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ウィルズ家は一度、エレノアという社会の汚物を生み出したことで没落の危機に立たされたが、その時にゼレンハノン公爵が共同出資の事業を提案してくれた。
魔神信仰者のエレノアとの関与が完全に否定されたゼレンハノン家と共同で事業をすることによって、世間の風当たりも弱まり、国の調査でも公爵は全面的にウィルズ家をかばってくれた。
その時アマンダは「公爵も使えるわね」くらいにしか思っていなかった。
しかし、エレノアのことが落ち着いてきたある日。メイドの失態を父に言いつけてやろうと執務室を訪れると、そこにはアルバートが居た。
世間でささやかれている彼の醜悪な噂話も吹っ飛んで、アマンダは公爵の美しさの虜になった。
話しかければ笑顔で応じてくれるし、社交でパートナーがおらず困った時は父がお願いすれば相手になってくれた。
さらに他の令嬢は公爵にエスコートを断られたと聞いて、アマンダは自分が公爵の特別な人間なのだと思った。
世間の噂が本当だとしても、きっとアルバートは自分にだけ優しくしてくれる。
アルバートのおかげで事業も軌道に乗り、そのおかげで流行の先駆者にもなれ、今のようによその令嬢たちが媚びへつらってくるようになった。
アマンダが次期公爵夫人だと予想されているのは周知の事実。
(アルバート様はウィルズ家の救世主……私の運命の人だったのよ)
きっとエレノアのことがあったのも、すべては困難を乗り越えて自分とアルバートが結ばれるためだったのだ。
アマンダは本気でそう信じ込んでいた。
取り巻きにおだてられながら優越感に浸るアマンダを、高位貴族の令嬢たちが遠巻きに見ていた。
「……相変わらずですわね」
一人の令嬢がため息を漏らす。
「ええ。中途半端に公爵夫人になりそうな可能性があるせいで、注意もしづらいんですよね」
「アスター様が貴族派を振り切ろうとされていたのを知った上であのような行動をされたのかしら」
「いくらゼレンハノン公爵家と懇意にしている皇帝派だとしても、あのような方が公爵夫人になるなんて恐ろしいわ」
堰を切ったように令嬢たちは口々に不満を零す。
「フィオナ様はどう思われます?」
その流れでフィオナに話が振られたが、令嬢たちの声は彼女の耳に入っていなかった。
「フィオナ様?」
じっとアスターが消えた扉を見つめながら、フィオナは何度も先ほどの光景を思い出す。
それは、アスターが去り際に見せたあのカーテシー。
ついこの間まで平民だったとは思えないほどに美しい振る舞いだった。
あの動きを脳内で繰り返す度に、曖昧な感覚は確信へと変わっていく。
(――私、あの所作を見たことがあるわ)
***
二人で会場を出た後、アルバートと二人きりだということに気づいて、エレノアはつい先ほどの自身の言葉を悔いた。
アマンダとアルバートの関係に気を取られて適当な返事をしてしまった。
(……もしかして、事業の関係でウィルズ家とゼレンハノン家の結び付きが以前より強くなったのかしら)
元々それを目的にして考えたビジネスではあったが、それがきっかけでアマンダとアルバートの距離が縮まったのだとしたら、色々と複雑な気持ちだ。
いっそのこと今アルバートに、アマンダとの関係について聞いてみるのはどうだろうか。
(いやダメよ。ついさっき「業務外のことはお答えいたしかねます」って言ってたじゃない)
それにアルバートとは積極的に関わらないと決めたのだから、ここで自分が気を揉むのは筋違いだ。
悶々としながら回廊を歩いていると、どこからか話し声が聞こえてきた。
「見たか?アスター様の顔」
「ああ、見た。なんつーか、あれだよなぁ……」
「地味」
「だよな!これまでのアスター様は皆美しかったって聞いてたから結構がっかりだったぜ」
「着飾ってはいたけど、ありゃ化粧落としたら相当地味な容姿だぞ」
「肌とかも重たくなるほど塗りたくってるんじゃねぇか?」
ぎゃはは、と下品な笑い声が一帯に響く。
庭に面しているこの回廊の上、おそらくバルコニーで酔っ払った男たちが話しているのだろう。
容姿に関してはあえて地味な格好を選んでいるので、なんと言われようと気に障ることはないが、誰かの中傷を酒の肴に楽しんでいる会話は聞くに堪えない。
さっさと通り過ぎようとした時、斜め後ろからとてつもない冷気を感じて身震いした。
慌てて振り向くと、そこには殺気全開のアルバートがいる。腰に携えた剣に手をかけており、それをどうするつもりなのか真に問いたかった。
「声で大体の位置はわかります。串刺しにしてやりましょう」
「いえ、あの、私は大丈夫なので、ご遠慮願います」
「ですがあの者たちは帝国の尊い存在であるアスター様を侮辱しました。お咎めなしというわけにはいきません」
「言論の自由というものがあります。私に聞かせるつもりではなく、ただ身内で盛り上がるためだけに話題にしたのでしょう」
「なら尚更褒められたものじゃありませんね。アスター様を槍玉に挙げて盛り上がるなど、帝国民の風上にも置けない」
本気で抜剣しそうなアルバートをなんとか抑えようとしていると、男たちの会話の続きが聞こえてきた。
「で、あの地味なアスター様をお守りするために、皇帝陛下はソードマスターまでつけたらしいぜ」
「マジかよ。厳重だな」
「今日の会場にもゼレンハノン公爵が警備についてたし、堅苦しいったらありゃしねぇよ」
「だよなぁ。公爵が参加者として来るならまだしも、警備として立ってたら威圧感が尋常じゃないし、疲れるよな」
貴族が集まる会場の警備が厳重なのは良いことのはずなのに、世迷言を垂れる男たちにエレノアはムッとする。
「何だっけ。『笑顔で躊躇いなく人を殺す精神異常者』だったか?」
「あぁ、公爵の噂な。それってマジなやつなのかな。任務では血の海になるって」
「マジなんじゃねぇ?良い条件持って生まれたから、その釣り合いででかい欠陥があんだろ」
またしても男たちの下品な笑い声が響く。
エレノアの中で何かがプチンと切れた音がした。
魔神信仰者のエレノアとの関与が完全に否定されたゼレンハノン家と共同で事業をすることによって、世間の風当たりも弱まり、国の調査でも公爵は全面的にウィルズ家をかばってくれた。
その時アマンダは「公爵も使えるわね」くらいにしか思っていなかった。
しかし、エレノアのことが落ち着いてきたある日。メイドの失態を父に言いつけてやろうと執務室を訪れると、そこにはアルバートが居た。
世間でささやかれている彼の醜悪な噂話も吹っ飛んで、アマンダは公爵の美しさの虜になった。
話しかければ笑顔で応じてくれるし、社交でパートナーがおらず困った時は父がお願いすれば相手になってくれた。
さらに他の令嬢は公爵にエスコートを断られたと聞いて、アマンダは自分が公爵の特別な人間なのだと思った。
世間の噂が本当だとしても、きっとアルバートは自分にだけ優しくしてくれる。
アルバートのおかげで事業も軌道に乗り、そのおかげで流行の先駆者にもなれ、今のようによその令嬢たちが媚びへつらってくるようになった。
アマンダが次期公爵夫人だと予想されているのは周知の事実。
(アルバート様はウィルズ家の救世主……私の運命の人だったのよ)
きっとエレノアのことがあったのも、すべては困難を乗り越えて自分とアルバートが結ばれるためだったのだ。
アマンダは本気でそう信じ込んでいた。
取り巻きにおだてられながら優越感に浸るアマンダを、高位貴族の令嬢たちが遠巻きに見ていた。
「……相変わらずですわね」
一人の令嬢がため息を漏らす。
「ええ。中途半端に公爵夫人になりそうな可能性があるせいで、注意もしづらいんですよね」
「アスター様が貴族派を振り切ろうとされていたのを知った上であのような行動をされたのかしら」
「いくらゼレンハノン公爵家と懇意にしている皇帝派だとしても、あのような方が公爵夫人になるなんて恐ろしいわ」
堰を切ったように令嬢たちは口々に不満を零す。
「フィオナ様はどう思われます?」
その流れでフィオナに話が振られたが、令嬢たちの声は彼女の耳に入っていなかった。
「フィオナ様?」
じっとアスターが消えた扉を見つめながら、フィオナは何度も先ほどの光景を思い出す。
それは、アスターが去り際に見せたあのカーテシー。
ついこの間まで平民だったとは思えないほどに美しい振る舞いだった。
あの動きを脳内で繰り返す度に、曖昧な感覚は確信へと変わっていく。
(――私、あの所作を見たことがあるわ)
***
二人で会場を出た後、アルバートと二人きりだということに気づいて、エレノアはつい先ほどの自身の言葉を悔いた。
アマンダとアルバートの関係に気を取られて適当な返事をしてしまった。
(……もしかして、事業の関係でウィルズ家とゼレンハノン家の結び付きが以前より強くなったのかしら)
元々それを目的にして考えたビジネスではあったが、それがきっかけでアマンダとアルバートの距離が縮まったのだとしたら、色々と複雑な気持ちだ。
いっそのこと今アルバートに、アマンダとの関係について聞いてみるのはどうだろうか。
(いやダメよ。ついさっき「業務外のことはお答えいたしかねます」って言ってたじゃない)
それにアルバートとは積極的に関わらないと決めたのだから、ここで自分が気を揉むのは筋違いだ。
悶々としながら回廊を歩いていると、どこからか話し声が聞こえてきた。
「見たか?アスター様の顔」
「ああ、見た。なんつーか、あれだよなぁ……」
「地味」
「だよな!これまでのアスター様は皆美しかったって聞いてたから結構がっかりだったぜ」
「着飾ってはいたけど、ありゃ化粧落としたら相当地味な容姿だぞ」
「肌とかも重たくなるほど塗りたくってるんじゃねぇか?」
ぎゃはは、と下品な笑い声が一帯に響く。
庭に面しているこの回廊の上、おそらくバルコニーで酔っ払った男たちが話しているのだろう。
容姿に関してはあえて地味な格好を選んでいるので、なんと言われようと気に障ることはないが、誰かの中傷を酒の肴に楽しんでいる会話は聞くに堪えない。
さっさと通り過ぎようとした時、斜め後ろからとてつもない冷気を感じて身震いした。
慌てて振り向くと、そこには殺気全開のアルバートがいる。腰に携えた剣に手をかけており、それをどうするつもりなのか真に問いたかった。
「声で大体の位置はわかります。串刺しにしてやりましょう」
「いえ、あの、私は大丈夫なので、ご遠慮願います」
「ですがあの者たちは帝国の尊い存在であるアスター様を侮辱しました。お咎めなしというわけにはいきません」
「言論の自由というものがあります。私に聞かせるつもりではなく、ただ身内で盛り上がるためだけに話題にしたのでしょう」
「なら尚更褒められたものじゃありませんね。アスター様を槍玉に挙げて盛り上がるなど、帝国民の風上にも置けない」
本気で抜剣しそうなアルバートをなんとか抑えようとしていると、男たちの会話の続きが聞こえてきた。
「で、あの地味なアスター様をお守りするために、皇帝陛下はソードマスターまでつけたらしいぜ」
「マジかよ。厳重だな」
「今日の会場にもゼレンハノン公爵が警備についてたし、堅苦しいったらありゃしねぇよ」
「だよなぁ。公爵が参加者として来るならまだしも、警備として立ってたら威圧感が尋常じゃないし、疲れるよな」
貴族が集まる会場の警備が厳重なのは良いことのはずなのに、世迷言を垂れる男たちにエレノアはムッとする。
「何だっけ。『笑顔で躊躇いなく人を殺す精神異常者』だったか?」
「あぁ、公爵の噂な。それってマジなやつなのかな。任務では血の海になるって」
「マジなんじゃねぇ?良い条件持って生まれたから、その釣り合いででかい欠陥があんだろ」
またしても男たちの下品な笑い声が響く。
エレノアの中で何かがプチンと切れた音がした。
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