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存命編
ep23 どこまでも孤独な少女
しおりを挟む俺はようやく手に入れたG-killerを強く握りしめ
横たわったままのアリシアを見下ろす
微かに彼女の寝息が聞こえるが安心はできない
(素人から見てもはっきりとわかる…
状況は酷くなっていくばかりだとっ……… )
彼女が生成する銀色の鎧のようなモノ…………
先程は腹部と腕だけを覆っていたソレは
それは上半身にまで広がっていた
「アリシア…今助けるからな、、」
すみやかに彼女の首辺りに G-killer を差し込む
そして外筒を押し込んだ
「これで…助かるはず、、 」
その後、彼女に付き添ったまま経過を観察するが
俺は半日動き回ったせいでかなり疲れていた
時刻は夜の8時を過ぎていた
「このまま今日は寝ようかな…」
2時間ほどアリシアを観察したが変化はない
俺は彼女の側で眠ることにした
この白い広場の床はひんやりとして心地よかった
ここからは
俺がその時に見た夢の話だ
昼間に俺とアリシアは外を歩いていて
笑いあっていると
突然後ろから誰かが俺の横腹を切り裂いたのだ
激痛が走り倒れ込むなか俺は必死に
逃げろ…逃げろっ………!!
ちまなこにアリシアへ叫んでいる
何故 アリシア は戦わないのかは明白で
彼女は戦えないからだ
G-killer は細胞の働きを極端に抑えるかわりに
副作用として
怪物の力が一時的に使えなくなる
あの牙の生えた男に教えられた
取引だから嘘は付いていないはずだ
アリシアだけは逃さなければ………
やがてアリシアを逃がすことに成功し
血だらけになり1人残された俺は
最期に奴へ挑発するようなことを叫んでいた
なんて言ったのかなんて覚えてない
しかし奴はその言葉に異様に反応して…………
ドギャアッ、、!!
血飛沫が上がった瞬間に視界が暗くなり
そこで俺は目を覚ました
「は…はっ…………!? 」
夢だと認識するのに数秒を要した
汗で前髪が額にべっとりと付いて離れないし
肩で息をするように呼吸が荒れている
「死亡フラグってやつかな………」
時刻は午前7時に差し掛かっていた
我が身のことで必死になり忘れていたことがある
ソレもすぐに思い出した
(そういえば……アリシアはっ………!? )
条件反射のように
昨夜アリシアが寝ていた所へ視線を送るが………
既に彼女の姿は消えていた
~ ep23完 ~
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