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星の杖シェラキンス
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第24話 星の杖シェラキンス
真夜中…寝室で目が覚める…
明日が学園での最後の日だ。
あの時の私には、寂しさで胸がいっぱいだったのを覚えている。
学園生活は、あっという間に終わりを迎えていた。
シェルピー『明日で…この学園とは最後ですね…』
シェルピーも目が覚めていたようだ。
パメラ『はい…』
翌朝早朝…ジュベールさんからあることを告げられる。
学園長がお呼びしていると…
ジュベール『学園長は書斎にいらっしゃいます。お客人と共にね…』
ジュベール『こちらです…5日間の学園生活お疲れ様でした。』
ジュベール『シェルピー様とパメラ様は、これで…晴れて公認魔法師です。』
ガチャ
ドアが開く…
そこには…ニイさんの姿があった。
ラザトーム『いやあ…まさか…お知り合いだったとは…』
ニイ『いえいえ…私の弟が最初にお会いしておりまして…』
ニイ『旅のほとんどは、弟の方が引っ張っております。』
ラザトーム『貴女様の噂ならいくつもお聞きしております。』
ラザトーム『ですが…今年は誠に驚かされてばかりです。』
ラザトーム『貴女様をお呼びしたのは…会長よりある贈り物をお渡しする為です。』
シェルピー『贈り物ですか?』
パメラ『ライルさんから…』
ラザトーム『はい…これは公認魔法師になった証の一つになります。』
ニイ『一流の魔法師であれば、誰もが持つ一流の杖…これは…会長自らご用意された贈り物です。』
ニイ『私も出門する際にいただきました。この杖がその時の…贈り物です。』
ラザトーム『会長自らご用意されるのは、滅多にないことなのですよ…』
ラザトーム『これは…特注の代物…どれも国宝級の出来前です。』
奥には宝物箱が置いてある。2人分あるようだ。
ラザトーム『シェルピー様はこちらになります。』
宝物箱の中には…まるで…シェルピーの魔力属性を体現したような…豪華な色合いの杖があった…
ラザトーム『金色(こんじき)に輝く…魔法金属になります。』
ラザトーム『魔法金属…近頃では、入手が難しくかなりの高価となっています。』
ラザトーム『一流の職人により仕上げられた。装飾と魔力属性を高める魔法金属…』
ラザトーム『魔法金属は、軽いので古来から武具素材の中では大変人気があるのです。』
ラザトーム『売れば国一つ買えるかもですよ…』
ラザトーム『こちらが…パメラ様に贈られた特注の代物であります。』
そこには…空の星々のように七色に輝く装飾が施された。
星河のような杖があった。
ラザトーム『パメラ様に贈られた代物ですが…職人の方も今まで作ってきた中で一番苦労したと聞いております。』
ラザトーム『この杖を一つ作るのに、大勢の職人と…ある…実在するのかも伝説に包まれている石…それに…「ある石」を手にするのに協力なされた「お方」がおります。』
ラザトーム『星に最も近い場所にあると言われる「星空石(せいくうせき)」』
ニイ『!』
シェルピー『!』
ニイ『伝説の石が実在するのですね…』
ラザトーム『これにはライル様もご協力なされています。』
ラザトーム『この石を入手するには…皇帝陛下様の許可が最も必要になられるとの事です。』
ニイ『星空石は、「自然遺産」の一つである…「秘石種」に登録されています。』
ニイ『7つある大陸を統べる9人の皇帝…その内の1人…』
ラザトーム『ライル会長の頼みに…皇帝陛下様は、いち早くご協力なされたとの事です。』
ラザトーム『ライル会長は…「十二聖輪」を授与なされておりますので…それでご面識がある様です。』
十二聖輪とは、「中央国会議」・「魔導協会」・「ギルド協定」において12種ずつあると言われる。
この世に存在する。全ての者の行いから最も評価された者が授与される…
「称号の指輪」のことを指す…
ニイ『私は、「魔導協会」より4つ程頂きました…』
ラザトーム『それほどの…苦労と価値がその杖には御座います。』
杖を手にすると…馴染みがある…
私の手に合わせて施されてあるようだ。
その反面…これほどの苦労があるこの杖を…果たして素手で触って良いものかと少し抵抗があった。
私は初めて…物を触るのに緊張したのだった…
シェルピー『この杖は…「スクラポーキス」この名を授けます。』
ラザトーム『良いですね…皆さん愛用の武具には良く名を授けております。』
パメラ『では…私は…えと…』
あの時は、良い名を浮かばなかったものだ。
唐突にニイさんが、考えた名前が気に入ったのだ…
ニイ『「星の杖(シェラキンス)」はどうでしょう?』
ラザトーム『なるほど…古来より星を占う際に用いた。おまじないの言葉ですか…』
パメラ『はい!その名前にします!』
ラザトーム『いやあ…気に入って頂き光栄で御座います。』
ラザトーム『それでは…私はこれで…』
学園の門の前で…カルドラさんに別れの挨拶をし学園を後にする。
カルドラ『お元気で…お二人とも』
少し歩くと…すぐにレクサム達の姿があった。
レクサム『どうだった?少しは成長したか…まあ以前よりかはマシになったな』
レクサム『しかもその杖…国宝級だな…』
一体…レクサムには何が見えているのやら…
レクサム(あの背中の杖…専用の「魔束具(まそくぐ)」で包まれているのにただならぬ雰囲気を未だ感じる…)
レクサム(通常「魔束具」は、持ち主の「魔力質量」を封じ込める為の魔導具だ。パメラの場合…封じ込める必要がある以上…専用の「魔束具」が必要になるのか…あんなの見たことがない…)
レクサム(あの武具…魔力操作がまだ十分に扱えないパメラの為を考えた作りだな…)
レクサム(剣なら鞘に「魔束具」が、仕込まれていたりもするな…)
レクサム(持ち主の「魔力質量」が弱い場合…魔束具で包めばそれで済むのだが…なんせ…あのパメラの「魔力質量」だ…)
レクサム(そこで…姉貴の「界門」の能力…「封印」により無理やり封じ込めているんだな…しかし手間の掛かるな相変わらず…)
ゼイル『おい…レクサム…あの杖…』
レクサム『ああ…分かってる…あの杖はただの杖じゃ無い…』
レクサム『専用の「魔束具」と、姉貴の界門で封じ込めてある…それなのにだ…未だ雰囲気を隠せてない…』
レクサム『でも…その内…落ち着くだろう…「魔束具」は包まれている間、魔力を押さえ込み続ける特徴もある。再びその包と封印を解かない限りその内、感じなくなるさ…』
レクサム『そんな事より…俺達のパーティー名を決めた…』
ゼイル『唐突だな…』
シェルピー『どんな名ですか?』
レクサム『此処に居る奴全員…』
レクサム『可能性しか無い卵みたいな感じだろ?』
レクサム『卵は孵化するまで、どんな奴が生まれるか分からない事だってある…』
レクサム『だからこの名に決めた。』
レクサム『俺達のパーティー名は…』
レクサム『「黄金の卵」だ。』
真夜中…寝室で目が覚める…
明日が学園での最後の日だ。
あの時の私には、寂しさで胸がいっぱいだったのを覚えている。
学園生活は、あっという間に終わりを迎えていた。
シェルピー『明日で…この学園とは最後ですね…』
シェルピーも目が覚めていたようだ。
パメラ『はい…』
翌朝早朝…ジュベールさんからあることを告げられる。
学園長がお呼びしていると…
ジュベール『学園長は書斎にいらっしゃいます。お客人と共にね…』
ジュベール『こちらです…5日間の学園生活お疲れ様でした。』
ジュベール『シェルピー様とパメラ様は、これで…晴れて公認魔法師です。』
ガチャ
ドアが開く…
そこには…ニイさんの姿があった。
ラザトーム『いやあ…まさか…お知り合いだったとは…』
ニイ『いえいえ…私の弟が最初にお会いしておりまして…』
ニイ『旅のほとんどは、弟の方が引っ張っております。』
ラザトーム『貴女様の噂ならいくつもお聞きしております。』
ラザトーム『ですが…今年は誠に驚かされてばかりです。』
ラザトーム『貴女様をお呼びしたのは…会長よりある贈り物をお渡しする為です。』
シェルピー『贈り物ですか?』
パメラ『ライルさんから…』
ラザトーム『はい…これは公認魔法師になった証の一つになります。』
ニイ『一流の魔法師であれば、誰もが持つ一流の杖…これは…会長自らご用意された贈り物です。』
ニイ『私も出門する際にいただきました。この杖がその時の…贈り物です。』
ラザトーム『会長自らご用意されるのは、滅多にないことなのですよ…』
ラザトーム『これは…特注の代物…どれも国宝級の出来前です。』
奥には宝物箱が置いてある。2人分あるようだ。
ラザトーム『シェルピー様はこちらになります。』
宝物箱の中には…まるで…シェルピーの魔力属性を体現したような…豪華な色合いの杖があった…
ラザトーム『金色(こんじき)に輝く…魔法金属になります。』
ラザトーム『魔法金属…近頃では、入手が難しくかなりの高価となっています。』
ラザトーム『一流の職人により仕上げられた。装飾と魔力属性を高める魔法金属…』
ラザトーム『魔法金属は、軽いので古来から武具素材の中では大変人気があるのです。』
ラザトーム『売れば国一つ買えるかもですよ…』
ラザトーム『こちらが…パメラ様に贈られた特注の代物であります。』
そこには…空の星々のように七色に輝く装飾が施された。
星河のような杖があった。
ラザトーム『パメラ様に贈られた代物ですが…職人の方も今まで作ってきた中で一番苦労したと聞いております。』
ラザトーム『この杖を一つ作るのに、大勢の職人と…ある…実在するのかも伝説に包まれている石…それに…「ある石」を手にするのに協力なされた「お方」がおります。』
ラザトーム『星に最も近い場所にあると言われる「星空石(せいくうせき)」』
ニイ『!』
シェルピー『!』
ニイ『伝説の石が実在するのですね…』
ラザトーム『これにはライル様もご協力なされています。』
ラザトーム『この石を入手するには…皇帝陛下様の許可が最も必要になられるとの事です。』
ニイ『星空石は、「自然遺産」の一つである…「秘石種」に登録されています。』
ニイ『7つある大陸を統べる9人の皇帝…その内の1人…』
ラザトーム『ライル会長の頼みに…皇帝陛下様は、いち早くご協力なされたとの事です。』
ラザトーム『ライル会長は…「十二聖輪」を授与なされておりますので…それでご面識がある様です。』
十二聖輪とは、「中央国会議」・「魔導協会」・「ギルド協定」において12種ずつあると言われる。
この世に存在する。全ての者の行いから最も評価された者が授与される…
「称号の指輪」のことを指す…
ニイ『私は、「魔導協会」より4つ程頂きました…』
ラザトーム『それほどの…苦労と価値がその杖には御座います。』
杖を手にすると…馴染みがある…
私の手に合わせて施されてあるようだ。
その反面…これほどの苦労があるこの杖を…果たして素手で触って良いものかと少し抵抗があった。
私は初めて…物を触るのに緊張したのだった…
シェルピー『この杖は…「スクラポーキス」この名を授けます。』
ラザトーム『良いですね…皆さん愛用の武具には良く名を授けております。』
パメラ『では…私は…えと…』
あの時は、良い名を浮かばなかったものだ。
唐突にニイさんが、考えた名前が気に入ったのだ…
ニイ『「星の杖(シェラキンス)」はどうでしょう?』
ラザトーム『なるほど…古来より星を占う際に用いた。おまじないの言葉ですか…』
パメラ『はい!その名前にします!』
ラザトーム『いやあ…気に入って頂き光栄で御座います。』
ラザトーム『それでは…私はこれで…』
学園の門の前で…カルドラさんに別れの挨拶をし学園を後にする。
カルドラ『お元気で…お二人とも』
少し歩くと…すぐにレクサム達の姿があった。
レクサム『どうだった?少しは成長したか…まあ以前よりかはマシになったな』
レクサム『しかもその杖…国宝級だな…』
一体…レクサムには何が見えているのやら…
レクサム(あの背中の杖…専用の「魔束具(まそくぐ)」で包まれているのにただならぬ雰囲気を未だ感じる…)
レクサム(通常「魔束具」は、持ち主の「魔力質量」を封じ込める為の魔導具だ。パメラの場合…封じ込める必要がある以上…専用の「魔束具」が必要になるのか…あんなの見たことがない…)
レクサム(あの武具…魔力操作がまだ十分に扱えないパメラの為を考えた作りだな…)
レクサム(剣なら鞘に「魔束具」が、仕込まれていたりもするな…)
レクサム(持ち主の「魔力質量」が弱い場合…魔束具で包めばそれで済むのだが…なんせ…あのパメラの「魔力質量」だ…)
レクサム(そこで…姉貴の「界門」の能力…「封印」により無理やり封じ込めているんだな…しかし手間の掛かるな相変わらず…)
ゼイル『おい…レクサム…あの杖…』
レクサム『ああ…分かってる…あの杖はただの杖じゃ無い…』
レクサム『専用の「魔束具」と、姉貴の界門で封じ込めてある…それなのにだ…未だ雰囲気を隠せてない…』
レクサム『でも…その内…落ち着くだろう…「魔束具」は包まれている間、魔力を押さえ込み続ける特徴もある。再びその包と封印を解かない限りその内、感じなくなるさ…』
レクサム『そんな事より…俺達のパーティー名を決めた…』
ゼイル『唐突だな…』
シェルピー『どんな名ですか?』
レクサム『此処に居る奴全員…』
レクサム『可能性しか無い卵みたいな感じだろ?』
レクサム『卵は孵化するまで、どんな奴が生まれるか分からない事だってある…』
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