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第一章 帰宅部
宴の終わり
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楽しんでいってくれ、と言われたものの特に話す相手もいないしずっと机のとこでお菓子食べとくしかないかな。
「ちょっと四宮、こっち来なさい。」
と副部長に言われた。そこは言う通りにして副部長のとこへ行く。
「何でしょう副部長?」
「あんた、アカリちゃんに何か言うことが有るんじゃないかしら?」
「はぁ。」
「はあ、じゃないわよ、あんた今までずっとアカリちゃんを怖がらせて来たじゃない、正式に入部するならちゃんとアカリちゃんに謝ってからにして。」
何て人だ、自分で俺を縛っておきながら抵抗しただけで変態呼ばわり、あらぬ誤解を全体に知らしめたのは副部長だってのに、謝るなら副部長だろ。
「副部長、そろそろ誤解を解いておこうと思います。俺は別に小学生に興奮なんかしてません。あの時はただ、アカリちゃんに俺の気持ちを伝えようと...」
「その気持ちが問題なんでしょ!」
「そういう気持ちじゃないって言ってるんです!」
「じゃあどう言うことよ!」
「それを今から説明しようとしてたんですよ!」
「そこまで、二人とも。」
仲裁に入ったのは勿論部長だ。むしろ止められるのは部長だけだろう。
「部長!?こいつの味方をするんですか?」
部長が仲裁に入るも副部長の勢いは止まらなかった。
「そういう訳ではない、ただ、冷静に話し合うことが大事だと私は思う、分かって御影。」
「...んーー。」
まだ副部長は納得してないようだ。
そして部長は新たな提案を出す。
「二人の言い合いで決着がつかないなら直接アカリちゃんに聴いたらどう?」
「それなら問題ないわ、答えは明白だから。」
そう言って副部長は一部始終を目の前で聴いていたアカリちゃんに尋ねる。
何気にアカリちゃんはさっきの言い合いで震えていた。ごめんなアカリちゃん、副部長が不甲斐ないばかりに怖い思いをさせて。
「アカリちゃん、正直に答えて、こいつにひどいことされて怖かったでしょ?」
「......みかげが怖い。」
「...え?」
副部長はそれを聞いて固まってしまった。目が白目だ、それに顔色が悪いし完全に硬直してる、その姿勢のままアカリちゃんに向いてるんだからアカリちゃんは尚更怖いだろう。
「...うして、どうして私なの?」
かすかな声が聴こえてくる。まだ分からないか、鬼畜副部長。
「先輩はアカリちゃんの前でものすごい勢いで俺と言い合いしてたんです、怖がって当然でしょ?」
「あんたはどうなのよ!?」
「先輩のほうが普通に怖いですよ。」
「うん。」
アカリちゃんもうなずく。
「どうしてよーーーーー!!?」
「これで...っふふ、解決だな。」
部長は少し笑いをこらえながら、そう言った。
この後、部活動終了時間を少し過ぎるまで歓迎会は続いた。そのあとは片付けして帰った。
明日からまた学校だな。
第一章 完
「ちょっと四宮、こっち来なさい。」
と副部長に言われた。そこは言う通りにして副部長のとこへ行く。
「何でしょう副部長?」
「あんた、アカリちゃんに何か言うことが有るんじゃないかしら?」
「はぁ。」
「はあ、じゃないわよ、あんた今までずっとアカリちゃんを怖がらせて来たじゃない、正式に入部するならちゃんとアカリちゃんに謝ってからにして。」
何て人だ、自分で俺を縛っておきながら抵抗しただけで変態呼ばわり、あらぬ誤解を全体に知らしめたのは副部長だってのに、謝るなら副部長だろ。
「副部長、そろそろ誤解を解いておこうと思います。俺は別に小学生に興奮なんかしてません。あの時はただ、アカリちゃんに俺の気持ちを伝えようと...」
「その気持ちが問題なんでしょ!」
「そういう気持ちじゃないって言ってるんです!」
「じゃあどう言うことよ!」
「それを今から説明しようとしてたんですよ!」
「そこまで、二人とも。」
仲裁に入ったのは勿論部長だ。むしろ止められるのは部長だけだろう。
「部長!?こいつの味方をするんですか?」
部長が仲裁に入るも副部長の勢いは止まらなかった。
「そういう訳ではない、ただ、冷静に話し合うことが大事だと私は思う、分かって御影。」
「...んーー。」
まだ副部長は納得してないようだ。
そして部長は新たな提案を出す。
「二人の言い合いで決着がつかないなら直接アカリちゃんに聴いたらどう?」
「それなら問題ないわ、答えは明白だから。」
そう言って副部長は一部始終を目の前で聴いていたアカリちゃんに尋ねる。
何気にアカリちゃんはさっきの言い合いで震えていた。ごめんなアカリちゃん、副部長が不甲斐ないばかりに怖い思いをさせて。
「アカリちゃん、正直に答えて、こいつにひどいことされて怖かったでしょ?」
「......みかげが怖い。」
「...え?」
副部長はそれを聞いて固まってしまった。目が白目だ、それに顔色が悪いし完全に硬直してる、その姿勢のままアカリちゃんに向いてるんだからアカリちゃんは尚更怖いだろう。
「...うして、どうして私なの?」
かすかな声が聴こえてくる。まだ分からないか、鬼畜副部長。
「先輩はアカリちゃんの前でものすごい勢いで俺と言い合いしてたんです、怖がって当然でしょ?」
「あんたはどうなのよ!?」
「先輩のほうが普通に怖いですよ。」
「うん。」
アカリちゃんもうなずく。
「どうしてよーーーーー!!?」
「これで...っふふ、解決だな。」
部長は少し笑いをこらえながら、そう言った。
この後、部活動終了時間を少し過ぎるまで歓迎会は続いた。そのあとは片付けして帰った。
明日からまた学校だな。
第一章 完
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