Sオナ! ~SランクDNAの精子だけど、今回どう見てもオ○ニーです~○~○

巻き爪たろう

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○~第6章~○ 卵管采へGO!

6排卵目! 氷の魔法、その名も

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「ず…… ずびばぜんでじだぁぁあ!」

 怒りに満ちたアタシと婆やを前にして立っていられる者などいない。ワキ汗毘沙門天びしゃもんてんをボッコボコに殴り倒した後、ロープで縛り揚げひざまずかせた。
 しかし、ワキ汗毘沙門天の両ワキからは尚もとめどないワキ汗が流れ続けている。
 アタシの怒りは収まらなかった。
 こんな汚いおっさんのワキ汗が混じった川の水を何杯も飲んでしまったと思うと、再び怒りが込み上げ、拳を打ち込んでしまうのだった。

 ガンっ!

「も…… ももももう勘弁じでぐだざい」
「うるさい! 死ね!」

 ゴスっ!

『膣美さま。お気持ちは分かりますが、それ以上は死んでしまいます』
「いいのよ! こんなヤツ死ねばいいのよ!」

 ドスッ!

「グフ…………」
『いけません。意識を失いかけております』

 婆やに制止され少しだけ落ち着きを取り戻したが、ワキ汗毘沙門天のワキ汗は治まることはなくダバダバと流れ続けたままだった。

「くそ腹立つわね! ワキ汗が出続けるなんて一体何の能力なのよ! 誰が得するのよ! そして何で自分でコントロールできないのよ!」
『コントロール…… 膣美さま。私に良い考えがございます』

 婆やの良い考えとやらに耳を貸した。

「なるほど! それは名案ね婆や」
『はい。しかし膣美さま、加減をしないとこのワキ汗毘沙門天は本当に死んでしまいます。人質にできますので必ず加減をして下さいますように』
「な…… なにをする気なのですか……」

 婆やの提案はこうだ。
 ワキ汗毘沙門天の両ワキからとめどなく流れるワキ汗を凍らせる! 
 そのためには氷の魔法を使う!
 しかし本当に加減をしなければならない。以前練習で氷の魔法を出した時、湖が全部凍っちゃったからだ。
 ※膣ガチョウも200羽ほど凍ってしまいました

『膣美さま。これは魔法の威力をコントロールする練習でもあるのでございます。先の火の魔法では怒りに身を任せ、この森を全て焼却してしまいました』
「太陽魔法サンバルカンね!」
「ダッサ」

 ゴスっ!

「グハァっ! ずびばぜん」
『良いですか? 魔法の物質を全て使ってしまいますと、回復までに時間がかかってしまいます。長期戦ではここぞという時に使えないのは命取りとなりますゆえ、今回このワキ汗毘沙門天で練習いたしましょう』

 アタシはさっそく氷の魔法を繰り出す準備にとりかかった。
 意識を集中し、自分の中の宇宙を覗き込む――
     ・
     ・
     ・
 アタシの宇宙の中は相変わらず火の魔法となる物質がダントツに多く、ヘビのようにうごめいた。
 それをかき分けて氷の魔法となる物質を探す――

(いた……)

 氷の魔法となる物質は、火の物質のように動き回ることはなく皆で身を寄せ合い固まっている。まるで寒さを凌ぐために集まったペンギンのようだ。
 アタシは氷の魔法となるペンギンみたいな物質に声をかける。
 “あの忌々しいワキ汗を凍らせてくれ!”ってね。
     ・
     ・
     ・
「な…… なななんだかこの辺りだんだん寒くなってきている気がするんでけど!!」
『はい。膣美さまが今から氷の魔法を出すのです』
「ひぃ! 命だけは…… 助けていただけませんか!!」
『運が良ければ…… といったところでございましょう』

(しかし…… 膣美さまは本当に魔法の才能がおありです。これほど見事な氷気ひょうきまとった者を見たのはアレックス以来にございます)


 氷の魔法は火の魔法と違って飛び道具じゃない。
 今の状態ならアタシが触れるモノ全てを凍らせることができる。

「こ、このお嬢さんの体から煙が上がってます……」
『あれは空気中の水蒸気が急激に冷やされて液化した“水”にございます』
「わ、私はこれからどうなっちゃうんですか!!」

 アタシはゆっくりとワキ汗毘沙門天の傍まで寄って行った。

「ささささ寒いです! 来ないで! 来ないでぇええええ!」

「――無駄よ! アタシの氷の魔法をくらいなさい! “ペニタス!”」
 ※ファンタジー感が30%ダウンしました
 #2019年初下がり

 そして両肩をガッと掴むと一気にワキ汗が氷り始めた。シュー!という大量音を出しながら白い煙が上がる。

「ぎゃぁぁああああああ! つめた! いや熱ぅうううううううううう!」

 泣き叫ぶワキ汗毘沙門天をよそにアタシは両肩を掴み続けた。
 が、意外と凍るスピードが速く、忌々しいあのワキ汗がやっと止まったのだった。それと同時にワキ汗毘沙門天は泡を吹いて気絶してしまった。

『お見事にございます膣美さま! 素晴らしいコントロールにございました』
「ふー! 魔法をコントロールするのって大変ね。集中力すごいいるわ」

 氷の魔法であるペニタスを解除したアタシが改めてワキ汗毘沙門天を見ると、両ワキがカチンコチンに凍っていた。

「で、コイツどうすんの?」
『人質にとって卵管采の門番である不毛明王ふもうみょうおうに通してもらえるよう交渉道具に致しましょう』
「えぇー! アタシは反対だな。不毛明王ってやつもさ、アタシの魔法でちょちょいのチョイって――」
『膣美さま。あの向こうにある切り立った崖がお見えですか?』
「ん? ああ。あの遠くにある山のこと? 見えるけどそれがどうしたっていうのよ」
『あれが不毛明王にございます』
「えぇえっぇえええええぇぇぇぇえええ!!」
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