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復讐編
ep22 神器と仕返し
しおりを挟むそれは 血で赤黒く染まっている
縦、横ともに20cmぐらいのアタッシュケース…
(中に何か入っていたりするのかな?……)
幸い鍵のない仕組みだったので
水で洗った後に自分は止め具に手を伸ばした
ガチャリ………
そして ケースを開けると
中から姿を現したのは 拳銃 だった
ゲームなどでよく見るあのハンドガンである
「これは本物なのか?、、」
思わずそう呟きながら手を伸ばす
確かにエアガンとかとは違う重みがあった…
何故……こんなものが………
この化け物と
戦って死んだ警察官の持ち物だろうか?…
そんなことを考えながら銃を箱に戻す
ケースには別のマガジン(弾倉)もあり
弾の数は拳銃のリロード1回分の7発あった……
(これは 革命 が起きるのではないのか…?)
思わぬ所で 神器 を手に入れてしまった
興奮したのか鼓動が速くなっている
「よぉ! ……
岩見ぃ…!! 生き残ってたんだなぁ?w
貧弱なお前が生き残ってるとかクソワロだわww 」
そう校門の方から嫌な声が聞こえ
咄嗟に拳銃をポケットの中に入れて振り向く
身体が拒絶するように震えているのがわかった…
串間だ
過去に自分を散々虐めた主犯格だ
無意識に溢れ出てくる殺気を必死に抑えながら
自分は悟られないように話し始める
「串間も生きてたんだね、、」
これほど他人の生還で不快になったことはない
目線を逸らしながら自分は唇を噛み締める
「ただ生きてただけじょあねーんだよ
河島達と駆除してたからなぁっ… !!」
怒鳴りながら小石を蹴り飛ばした
威張らないと気が済まないのは昔からだった
「ある日な? 学校を拠点に
生き残っている奴らがいるって
仲間の奴が言ってきてよ確かめに来たら
お前だったなんてww
サバイバルごっこはよそでやれやww」
バカにしたように突っかかってくる
自分は何も返さず黙っていると
「おいクズ、
正直に答えろ 森田知らねーか?…」
串間は急に低いトーンで聞いてきた
鋭い眼光がこちらを捉えている
「 、、、、、」
一瞬背筋が凍るように冷たくなった
何故って
森田は1人目なんだから
あれ………? 何の1人目なんだっけ? ………
闇雲に記憶を辿っていると
「おいっ…… 無視か?
ゴミのくせに調子に乗んなよっ!!……」
そう串間が怒鳴った
反射的に身体が仰け反りそうになる
その様子を見た串間がさらに勢い付いて
「今から俺ら全員でお前を
奴隷みたいにしてもいいんだぜ… ?
いや お前ら をかw
忘れてねえよな?ww
お前が虐められている所を見ると
笑いがこみ上げてくるんだよなwww」
腹を抱えて爆笑している
奴のゲラゲラした笑い声は昔から不快だった
それでも自分を押し殺して耐えていると
「お前ら全員
生きている価値なんてあるのか?w」
その言葉を聞いた瞬間に
自分の中で何かが壊れていくのを感じた
思考が完全に止まった
「、、、、のは、、俺だ…」
誰かに操作されるように自分は小さく呟いていた
イラついたのか串間がまた怒鳴り声を上げる
「ああ"っ……?? …
もっとはっきり言えやっ……!!」
もう臆するものは何もないではないか
今この時が復讐劇の幕を上げる場と化すのだ
「森田を殺したのは、、 俺だッ……!!」
大声で叫びながらポケットに右手を入れて
拳銃を掴み串間に堂々と向けた
「ハッタリだろ?
そんなのお前が持ってるわけっ………」
奴が言い終わる前に親指でハンマーを上げて
流れるように人差し指はトリガーを引いていた
バァンッ……!!!
鈍器で殴られたような衝撃が拳銃を握る右手に走る
奴の胸部に紅く染まった穴が空いた
すぐさま血液が吹き出している
「 デ、デメェッ…………… 」
奴は身体をくの字に曲げながら
自身を両手で抱きしめるように穴を抑えている
「 地獄でまた会おうな 先に行ってて 」
自分の言葉は聞き取ってくれだだろうか?
串間は顔を歪めたまま崩れ落ちた
ドサッ、、!
目の前であの串間が痙攣したまま倒れている
鼻腔には血と硝煙の匂いが漂っていた
撃った反動で未だに手には痛みが走っている
「 さぁ……… 復讐劇を始めようか 」
~ ep22完 ~
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