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62私と仕事どっちが大事?(エピローグ)ケイン
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僕の名はケイン・ロバーツ
代々リンドバーグ公爵家の執事を任されている伯爵家の三男だ。
今現在、祖父は家令で、父は執事長。
2人の兄もそれぞれ執事をしている。
三男である僕もなんの疑問もなく、リンドバーグの執事になる為に執事見習いとしてお屋敷で暮らしていた。
そんなある日、奥様のアリーチェ様に呼ばれた。
内密にユリアーナ様のお部屋まで来るようにと。
そして聞かされた、ユリアーナ様の不思議な予知夢の話。
正直言って信じられない内容だったけど、カルロス卿からも話を聞いて、半信半疑ながら協力する事になった。
僕の役割は、執事としてエストロジア家に入り家人を守る事。
その為にあらゆるコトを学ばされた。
そう、護身以上の武術までね。
あの頃を思い出すと遠い目になっちゃうなぁ。キツかったなぁ。
そして結局、ユリアーナ様の仰った通りになった。
まぁ、僕も努力が実ったと言うべきか。
あの大粛正の翌年サイラス様は正式にエストロジア公爵位を継がれた。
更にユリアーナ様とのご結婚も。
サイラス様はまだ17歳ではあるが、バックにリンドバーグがついてるからね、そうそう舐められる事もない。
そもそもとんでもなく優秀なお二人だし、何の心配もしてないけれど。
そして、ディアンジェロ様もミリアンナ様とご婚約された。
そして分かってたけど、ミリアンナ様の学園入学と同時に正式にエストに留学して来られた。
あれだけ過保護なんだもの、1人で学園に通わせるわけないよね。
そしてご自身の卒業後はさすがにラジアンに帰らなくちゃいけなくて、あと一年ミリアンナ様の卒業まで悪いムシを近づけるなと厳命された。
更には影まで置いてった。
でもな~、リンドバーグの小公子に、この2年間あんだけ溺愛してるとこ見せつけられたら、誰も怖くて手なんか出せないよね?
もうすぐミリアンナ様の卒業式。
エスコートと、そしてその後ラジアンに連れ帰る為、ディアンジェロ様がエストロジアにやって来る。
僕にも決断の時が来た。
サイラス様やディアンジェロ様の異常な
“溺愛”
これは伝染病なんじゃないかと最近本気で思っている。
だって可愛くて仕方ないんだよ。
「メイミ!」
「あ、ケイン!」
振り向いたメイミが嬉しそうに笑う。
思わず駆け寄って抱きしめる。
今日は2人ともオフ。
久しぶりにゆっくりデートできる。
だけど、聞いておかなきゃいけない事があるんだ。
「メイミ、決心はついた?」
「、、、ケイン。」
実はこの前プロポーズしたのだ。
、、、が、保留にされたのだ。
理由は簡単。
ミリアンナ様に付いてラジアンに行きたいから。
僕はエストロジアで執事長にと言う話が出てるんだよね。
仕事(ミリアンナ様)をとるか、愛(僕)を取るか、、、。
「御免なさい、ケイン。」
、、、負けたかー。
「貴方の事は大好きよ?でもミリアンナ様を放っておけないわ。」
そう言って、大粒の涙をぼろぼろ流す。
ああもう仕方ないよね。
だってそんな君が好きなんだから。
「大丈夫だよ~。なら僕がラジアンに帰るから!泣かないで?」
「ケイン、、、。いいの?」
「もともとリンドバーグの執事だったし問題ないよ。」
「でも、ここでなら執事長になれるのに。」
「それよりメイミが大事。」
にっこり笑って言うと、今度はメイミが抱きついてきた。
「御免なさい、ありがとう!大好きよ、ケイン!」
「僕は愛してるよ~!」
そう言って長い長いキスをした。
仕方ないじゃない、可愛いんだもの!
「と言う訳で、すみません執事長のお話は辞退で。リンドバーグに帰らせて下さい。」
キリッと申し出た僕に、
サイラス様とユリアーナ様は、
残念なモノを見る目で、
「だろうね。分かってた。」
「ええ、そうなると思ってたわ。」
と仰った。
なら初めから迷わす事言わないで下さいよ。
そうしたら、僕よりミリアンナ様を優先された事にちょっと傷つかずにすんだのに。
、、、ちょっとだけだよ。
代々リンドバーグ公爵家の執事を任されている伯爵家の三男だ。
今現在、祖父は家令で、父は執事長。
2人の兄もそれぞれ執事をしている。
三男である僕もなんの疑問もなく、リンドバーグの執事になる為に執事見習いとしてお屋敷で暮らしていた。
そんなある日、奥様のアリーチェ様に呼ばれた。
内密にユリアーナ様のお部屋まで来るようにと。
そして聞かされた、ユリアーナ様の不思議な予知夢の話。
正直言って信じられない内容だったけど、カルロス卿からも話を聞いて、半信半疑ながら協力する事になった。
僕の役割は、執事としてエストロジア家に入り家人を守る事。
その為にあらゆるコトを学ばされた。
そう、護身以上の武術までね。
あの頃を思い出すと遠い目になっちゃうなぁ。キツかったなぁ。
そして結局、ユリアーナ様の仰った通りになった。
まぁ、僕も努力が実ったと言うべきか。
あの大粛正の翌年サイラス様は正式にエストロジア公爵位を継がれた。
更にユリアーナ様とのご結婚も。
サイラス様はまだ17歳ではあるが、バックにリンドバーグがついてるからね、そうそう舐められる事もない。
そもそもとんでもなく優秀なお二人だし、何の心配もしてないけれど。
そして、ディアンジェロ様もミリアンナ様とご婚約された。
そして分かってたけど、ミリアンナ様の学園入学と同時に正式にエストに留学して来られた。
あれだけ過保護なんだもの、1人で学園に通わせるわけないよね。
そしてご自身の卒業後はさすがにラジアンに帰らなくちゃいけなくて、あと一年ミリアンナ様の卒業まで悪いムシを近づけるなと厳命された。
更には影まで置いてった。
でもな~、リンドバーグの小公子に、この2年間あんだけ溺愛してるとこ見せつけられたら、誰も怖くて手なんか出せないよね?
もうすぐミリアンナ様の卒業式。
エスコートと、そしてその後ラジアンに連れ帰る為、ディアンジェロ様がエストロジアにやって来る。
僕にも決断の時が来た。
サイラス様やディアンジェロ様の異常な
“溺愛”
これは伝染病なんじゃないかと最近本気で思っている。
だって可愛くて仕方ないんだよ。
「メイミ!」
「あ、ケイン!」
振り向いたメイミが嬉しそうに笑う。
思わず駆け寄って抱きしめる。
今日は2人ともオフ。
久しぶりにゆっくりデートできる。
だけど、聞いておかなきゃいけない事があるんだ。
「メイミ、決心はついた?」
「、、、ケイン。」
実はこの前プロポーズしたのだ。
、、、が、保留にされたのだ。
理由は簡単。
ミリアンナ様に付いてラジアンに行きたいから。
僕はエストロジアで執事長にと言う話が出てるんだよね。
仕事(ミリアンナ様)をとるか、愛(僕)を取るか、、、。
「御免なさい、ケイン。」
、、、負けたかー。
「貴方の事は大好きよ?でもミリアンナ様を放っておけないわ。」
そう言って、大粒の涙をぼろぼろ流す。
ああもう仕方ないよね。
だってそんな君が好きなんだから。
「大丈夫だよ~。なら僕がラジアンに帰るから!泣かないで?」
「ケイン、、、。いいの?」
「もともとリンドバーグの執事だったし問題ないよ。」
「でも、ここでなら執事長になれるのに。」
「それよりメイミが大事。」
にっこり笑って言うと、今度はメイミが抱きついてきた。
「御免なさい、ありがとう!大好きよ、ケイン!」
「僕は愛してるよ~!」
そう言って長い長いキスをした。
仕方ないじゃない、可愛いんだもの!
「と言う訳で、すみません執事長のお話は辞退で。リンドバーグに帰らせて下さい。」
キリッと申し出た僕に、
サイラス様とユリアーナ様は、
残念なモノを見る目で、
「だろうね。分かってた。」
「ええ、そうなると思ってたわ。」
と仰った。
なら初めから迷わす事言わないで下さいよ。
そうしたら、僕よりミリアンナ様を優先された事にちょっと傷つかずにすんだのに。
、、、ちょっとだけだよ。
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