28 / 89
復讐編
ep27 復讐と苦戦
しおりを挟む誠士郎side
自分は小学生の頃から友達が少なかった
そんな自分にもたった1人の仲がいい友達がいた
でもその人は中学になると
人が変わったように性格が変わり
暴力的になった
自分にとってその人は
死んだも同然で今の彼はただの…………
嫌な記憶が頭をよぎっているなか
自分は河島の家に着いた
静かに家の周りを探索すると裏窓を発見した
( ここから……入るか、、)
自分は慎重に震える手を窓へと添えると
幸い鍵はかかっていないらしい
静かに開けて中に侵入した
(ここに本当に奴がいるのか、、?)
前方にあるドアに近づきドアノブに
手を近づけようとすると…
ドガァッ!!………
後ろから誰かに恐らく鈍器で殴られた
突然頭部に激痛が走ったのだ
(気づかれたのかっ…… なんで、、)
予想外の奇襲になんとか耐えながら自分は
塩酸の入った瓶を後ろに振り向きながら投げる
パシャン!!………
瓶が割れて辺りに塩酸が飛び散る
投げた中身が塩酸だと気づかれたのだろう
誰かが自分と距離を取る為に後ろに飛ぶ音がした
「よぉ………岩見、、 」
自分は向き直ると
体格の良い男が金属バットを持って立っていた
鋭い目つきでこちらを睨んでいる
「………河島、、」
痛みが走る頭部を押さえながら自分が呟くと
彼から予想外の事を告げられた
「お前が
中山達を殺した事は知っているッ… 」
「テメェ…ただで死ねると思うなよ?…… 」
「関係ないね…
次はお前を殺しに来たんだよ 」
自分は後ずさりして背後にあったドアを開け
繋がる部屋へと向かって走った
後ろからドタドタと続く荒々しい足音で
猛スピードで河島が追いかけてくるのがわかる
( これでも……喰らえッッ……!!)
自分は急停止して木刀を左から右へなぎ払った
それに合わせて河島もバットを振る
バギィッ!!………
重い振動が両手と通して伝わってくる
その衝撃に耐えれず自分の身体は少しグラついた
(やはりパワー比べでは不利か、、)
表情を歪めながら自分はそう思っていると
一歩踏み込み奴は左足を振り上げて
ドゴァッ!!………
自分の腹部に河島の強烈な蹴りが入った
一瞬身体が浮いてしまうほどだった
「ぐあ"ぁ"ッ………!!」
自分の身体は後ろに飛ばされる
空かさず河島は接近して距離を詰めてきた
痛みに耐えながら踏ん張るが……
「どうした?…俺を殺してみろよッッ!!…」
そう叫んで河島が
上に飛んで体重をかけた上段を繰り出してきた
木刀を頭より上に上げてそれを受ける
バキィッ!!…
木刀が真っ二つに折れてしまった
しかしそんな事に気を取られてはいられない
( コイツッ……… 危ねえっっ!!…… )
その振り下ろしは
木刀を折っても止まることなく自分の顔を掠った
頭がもう少し右にあったらヤバかったと思う
「 チッ………死んどけよ弱虫が、、 」
奴の暴言と舌打ちが聞こえるなか
一旦距離を取るために後ろにジャンプすると
着地の際に身体がフラついた
脳震盪……… か、、?
頭部へのダメージが蓄積したのだろう
視界がグラついてクラクラしている
それを好機と捉えた河島が
バットを捨てて走ってきた
(これ…あの時の……………… )
そう気づきながらも
フラついている自分の身体は対処できずに
河島のタックルに吹き飛ばされた
ドガンッ…!!、、
全身に強い衝撃が走り視界がひっくり返った
押し飛ばされた身体は壁に打ち付けられ
脱力したように座り込んでしまった
ドンドンドン……
物凄い速度で河島が自分へと走ってくる
再度拾ったバットを手にしながら…………………
「逝ってろッ……!!、、」
ドゥバガァッ!!……
壁に背中が接した状態で逃げる場所もない自分へと
怒り狂うままに奴はバットを振り下ろした
~ ep27完 ~
0
あなたにおすすめの小説
復讐は、冷やして食すのが一番美味い
Yuito_Maru
ファンタジー
3度目の人生を生きるピオニー・レノドン。
1度目の人生は、愛した幼馴染と家族に裏切られ、無垢で無力のまま命を落とした。
2度目は、剣を磨き、王太子の婚約者となるも、1度目より惨めに死んでいった。
3度目は、微笑の裏で傭兵団を率い、冷たく復讐の刃を研ぐ。
狙うは、レノドン伯爵家、そして王家や腐った貴族たち。
「復讐とは、怒りを凍らせて成就する歪んだ喜びだ」――ピオニーは今、その意味を体現する。
-----
外部サイトでも掲載を行っております
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
公爵令嬢アナスタシアの華麗なる鉄槌
招杜羅147
ファンタジー
「婚約は破棄だ!」
毒殺容疑の冤罪で、婚約者の手によって投獄された公爵令嬢・アナスタシア。
彼女は獄中死し、それによって3年前に巻き戻る。
そして…。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
《完結》金貨5000枚で売られた王太子妃
ぜらちん黒糖
恋愛
「愛している。必ず迎えに行くから待っていてくれ」
甘い言葉を信じて、隣国へ「人質」となった王太子妃イザベラ。
旅立ちの前の晩、二人は愛し合い、イザベラのお腹には新しい命が宿った。すぐに夫に知らせた イザベラだったが、夫から届いた返信は、信じられない内容だった。
「それは本当に私の子供なのか?」
裏切者には神罰を
夜桜
恋愛
幸せな生活は途端に終わりを告げた。
辺境伯令嬢フィリス・クラインは毒殺、暗殺、撲殺、絞殺、刺殺――あらゆる方法で婚約者の伯爵ハンスから命を狙われた。
けれど、フィリスは全てをある能力で神回避していた。
あまりの殺意に復讐を決め、ハンスを逆に地獄へ送る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる