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7 揉め事は面倒くさいです
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マリアーノ様と取り巻き三名登場!
そしてみんなが食べている食堂で、バッサバッサと羽の扇子を振る。
上げたり揺らしたり…誇りが光って落ちているわ、マリアーノ様。
せっかくの食事時間に、この食堂自体の雰囲気が悪くなってしまったわ。
「あら、その野暮な眼鏡に地味な顔、イズリー伯爵家の方だったわね。あなた無責任な発言しないで下さる、勝手に私の名前を出して!グレゴリー様に事情を聞かれた不名誉、伯爵家にきちんと抗議させていただきますから」
何故マリアーノ様は、喧嘩腰なのだろうか?そもそもリリエットさんにあなたが言い出したことですが?
まぁ、お義父様には全て話してあるので大丈夫ね。
「ハァ、そうですか。わかりました。義父にはそのように伝えます」
と言えば、
「何ですか?その態度!謝るつもりがございませんの?」
謝って欲しいらしい…
でも義母からイズリー家の礼儀作法で簡単に謝るなと指導されているのよね。
どうしましょう!?
「もう、あなた、目も悪ければ、耳も遠いの?」
興奮して、優雅な金色の髪が蛇の様にうねって見えるわ。
あぁ、先生が魔物だかなんだかメデューサとか話をしていたわね、確か目を見てはいけないとか…
眠くなってきた。
「聞いていらしゃるの?あなたは!」
「何を騒いでいるのですか?」
赤い短髪の身体が大きい…
凛々しい声が食堂内に響いた。
「あ、アンドル王子様…」
慌てた声になったマリアーノ様。いや、そこはグレゴリー様でしょう!声は彼でしたよ。
しっかり目を開けると、グレゴリー様にアンドル王子様にサイファ様がいる。
この学校の人気者が揃いました。今日はみんな食堂の日なのかしら?
「如何なさったのですか?マリアーノ嬢、食堂に続く廊下まであなたの声で響いていましたよ。ある女生徒に『淑女が』とご令嬢の礼儀作法を唱えていると聞きましたが、まさかご自身が反しているなんてことはありませんよね?」
中々キツイことを言うなアンドル王子様。
「そうなんです、いつもマリアーノ様に注意されるんです」
そして何故あなたがそこに!
そんな横脇にちゃっかりダイアナさんが、猫撫で声でサイファ様の片腕の制服を引っ張って、甘えながら言っている。
まさに火に油を注いでいる。
顔色が真っ青になって赤くなって大忙しのマリアーノ様。取り巻きさんはオドオドしているし…
うん、若干可哀想。
だけどメデューサは見てはいけないらしいから無視ですけど。
「な、なんで、私は、不名誉を晴らしたくてそちらの、イズリー伯爵令嬢に、一言謝罪を、頂きたかった、だけですの」
突っかかりながらも侯爵令嬢としての意地なのか自分を通した。確かに彼女より身分が低いので、大抵が彼女の方に是が上がるだろうけど…
「私、ミランダ様とご一緒になり仲良しなんです。彼女とても良い令嬢です。男爵家の私にも御礼を言ってくれました。取り巻きを虐めるのはやめて下さいマリアーノ様!」
と人差し指をマリアーノ様に出して、注意してます的な言動を取ったダイアナさん。
まさかの私を援護射撃…一体いつ仲良い状態に?
それに、私よりも下位貴族のあなたに、そんな物申しありえないから!
真っ赤になって今にも爆発しそうなマリアーノ様…
パチンと手を一拍叩いてから、王子が話し始めた。
「よくないよ、ダイアナ嬢、君にマリアーノ嬢を注意出来る立場じゃないよね?君も学ぶべき事が多々あると、私は思うが、かの事件、自分は関係ないと言うなら余計に掘り起こすべきではないのではないかなマリアーノ嬢?」
と少しの笑みといつもと同じ表情でアンドル王子は言った。
やっぱり、私が、読んでいた絵本の王子様に顔も容姿もそのものだ。
こんな人いるんだな。人形みたい…
「は、はい。私はこれで失礼させて頂きます」
と乱れたカーテシーをしてマリアーノ様と御一行は行ってしまった。
「はあ~怖かったです~」
サイファ様に言ったのか、いや、目はアンドル王子に向けてダイアナさんは甘え声で言った。
あなたは、反論していたでしょうが。
…よくやる人だ。流石、下世話な噂第一位の令嬢ね。
サイファ様の次はアンドル王子狙いか。
まさか!?
おぉ~、これが先生が言っていた成り上がりっていう現象かしら?男爵令嬢が王太子妃…
ありえない!
凄い、彼女は、凄い事に挑む人だったのね。だから気味悪く思えたのかしら?
「ミランダ嬢、ミランダ嬢…
聞いているか?おい、ハァー、」
「ミランダ嬢、アンドル殿下が呼んでいるが、耳は聞こえるか?」
「あぁ、はい、耳抜きは得意ですから…
聞こえました、グレゴリー様、アンドル王子様…」
「事情を聞きたいので、授業終了後、応接室に来てもらえるか?」
「えっ、何の事情ですか?」
驚いた。何を聞くと言うのか?
「ハァ!?今日の騒ぎだが?」
表情筋を一切動かさず話す人形ぽさに、言葉が入って来ないのだけど、何故今の騒ぎが私のせいみたいになっているのか、物凄く不服だ。理不尽だと思う。
「何故、頬を膨らませているんだ…」
とアンドル王子は目の前に立って言った。
やはり間近で見ても絵本の王子様だと思った。
「息していますか?」
念の為聞いてみた。
「は!?」
思わず言葉が出てしまった、不敬だわ。
「あぁ、間違いました。わかりました。応接室ですね」
と言えば、回れ右をして王子様とグレゴリー様が食堂から出て行く。サイファ様が遅れて出て行き、扉でダイアナさんがこちらを振り返った。
鋭い視線で…
「何だったの?一体。
事情を説明と言っても、これは私の方が説明して欲しいぐらいだけどね」
と言った私の声は、食堂にいた人達の共感を得て、みんなが、頷いてくれていた。
そしてみんなが食べている食堂で、バッサバッサと羽の扇子を振る。
上げたり揺らしたり…誇りが光って落ちているわ、マリアーノ様。
せっかくの食事時間に、この食堂自体の雰囲気が悪くなってしまったわ。
「あら、その野暮な眼鏡に地味な顔、イズリー伯爵家の方だったわね。あなた無責任な発言しないで下さる、勝手に私の名前を出して!グレゴリー様に事情を聞かれた不名誉、伯爵家にきちんと抗議させていただきますから」
何故マリアーノ様は、喧嘩腰なのだろうか?そもそもリリエットさんにあなたが言い出したことですが?
まぁ、お義父様には全て話してあるので大丈夫ね。
「ハァ、そうですか。わかりました。義父にはそのように伝えます」
と言えば、
「何ですか?その態度!謝るつもりがございませんの?」
謝って欲しいらしい…
でも義母からイズリー家の礼儀作法で簡単に謝るなと指導されているのよね。
どうしましょう!?
「もう、あなた、目も悪ければ、耳も遠いの?」
興奮して、優雅な金色の髪が蛇の様にうねって見えるわ。
あぁ、先生が魔物だかなんだかメデューサとか話をしていたわね、確か目を見てはいけないとか…
眠くなってきた。
「聞いていらしゃるの?あなたは!」
「何を騒いでいるのですか?」
赤い短髪の身体が大きい…
凛々しい声が食堂内に響いた。
「あ、アンドル王子様…」
慌てた声になったマリアーノ様。いや、そこはグレゴリー様でしょう!声は彼でしたよ。
しっかり目を開けると、グレゴリー様にアンドル王子様にサイファ様がいる。
この学校の人気者が揃いました。今日はみんな食堂の日なのかしら?
「如何なさったのですか?マリアーノ嬢、食堂に続く廊下まであなたの声で響いていましたよ。ある女生徒に『淑女が』とご令嬢の礼儀作法を唱えていると聞きましたが、まさかご自身が反しているなんてことはありませんよね?」
中々キツイことを言うなアンドル王子様。
「そうなんです、いつもマリアーノ様に注意されるんです」
そして何故あなたがそこに!
そんな横脇にちゃっかりダイアナさんが、猫撫で声でサイファ様の片腕の制服を引っ張って、甘えながら言っている。
まさに火に油を注いでいる。
顔色が真っ青になって赤くなって大忙しのマリアーノ様。取り巻きさんはオドオドしているし…
うん、若干可哀想。
だけどメデューサは見てはいけないらしいから無視ですけど。
「な、なんで、私は、不名誉を晴らしたくてそちらの、イズリー伯爵令嬢に、一言謝罪を、頂きたかった、だけですの」
突っかかりながらも侯爵令嬢としての意地なのか自分を通した。確かに彼女より身分が低いので、大抵が彼女の方に是が上がるだろうけど…
「私、ミランダ様とご一緒になり仲良しなんです。彼女とても良い令嬢です。男爵家の私にも御礼を言ってくれました。取り巻きを虐めるのはやめて下さいマリアーノ様!」
と人差し指をマリアーノ様に出して、注意してます的な言動を取ったダイアナさん。
まさかの私を援護射撃…一体いつ仲良い状態に?
それに、私よりも下位貴族のあなたに、そんな物申しありえないから!
真っ赤になって今にも爆発しそうなマリアーノ様…
パチンと手を一拍叩いてから、王子が話し始めた。
「よくないよ、ダイアナ嬢、君にマリアーノ嬢を注意出来る立場じゃないよね?君も学ぶべき事が多々あると、私は思うが、かの事件、自分は関係ないと言うなら余計に掘り起こすべきではないのではないかなマリアーノ嬢?」
と少しの笑みといつもと同じ表情でアンドル王子は言った。
やっぱり、私が、読んでいた絵本の王子様に顔も容姿もそのものだ。
こんな人いるんだな。人形みたい…
「は、はい。私はこれで失礼させて頂きます」
と乱れたカーテシーをしてマリアーノ様と御一行は行ってしまった。
「はあ~怖かったです~」
サイファ様に言ったのか、いや、目はアンドル王子に向けてダイアナさんは甘え声で言った。
あなたは、反論していたでしょうが。
…よくやる人だ。流石、下世話な噂第一位の令嬢ね。
サイファ様の次はアンドル王子狙いか。
まさか!?
おぉ~、これが先生が言っていた成り上がりっていう現象かしら?男爵令嬢が王太子妃…
ありえない!
凄い、彼女は、凄い事に挑む人だったのね。だから気味悪く思えたのかしら?
「ミランダ嬢、ミランダ嬢…
聞いているか?おい、ハァー、」
「ミランダ嬢、アンドル殿下が呼んでいるが、耳は聞こえるか?」
「あぁ、はい、耳抜きは得意ですから…
聞こえました、グレゴリー様、アンドル王子様…」
「事情を聞きたいので、授業終了後、応接室に来てもらえるか?」
「えっ、何の事情ですか?」
驚いた。何を聞くと言うのか?
「ハァ!?今日の騒ぎだが?」
表情筋を一切動かさず話す人形ぽさに、言葉が入って来ないのだけど、何故今の騒ぎが私のせいみたいになっているのか、物凄く不服だ。理不尽だと思う。
「何故、頬を膨らませているんだ…」
とアンドル王子は目の前に立って言った。
やはり間近で見ても絵本の王子様だと思った。
「息していますか?」
念の為聞いてみた。
「は!?」
思わず言葉が出てしまった、不敬だわ。
「あぁ、間違いました。わかりました。応接室ですね」
と言えば、回れ右をして王子様とグレゴリー様が食堂から出て行く。サイファ様が遅れて出て行き、扉でダイアナさんがこちらを振り返った。
鋭い視線で…
「何だったの?一体。
事情を説明と言っても、これは私の方が説明して欲しいぐらいだけどね」
と言った私の声は、食堂にいた人達の共感を得て、みんなが、頷いてくれていた。
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