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○~第3章~○ SランクDNAの秘密
4射精目! 初めての射精 その1
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――ここはキンタマーニ王国のゴールデンキャッスル(通称:金城)屋上にある精子発射場。
その広大なお城の屋上に、精子たちが射精される砲台が設置され、大砲が据えられている。
大砲といっても、その巨大さと長さは目を疑うレベルのものであり、前身から砲口においては雲を貫き、肉眼では目視できないほど、高く遠く離れた場所まで伸びている。
今日もゴールデンキャッスル(通称:金城)の屋上では、発射を今か今かと待ちわびる精子たちで溢れ返っていた。
≪ご案内申し上げます。1億番から1億5千番までの精子の皆さんは、3番ゲートまでお集まり下さい≫
「あー緊張するなあ……」
「今からでも間に合います! カウパー部隊へようこそ!」
「DNAのランクいくらだった? えーマジー?」
「射精前にカルピスいかがっすかー?」
様々な会話が繰り広げられていた。
それはまるで……
「お祭りのようだ」
俺は初めて訪れる発射場の賑やかさに圧倒されていた。
『Sオナ! ~SランクDNAの精子だけど、今回どう見てもオナ○ニーです~○~○』
【第3章 4射精目! 生まれて初めての射精 その1】
あの日、じいちゃんとトモハルとムーに射精しにイクことを告げた俺は、国民集会広場で受付を済ませ、精子発射場であるゴールデンキャッスル(通称:金城)の屋上までやってきた。
射精の登録を済ませれば最後、もう2度とお城を出ることはできない。
そういう決まりなんだ。
「あ、あの。すみません…… 僕、あ、いえ。俺、2億3千78番なんですけど、どこへ行けばいいですか?」
「はーい♪ じゃあ確認しますんで、ID出してもらってもいいですかー?」
IDとは、国民集会広場で受付と同時に渡されるカードのことで、裏面にはたくさんの数字と何かのコードがプリントされている。
それを案内係の女の子精子に提示すると、持っているスマホをかざしだした。
ピロリキンッ ※コードを読み取った音です
「えーっと。西野テツオさんですねー。2億3千78番なんで、5番ゲートまでお進みくださーい♪」
案内係の女の子精子はそう言うと、僕には一切目もくれず、また違う精子のところへ行き、案内役の仕事をこなしていた。
(5番ゲート5番ゲートっと…… あ、あっちの方だな)
1回の射精で2億5千万人の精子が打ち出されるため、5000万人ずつ分けるゲートが大砲の周りに5つ設けられている。言わばライブ会場のスタンド席だ。
そして全員がゲートに入ったら、グループ大抽選会が行われ、第1グループから第5グループまで分けられるという仕組みになっているらしい。
つまり、2億5000万人の精子が一斉に射精される訳でなく、5回に分けて発射されるのだ。
『なんとか第1から第3グループまでに入れたらなあ……』
スパ次郎が神妙な面持ちでボソッとつぶやいた。
「えっ? グループで有利不利あるの?」
『おまっ…… あったり前やんけ! そんなことも知らんのか!』
スパ次郎に叱られたが、教えてもらった内容はこうだ。
○~グループ分けにおける受精の有利・不利について~○
【第1グループ】
・カウパー特攻隊の一部と、通常の精子で構成される。自分のペースでグングン突き進んで行けることができるが、常にトップを走り続けるプレッシャーは人一倍である。
※第1グループで生まれた有名人⇒織田信長、川越シェフ
【第2グループ】
・“花の2グループ”と言われており、受精率が高い目。第1グループが切り開いた道をぬくぬくと通過できる。出来レースでキンタマーニ王国の王族、貴族が組み込まれることが多い。
※第2グループで生まれた有名人⇒パリス・ヒルトン、筒香 嘉智(ベイスターズ)
【第3グループ】
・出遅れる代わりに体力を温存し、後半力を出せる。第2グループが全滅した時が狙い目。
※第3グループで生まれた有名人⇒田代まさし、エグザイル
【第4グループ】
・出遅れすぎてほとんど追いつけない。受精率激低のグループ。しかし可能性は0ではない。
※第4グループで生まれた有名人⇒インド人全般
【第5グループ】
・もはや中出しにあらず。行為終了後のパンツにだいたい出る。が、射精されず再びキンタマーニ王国へ戻ってくることがある。
※第5グループで生まれた有名人⇒該当者なし
【備考】カウパー特攻隊は第1グループの前に配列され、適宜少数単位で射精される。(不本意)
というものだった。
「4グループと5グループ最悪じゃん!」
『まあな。でもこればっかりは運やからなあ……』
「で、でもさ。仮に俺が4グループや5グループになったとしても…… だ、大丈夫なんだよね? だってほら、俺、SランクDNAだし……」
『ワイちょっと偵察行ってくるわ』
スパ次郎は俺の質問に答えず、フワフワとどこかへ飛んで行ってしまった。
(だ、大丈夫だよな…… うん! きっと大丈夫!)
俺は自分に言い聞かせ、不安をかき消した。
すると間もなく大抽選会が始まった。
≪皆さま大変長らくお待たせ致しましたー! これより射精グループを分ける大抽選会を開始しまーす!≫
比較的軽いノリのアナウンスが入ると、各ゲートの精子たちが一斉にザワザワし始めた。
そりゃそうだろう。
自分の運命がこのグループ抽選で決まると言っても過言ではないのだから……
≪はーい! それじゃあ皆さんにお配りしたIDカードの表面をご覧くださーい。≫
俺はポケットにしまっていたIDカードを取り出し、表面を覗き込んだ。
表面には自分の名前、性別、そしてQRコードが印字されていた。
≪そのQRコードをスマホで読み込んで、専用のサイトへ飛んでくださーい! するとアプリが立ち上がって抽選ボタンが表示されまーす!≫
※アフィリエイトはありません
「ワシらはガラケーじゃぞ!」
「ワシなんて携帯自体持っとらん! どうしたらいいんじゃっ!」
≪5グループでーす≫
「「 ふじゃけんなぁぁああああ! 」」
一部の高齢者精子が暴動を起こしそうになっているが、今はそれどころじゃない!
このQRコードを読み取れば、俺のグループが決まる……
俺の運命が!!
俺は震える手を押さえながら、恐る恐るスマホでQRコードを読み取った。
すると間もなく画面が切り替わり、〘抽選を受ける〙という表示が出現した。
(大丈夫。大丈夫。俺はSランクDNA。きっと大丈夫)
っと思いながらも何故か目を瞑って画面をタップしてしまった。
……ポチ
そしてゆっくり、確実に目を開け、その瞬間を焼き付ける!
_人人人人人人人人人_
> 4グループですwwww <
 ̄YYYYYYYYY ̄
その広大なお城の屋上に、精子たちが射精される砲台が設置され、大砲が据えられている。
大砲といっても、その巨大さと長さは目を疑うレベルのものであり、前身から砲口においては雲を貫き、肉眼では目視できないほど、高く遠く離れた場所まで伸びている。
今日もゴールデンキャッスル(通称:金城)の屋上では、発射を今か今かと待ちわびる精子たちで溢れ返っていた。
≪ご案内申し上げます。1億番から1億5千番までの精子の皆さんは、3番ゲートまでお集まり下さい≫
「あー緊張するなあ……」
「今からでも間に合います! カウパー部隊へようこそ!」
「DNAのランクいくらだった? えーマジー?」
「射精前にカルピスいかがっすかー?」
様々な会話が繰り広げられていた。
それはまるで……
「お祭りのようだ」
俺は初めて訪れる発射場の賑やかさに圧倒されていた。
『Sオナ! ~SランクDNAの精子だけど、今回どう見てもオナ○ニーです~○~○』
【第3章 4射精目! 生まれて初めての射精 その1】
あの日、じいちゃんとトモハルとムーに射精しにイクことを告げた俺は、国民集会広場で受付を済ませ、精子発射場であるゴールデンキャッスル(通称:金城)の屋上までやってきた。
射精の登録を済ませれば最後、もう2度とお城を出ることはできない。
そういう決まりなんだ。
「あ、あの。すみません…… 僕、あ、いえ。俺、2億3千78番なんですけど、どこへ行けばいいですか?」
「はーい♪ じゃあ確認しますんで、ID出してもらってもいいですかー?」
IDとは、国民集会広場で受付と同時に渡されるカードのことで、裏面にはたくさんの数字と何かのコードがプリントされている。
それを案内係の女の子精子に提示すると、持っているスマホをかざしだした。
ピロリキンッ ※コードを読み取った音です
「えーっと。西野テツオさんですねー。2億3千78番なんで、5番ゲートまでお進みくださーい♪」
案内係の女の子精子はそう言うと、僕には一切目もくれず、また違う精子のところへ行き、案内役の仕事をこなしていた。
(5番ゲート5番ゲートっと…… あ、あっちの方だな)
1回の射精で2億5千万人の精子が打ち出されるため、5000万人ずつ分けるゲートが大砲の周りに5つ設けられている。言わばライブ会場のスタンド席だ。
そして全員がゲートに入ったら、グループ大抽選会が行われ、第1グループから第5グループまで分けられるという仕組みになっているらしい。
つまり、2億5000万人の精子が一斉に射精される訳でなく、5回に分けて発射されるのだ。
『なんとか第1から第3グループまでに入れたらなあ……』
スパ次郎が神妙な面持ちでボソッとつぶやいた。
「えっ? グループで有利不利あるの?」
『おまっ…… あったり前やんけ! そんなことも知らんのか!』
スパ次郎に叱られたが、教えてもらった内容はこうだ。
○~グループ分けにおける受精の有利・不利について~○
【第1グループ】
・カウパー特攻隊の一部と、通常の精子で構成される。自分のペースでグングン突き進んで行けることができるが、常にトップを走り続けるプレッシャーは人一倍である。
※第1グループで生まれた有名人⇒織田信長、川越シェフ
【第2グループ】
・“花の2グループ”と言われており、受精率が高い目。第1グループが切り開いた道をぬくぬくと通過できる。出来レースでキンタマーニ王国の王族、貴族が組み込まれることが多い。
※第2グループで生まれた有名人⇒パリス・ヒルトン、筒香 嘉智(ベイスターズ)
【第3グループ】
・出遅れる代わりに体力を温存し、後半力を出せる。第2グループが全滅した時が狙い目。
※第3グループで生まれた有名人⇒田代まさし、エグザイル
【第4グループ】
・出遅れすぎてほとんど追いつけない。受精率激低のグループ。しかし可能性は0ではない。
※第4グループで生まれた有名人⇒インド人全般
【第5グループ】
・もはや中出しにあらず。行為終了後のパンツにだいたい出る。が、射精されず再びキンタマーニ王国へ戻ってくることがある。
※第5グループで生まれた有名人⇒該当者なし
【備考】カウパー特攻隊は第1グループの前に配列され、適宜少数単位で射精される。(不本意)
というものだった。
「4グループと5グループ最悪じゃん!」
『まあな。でもこればっかりは運やからなあ……』
「で、でもさ。仮に俺が4グループや5グループになったとしても…… だ、大丈夫なんだよね? だってほら、俺、SランクDNAだし……」
『ワイちょっと偵察行ってくるわ』
スパ次郎は俺の質問に答えず、フワフワとどこかへ飛んで行ってしまった。
(だ、大丈夫だよな…… うん! きっと大丈夫!)
俺は自分に言い聞かせ、不安をかき消した。
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自分の運命がこのグループ抽選で決まると言っても過言ではないのだから……
≪はーい! それじゃあ皆さんにお配りしたIDカードの表面をご覧くださーい。≫
俺はポケットにしまっていたIDカードを取り出し、表面を覗き込んだ。
表面には自分の名前、性別、そしてQRコードが印字されていた。
≪そのQRコードをスマホで読み込んで、専用のサイトへ飛んでくださーい! するとアプリが立ち上がって抽選ボタンが表示されまーす!≫
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≪5グループでーす≫
「「 ふじゃけんなぁぁああああ! 」」
一部の高齢者精子が暴動を起こしそうになっているが、今はそれどころじゃない!
このQRコードを読み取れば、俺のグループが決まる……
俺の運命が!!
俺は震える手を押さえながら、恐る恐るスマホでQRコードを読み取った。
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(大丈夫。大丈夫。俺はSランクDNA。きっと大丈夫)
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_人人人人人人人人人_
> 4グループですwwww <
 ̄YYYYYYYYY ̄
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