[完結]転生したので私を殺したクズな王子に復讐します。、、、お兄様達が。

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48ミランダ妃の手札(サイラス)

ミランダ妃とのお茶会という名の会合が終わり、ユリア様と王城を後にする。
馬車の中でもユリア様はずっと難しい表情で考え事をしていた。

「ユリア様、ミランダ妃と何を話されたのです?」
「ああ、ごめんなさいね。そうね、いわゆる恋バナかしら?」
「はぁ⁈」
「ミランダ妃の恋人はさっきいらした護衛騎士だそうよ。もともと許婚だったのですって。」
「ええっ⁈」
「ついでに言うと、フランクリンの父親だそうよ。」
「はぁぁぁ⁈」
「ねー、びっくりよね。そんな重大事サラッと教えられて、何の罠かと思ったわ。」
「罠なんじゃないですか⁈」
「んー、多分ホントだと思うの。それにちょっとした取引もしたのよね。」
「本当に大丈夫なんですか⁈何なんです⁈その取引って⁈」
「んー、それは検証できてから言うわね。ちょっと忙しくなりそうね。」

そう言ってまた考え込んでしまった。
ユリア様の判断ならもちろん何でも従うが、果たしてミランダ妃は信用に値するのか?
今までが今までだしなぁ。

そうこうしているうちにエストロジア邸に到着した。

馬車から降りて邸に入るなり、

「ケイン!早馬の手配をして頂戴!ロイエンタールのレティシア伯母様に手紙を書くわ。最速で届けて!」
「承知致しました!」
「姉上?何があったんですか?」

ケインが早馬の手配に駆けて行き、心配して待っていただろうディアンジェロ様が駆け寄ってきた。

「ミランダ妃とちょっとした取引をしたの。その見返りにもらった情報をロイエンタール公爵に確認してもらおうと思ってね。」
「何なんです?その情報って?」
「確認できてからのお楽しみね。真実ならカルヴァンとアズロの息の根を止められるわよ。」
「ええっ⁈」
「で、グレンの置き土産の処理はどう?」
「搬入した自称グレンの手下達は、皆んなこっちの手の者だもの。何をどこに隠したか筒抜けだよ。綺麗さっぱり回収したとも。ちなみにコレ、サイラス様の執務室に隠されてた売買契約書もどきね。」
「ふふふ、ご苦労様。まったく、ふざけた真似をするわね。」
「奴らいつ行動を起こす気かな?」
「そうね、まず領地の本邸の捜索からでしょうね。カルヴァンが出張ればエドアルド様達じゃ拒否できないもの、やりたい放題よ。そこで証拠を見つけて、こっちに来る気でしょう。」
「本邸には父が向かいます。勝手に証拠を捏造されても困りますし、もういいでしょう?メジャーを潰します。」
「ええ、本邸側も綺麗に掃除してしまいましょう。」
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