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存命編
ep1 羨望と逃走
しおりを挟むくそっ、、くそっ、、くそっ、、!!
見失ってしまった…………
せっかく見つけたのに…
彼は別人のように強くなっていた…
俺だって……彼のように………………
~~~~~~~~~~
気づくと街は燃えていて
俺は日常から捨てられたように感じた
あの日から何日経ったのだろうか…
そんな事を思いながら
ゾンビに感知されないように静かに歩いている
家々が崩壊し瓦礫で埋もれた街を………
俺はあの日が来る前までは
何処にでも居るような普通の中学生だったんだ
自己紹介がまだだったね
俺の名前は 神田 高貴(カミダコウキ) だ
何をしているかというと
あの日の事について情報を集めている
あの日にこの世界の 秩序 は崩れた
その秩序を崩した奴を
突き止めたいと無謀にも思ったからだ
なんでそう思ったのか というと
俺はあの日に見つけたのだ
火事に巻き込まれて絶命したのだろう
一体の火傷の痕が酷い死体を…………
道路の隅に転がっていて
その死体のボロボロの迷彩服のポケットには
黒く固まった血がこびり付いた緑色の手帳………
その内容が俺の好奇心を奪った
そこに書いていた内容は
正直俺の知るこの世界とはまるで無縁だった
彼らは後に救世主となる
我々の技術は進んだのだ
アリシアの完成は近そうだ
エルカを彼らから離すべきだ
ラシルのeed細胞の均衡が崩れてきた
今すぐにGkillerを打たねばならない
汚れや文字が潰れており解読が少し困難だが
読める所はそんな事が書いていた
一見、宗教的なものにも見えてくるその内容を…
俺は誰が書いたのかさえわからない
その手帳の真意を突き止めたくなったんだ
( もう賑わう街なかは見られないのか……)
気がつくと雨が降り始めていた
俺は今となっては静かな繁華街を歩いていると
ドガァッ、、!!
辺りのドアを突き破ったゾンビが一体
こちらに向かってきていた
(やばい… 逃げなければ、、)
俺はひ弱なためゾンビと戦うなんて
滅相もなかった
すぐに飛び出すように走って逃げる
後ろを振り返ると
そのゾンビは両手を伸ばして追いかけてきていた
「嘘だろ、、!? 」
(走れないんじゃなかったのかよ、、)
パニックになった俺は道もわからないまま
とにかく走った
すると家と家の間に狭い道があり
そこに飛び込むように入り進んで行き
かなり奥へと進んだところで足を止めて
(流石に、、追いかけてこないだろうっ……)
「はあっ、、はっ、、」
俺は息を切らしながら歩き出した
体力も度胸もない俺は本当のザコなのだろう
だからアイツが眩しく見えたんだ
(まさか走るゾンビと遭遇するとはな、、)
そんなことを思う時には緊張感は解けて
俺は完全に油断していたのだ
ザクザクッ、、
足音が聞こえた
振り向くと先程のゾンビが迫っていた
瓦礫の上を走ってきている
「マジかよっ、、!!」
そう言って自分はまた走り出す
見慣れた狭い道を素早く進むと自分は愕然とした
前方には 壁 しかなかったからだ
周りを見渡すが高い壁しかなく引き返すしかない
(行き止まりかっ、、)
恐る恐る後ろを見ると
ゾンビがすぐ後を追ってきていた
(戦うのか?…
しかし武器なんてもってないのた)
迷っているとゾンビの腕の長い爪が
俺の目の前にあった
(あーあ つまんねえ人生だったな、、)
ビビリと諦めが心に巣くっているなか
俺は目を閉じた
~ ep1完 ~
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