ある男が悪堕ちする話、または何ゆえ彼は犬になるに至ったか

もに

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本編

交わり※

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「ん……っ!」
青年の唇が男の口を塞ぐ。入り込んだ舌が絡み付く。
「な、何を……っ」
「クロぉ……♡」
男は青年の体を引き剥がしたが、またすぐ体を寄せる。
「お前……っ」
「赤ちゃん産んだら我慢出来なくなっちゃった……♡」
「は」
青年の瞳は潤み、頬は紅潮し、 息は熱を帯びている。
発情した雌のような淫らな顔。
青年の下半身が相変わらず勃ち上がったままなのが見えた。
「何を考えてるんだ!」
「お願い……して♡」
男の首に腕を絡ませ、体を擦り付けてくる。
「クロのおっきいの挿れて♡ 僕の中いっぱい掻き回してぇ……っ♡」
「離せっ」
だが青年はますます強く抱きついてくる。あの香りがさらに強く香っている気がして、頭がくらくらする。
駄目だ。
「……っ」
突き放そうとして逆に腕を強く引かれて、寝台に上がってしまった。
「ね?♡ クロも興奮してる♡」
青年の手が股間に伸び、布越しに男のものに触れた。
「違う!」
だが認めたくないが、さっきの青年が出産する姿に興奮を覚えていたのは事実だった。
「っ、おいっ! やめろ!」
はあはあと青年が息を乱しながら、待ちきれないように足を開き、秘所を見せつけてきた。
晒されたそこは先程幼体を出産したばかりで広がり、ぬらぬらと濡れていた。物欲しげにひくつき、透明な液体を流していた。
青年の脚が男の体を挟み込んで、腰が前後に揺れている。
「挿れてぇ♡ 早く……っ♡」
「う……」
駄目だと男の理性は告げる。自分の家族や友人を殺した魔物たちを産んだ『母』。そんな男と交わるなんて。
なのに、青年の甘い匂いが、誘う声が、理性を溶かして本能に従うように促す。
「来て……♡」
「く……っ」
男が前を寛げると、自身のものは、既に痛いくらい張り詰め先走りが溢れ出ていた。
男はいきり立った自身で青年を一気に貫いた。
「あ、あ゛あ゛~~~っ!!!♡♡♡」
青年は歓喜の声を上げ、挿入だけで達してしまったようだ。
「こ、の……っ!」
男は構わず抽送を始める。
「ひぃっ♡ ま、まだイッてりゅっ♡  だめ♡ あ あ あ~~っ!♡♡♡」
「うう、くそ……っ」
出産を終えたばかりの青年の中は柔らかくぬかるみ、熱い肉壁が絡みついて来て溶けそうだ。
あり得ないくらい気持ち良い。
男は歯を食い縛り、快感に耐えながら青年の奥を突き上げる。
「あ、激し……っ♡ あっ♡ すごいぃっ♡♡」
青年の口から漏れる耳に纏わりつくような甘い声も、溶けるような快楽も全て男を苛立たせた。
「このっ、淫売め……っ! お前が……っ!!」
苛立ちに任せて、乱暴に突き上げ続ける。
「お゛っ♡ あ゛♡ もうイグっ♡ またイグうううぅ~~っ!!♡♡♡」
青年の体が痙攣し、胎内が激しく収縮した。
「うあ……っ!」
全て搾り取るような締め付けに耐えれず、男は青年の中に射精した。
「はあぁっ♡ あ あ♡ あ♡ 出てる♡ クロの精液いっぱいぃ……♡」
「はーっ、はーっ」
男は己がしてしまったことに呆然としていた。
「あ、はあぁ……♡」
青年は余韻に浸るように体を震わせていたが、やがて男を見上げて微笑んだ。
「もっと……♡」
男は青年に再び覆いかぶさっていた。
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