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第二章
127 退き口
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――――何アレ? あまりの出来事にフリーズしてしまう。あの銀髪の女は一体何なんだ? いやちょっと待って。もしかしてあれなら岩盤をぶち抜くことができるんじゃ? もしそうならオレの命さえ危ない。 やばいやばいやばいやばい。
歯ががちがち鳴る。足ががたがた震える。汗がどろどろ噴き出る。
早く逃げないと。って落ち着けオレはすでにあの巣にはいない。もうとっくに別の巣に脱出しているからオレ自身に危険はない。でももしあの銀髪が追ってきたら? それも無理だ。極力オレが今いる巣に痕跡は残さないようにしているからそう簡単には見つからないはずだ。でも万が一ってこともあるんじゃ?
ひたすらに怯えて、無駄な思考を繰り返す。
が、そんなものは小春にはなかった。無駄はない。最短の思考だけを行う。
「弓で射ろ」
矢の雨が降り注ぐ。しかし、城壁さえ見下すであろう銀色の<盾>が全てを防ぎ、返す刀で巨大すぎる<剣>を一閃させた。
地を砕くほどの一撃に砂塵が舞う。
ありえない。
ラーテルはいい。あれは確かにでたらめだったけど、理屈に沿った強さだった。しかしこいつは――――何ひとつとして論理が通じない。一体あの小柄な体のどこにそんなエネルギーが存在するのか。しかしようやく冷静な思考ができるようになったオレはまともな指示を出すことができた。
「小春! 兵を引かせろ!」
「うん」
わけがわからない。わけがわからないけど、これだけはわかる。あれには、勝てない。ラーテルと同等かそれ以上の強敵だ。
「全員撤退準備だ! 小春と風子はトンネルを通って逃げろ!」
ラーテルに襲われた経験を活かし、あらかじめ脱出口としてトンネルを掘っておいた。これなら遮蔽物の無いこの巣でも安全に脱出できる。
はずだった。
「紫水。トンネルが壊れてる」
――――――。
視界が揺れた。何故? 決まってる。さっきの銀髪の魔法だ。
まさかわかってやったのか? どうやって? 何故トンネルを二つ作っておかなかった? そうしたら脱出できたかも。というかトンネルごと壊すってなんだよ。下手すりゃ巣も完全にぶち抜くことができるのか? それじゃやっぱりあいつがオレのいる巣に来たらオレを殺すことができるということ? 一度止まったはずの汗と震えが止まらない。恐怖を、また、思い出す。けど――――
「ああもう!」
首が取れるんじゃないかと思うくらい横に首を振る。
オレの悪い癖だ。すぐに思考を逸らす!
大事なのは、今、どうするかだ!
「紫水。妾の糸で壁を乗り越えさせよう」
千尋……! 確かにそれが一番現実的な脱出方法だ。それしか思いつかない。早く―――
「駄目」
それを止めたのは小春だった。
「何故じゃ! それ以外に脱出する方法など……」
「それだと目立ちすぎる。あいつは追ってくる」
確かに壁を乗り越えれば目立つ。森の中ならともかく整備された巣の内部なら一㎞先でも見通せる。この状況よりもまずいのは他の巣の位置までバレることだ。
「ならどうするつもりじゃ!?」
「今ここにいる、巣の中にいる全員であいつを迎撃する。それに私がここで倒されればこれ以上追ってこないかもしれない」
巣の中、そう強調した意味は明白だ。今千尋は壁の上にいる。
「小春! 貴様、妾を戦わせぬつもりか!」
犠牲を最小限でとどめるにはそれしかない。
アレに勝てない以上、できるだけ味方を戦わせないしか道はない。
正しい選択をしなければならない。考えろ。それがオレの責任だ。もっとも被害が少なく、かつ利益が出る選択をしなければならない。いや、もはやこの戦いで利益を得るのは不可能だ。悪い選択か、最悪な選択をするしかない。
今千尋と他数人の蜘蛛は壁の上にいてヒトモドキたちには気付かれていない。こいつらは逃げられる。
「わかった。お前らに任せる。千尋、撤退しろ」
「紫水! どういうつもりだ!」
「どういうつもりも何もない。千尋を生かす。それだけだ」
「妾は退かぬ! 戦って、」
「お前が戦うならオレはお前を無理矢理拘束してでもそこから離れさせる。その結果小春がより不利になってもいいのか」
「紫水!」
「いい加減にしろ。お前のわがままを聞ける状況じゃない」
項垂れる。深く、沼に沈むように。
「何故、妾だけ……」
「お前の替わりはいない。お前しか助けられる奴がいない」
「なら、小春は、風子は……どうなのだ」
「助からない。替わりはいないけど、当てはある」
蟻の育成は進んでいる。幹部候補になりうる女王蟻もいる。ドードーはリーダーがいなくとも行動できる。しかし蜘蛛のリーダーは千尋だけだ。千尋がいなければオレに従うかどうかはわからない。
「お前の母親だって、ラーテルと戦わなかったらしい。それは多分、お前らのためじゃないか?」
我ながら推測しかない無責任な言葉だけど、説得するためなら母親のことだって持ち出す。千尋にとってあの蜘蛛はきっとオレ以上の存在だったはずだから。
「もう、それしかないのか」
「ない」
「……わかった。妾達は別の巣に移る」
「ありがとう」
心からの感謝を。でも、まだ負けてない。勝ち目が薄かろうが負けてない以上、まだやる。
策がないわけじゃない。
「小春、風子。まだ戦う気はあるか?」
あの絶対的な暴力を目にしても戦う気概は残っているか? 答えなんか聞くまでもない。
「うん」
「前進せよ、今こそ」
「小春はともかく風子はいいのか? お前だけでも隠れててもいいぞ?」
「不要だ。我が子らが前に進むがゆえに。お前は確かに我らの道行きを照らした」
ドードーの価値観は群れ全体が無事かどうかに集約される。もしももっとオレたちがドードーを冷遇していたらどうしていたんだろうか。考えても詮無き事。今は集中しないと。
「ならまず、準備だ」
対ラーテル用に考案したあの戦法を使うしかない。できれば使いたくないと思った戦法を。
歯ががちがち鳴る。足ががたがた震える。汗がどろどろ噴き出る。
早く逃げないと。って落ち着けオレはすでにあの巣にはいない。もうとっくに別の巣に脱出しているからオレ自身に危険はない。でももしあの銀髪が追ってきたら? それも無理だ。極力オレが今いる巣に痕跡は残さないようにしているからそう簡単には見つからないはずだ。でも万が一ってこともあるんじゃ?
ひたすらに怯えて、無駄な思考を繰り返す。
が、そんなものは小春にはなかった。無駄はない。最短の思考だけを行う。
「弓で射ろ」
矢の雨が降り注ぐ。しかし、城壁さえ見下すであろう銀色の<盾>が全てを防ぎ、返す刀で巨大すぎる<剣>を一閃させた。
地を砕くほどの一撃に砂塵が舞う。
ありえない。
ラーテルはいい。あれは確かにでたらめだったけど、理屈に沿った強さだった。しかしこいつは――――何ひとつとして論理が通じない。一体あの小柄な体のどこにそんなエネルギーが存在するのか。しかしようやく冷静な思考ができるようになったオレはまともな指示を出すことができた。
「小春! 兵を引かせろ!」
「うん」
わけがわからない。わけがわからないけど、これだけはわかる。あれには、勝てない。ラーテルと同等かそれ以上の強敵だ。
「全員撤退準備だ! 小春と風子はトンネルを通って逃げろ!」
ラーテルに襲われた経験を活かし、あらかじめ脱出口としてトンネルを掘っておいた。これなら遮蔽物の無いこの巣でも安全に脱出できる。
はずだった。
「紫水。トンネルが壊れてる」
――――――。
視界が揺れた。何故? 決まってる。さっきの銀髪の魔法だ。
まさかわかってやったのか? どうやって? 何故トンネルを二つ作っておかなかった? そうしたら脱出できたかも。というかトンネルごと壊すってなんだよ。下手すりゃ巣も完全にぶち抜くことができるのか? それじゃやっぱりあいつがオレのいる巣に来たらオレを殺すことができるということ? 一度止まったはずの汗と震えが止まらない。恐怖を、また、思い出す。けど――――
「ああもう!」
首が取れるんじゃないかと思うくらい横に首を振る。
オレの悪い癖だ。すぐに思考を逸らす!
大事なのは、今、どうするかだ!
「紫水。妾の糸で壁を乗り越えさせよう」
千尋……! 確かにそれが一番現実的な脱出方法だ。それしか思いつかない。早く―――
「駄目」
それを止めたのは小春だった。
「何故じゃ! それ以外に脱出する方法など……」
「それだと目立ちすぎる。あいつは追ってくる」
確かに壁を乗り越えれば目立つ。森の中ならともかく整備された巣の内部なら一㎞先でも見通せる。この状況よりもまずいのは他の巣の位置までバレることだ。
「ならどうするつもりじゃ!?」
「今ここにいる、巣の中にいる全員であいつを迎撃する。それに私がここで倒されればこれ以上追ってこないかもしれない」
巣の中、そう強調した意味は明白だ。今千尋は壁の上にいる。
「小春! 貴様、妾を戦わせぬつもりか!」
犠牲を最小限でとどめるにはそれしかない。
アレに勝てない以上、できるだけ味方を戦わせないしか道はない。
正しい選択をしなければならない。考えろ。それがオレの責任だ。もっとも被害が少なく、かつ利益が出る選択をしなければならない。いや、もはやこの戦いで利益を得るのは不可能だ。悪い選択か、最悪な選択をするしかない。
今千尋と他数人の蜘蛛は壁の上にいてヒトモドキたちには気付かれていない。こいつらは逃げられる。
「わかった。お前らに任せる。千尋、撤退しろ」
「紫水! どういうつもりだ!」
「どういうつもりも何もない。千尋を生かす。それだけだ」
「妾は退かぬ! 戦って、」
「お前が戦うならオレはお前を無理矢理拘束してでもそこから離れさせる。その結果小春がより不利になってもいいのか」
「紫水!」
「いい加減にしろ。お前のわがままを聞ける状況じゃない」
項垂れる。深く、沼に沈むように。
「何故、妾だけ……」
「お前の替わりはいない。お前しか助けられる奴がいない」
「なら、小春は、風子は……どうなのだ」
「助からない。替わりはいないけど、当てはある」
蟻の育成は進んでいる。幹部候補になりうる女王蟻もいる。ドードーはリーダーがいなくとも行動できる。しかし蜘蛛のリーダーは千尋だけだ。千尋がいなければオレに従うかどうかはわからない。
「お前の母親だって、ラーテルと戦わなかったらしい。それは多分、お前らのためじゃないか?」
我ながら推測しかない無責任な言葉だけど、説得するためなら母親のことだって持ち出す。千尋にとってあの蜘蛛はきっとオレ以上の存在だったはずだから。
「もう、それしかないのか」
「ない」
「……わかった。妾達は別の巣に移る」
「ありがとう」
心からの感謝を。でも、まだ負けてない。勝ち目が薄かろうが負けてない以上、まだやる。
策がないわけじゃない。
「小春、風子。まだ戦う気はあるか?」
あの絶対的な暴力を目にしても戦う気概は残っているか? 答えなんか聞くまでもない。
「うん」
「前進せよ、今こそ」
「小春はともかく風子はいいのか? お前だけでも隠れててもいいぞ?」
「不要だ。我が子らが前に進むがゆえに。お前は確かに我らの道行きを照らした」
ドードーの価値観は群れ全体が無事かどうかに集約される。もしももっとオレたちがドードーを冷遇していたらどうしていたんだろうか。考えても詮無き事。今は集中しないと。
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