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20 異母姉という存在(エピローグ2) アレク
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アリアが城に越してきた直後の事だった。
クレヴィス伯爵家含む幾つかの家門の後片付けの真っ最中で、僕も雑務が多く忙しくて、せっかくアリアが城にいるのにゆっくり過ごせなくてイラついていた時に、ソレはやって来た。
「は?誰が来たって?」
慌てて執務室にやって来たサイラスの報告に、理解が追いつかない。
「ですから、アリア様の姉と名乗る女です。名はサリー。」
「、、、いたな。そんな奴。で、何しに来たって?まさかアリアに会いに来たって言うんじゃないよな?」
「そのまさかです。ほら、彼女達が住んでた邸は没収されたでしょ?母親は詐欺容疑で現在取り調べ中ですが、娘は放り出された状態で、母親の実家に行ったはずだったんですけどね?」
「で?」
「義理の母と実の姉になんて酷いことをするんだと、門前で喚いていたらしく、拘束しました。」
「義理の母って誰だ?」
「サリーの母親ですね。父と事実上結婚してるんだから、義母だろうと。」
「、、、意味が分からん。」
「ですよね~。とりあえず、変な事を言い触らされても厄介なので、牢に放り込みますか?」
「うーん、現時点では罪状が付けられないしなぁ。後でアリアの耳にでも入ったら面倒だ。」
「アリア様は歯牙にもかけない気がしますが。」
「ははは、だな。うん、僕が会おう。」
「殿下が?」
「それこそ、不敬罪の罪状でもつけてやろう。」
「うーわ。」
そうして、自称アリアの異母姉を軟禁しているという部屋に足を向けた。
まぁ、俗に言う下級貴族向けの取調室だな。
部屋に入ると、監視と書記を兼務する衛士が驚いた顔で礼をして迎えてくれた。
中にいたサリーは僕を見るなり呆けた顔になる。
当たり前だね、王子と一緒の部屋にいるなんて、平民にはありえない。
「お前がサリー?アリアの姉を名乗ってる?」
「はっ、はいそうです。妹がお世話になってます!」
は?馬鹿か?こいつ。
「お前如きにそんな事を言われる筋合いはない。ふざけるな。」
「なっ⁈酷い!挨拶しただけなのに!」
「お前は、僕が誰だか知らないのか?」
「それくらい知ってます!王太子殿下です!」
「そうだ。で、お前はただの平民だ。何故僕とタメ口をきいてる?お前は僕を馬鹿にしてるのか?立派な不敬罪だと気付いてるか?」
「ひっ⁈」
なるほど、あの父親の娘だと納得するな。
さて、罪状は手に入れた。
後は、、、。
「もっ、申し訳ありませんでした!ですが、妹の婚約者だと思ってつい、、、。」
「いい加減にしろ。貴様にアリアの姉などと名乗る資格はない。気分が悪い。二度と言うな。」
「ですが、私とアリアは血の繋がった姉妹です!」
まだ言うか。
ああ、本当にイラつかせるな。
「だったら、その妹にお前達は何をした?」
「、、、え?」
「父親を奪って、将来継ぐべきエストラージュの財産を掠め取って食いつぶした挙句、自分達の不貞を隠す為にアリアにクズ男を無理やり婿に取らせようとし、爵位まで簒奪しようとした。それに飽き足らず、お前達が罪に問われれば助けろと文句を言う。、、、それが、お前のいう家族か?」
「なっ!そんな言い方⁈」
「ふーん、まだ反論できるか。とことん面の皮の厚いことだ。恐れ入る。」
「かっ、家族なんだから助け合うのは当たり前でしょ⁈だからっ!」
本当に自分達の事しか考えないんだな。
ああ、良かった。
おかげで処分しても、良心が痛まない。
「だから?助け合うのが家族なんだよな?だったら、お前は対価にアリアに何かをして助けてやった事があるのか?何をしてやったっていう気だ?」
「、、、それは、、、その。」
「お前達はアリアから搾取しただけだろうが。よくも家族だなどとふざけた事を言ってくれたな。恥を知れ。」
「っ、、、!」
「そもそもな、お前の父親にエストラージュの血は流れてない、ただの婿養子にすぎない。しかもお前はその男に認知もされていない、戸籍上は他人で親子でもないだろうが。エストラージュとは何の関わりもないくせに、たかが娼婦の娘がエストラージュを語るな。」
「酷い!!」
うん、もういいや。
こいつは何を言っても納得しない。
懇切丁寧に説教してやる義務もない。
話すほどイラつくだけだし。
こんな奴アリアには会わせたくないもんな~。
「話をするだけ無駄だな。お前、僕を王太子だと知ってての今までの言動だったな。礼を言う、存分に不敬を働いてくれた。お前は一族全て連座で国外追放だ。僕の国にお前の遺伝子は必要ない。母親は拘束中だったが返してやる。母親の一族と仲良くこの国から出ていけ。父親は死ぬまで鉱山で働かせるから付けてはやれんがな。」
「そんなっ!」
「処刑されないだけありがたいと思えよ?王太子たる僕の不興を買ったんだ。」
「あ、あ、あ、、、。」
真っ青な顔で、座っていた椅子から崩れ落ちた。
「二度とこの国の地を踏むな。見つけら今度こそその首落としてやるからな?」
「ああああーっ!!!」
泣き叫ぶ女に振り向きもせず、その部屋を出る。
後に控えて付いてきていたサイラスに指示を出す。
「アレの母親を連れて実家へ行き、一族残らず他の国に捨てて来い。あ、ラジアンはダメだぞ?迷惑をかける。もっと遠くに捨てて来い。」
すると、サイラスがため息をひとつ吐いた。
「処刑する気なんてないくせに。」
「あのくらい脅しておけば、二度とこの国に帰る気にはならないだろう?」
「あの娘も馬鹿ですね。せっかくアリア様が見逃してくれてたのに。」
“子供は親を選べませんもの。阿保な親のせいで阿保に育ったならむしろ気の毒でしてよ?”
娘も同罪だと言った僕に、アリアが言った言葉。
だから、一旦娘は見逃してやったんだ。
娘を“飼育”する為の母親の実家と共に。
確かに子供は親を選べない。
でも、アリア、君はそんな阿保な親から生まれたけれど、ちゃんと自分で考えて自分で行動できるじゃないか。
ちゃんと他人を思いやれるじゃないか。
あの娘にそれが出来ないとは言わせない。
自分達の分不相応な“幸せ”が、アリア
を、奴の言う“妹”を踏み台にして手に入れていた物だと気付かないわけがない。
それを当然だと、恥ずかしげもなく言う無神経さに、腹が立って仕方ない。
アレの母親の実家も同じ。
そこいらの下級貴族よりもよほどの贅沢をしていた。
、、、エストラージュから奪った金で。
金を返したとしても、許せるわけがない。
まぁ、返せてもいないがな。
そもそも、オスカーがあれ程阿保になったのも、元はと言えばアレの母親につかまったせいだしな。
アレの母親は本物の毒婦だった。
何人もの男を手玉に取って、一番都合の良かったオスカーに巣食ったんだ。
サリーも本当にオスカーの子だったか怪しいもんだ。
「、、、サイラス、アリアには言うなよ?」
「分かってますよ。」
「そうだ、そう言えばクレヴィスの阿保どももまだ追放できてなかったな。一緒に捨てて来い。ああ、海の向こうがいいな。ずーっと遠くの、、、無人島でもいいけど。」
「、、、殿下。それは追放というより島流しです、、、。」
サイラスがまたため息を吐く。
アリアには公私混同だって怒られそうだけど、ちゃんと法は守ってるんだからいいじゃないか。
ああ、サリー。
おかげでスッキリ掃除ができたよ。
そこは感謝してやろう。
どこか遠いところで、一生後悔して過ごすがいい。
どうせ反省はしないだろう?
恨むなら僕を恨めよ?
痛くも痒くもないけどな!
クレヴィス伯爵家含む幾つかの家門の後片付けの真っ最中で、僕も雑務が多く忙しくて、せっかくアリアが城にいるのにゆっくり過ごせなくてイラついていた時に、ソレはやって来た。
「は?誰が来たって?」
慌てて執務室にやって来たサイラスの報告に、理解が追いつかない。
「ですから、アリア様の姉と名乗る女です。名はサリー。」
「、、、いたな。そんな奴。で、何しに来たって?まさかアリアに会いに来たって言うんじゃないよな?」
「そのまさかです。ほら、彼女達が住んでた邸は没収されたでしょ?母親は詐欺容疑で現在取り調べ中ですが、娘は放り出された状態で、母親の実家に行ったはずだったんですけどね?」
「で?」
「義理の母と実の姉になんて酷いことをするんだと、門前で喚いていたらしく、拘束しました。」
「義理の母って誰だ?」
「サリーの母親ですね。父と事実上結婚してるんだから、義母だろうと。」
「、、、意味が分からん。」
「ですよね~。とりあえず、変な事を言い触らされても厄介なので、牢に放り込みますか?」
「うーん、現時点では罪状が付けられないしなぁ。後でアリアの耳にでも入ったら面倒だ。」
「アリア様は歯牙にもかけない気がしますが。」
「ははは、だな。うん、僕が会おう。」
「殿下が?」
「それこそ、不敬罪の罪状でもつけてやろう。」
「うーわ。」
そうして、自称アリアの異母姉を軟禁しているという部屋に足を向けた。
まぁ、俗に言う下級貴族向けの取調室だな。
部屋に入ると、監視と書記を兼務する衛士が驚いた顔で礼をして迎えてくれた。
中にいたサリーは僕を見るなり呆けた顔になる。
当たり前だね、王子と一緒の部屋にいるなんて、平民にはありえない。
「お前がサリー?アリアの姉を名乗ってる?」
「はっ、はいそうです。妹がお世話になってます!」
は?馬鹿か?こいつ。
「お前如きにそんな事を言われる筋合いはない。ふざけるな。」
「なっ⁈酷い!挨拶しただけなのに!」
「お前は、僕が誰だか知らないのか?」
「それくらい知ってます!王太子殿下です!」
「そうだ。で、お前はただの平民だ。何故僕とタメ口をきいてる?お前は僕を馬鹿にしてるのか?立派な不敬罪だと気付いてるか?」
「ひっ⁈」
なるほど、あの父親の娘だと納得するな。
さて、罪状は手に入れた。
後は、、、。
「もっ、申し訳ありませんでした!ですが、妹の婚約者だと思ってつい、、、。」
「いい加減にしろ。貴様にアリアの姉などと名乗る資格はない。気分が悪い。二度と言うな。」
「ですが、私とアリアは血の繋がった姉妹です!」
まだ言うか。
ああ、本当にイラつかせるな。
「だったら、その妹にお前達は何をした?」
「、、、え?」
「父親を奪って、将来継ぐべきエストラージュの財産を掠め取って食いつぶした挙句、自分達の不貞を隠す為にアリアにクズ男を無理やり婿に取らせようとし、爵位まで簒奪しようとした。それに飽き足らず、お前達が罪に問われれば助けろと文句を言う。、、、それが、お前のいう家族か?」
「なっ!そんな言い方⁈」
「ふーん、まだ反論できるか。とことん面の皮の厚いことだ。恐れ入る。」
「かっ、家族なんだから助け合うのは当たり前でしょ⁈だからっ!」
本当に自分達の事しか考えないんだな。
ああ、良かった。
おかげで処分しても、良心が痛まない。
「だから?助け合うのが家族なんだよな?だったら、お前は対価にアリアに何かをして助けてやった事があるのか?何をしてやったっていう気だ?」
「、、、それは、、、その。」
「お前達はアリアから搾取しただけだろうが。よくも家族だなどとふざけた事を言ってくれたな。恥を知れ。」
「っ、、、!」
「そもそもな、お前の父親にエストラージュの血は流れてない、ただの婿養子にすぎない。しかもお前はその男に認知もされていない、戸籍上は他人で親子でもないだろうが。エストラージュとは何の関わりもないくせに、たかが娼婦の娘がエストラージュを語るな。」
「酷い!!」
うん、もういいや。
こいつは何を言っても納得しない。
懇切丁寧に説教してやる義務もない。
話すほどイラつくだけだし。
こんな奴アリアには会わせたくないもんな~。
「話をするだけ無駄だな。お前、僕を王太子だと知ってての今までの言動だったな。礼を言う、存分に不敬を働いてくれた。お前は一族全て連座で国外追放だ。僕の国にお前の遺伝子は必要ない。母親は拘束中だったが返してやる。母親の一族と仲良くこの国から出ていけ。父親は死ぬまで鉱山で働かせるから付けてはやれんがな。」
「そんなっ!」
「処刑されないだけありがたいと思えよ?王太子たる僕の不興を買ったんだ。」
「あ、あ、あ、、、。」
真っ青な顔で、座っていた椅子から崩れ落ちた。
「二度とこの国の地を踏むな。見つけら今度こそその首落としてやるからな?」
「ああああーっ!!!」
泣き叫ぶ女に振り向きもせず、その部屋を出る。
後に控えて付いてきていたサイラスに指示を出す。
「アレの母親を連れて実家へ行き、一族残らず他の国に捨てて来い。あ、ラジアンはダメだぞ?迷惑をかける。もっと遠くに捨てて来い。」
すると、サイラスがため息をひとつ吐いた。
「処刑する気なんてないくせに。」
「あのくらい脅しておけば、二度とこの国に帰る気にはならないだろう?」
「あの娘も馬鹿ですね。せっかくアリア様が見逃してくれてたのに。」
“子供は親を選べませんもの。阿保な親のせいで阿保に育ったならむしろ気の毒でしてよ?”
娘も同罪だと言った僕に、アリアが言った言葉。
だから、一旦娘は見逃してやったんだ。
娘を“飼育”する為の母親の実家と共に。
確かに子供は親を選べない。
でも、アリア、君はそんな阿保な親から生まれたけれど、ちゃんと自分で考えて自分で行動できるじゃないか。
ちゃんと他人を思いやれるじゃないか。
あの娘にそれが出来ないとは言わせない。
自分達の分不相応な“幸せ”が、アリア
を、奴の言う“妹”を踏み台にして手に入れていた物だと気付かないわけがない。
それを当然だと、恥ずかしげもなく言う無神経さに、腹が立って仕方ない。
アレの母親の実家も同じ。
そこいらの下級貴族よりもよほどの贅沢をしていた。
、、、エストラージュから奪った金で。
金を返したとしても、許せるわけがない。
まぁ、返せてもいないがな。
そもそも、オスカーがあれ程阿保になったのも、元はと言えばアレの母親につかまったせいだしな。
アレの母親は本物の毒婦だった。
何人もの男を手玉に取って、一番都合の良かったオスカーに巣食ったんだ。
サリーも本当にオスカーの子だったか怪しいもんだ。
「、、、サイラス、アリアには言うなよ?」
「分かってますよ。」
「そうだ、そう言えばクレヴィスの阿保どももまだ追放できてなかったな。一緒に捨てて来い。ああ、海の向こうがいいな。ずーっと遠くの、、、無人島でもいいけど。」
「、、、殿下。それは追放というより島流しです、、、。」
サイラスがまたため息を吐く。
アリアには公私混同だって怒られそうだけど、ちゃんと法は守ってるんだからいいじゃないか。
ああ、サリー。
おかげでスッキリ掃除ができたよ。
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