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経過報告
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第20話 経過報告
ーーー
学園の中庭にあった…かなりの大きさがある石像…
そのことについて…私は唐突にカルドラさんに質問する。
カルドラ『ん?中庭にある大きな石像…』
カルドラ『あの石像の元となった人物は、魔導協会初代会長であり創設者…「ケト・マルベス」だ。』
カルドラ『あの像の実物は、主導国ソルティシアにある。石像はその黄金像を模している。』
カルドラ『魔導協会会長はライル会長で第10代目になるな…』
ゼイル『魔導協会とギルドが長年不仲か…その理由は?』
レクサム『簡潔に言えば…トップ同士との意見の食い違いらしい…』
レクサム『先代の魔導協会会長である…「アウドゥール・サモス・パーシヴァス」と「ギルド協定」の創設者「ヨハン・ディルラード」…』
レクサム『この2人は対立し…後に中央国会議で行われた。全ての多種族に対する決まり…』
レクサム『「人魔平定」に基づいての審判で、最終的に一切の接触を禁じられる程まで…至ったわけだ。』
ゼイル『「人魔平定」…中央国会議の決定は絶対だろ…』
審判とは、あらゆる法令「決まりごと」に基づいて問題と罪が、裁かれるまたは科せられる決定のこと…
王国内で行われる審判は、王族や貴族が決定権を有するのに対し…
中央国会議で開かれる審判では、皇帝が全ての決定権を有している。
カルドラ『明日は休みだ。』
カルドラさんから休日を伝えられた。
何でも…次の試験であり最後の試験…
合同実技試験の日に合わせる為らしい…
私は、学園で夕食を済ませ…今までの学園で学んだ事を冒険書に書き残した。
翌朝…2人で1日…何をするか決めることにした。
シェルピー『レクサムさんに、現在の進行を伝えに行くのはどうでしょう?経過報告です。』
すぐに決まった。
私はレクサム達に、今出来るようになったことを全て伝えたかった。
学園を後にして会いに行く…
レクサム『だから何?』
それがレクサムに、再会して…
私が出来るようになった事を伝えた。最初の回答だった…
ニイさんは、褒めてくれる…優しい笑顔で…なんて優しいんだろうか…
誰かさんと違って…
レクサム『姉貴は、甘やかし過ぎ…』
ゼイル『やっと俺達と同じ土俵か…』
レクサム『まだそれ以下だろ…お前も甘いな…』
レクサム『よしっ!これで5日間の内の3日目…これから金稼ぎに…』
レクサム『「シェアールの森」に出没する魔獣の討伐依頼に向かう!』
レクサム『資金が足りなくてな…』
ゼイル『それじゃあ…向かうか…』
シェアールの森…その森は昔…拠点として使われていたらしく…所々に崩れた建物があった。
レクサム『結構古くなってるから…頭…気を付けろよ…』
ゼイル『周りの魔獣は、弱い奴ばっかだけど…本当に居るのか?』
レクサム『妙だな…弱い気配は確かにするが…依頼にあった変異した魔獣の気配をまるで感じない…』
ニイ『誰かが先に討伐したとか…』
レクサム『それもあり得るけど…』
すると…何やら生臭い匂いが辺りを包む…
レクサム『!』
レクサム『パメラとシェルピーは目を瞑れ!』
急にレクサムが叫ぶ…
ゼイル『すでに遅かったか…』
ゼイル『奴ら依頼を甘く見ていたな…』
レクサム『まだ奥まで…が続いている…』
ニイ『目はくれぐれも開けないでくださいね…』
ゼイル『居るな…』
レクサム『ああ…2人を頼んだぞ姉貴!』
ニイ『私に任せて下さい…』
ニイ『結界術 トリックバリア』
2つの結界が2人の辺りを覆う…
ドドドドォォォォン!!
大きな音を立てて…突然木が倒れ始める…
地面が揺れ始め…大きな音がだんだん近づいて来た。
レクサム『来るぞ!警戒しろ!あれが…魔獣オルドラークだ!』
魔獣は、私達の気配に気付くと雄叫びを上げる。
恐怖で腰を抜かしそうだった。
ゼイル『魔獣オルドラーク…変異個体だけがそう呼ばれる別名…近くに通常個体の魔獣も居るようだな…』
レクサム『いやっ手取り早く終わらせる』
レクサム『久しぶりに3段階目まで上げられそうだ。』
ゼイル『?』
ゼイル『何をだ?…』
ゼイルの声が魔獣の足音でかき消される
何という音だ。
砂埃が辺りを包み込む…
ゼイル『一斉に、魔獣ジェラークが突っ込んで来やがった!』
ゼイル『レクサム!これじゃ標的を狙うのは面倒だぞ!』
レクサム『ああ分かっている!こんな時の姉貴だ。』
ニイ『シルバースコール!』
魔獣は、一斉に串刺しになった。
ゼイル『ほんと…何でもできるな…』
ゼイル『これは氷…属性変化も使えるのか…』
レクサム『これなら!』
レクサム『剣法 クロスランブル!』
魔の存在を一斉に切り刻む…
あれが剣法…凄い威力だ。
レクサム『よしっ…怪我は無いか?』
ニイ『全員無事です。』
ゼイル『さっきの…剣技の色は何だ?』
ゼイル『お前らも見えたか?あれは灰色だ。』
レクサム『…』
ゼイル『俺らには、お前が「魔力属性」を持っていないように見える…』
シェルピー『属性が無い?それでは剣法として登録されませんね…』
ニイ『はい…剣法は魔法が使えて初めて扱えるもの…レクサムには、確かに魔力属性が宿っています。』
レクサム『ああ…それが…俺の魔力属性だからな…』
レクサム『どんな属性耐性も、通用しない…それが俺の魔力属性だ。』
ゼイル『また…謎が芽生えたな…』
レクサム『さっさと…賞金貰って美味いもんでも食おうぜ…』
こうして私達は、シェアールの森を後にする。
森を遠回りしたことによって…魔導国に着く頃には、昼過ぎになっていた。
レクサムは、賞金を得ると近くのレストランに向かう…
レクサム『今日は、うんと食え…奢ってやる…』
祝福してくれているのだろうか…
私は、夢中で食べる…
レクサム『にしても、良い食べっぷりだな…』
ゼイル『だが魔導国で、あのような依頼があるのが妙に引っかかる…』
ゼイル『あれは、どう考えてもそこいらの冒険者では、手に負えない内容だった。』
レクサム『気づいたか?』
ゼイル『何をだ?』
レクサム『あの依頼…簡単な項目に、混ざっていたんだぜ…』
レクサム『近頃何故か、変異個体の数が増えつつある。』
レクサム『環境の変動は、奴ら魔獣には進化を齎すもの…』
レクサム『それは、何か大きな力の誕生によって環境は一気に変わり果てる…』
ゼイル『魔王の誕生か…』
レクサム『そうだ…』
レクサム『案外…魔王に会い対する時は近いだろうな…』
ゼイル『笑えないな…』
長話からレストランを出る頃には夕方に差し掛かる…
私達は、レクサムと別れると真っ直ぐ学園に向かうのだった…
魔王とは果たして何者なのだろうか…
学園に戻ると、ちょうどカルドラさんの姿があった。
パメラ『カルドラさん…』
カルドラさんは、私達の声に気付くと笑顔で手を振る…
どうやら今日の教育は、休みだったようだ。
シェルピー『お出かけでしょうか?』
シェルピーさんが問いかける…
カルドラ『ああ少し…家族と戦友の墓参りにな…』
少し曇った表情をした。
だがすぐに笑顔になる…
カルドラ『雇われでも…魔導将軍をやっていると、家に帰れない時がずっと続く…その間に家族は変わり果て友を失う…』
カルドラ『だから私は、ずっと考えないようにしていた。するしか無かった…』
すぐに重い話をした事を謝るカルドラさん…
カルドラ『すまない…君たちにはまだ早過ぎたね…』
カルドラさんの、教師寮は学園の裏手にある…貴族の住まう豪華な装飾があり
沢山の灯りがついていた。
カルドラ『部屋はあそこだ…』
カルドラさんの部屋は、2階にあった。
明かりは、ついていない真っ暗な部屋…
カルドラ『部屋は散らかっているから話は、此処で済ませよう…』
カルドラ『君達は、冒険者について教わりに来たのだろう?』
私達の先の目的を当てる…
カルドラ『しかし…パメラさんが魔力操作を扱えないで居たのは驚いたよ…』
カルドラ『あの時…私はその事実に気付いても教える事が出来なかった。魔力操作を生まれ付き扱えないのは異例中の異例だからね…』
あの時の私は、常に魔力操作が出来ていなかった。
今までの、旅でも魔力を隠さずにずっと町を歩いていたことになる…
ダダ漏れる魔力は、周囲の人たちの魔力感知を妨げる…
それはまるで…この世界では、服を着ずに裸で歩いているのと同じだ。
パメラ『はいそれと…』
この人にも伝えて大丈夫だろう…
パメラ『界門という力を聞いたことは無いでしょうか?』
カルドラ『界門?はて…なんのことだろう…聴いたことがないな…』
カルドラ『もしかして…あの時の力がそうなのかい?』
シェルピー『十分に考えられます。』
カルドラ『成程…その力の謎を明かすのも冒険の目的の一つか…』
パメラ『はい…』
カルドラ『冒険は、目的があるから楽しい…きっとそれは…壮大な冒険となるだろう…』
カルドラ『この先…数多くの困難が君達の前に立ちはだかるだろう…だが決して挫けず…立ち向かうんだ。それが冒険者だから…』
カルドラさんから伝えられた。言葉を冒険書にまとめる…
冒険者だった。カルドラさん…
その経験が…この言葉を生んだのだろう
本にまとめると…シェルピーと共に大浴場に向かう。
シェルピーと服を脱いでいると…あの印に気付いた。
シェルピーさんには、お腹にその印があった。
その印は、植物の蔓の様な形をしている。
レクサムが言っていた界門という力…
あの時に、起こった不思議な出来事は、この力によるものなのだろうか…
シェルピー『これから、探し出すんですね…この不思議な力について…』
パメラ『はい…』
シェルピー『きっと知っている人が居るでしょう…』
湯に入ると疲れが癒やされる…
お風呂は、1日の疲れを癒してくれる。
私は、再びポカポカしながら…
食事フロアに向かいシェルピーさんと共に夕食を済ませる…
一方その頃…
レクサム『なあ…姉貴…』
ニイ『はいなんでしょう…』
レクサム『今日聞いた。あいつの話にあった。不思議な力について…』
レクサム『その話を聞いた時…ある確信を持ったんだ。』
レクサム『内心ホッとしていた。』
レクサム『あいつの「探求」は…この先いろんな出会いを結び付ける…』
レクサム『それは人でも物でも…だから…』
ニイ『…』
ゼイル『ふぁあ眠い…ん?』
レクサム『やっと俺達の冒険が始まったんだなって…』
ーーー
学園の中庭にあった…かなりの大きさがある石像…
そのことについて…私は唐突にカルドラさんに質問する。
カルドラ『ん?中庭にある大きな石像…』
カルドラ『あの石像の元となった人物は、魔導協会初代会長であり創設者…「ケト・マルベス」だ。』
カルドラ『あの像の実物は、主導国ソルティシアにある。石像はその黄金像を模している。』
カルドラ『魔導協会会長はライル会長で第10代目になるな…』
ゼイル『魔導協会とギルドが長年不仲か…その理由は?』
レクサム『簡潔に言えば…トップ同士との意見の食い違いらしい…』
レクサム『先代の魔導協会会長である…「アウドゥール・サモス・パーシヴァス」と「ギルド協定」の創設者「ヨハン・ディルラード」…』
レクサム『この2人は対立し…後に中央国会議で行われた。全ての多種族に対する決まり…』
レクサム『「人魔平定」に基づいての審判で、最終的に一切の接触を禁じられる程まで…至ったわけだ。』
ゼイル『「人魔平定」…中央国会議の決定は絶対だろ…』
審判とは、あらゆる法令「決まりごと」に基づいて問題と罪が、裁かれるまたは科せられる決定のこと…
王国内で行われる審判は、王族や貴族が決定権を有するのに対し…
中央国会議で開かれる審判では、皇帝が全ての決定権を有している。
カルドラ『明日は休みだ。』
カルドラさんから休日を伝えられた。
何でも…次の試験であり最後の試験…
合同実技試験の日に合わせる為らしい…
私は、学園で夕食を済ませ…今までの学園で学んだ事を冒険書に書き残した。
翌朝…2人で1日…何をするか決めることにした。
シェルピー『レクサムさんに、現在の進行を伝えに行くのはどうでしょう?経過報告です。』
すぐに決まった。
私はレクサム達に、今出来るようになったことを全て伝えたかった。
学園を後にして会いに行く…
レクサム『だから何?』
それがレクサムに、再会して…
私が出来るようになった事を伝えた。最初の回答だった…
ニイさんは、褒めてくれる…優しい笑顔で…なんて優しいんだろうか…
誰かさんと違って…
レクサム『姉貴は、甘やかし過ぎ…』
ゼイル『やっと俺達と同じ土俵か…』
レクサム『まだそれ以下だろ…お前も甘いな…』
レクサム『よしっ!これで5日間の内の3日目…これから金稼ぎに…』
レクサム『「シェアールの森」に出没する魔獣の討伐依頼に向かう!』
レクサム『資金が足りなくてな…』
ゼイル『それじゃあ…向かうか…』
シェアールの森…その森は昔…拠点として使われていたらしく…所々に崩れた建物があった。
レクサム『結構古くなってるから…頭…気を付けろよ…』
ゼイル『周りの魔獣は、弱い奴ばっかだけど…本当に居るのか?』
レクサム『妙だな…弱い気配は確かにするが…依頼にあった変異した魔獣の気配をまるで感じない…』
ニイ『誰かが先に討伐したとか…』
レクサム『それもあり得るけど…』
すると…何やら生臭い匂いが辺りを包む…
レクサム『!』
レクサム『パメラとシェルピーは目を瞑れ!』
急にレクサムが叫ぶ…
ゼイル『すでに遅かったか…』
ゼイル『奴ら依頼を甘く見ていたな…』
レクサム『まだ奥まで…が続いている…』
ニイ『目はくれぐれも開けないでくださいね…』
ゼイル『居るな…』
レクサム『ああ…2人を頼んだぞ姉貴!』
ニイ『私に任せて下さい…』
ニイ『結界術 トリックバリア』
2つの結界が2人の辺りを覆う…
ドドドドォォォォン!!
大きな音を立てて…突然木が倒れ始める…
地面が揺れ始め…大きな音がだんだん近づいて来た。
レクサム『来るぞ!警戒しろ!あれが…魔獣オルドラークだ!』
魔獣は、私達の気配に気付くと雄叫びを上げる。
恐怖で腰を抜かしそうだった。
ゼイル『魔獣オルドラーク…変異個体だけがそう呼ばれる別名…近くに通常個体の魔獣も居るようだな…』
レクサム『いやっ手取り早く終わらせる』
レクサム『久しぶりに3段階目まで上げられそうだ。』
ゼイル『?』
ゼイル『何をだ?…』
ゼイルの声が魔獣の足音でかき消される
何という音だ。
砂埃が辺りを包み込む…
ゼイル『一斉に、魔獣ジェラークが突っ込んで来やがった!』
ゼイル『レクサム!これじゃ標的を狙うのは面倒だぞ!』
レクサム『ああ分かっている!こんな時の姉貴だ。』
ニイ『シルバースコール!』
魔獣は、一斉に串刺しになった。
ゼイル『ほんと…何でもできるな…』
ゼイル『これは氷…属性変化も使えるのか…』
レクサム『これなら!』
レクサム『剣法 クロスランブル!』
魔の存在を一斉に切り刻む…
あれが剣法…凄い威力だ。
レクサム『よしっ…怪我は無いか?』
ニイ『全員無事です。』
ゼイル『さっきの…剣技の色は何だ?』
ゼイル『お前らも見えたか?あれは灰色だ。』
レクサム『…』
ゼイル『俺らには、お前が「魔力属性」を持っていないように見える…』
シェルピー『属性が無い?それでは剣法として登録されませんね…』
ニイ『はい…剣法は魔法が使えて初めて扱えるもの…レクサムには、確かに魔力属性が宿っています。』
レクサム『ああ…それが…俺の魔力属性だからな…』
レクサム『どんな属性耐性も、通用しない…それが俺の魔力属性だ。』
ゼイル『また…謎が芽生えたな…』
レクサム『さっさと…賞金貰って美味いもんでも食おうぜ…』
こうして私達は、シェアールの森を後にする。
森を遠回りしたことによって…魔導国に着く頃には、昼過ぎになっていた。
レクサムは、賞金を得ると近くのレストランに向かう…
レクサム『今日は、うんと食え…奢ってやる…』
祝福してくれているのだろうか…
私は、夢中で食べる…
レクサム『にしても、良い食べっぷりだな…』
ゼイル『だが魔導国で、あのような依頼があるのが妙に引っかかる…』
ゼイル『あれは、どう考えてもそこいらの冒険者では、手に負えない内容だった。』
レクサム『気づいたか?』
ゼイル『何をだ?』
レクサム『あの依頼…簡単な項目に、混ざっていたんだぜ…』
レクサム『近頃何故か、変異個体の数が増えつつある。』
レクサム『環境の変動は、奴ら魔獣には進化を齎すもの…』
レクサム『それは、何か大きな力の誕生によって環境は一気に変わり果てる…』
ゼイル『魔王の誕生か…』
レクサム『そうだ…』
レクサム『案外…魔王に会い対する時は近いだろうな…』
ゼイル『笑えないな…』
長話からレストランを出る頃には夕方に差し掛かる…
私達は、レクサムと別れると真っ直ぐ学園に向かうのだった…
魔王とは果たして何者なのだろうか…
学園に戻ると、ちょうどカルドラさんの姿があった。
パメラ『カルドラさん…』
カルドラさんは、私達の声に気付くと笑顔で手を振る…
どうやら今日の教育は、休みだったようだ。
シェルピー『お出かけでしょうか?』
シェルピーさんが問いかける…
カルドラ『ああ少し…家族と戦友の墓参りにな…』
少し曇った表情をした。
だがすぐに笑顔になる…
カルドラ『雇われでも…魔導将軍をやっていると、家に帰れない時がずっと続く…その間に家族は変わり果て友を失う…』
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すぐに重い話をした事を謝るカルドラさん…
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カルドラさんの、教師寮は学園の裏手にある…貴族の住まう豪華な装飾があり
沢山の灯りがついていた。
カルドラ『部屋はあそこだ…』
カルドラさんの部屋は、2階にあった。
明かりは、ついていない真っ暗な部屋…
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カルドラ『あの時…私はその事実に気付いても教える事が出来なかった。魔力操作を生まれ付き扱えないのは異例中の異例だからね…』
あの時の私は、常に魔力操作が出来ていなかった。
今までの、旅でも魔力を隠さずにずっと町を歩いていたことになる…
ダダ漏れる魔力は、周囲の人たちの魔力感知を妨げる…
それはまるで…この世界では、服を着ずに裸で歩いているのと同じだ。
パメラ『はいそれと…』
この人にも伝えて大丈夫だろう…
パメラ『界門という力を聞いたことは無いでしょうか?』
カルドラ『界門?はて…なんのことだろう…聴いたことがないな…』
カルドラ『もしかして…あの時の力がそうなのかい?』
シェルピー『十分に考えられます。』
カルドラ『成程…その力の謎を明かすのも冒険の目的の一つか…』
パメラ『はい…』
カルドラ『冒険は、目的があるから楽しい…きっとそれは…壮大な冒険となるだろう…』
カルドラ『この先…数多くの困難が君達の前に立ちはだかるだろう…だが決して挫けず…立ち向かうんだ。それが冒険者だから…』
カルドラさんから伝えられた。言葉を冒険書にまとめる…
冒険者だった。カルドラさん…
その経験が…この言葉を生んだのだろう
本にまとめると…シェルピーと共に大浴場に向かう。
シェルピーと服を脱いでいると…あの印に気付いた。
シェルピーさんには、お腹にその印があった。
その印は、植物の蔓の様な形をしている。
レクサムが言っていた界門という力…
あの時に、起こった不思議な出来事は、この力によるものなのだろうか…
シェルピー『これから、探し出すんですね…この不思議な力について…』
パメラ『はい…』
シェルピー『きっと知っている人が居るでしょう…』
湯に入ると疲れが癒やされる…
お風呂は、1日の疲れを癒してくれる。
私は、再びポカポカしながら…
食事フロアに向かいシェルピーさんと共に夕食を済ませる…
一方その頃…
レクサム『なあ…姉貴…』
ニイ『はいなんでしょう…』
レクサム『今日聞いた。あいつの話にあった。不思議な力について…』
レクサム『その話を聞いた時…ある確信を持ったんだ。』
レクサム『内心ホッとしていた。』
レクサム『あいつの「探求」は…この先いろんな出会いを結び付ける…』
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