[完結]転生したので私を殺したクズな王子に復讐します。、、、お兄様達が。

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64 幸せになっても許されますか?(エピローグ3)ミランダ

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フランクリンが部屋を飛び出して行き、エディオが後を追ってくれた。

私達が今住んでいる邸は、実はユリアーナ様とロイエンタール公爵夫人が用意して下さったもの。

あの日、父達の不正の情報と引き換えに願ったのは、フランクリンの減刑だった。
そもそもが王族詐称だ。
その上に直系の大罪。
本来なら極刑もあり得る。
だから、私はどうなっても良いから何も知らなかったあの子だけは王子の地位の剥奪で見逃して欲しいと。
後はきっと父であるエディオが見てくれるはずだから、と。

全ての罪が明らかになった後。
ユリアーナ様は私に仰った。

「知らなかったこと自体は罪にはならないけれど、知ろうとしなかったことは罪だと思うのです。フランクリン様だって、ご自分の立場を理解することや他者の気持ちを思いやる事は教えられずともできたはずです。、、、そうだったなら、前の世で貴女が彼を手にかける事も無かったでしょう。」
「、、、!」
「彼は、いいえ、貴女方は最初からやり直してはいかがですか?」
「やり直す、、、?」
「この国で起こった全てを捨てて、全く新しく親子として3人で初めからやり直してはいかが?」
「親子として、、、過ごしても良いと?、、、ですが、私は前世であの子を殺したのです、、、!どんな顔をして共に過ごせと⁈」
「その未来を迎えない為に今があるのでしょう?貴女は未来を変える為にここに居るのでしょう?」
「あ、、、。」
「まだ間に合います。フランクリン様はまだミリアンナ様を不幸にはしていません。前世で貴女が殺さねばならなかった彼ではないわ。だから、ねぇミランダ様。哀しい事が詰まったこの国を捨ててやり直しませんか?」
「この国を捨てて?」
「この国であった事全て、忘れてしまうのは難しいでしょう、けれど、過去ではなく未来を見ませんか?」
「未来を夢見ても許されるのでしょうか、、、?」
「実はロイエンタール公爵夫人が、領内の辺境の港町にお邸をご用意下さるそうなんです。」
「ロイエンタール公爵夫人が?何故そのような方が⁈」
「あの事件はロイエンタールでも被害を受けていたので、情報への報酬だと仰ってましたが、、、あの方は、曲がった事がお嫌いで、とても情の深い方なので、ミランダ様の事でも心を砕いて下さったのです。」
「そのような事、、、。」
「彼の方からの伝言ですわ。“そんなふざけた父親なんぞとっとと捨てて、新しい人生を楽しみなさい。親子3人で暮らせる良いチャンスだったとでも思いなさいな。”だそうです。」
「チャンスって、、、。」
「フランクリン様にもありのままの真実を伝える必要はないと思います。ちょっとくらい都合よく捏造しちゃって、今まで辛かった分、幸せになって下さいませんか?」

ふふふ、と笑って軽く言われるものだから、本当に、良いのかしらなんて。

結局、国外へ追放という罰を持ってご用意いただいたロイエンタール領の邸に親子3人で暮らしている。

“都合よく捏造”の意味を知ったのはその後すぐ。

「できるだけフランクリン様が傷つかない設定を考えたわ!」

と自慢そうに言って下さったユリアーナ様と公爵夫人。
あの、ちょっと楽しんでいらっしゃらないかしら?

そして夫となったエディオは、領主館に出仕する事になり、贅沢はできなくても生活には十分な報酬まで頂いて。

ここでは時間がゆったり流れるような気がする。
ずっと夢見ていた事だ。
エディオと息子と3人で、誰にも憚る事なく過ごす事ができる。

フランクリン、今までのこと許してなんて言えないけれど、でもね、貴方を愛してるのは本当よ。
私とエディオの大切な息子。
いつか、伝わる日が来るといい。

親子として、心から笑い合える日が。


       ( fin  )


     ✳︎   ✳︎   ✳︎   ✳︎   ✳︎


これにて、エストロジア公爵家編完結です。

お付き合い下さった方本当にありがとうございました。
❤️や栞をつけてお話しを追いかけて下さった方、とっても嬉しかったです。


明日からは侯爵家編始めます。
この公爵家編と同じ時間軸で、アレク殿下とサイラス君の学園編です。
最強侯爵令嬢とアレク殿下のスピンオフ的なお話しになります♡
今回の公爵編が重過ぎたので、お口直しになればwww。
だいぶ短いサラッとしたお話になる予定なのでこちらは毎朝6時に更新致します。
宜しかったらまたお付き合い下さると嬉しいです。









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