異世界冒険少女

柊 亮

文字の大きさ
21 / 35

七大特有魔法

しおりを挟む
第22話 七大特有魔法

?『魔導学園を5日間にまとめるか…』
?『会長はいったい…何をお考えになられているのか…』

魔導学園オスマーズ王立教師
ジュベール・バルバトス

?『先程カルドラより…こんな報告が…合同実技試験で面白い結果が出ると…』

魔導学園オスマーズ公立教師
ソフィア・リーズラット

ジュベール『昔から変わらないな…』

ソフィア『あのカルドラが…ここまで期待を持つなんて…公立魔導学園では、きっとお目にできない人たちなのですね…』

ジュベール『ヴァラメンス共同国…第3王女のシェルピー様だ。英雄軍のご令孫とあらば特別待遇は妥当だろう…もう1人は、会長の親戚にあられる方と聞く。』
ジュベール『最初…この計画を聞かされた時は、耳を疑ったよ…』

ソフィア『歴代の会長でまともだったお方がかつて居たでしょうか…』
ソフィア『歴史が好きなわたくしでも…そのようなお話は聞いたことがありません。』

ジュベール『ソフィア…そのぐらいにしておこう…』

魔導学園の関係者…
全ての人達は、王立魔導学園を出門している。

魔導協会会長「主導国で指揮するトップ」
魔導協会副会長「会長の補佐」
魔導協会幹部「王立・公立の学園長」
魔導協会王立教師「王立魔導学園を担当」
魔導協会公立教師「公立魔導学園を担当」

この内…王立教師と公立教師は同じ立場であり…就く者の中には、魔導将軍・公認魔法師・冒険者と様々である。
そのほとんどは、会長自身が勧誘した人たちになる。

朝からお腹が、空いた…

私は、シェルピーさんと共に一階の大食堂に向かった。
その奥には、最有力入門者が食事をしている。

アゼール『それで…他の3学年はどちらでしょうか?』

ランザリオ『他の者達は、私達には着いて来れないこれは…常識…』

ユリウス『それぐらいにしておけ…2人ともあの者達は、夢を閉ざされたのだ。』

ランザリオ『確かに…落門者への無礼は、常識ではありませんでした。』

アゼール『これは、失礼致しましたわ…』

入門者A『あれが、この学園の最有力入門者か…』
入門者B『よせ…話が聞こえる…』
入門者C『3学年は、あの人達しか居ないらしい…何でも、全て落とされたと聞く…』

入門者A『入門試験で、全ての入門者は今後の審査基準を取り決められる。』
入門者A『見込みが無ければ2学年で落とされる…そう言う仕組みだ。』

私は、「オーダー形式」と「バイキング形式」で迷っていたが…選んでいる時に、こんな話を聞いてしまう…

入門者C『毎年…3つの学園では、沢山の入門者が入って来る…それらは、各々が魔法を学び合同実技試験では、5つの区分に分かれて審査される…』

入門者A『いよいよ始まるのか…』
入門者C『1学年までは、今後の審査基準を設定するだけの試験だけのようだが…それも罠だ。俺たちは…もう落門に足を浸けている…』

入門者B『!』
入門者B『まさか、審査基準って…』

入門者C『そうだ…審査の優先候補を決めているんだ。満たさない者は、見落とされる。』
入門者C『もし…仮に上に上がりいい成績を残したとしても…それ以上は、上に辿り着かない壁が出来る。限界があるんだ。』

入門者A『まだ序の口だ…この先様々な試験で落門者が現れる…』
入門者C『3学年では、多くてたったの数十人だ。』

入門者D『お前…それ…オスマーズとセルスピアそれにアストラルまでの基準だろ…』

入門者B『…』

入門者D『現在のソルティシアには、1学年を除いて1人も居ないぞ…知り合いから聞いた話によればな…全員2学年に上がり即刻で落門となったらしい…』

入門者B『話には聞いていたが…』

入門者A『やはりな…』
入門者B『それなら…確かに聞いたことがある…例え、貴族であろうと…才がある者であろうと…あそこは、結果次第で問答無用で落門になる事を…』

入門者B『だがな…そんな主導国にある王立魔導学園でも、近頃出門者が2人居たな…』
入門者B『まあ…近頃と言っても4年前の話だ…』

入門者B『その内の1人は、噂に聞く特有魔法を登録したらしい…それも記録を塗り替える程のな…』

ユリウス『七大特有魔法か…』

アゼール『どう言ったものです?』

ランザリオ『それは常識か何かでしょうか…』

ユリウス『いや…正確には、魔導協会が代々取り決める。その時代の中で最も強大な「魔力特性」のみが扱える魔法…すなわち「7つの特有魔法」をそう呼ぶ…』
ユリウス『ちなみに「七大特有魔法」の由来は、「7つある大陸」に因んでその名が付いた。』

ユリウス『そして4年前…変わることの無かった。特有魔法の歴史を塗り替えた者が現れた。』

ユリウス『その者の名は…』

シェルピー『パメラさん…』

私は、カウンターの前で立ち往生してしまっており…多くの人達を待たせていた。
そこには、2学年の姿もある…

パメラ『ごっごめんなさい…』

入門者E『月の紋章…あの子が噂の特別入門者?』
入門者F『どうしたんだろ?考え事かな…』

一方その頃…

ゼイル『これで4日目…それで…次の目的地は決めてるのか?』

レクサム『シアラの町を経由して…境界の都市テュリスを目指す。その道中に謎に包まれた国「シェアドール」がある…』

ゼイル『謎に包まれた国か…どう言う場所だ?』

ニイ『聞いたことがありませんね…近頃出来た国でしょうか…』

レクサム『さあな…買って来た地図によるとその場所しか記載がない…』
レクサム『寄り道がてらに寄って行こうと思ってな…』

主導国ソルティシア
魔導協会本部
首都リュグナル

ライル『いよいよ…合同実技試験だね…』

?『はい…今年の試験は「レイゲルの森」で行われるようです。』

魔導協会副会長
クラン・ロアゼシル

クラン『あのカルドラでも…彼女達に期待を持っていることを考えると…この試験も実に「興味深い」結果を残せるかも知れませんね…』

ライル『そうでしょ…そうでしょ…なんたって僕が選んだからね…』

クラン『親戚である事が…彼女を選んだ理由では無いですね?』

ライル『…』

クラン『彼女がもし…魔力を持たないのなら…あなたは、会うことも無かった。』

ライル『危険が及ばない為だよ…「もし」その場合はね…』

クラン『王立教師…カルドラ・ウィルベイルより再び報告が入り…彼女とシェルピー様の審査を行った際…何やら見た事の無い力を2人共使ったようです。』

クラン『あれが…彼女らを選んだ理由でも?』
クラン『わざわざ特別入門者を、新たに作ってまで…』

ライル『あれは、僕も想定外だった…』

ライル(まさか…僕と同じ力を持つとはね…)
ライル(以前の持ち主は現皇帝陛下…そう考えるとこの力は、「ある条件」で持ち主が移り変わる…そう考えて良いだろう…)

ライル『まずは…結果を待とうではないか…クラン!同じ戦場を戦った戦友だろう?』

クラン『そうですね…でもあれは、昔の事です。』

ライル『しかも君は、あの英雄軍の1人だった…祖父を持つみたいじゃ無いか…』

クラン『私の祖父が英雄軍となったのは、22の時になります。』
クラン『私は、未だ…祖父を越えられません…』
クラン『英雄軍とは、その位の差があります。』

ライル『でも、お祖父さんの英雄軍についての話は好きだったみたいだね…』

クラン『聞きましたね?お得意の瞬間魔法で…』

ライル『まあね…』
ライル『さてパメラは、どうかな…勿論合格だけど…怪我とかしないかな?』

クラン『今回の試験は、他学園からも王立教師が赴かれます。』

クラン『危険性は0に等しいでしょう…』
クラン『歴戦を生きた…魔導将軍であった者達も、多いみたいですから…』





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

冴えない建築家いずれ巨匠へと至る

木工槍鉋
ファンタジー
「建築とは、単なる箱を作ることではない。そこに流れる『時』を設計することだ――」 かつてそう語り、伝説の巨匠と呼ばれることになる男も、かつては己の名前に怯えるだけの冴えない二級建築士だった。 安藤研吾、40代。独立したものの仕事はなく、下請けとして「情緒のない真四角な箱」の図面を引き続ける日々。そんな彼が恩師に教えられた座標の先で迷い込んだのは、昭和初期を彷彿とさせる、魔法のない異世界だった。 現代の建築知識、そして一釘一釘を大切にする頑固大工との出会い。 「便利さ」ではなく「住む人の幸せ」を求めて、研吾は廃村に時計台を建て、水路を拓き、人々の暮らしを再生していく。 異世界で「百年の計」を学んだ研吾が現実世界に戻ったとき、その設計は現代の建築界をも揺るがし始める。 これは、一人の男が仕事への誇りを取り戻し、本物の「巨匠」へと駆け上がるまでの、ひたむきな再建の記録。

背徳のミラールージュ(母と子 それぞれが年の差恋愛にのめり込んでいく鏡写し)

MisakiNonagase
恋愛
24歳の市役所職員・中村洋平には、自慢の恋人がいた。2歳年上の小学校教師、夏海。誰もが羨む「正解」の幸せの中にいたはずだった。 しかし、50歳になる母・美鈴が21歳の青年・翔吾と恋に落ちたとき、歯車は狂い出す。 ​母の恋路を「不潔だ」と蔑んでいた洋平だったが、気づけば自分もまた、抗えない引力に引き寄せられていた。  その相手は、母の恋人の母親であり、二回りも年上の柳田悦子。 ​純愛か、背徳か。4年付き合った恋人を捨ててまで、なぜ僕は「彼女」を求めてしまうのか。 交差する二組の親子。歪な四角関係の果てに、彼らが見つける愛の形とは――。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

処理中です...