61 / 96
初めてのスーパーマーケット
しおりを挟む
そしてこの後、人生で初めての高級スーパーに向かう為
やたらと上機嫌な態度で20分ほど車を運転してくれた璃音と一緒に
普段はあまり ご縁がない、オシャレなスーパーの駐車場に到着した玲は、
いつもの様に無言で車を降りてすぐ
今日も元気に 虎の威を借る狐みたいに璃音の後ろをテクテクと歩きながら
(さてと、今日は今から何を作ろうかな?
もう2時を過ぎているから簡単な物がいいと思うけど
初めてのお料理はどんなメニューにしようかなぁ…えっと簡単でお手軽で
美味しいご飯を作るんだから、やっぱオムライスとかサラダとかでいいよね~?)
なんてメッチャ庶民的な昼ごはんのメニューを考えていたけれど
そんな事よりも この後なぜか突然に、いきなり お店の入り口で
「じゃあそろそろ…す、す、スーパーに行くぞ玲」
と可愛いビギナーズラックの璃音に店の中へと誘われたので
はい わかりましたーと明るく返事をした玲は この勢いで、この後すぐに
とにかく まぁ高そうなスーパーの中に璃音と二人でサッサと入ってみたのだが……
*****
なぜかクラッシックの名曲が流れる優雅なお店の中で
早速オムライスを作る為に、卵やケチャップなどの食材をカゴに入れた庶民の玲は
あまりにもこのスーパーの商品が高すぎるので、思わず、密かに、あきれ気味に、
(やっぱこの店、メッチャ高いよ~、
だって見た事もないメーカーのスライスハムが1200円で、
聞いた事もない職人のケチャップが980円もするんだよ~?)
こんなの有り得ないよね~と心の中で自分自身と話しながら
やっぱり先程カートに入れた980円のケチャップをやめて、少しでも安い物を探す為に
急いでカートの買い物カゴからボッタクリ的なケチャップを取り出していたら……
(えっ?何これ……私こんなの入れてないんだけどー!)
なんと、いきなりカゴの中に、いつの間にか璃音が放り込んだと思われる
黒いトリュフとフォアグラと、8500円の高級ヒレステーキが入っていたから
(えっと、こんなの…いったい何に使うつもりなのかなぁ)
とは言えないコミュ障の~なんて事をやっている場合じゃない玲は
恐る恐る璃音の顔を見上げながらも、ここはひとつ勇気を出して!
「えっと璃音さん、もしかして、このトリュフとかは
えっと、今日のオムライスに~、使う予定なんでしょうか?」
んな訳ないですよね~と思う気持ちを胸に隠して、ソフトな口調で尋ねてみたのに
「ん?オムライスとカニカマサラダとやらを食った事がないから
今回の買い物に必要なのかどうかはイマイチよくわからないが……
だがトッピングと言えば常識的に考えても、きっとこの辺りが定番なんじゃないのか?」
な~んて全く定番ではないカオスな答えが返ってきたから
「と、とりあえずトリュフとフォアグラはやめた方がいいと思うので……
これはまた次の機会にしましょうか~…って言うか次の機会に決定です!
じゃあ今から私は2万円のフォアグラと~8500円のカオスなお肉を元の売り場に戻してきますね~」
こうして強引に高級食材を元の売り場に戻してきた玲は
これでなんとかフォアグラ的なトリュフのオムライスを回避できたと思ったのに
一難去ってまた一難
「じゃあ、これはどうだ玲、これなら食後のおやつにピッタリだろう?」
なんて事を笑顔で話す璃音に このままの勢いで、
高級キャビアとメロンと生ハムを買い物カゴに入れられたから、
思わず玲は心の中でマジですか~とビックリしたけれど
なんだか楽しそうな璃音を見ていると、だんだん自分も嬉しい気持ちになってきたので
(まぁキャビアはクラッカーとクリームチーズを買えば簡単なオードブルになるし、
生ハムメロンもイタリアとかの有名なオードブルだから、とりあえずこれなら大丈夫だよね~)
…って感じのオシャレなメニューを心の中で思い浮かべながら
「えっと はい、わかりました。じゃあ璃音さんが選んでくれたキャビアとメロンと生ハムで
美味しいオードブルを作りますから、ジンジャーエールとクリームチーズも一緒に買っていいですか?」
こうして人生初のオードブルを作る事になった玲はこの後
クラッカーとかチーズなどの、オシャレな食材も何個か買って店を出て、
そして大好きな璃音と手を繋ぎながら駐車場へと歩いて行った。
やたらと上機嫌な態度で20分ほど車を運転してくれた璃音と一緒に
普段はあまり ご縁がない、オシャレなスーパーの駐車場に到着した玲は、
いつもの様に無言で車を降りてすぐ
今日も元気に 虎の威を借る狐みたいに璃音の後ろをテクテクと歩きながら
(さてと、今日は今から何を作ろうかな?
もう2時を過ぎているから簡単な物がいいと思うけど
初めてのお料理はどんなメニューにしようかなぁ…えっと簡単でお手軽で
美味しいご飯を作るんだから、やっぱオムライスとかサラダとかでいいよね~?)
なんてメッチャ庶民的な昼ごはんのメニューを考えていたけれど
そんな事よりも この後なぜか突然に、いきなり お店の入り口で
「じゃあそろそろ…す、す、スーパーに行くぞ玲」
と可愛いビギナーズラックの璃音に店の中へと誘われたので
はい わかりましたーと明るく返事をした玲は この勢いで、この後すぐに
とにかく まぁ高そうなスーパーの中に璃音と二人でサッサと入ってみたのだが……
*****
なぜかクラッシックの名曲が流れる優雅なお店の中で
早速オムライスを作る為に、卵やケチャップなどの食材をカゴに入れた庶民の玲は
あまりにもこのスーパーの商品が高すぎるので、思わず、密かに、あきれ気味に、
(やっぱこの店、メッチャ高いよ~、
だって見た事もないメーカーのスライスハムが1200円で、
聞いた事もない職人のケチャップが980円もするんだよ~?)
こんなの有り得ないよね~と心の中で自分自身と話しながら
やっぱり先程カートに入れた980円のケチャップをやめて、少しでも安い物を探す為に
急いでカートの買い物カゴからボッタクリ的なケチャップを取り出していたら……
(えっ?何これ……私こんなの入れてないんだけどー!)
なんと、いきなりカゴの中に、いつの間にか璃音が放り込んだと思われる
黒いトリュフとフォアグラと、8500円の高級ヒレステーキが入っていたから
(えっと、こんなの…いったい何に使うつもりなのかなぁ)
とは言えないコミュ障の~なんて事をやっている場合じゃない玲は
恐る恐る璃音の顔を見上げながらも、ここはひとつ勇気を出して!
「えっと璃音さん、もしかして、このトリュフとかは
えっと、今日のオムライスに~、使う予定なんでしょうか?」
んな訳ないですよね~と思う気持ちを胸に隠して、ソフトな口調で尋ねてみたのに
「ん?オムライスとカニカマサラダとやらを食った事がないから
今回の買い物に必要なのかどうかはイマイチよくわからないが……
だがトッピングと言えば常識的に考えても、きっとこの辺りが定番なんじゃないのか?」
な~んて全く定番ではないカオスな答えが返ってきたから
「と、とりあえずトリュフとフォアグラはやめた方がいいと思うので……
これはまた次の機会にしましょうか~…って言うか次の機会に決定です!
じゃあ今から私は2万円のフォアグラと~8500円のカオスなお肉を元の売り場に戻してきますね~」
こうして強引に高級食材を元の売り場に戻してきた玲は
これでなんとかフォアグラ的なトリュフのオムライスを回避できたと思ったのに
一難去ってまた一難
「じゃあ、これはどうだ玲、これなら食後のおやつにピッタリだろう?」
なんて事を笑顔で話す璃音に このままの勢いで、
高級キャビアとメロンと生ハムを買い物カゴに入れられたから、
思わず玲は心の中でマジですか~とビックリしたけれど
なんだか楽しそうな璃音を見ていると、だんだん自分も嬉しい気持ちになってきたので
(まぁキャビアはクラッカーとクリームチーズを買えば簡単なオードブルになるし、
生ハムメロンもイタリアとかの有名なオードブルだから、とりあえずこれなら大丈夫だよね~)
…って感じのオシャレなメニューを心の中で思い浮かべながら
「えっと はい、わかりました。じゃあ璃音さんが選んでくれたキャビアとメロンと生ハムで
美味しいオードブルを作りますから、ジンジャーエールとクリームチーズも一緒に買っていいですか?」
こうして人生初のオードブルを作る事になった玲はこの後
クラッカーとかチーズなどの、オシャレな食材も何個か買って店を出て、
そして大好きな璃音と手を繋ぎながら駐車場へと歩いて行った。
9
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【完結】純血の姫と誓約の騎士たち〜紅き契約と滅びの呪い〜
来栖れいな
恋愛
「覚醒しなければ、生きられない———
しかし、覚醒すれば滅びの呪いが発動する」
100年前、ヴァンパイアの王家は滅び、純血種は絶えたはずだった。
しかし、その血を引く最後の姫ルナフィエラは古城の影で静かに息を潜めていた。
戦う術を持たぬ彼女は紅き月の夜に覚醒しなければ命を落とすという宿命を背負っていた。
しかし、覚醒すれば王族を滅ぼした「呪い」が発動するかもしれない———。
そんな彼女の前に現れたのは4人の騎士たち。
「100年間、貴女を探し続けていた———
もう二度と離れない」
ヴィクトル・エーベルヴァイン(ヴァンパイア)
——忠誠と本能の狭間で揺れる、王家の騎士。
「君が目覚めたとき、世界はどう変わるのか......僕はそれを見届けたい」
ユリウス・フォン・エルム(エルフ)
——知的な観察者として接近し、次第に執着を深めていく魔法騎士。
「お前は弱い。だから、俺が守る」
シグ・ヴァルガス(魔族)
——かつてルナフィエラに助けられた恩を返すため、寡黙に寄り添う戦士。
「君が苦しむくらいなら、僕が全部引き受ける」
フィン・ローゼン(人間)
——人間社会を捨てて、彼女のそばにいることを選んだ治癒魔法使い。
それぞれの想いを抱えてルナフィエラの騎士となる彼ら。
忠誠か、執着か。
守護か、支配か。
愛か、呪いか——。
運命の紅き月の夜、ルナフィエラは「覚醒」か「死」かの選択を迫られる。
その先に待つのは、破滅か、それとも奇跡か———。
——紅き誓いが交わされるとき、彼らの運命は交差する。
悪魔な義理弟《ボディーガード》~ヤンキー校最凶犬男子の独占欲が強過ぎる~
Kore
恋愛
「余計なこと考えさせないくらい愛せば、男として見てくれる?」そう囁く義弟の愛は重くて、危険で、究極に甘い。
———勉強が大の苦手であり、巷で有名なヤンキー高校しか入れなかった宇佐美莉子。そんな義理姉のボディーガードになるため、後追いで入学してきた偏差値70以上の義理弟、宇佐美櫂理。しかし、ボディーガードどころか、櫂理があまりにも最強過ぎて、誰も莉子に近寄ることが出来ず。まるで極妻的存在で扱われる中、今日も義理弟の重い愛が炸裂する。———
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる