Sオナ! ~SランクDNAの精子だけど、今回どう見てもオ○ニーです~○~○

巻き爪たろう

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○~第5章~○ 射精の苦悩

5射精目! 魔法! サンダー!

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『ーーもしもしエイデン? 小説、どうだった?』
『うん…… テツオの言った通りこの小説は本当のことを書いているような気がするさ』

 変態魔法賢者アレックスの大冒険~中出しパラダイス~を読み終わった俺たちは、互いの感想を言い合うべく家の近くの公園で落ち合う約束を行った。
 ※スパ次郎は本日有給です

(なつかしいな……)

 先に公園に着いたのは俺だった。
 この公園はゾウさん公園という名前がついていて、その名の通り公園の中央にゾウの滑り台が設置されているのだ。
 ※ゾウさんの色は肌色です(やや黒い目)

 トモヒロとムーの3人でよく遊んだゾウさん公園は、あの頃から何も変わってはいなかったが、少し前に知り合ったエイデンとこれから会うと思うと、また少し雰囲気が違って見えた。

~○ ~○ ~○

「おーい。ごめんさ。ちょっと遅れたさ。だからこれはお詫びのしるしさ」

 エイデンだ。
 約束の時間より少し遅れたお詫びにカルピス(瓶の原液)を買ってきてくれた。
 俺たちはゾウさん公園に設置されているブランコに乗りながら、変態魔法賢者アレックスの大冒険~中出しパラダイス~の感想をそれぞれ言い合った。

「この作者は本当にスゴイさ。まるで本当にあの世界を旅してきたんだと思ってしまうさ」
「……だよな。あまりに具体的すぎるよな。読んでる途中でフィクションだということを忘れちゃったよ」
「僕はこの小説を読んで受精してみたいと初めて思ったさ! 受精してゲイ魔法戦士になりたいさ!」

(ゲイ魔法戦士…… そう言えば前も言っていたな)

「テツオは何になりたいのさ?」
「お、俺は……」

 前にもエイデンから全く同じことを聞かれたが、今回も答えることができなかった。“膣美さんに会いたい”ただそれだけだった。

「エイデンに1つ聞きたいことがあるんだ」
「ん? なにさ?」
「この小説の存在をどうやって知ったんだ?」
「あ、ああ。それなら知らないお爺さんに教えてもらったのさ」
「それって西の村の村長?」
「いや違うさ。見たことないお爺さんだったさ。もしかして西の村の人ではないんじゃないかな?
 ちょうどテツオとファック-OFFで出会ったその日の朝に、そのお爺さんから声をかけられたのさ。
 『君は魔法使いの素質があるから、変態魔法賢者アレックスの大冒険という本を買いなさい』ってさ。」
「なるほど……」
「そしてこの本を読んでちょっと練習したら本当に使えたのさ! 魔法がさ!」
 ※ファンタジー感が30%上昇しました!

「ま、マジで!?」
「本当さ! そうだちょっと見てさ!」

 そう言うと、エイデンはブランコから降りて俺から2、3歩離れたところまで移動し、目をつむり詠唱を始めた。
 俺は改めてエイデンの全身を見たが、本当に俺の体の3倍はある。

「ゲイ魔法戦士になりたいさ。ゲイ魔法戦士になりたいさ。ゲイ魔法戦士になりたいさ……」

 アレックスの大冒険の序盤には魔法のあれこれについて記載されている。
 たしか、魔法に必要なのは集中力、そして自分の心の中に宇宙を創る…… だったと思うが、俺には何を書いているのかさっぱり分からなかったからちょっと飛ばし読みした部分でもあった。
 それをエイデンは理解したとでもいうのだろうか……

「……テツオ、いいかい? 出すさ」
 ※いやらしい表現ではありません

「う、うん……」
 
 俺がそう返事すると、エイデンは間もなく右の手を自分の胸の前まで上げ、手の平を広げてその魔法の名前を叫んだ。

「サンダーさ!」

 その瞬間、公園内に強い風が吹き荒れ、昼間だというのに真っ暗になりそうなほどのカミナリ雲が辺り一面を覆った。
 そして……
 エイデンの右の手の平の上に、キレイな光の円盤が形成され、恐ろしいほどのスピードで回転しだした。

「こ、これが雷の魔法…… サンダー!」
「いや違うさ。これは電動工具のほうのサンダーさ」
 ※ファンタジー感が30%ダウンしました

「え? え? だってほら、カミナリ雲がすんごい辺りを覆ってるじゃん」
「これはただ天気が崩れただけさ」
 ※ファンタジー感が更に30%ダウンしました

「いやいや待って待って。じゃ、じゃあ百歩譲ってその光の円盤が電動工具のほうだったとしても、正しくはディスクグラインダーでしょ」
「……そのへんは、なんか、こう、さ……」

 その瞬間、どしゃ降りの雨が降り出した。
 ※ファンタジー感が30%ダウンしました
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