな季節がやってくる。
「キレイねえ、ほんと宝石みたい」
たそがれる僕をよそに、一人騒いでいるのはミサキだ。
「ナオ、あんたもぼさっとしてないで早く食べないと、なくなっちゃうわよ」
そう言って彼がつまむのは、アメジストやヒスイのような色とりどりの葡萄たち。
それを見て、僕は思い出して慌ててカバンをあさった。
取り出したのは、小さな石の欠片。
目の前の葡萄みたいに、濃い紫や緑色の。
「これは……フローライトね?」
僕の手に顔を近づけて、まじまじとそれを見ていたミサキが正体を言い当てた。
「いったいどうしたの?」
「昨日、夢を見て、朝起きたらこれが」
そう言って、昨日あったことを探偵に報告する。
やっぱり犯人は丸藤さんが推理したように佐倉君たちだったこと。
その彼らは、神に導かれたと言っていること。
「神様が導いた、ねえ」
ミサキが首をかしげながら呟いた。
「なにか、ヒトならざる者が力を貸してたってこと?」
「……かもしれないな」
探偵が渋面を作ってソファに体重を預けた。
「確かに、説明できない点は多くあった。それらが、そいつらのしわざだとすれば」
「だとしたら、こんなまどろっこしいことしないで本当に呪い殺しちゃえばいいのに」
「それが出来ない理由があるのかもしれないな」
腕を組み、彼はふと口を開いた。
「ミサキこそ何か感じなかったのか?」
僕らが閉じ込められた資料室。
初めツバキが試してみたけれどビクともしなくて、それからミサキがノブに触れたら静電気みたいにパチッと小さな火花が散って、あっけなく開いたのだと言う。
「さあ、知らないけど……ほらアタシ、神様だし?」
「神の使いのヤタガラスなんだろ」
使い、という言葉を強調して探偵が揶揄すると、
「ヤタガラスだってちゃんとした神様なんですう」
とミサキは嘴、じゃなくて唇を尖らせた。
「ってかランちゃんよりさあ、アタシの方が力があるんじゃない?こう、神様レベル的に?」
得意げに銀髪を振り払うミサキに、つまらなさそうに犯人捜しの神様が言った。
「そうか、じゃあ今度阿弥陀如来とでも遊んで来い」
「やだよお、仏さまってニコニコしてるけど内心何考えてるかわかんなくて怖いんだもの」
「じゃあ、頼もしいカミサマには次の依頼もぜひ手伝ってもらわないとな」
ふてぶてしい笑みを浮かべ、探偵が言い放つ。
「ええーっ」
「依頼人からの差し入れ。もりもり食べてるだろ」
「だって、ランちゃんは食べられないじゃない」
そう言って、ミサキは葡萄に伸ばしていた手を引っ込めた。
「別に俺はいい、こいつをもらうからな」
慌てるミサキを尻目に、探偵は僕の方へと手を伸ばす。
そのまま手のひらのフローライトを一掴みすると、それを口の中に流し込んでしまった。
「石は、その人の記憶だってこないだ言ってましたけど」
気になって僕は聞いた。
「その石を丸藤さんが食べると、その人の記憶はどうなるんですか?」
僕の言葉に、少し間を置いて彼は答えた。
「俺はその他人の記憶を代償に、こうやって活動することが出来る」
ということは、本当に僕らで言う食事みたいなものなのだろう。
だとしたら。
「やっぱり、その人の記憶は結局、消えてなくなっちゃう?」
「人間の身体が、食べた物で出来ているように」
彼は自分の身体を撫でながら言った。
「俺の姿かたちも、それらで出来ている。だから、完全になくなるわけじゃない、記憶はほんの少しだけかもしれないが、俺の中に残る」
彼は、そっと自分の両手を握った。
どのくらいの人たちの記憶が、彼の中にあるのだろう。
「もしかしたらツバキは、最初からこれを狙ってたのかもしれないな。あの子のことを哀れに思って」
そうすれは、完全な無にはならない。
哀れにも死を選んでしまったあの子の魂は、この神様と一つになる。
ずっと永遠に、丸藤さんと一緒。
「ナオ、君も食べるといい」
ぼんやり考えていたら探偵に声を掛けられた。
食べる?僕は、石なんて食べれないけれど。
「早く食べないと、ミサキが食いつくすぞ」
勧められたのは宝石のような葡萄だった。
僕は恐る恐る手を伸ばす。
「あの、これは?」
「今日相談に来た人が持ってきてくれたのよ」
懲りずに葡萄を頬張りながらミサキが言った。
「幽霊や妖怪じゃなくて、人間?」
テーブルの上でこんもりと皿に盛られていたはずの果実が、あっという間に減っていく。
その様に慌てて僕は手を伸ばす。口の中で溢れる果汁に感動しながら僕は聞いた。
「これ、高いんじゃない?」
多分、デパートのフルーツパーラだとかに並んでいるやつだ。僕は確信した。皮ごと食べられる、なんとかドリアとかいうやつ。
まあ事務所のゴミ箱に、無造作に包装紙が捨てられてたのを見たからなんだけど。
でも、こんなのを用意してまで相談に来るだなんて。
「そ。お金持ちっぽかったわよ、きれいな着物のマダムだったわ。右指にサファイア、左指にルビー。ほんとすごいったら」
アタシも欲しいわあ、と両指を広げながら彼は続けた。
「でも、なんでまたそんなお金持ちがこんなとこに相談しに来たかわからないけど」
それは、確かに。
そうして、僕とミサキは同じ方に目を向ける。
「だから、こんなところは余計だ」
僕たちの視線を受けて、探偵がデスクでため息をついた。
「高価なものをわざわざ持ってきてくれたのが、何よりの証拠じゃないか」
そして、わかってないなとばかりに肩をすくめる。
「ようやく、俺の実力が世に認められてきたというわけだ」
その声には、隠しきれない喜びの色が混じっていた。
慣れてみると案外、この人はわかりやすい。
「でもねえ、今までだってほとんどお客は人間以外だったし、なんでまた急に、こんないかにもな依頼なんて」
「いかにもな依頼って、どんな?」
巨峰の皮を剥きながら僕は聞いた。
「すごいわよ、ほんと。いかにも推理小説に出てきそうな事件」
「へえ、どんな」
身を乗り出す僕に、ミサキと探偵が不敵な笑みを浮かべた。
「それは、行ってみればわかるわよ」
次の土曜日の九時。時間厳守よ、とミサキが言う。
「僕も行っていいの?」
嬉しいような、あまり気乗りしないような。
この時の僕の感覚は、あながち間違っていなかった。
「当り前じゃない、ナオにもキリキリ働いてもらわないと」
どうやら、自分ばかり探偵にこき使われるのが嫌なんだろうけれど。
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