異世界日本軍と手を組んでアメリカ相手に奇跡の勝利❕

naosi

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第2章 本土爆撃阻止(サイパン、グアム、レイテ攻略作戦)

第13話 強行偵察

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 第13艦隊が艦隊から離れてすぐに第3航空戦隊と第6航空戦隊、第9航空戦隊が艦隊から離れてそれぞれの目的であるグアム、サイパン、トラック諸島を目指し船を進める。
 第1航空戦隊と第2航空戦隊、第5航空戦隊は先の海戦に参加した事もあり、乗員の休息と損傷した機体の整備にとりかかっており、今回は出撃はない。
 その代わりに大型空母である愛鷹型と浅間型を主力とした航空戦隊が3つに別れて攻略目標を攻撃する。

グアム攻略艦隊

第3航空戦隊
旗艦 航空母艦『愛護』

『安威』

『敦御』

『祥鳳』

『瑞鳳』

『龍嬢』

『龍鳳』

第29戦隊
旗艦 戦艦『加賀』

『土佐』

航空戦艦

『扶桑』

『山城』

重巡洋艦

『高雄』

『愛宕』

『蔵王』

『鳳来』

軽巡洋艦

『球磨』

『天龍』

『鵡川』

駆逐艦 

『島風』 

『皆風』 

『秋風』

『神風』 

『春風』 

『旗風』

『吹雪』 

『深雪』 

『叢雲』

水上機母機

『瑞穂』

『日進』

 
 
 グアムを目指し進んで行く第3航空戦隊。3隻の空母と4隻の戦艦、航空戦艦。

 加賀は八八艦隊計画により建造された戦艦で長門型から発展した戦艦で天城や金剛程の高速性はないが天城同様に41センチ砲を5基10門であるが装甲はそれ以上に厚く、各所に装甲を配置して生存性を高めているが、その分速度を犠牲にしているので最大速力は大和型と同じになっている。

 扶桑型は船体の3分の2をすべて飛行甲板に改装され、小数ではあるが航空機の運用能力が追加されている。
 その運用を可能にしているのが特長的なのが、艦橋より前に左右から甲板が伸びている飛行甲板である、これはアングルド・デッキを元に設計された飛行甲板でカタパルトを両舷1基づつ備えているが長さは、着陸に必要最低限の長さとなっている。主砲は前部の2基のみになったが主砲を35.6センチ砲から41センチ砲に換装し、3連装砲としたことで火力は度等となっている。対空火力も後部科飛行甲板になった事で対空機銃が増設されたため、航空母艦と同等の火力併せ持つ航空戦艦に至った。

 蔵王型は高雄型を発展した重巡洋艦で高雄型を一回り大きく、戦隊旗艦を任せられるように無線やレーダーなどを強化している。主砲も従来の連装砲から3連装砲に変更し、5基10門だったのを3基9門に減らす事で、重量を減らし、その分を装甲と対空火器、無線とレーダー装備を搭載している。

球磨は、他の軽巡洋艦と同様に改装され、対空対潜装備を重心的に搭載している。主砲は他の艦と同様に九○式12.7センチ連装高角砲を5基、対空火器に一式37ミリ連装対空機銃を7基、九七式20ミリ機銃を21基、九二式61センチ4連装魚雷発射管を2基。対潜装備に九九式聴音機、九九式探信義、五式15センチ9連装対潜墳進砲を1基、二式10センチ30連装対空対潜墳進砲を2基搭載し対空と対潜装備を他の軽巡洋艦に比べ充実させている。

天龍は、最も初期の軽巡洋艦のため、改装された艦船の中で最も大規模に改装され、船体の延長に補強と強化、機関部の換装、両用砲として試作された二式15センチ連装砲を2基、二式37ミリ連装機銃を4基、九七式20ミリ機銃を22基。
 二式15センチ連装砲は、三式15.5センチ砲を小型、軽量化した砲で、搭載艦が軽巡洋艦が最上型よりも小型なため、従来の3連装砲では重すぎ、トップヘビーになってしまうと判明したため、口径を少し落とし、連装に砲門数を減らし軽量化をはかった。
 性能は、三式と変わりないが軽量された事に旋回性と発射速度が少し早くなったぐらいで、むしろ装甲は少し薄くなっている。
 魚雷発射管に六年式を元に設計された一年式53.3連装魚雷発射管を2基搭載している。
 口径が53.3センチと他の巡洋艦が装備している61センチ魚雷よりも小さいが、2種類の魚雷を使用でき。
 搭載されているのが二式音響誘導魚雷、ニ式対潜魚雷の2つで、元々はこれ等の魚雷の試作として作られた発射管を正式に採用して搭載している。
 連装発射管のため、同時に発射しても本数は4本たが、音響誘導式にしたことで敵艦のスクリュー音めがけて向かって行くので1発でもスクリュー音に目掛けて進んで行けば、スクリューや舵を破壊し、航行不能に陥ってしまう。
 そのため数を撃つ必要が無くなっているもののコストが高く、1本作るたげでも航空機1機分に相当するコストが掛かっている。その分高い効果を発揮するように試験が重ねられ、艦船には、ほんの一部にしか搭載されていない。
 
 主に潜水艦に搭載され通商破壊戦に効果を発揮していた。潜水艦はスクリュー音が聞こえるある一定の距離まで近づければ、音源の方向に音響魚雷を発射すれば、潜望鏡を上げなくても雷撃が行えた。
 アメリカ軍は、レーダーピケット艦ならその発信音を取られて交わすことかできたが空母や輸送艦を護衛している場合はそのスクリュー音や機械音で回避が不可能な距離まで接近しているのでほとんど対策ができなかった。
 二式音響魚雷は酸素魚雷と同じく純酸素を用いているので航跡が見えにくく、射程が長い。
 たが、機器の強度の関係で雷速は40ノットまでが限界でそれ以上出すと計器が故障してしまい、ありえない方向に進んで行ってしまう。
 有効射程はスクリュー音を正確に拾えば30000メートルから追跡していくがそんな状況は滅多にならない。
 ほとんどの場合、10000メートルから20000メートルの距離なら8割の確率で命中が期待でき、悪天候の場合や夜間攻撃では通常弾で雷撃することがほとんどだった。

 鵡川は、天龍型から阿賀野型が対艦重視の装備だったのに対し、対艦能力を残しつつも対空対潜装備を重視した軽巡洋艦として設計、建造された。
 設計は、阿賀野型を元にしており、艦の形状は阿賀野型に近いが主砲や対空砲が新型に、艦橋も対空レーダーを運用するために少し大型になったが基本的な形状は阿賀野型に近い物になっている。
 主砲は天龍型に搭載された二式15センチ連装砲を3基、対空砲に九ハ式9センチ連装高角砲を6基、一式37ミリ連装機銃を4基、九七式20ミリ機銃を12基搭載している。
 副砲である九ハ式は、駆逐艦よりも小型の海防艦や警備艇での運用できる用に小型かされた高角砲で、65口径と言う長砲身で最大射高10900メートルまで狙える射程距離を誇っており、口径こそ小さいが毎分28発と発射速度が早く、他の対空砲よりも濃密に弾幕をはることができる。


 第3航空戦隊は本体から離れ、輪形陣を組んでグアムを目指し航行していく。
 艦隊上空には常時、烈風が飛行し、敵の哨戒機に目を光らせている。
 艦隊の外周部を零戦水偵改と瑞鳳が対潜哨戒にいそしみ、すでに2隻のアメリカ軍潜水艦を撃沈している。

 愛護、安威、敦御の甲板から双発の機体が出撃の準備に入っていた。

「グアムまでここから1850キロか」

 愛機が出撃前の最終整備を近くで見ながら操縦士である三養中尉は、母艦からグアムまでの距離を確認していた。

「いつぞやの海戦よりは、近いですよ。中尉」 
「その通り、あん時は航続距離ギリギリでの運用だったからな」
「ほんとですよね!他の機体が故障で急遽僕らが行くことになったんですから」

 後ろからこの機体の搭乗員達にさっきの独り言が聞こえたのか、いくつか前の任務の話を持ち出したいた。
 振り返り文句を言おうとすると整備員が機体から離れて行く。

「確認がすんだようだ。行くぞ!」
「「「了解!!」」」

 彼らが搭乗するのは、艦上偵察機雲雷、彩雲よりも高速で航続距離も長い長距離偵察機である。
 彩雲は偵察機としては問題なかったが電子戦機としては扱いにくく、整備性も悪かった。
 それを解決するために開発されたのが雲雷である。雲雷は艦上機でありながら双発機として開発された理由としては、機上電探やレーダー探知機、空撮カメラなどの装備品が多く、単発機では搭載できても速度や航続距離が減少するのが目に見えていたので、より多く搭載できて速度と航続距離が増える双発機となった。

 乗員達が乗り込んみ、発艦の準備を始める。
 エンジンを回し、カタパルトまで機体を動かす。主脚をカタパルトに固定したのを確認し、発艦前にフラップとヨー、尾翼を確認し、エンジン出力を上げた。
 甲板員に発艦準備完了の合図を送ると機体が一気に加速し、体が椅子に押し付けられ、機体が中に浮く。
 そのまま、機体を上昇させ、母艦である愛鷹から離れて行く。雲に隠れ母艦が見えなくなると後ろの座席に座る航法士の擱座伍長がグアム島の方位を伝え、その方位に機首を向けた。

「しかし、また、グアムですか?」
「そうだ。違う世界とはいえ、まさかもう一度グアム島に行けくとは」
「前みたいに敵機に追われないと良いですけど」

 擱座伍長がグアムに再び向かう事へのぐちをこぼした。そのぐちに三養中尉が答え、後方銃手の差崎上等兵が前回のグアムの偵察で多数の敵機に追われたのを思い出しながら呟いた。

「差崎そうびびるな!俺はお前の腕を信用しているぞ!あん時は3機のグラマンを撃墜したじゃないか?」
「そう言われてもあの時は撃墜出来たのは、ほとんどまぐれですよ!」

 電探手兼無線手の大河曹長が差崎上等兵の腕を褒めたが、等の差崎上等兵はまぐれだと自身の腕を信じていないが他の搭乗員は差崎の腕を信用しているからこそ自分達の役割に集中できる。

「三養、敵のレーダー波は探知できるか?」
「いえ、今の所は逆探に反応はありません。無線も同じです」
「何か反応があったら教えてくれ。それまでは高度50(5000)で飛行する」
「了解」

 雲雷は敵のレーダーと無線情報に気を配りながらグアムを目指して飛行する。 
 



 
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