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19 ラナと私は、楽しく過ごしています
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宿泊先のサタンクロス商店の客間で一人寛いでいると、ラナがお茶の用意をして現れた。所作が乱れていて、機嫌が悪そうだわ。
太々しい態度を私に見せるなんて、いつも淑女や貴族令嬢ですから、お嬢様ご注意をと口癖のように注意するのに。
これは、私から聞いてあげるスタンスをとるべきだと思い、
「ラナ、どうしたの?何かあったのかしら?」
と彼女を見て言えば、
「漁港なんて立ち寄らず、すぐに領主館の街に向かったそうです。騎士も侍女も残さず、丸ごと集団で!」
ふふふ、そんなことか。ラナも私同様に、マリングレー王国の人を気にしすぎね。
「あら、ラナ随分詳しいわね」
「サタンクロス商店で聞きました。この港町の商会の馬車は、今、ほほ無い状態だそうです。我儘ですよ、絶対に。この町の人々の歓声が凄くて、笑顔で答えていたらしいですが、私達には聞こえませんでしたよね。…それと先生らしき人はいなかったみたいです。一応…」
先生の存在まで確認してくれたのか、リウム王子の後ろにいたとお義兄様は言った。少し心配はしたけど、王子の側近もしくは、参謀…上手くやっているなら、それは良いこと。
私にとって、家庭教師という先生と過ごした時間が長かった分、頼ってしまったり、寂しくなって、先生に与えてもらった今を報告したいだけ…唯一の一緒に過ごした人だったから。
なんでもかんでも自分の手中に入れられない。先生に言われた言葉。
本当にその通りね。
「この町の料理食べないなんて馬鹿ですよね。甘いタレもトマトの煮込みも絶品なのに。そんな急いで夜会に行くのは何故ですかね、まさかアンドル王子狙い?婚姻を企てているとか!?」
私が聞いた中でも、内乱も政変も聞こえない。いつも通りの国。
聖女という力、人の気持ちはわからない、何が起きて、どう変化するのか。
欲は尽きないと先生は言った。
「どうかしらね、王子様と王女様の婚姻なら絵本通りね。ロマンチックじゃない。国を挙げての祝祭になるわよ。
大丈夫よ、ラナ…
私はマリングレー王国もティア王女様も気にしてない。不自由とも思った別塔だけど、学びはあったし憧れも想像もさせてくれた。先生が来てくれて、ラナ達が私に気づいてくれた。それって素晴らしいことじゃないかしら。ラナは知らないわね。別塔は、景色が綺麗だったし、夜は星ばかり見ていたから、夜目が利くのよ。牢屋に閉じ込められて気付いたわ。私、ダイアナさんを見つけて起こしに行ったのよ、凄いでしょう」
と笑えば、ラナも、もうこの話は終わりにしてくれた。
気にならないわけじゃないけど、関わりたくないのが、今の本音。
私をミランダ・イズリーのままにしてくれるなら、私は大丈夫よ。
マリングレー王国の聖女ティア王女様と接近してしまうと、色々思い出してしまうのは、過去が私を縛るから。
…今が楽しい。それが全てで良いじゃない。
「さぁ、明日は貝殻拾いよ。綺麗な物を見つけましょう!」
*
漁港に砂浜はほとんどない。
埋め立てられたのか、船着場になったのか、だからプライベートビーチで貝殻を拾わせて貰っている。
領主の養女
職権濫用です。
「沢山ありますね、お嬢様、手を怪我しないよう注意してくださいね。足もです。こんな場所で転ばないように!」
「ええ、注意するわ、ラナ、閉じた貝もあるわよ」
「アサリですかね?流石にピンクや白にしましょうよ、ネックレスですよ」
「確かにね」
「もう~お嬢様のセンス怖くて仕方ないです」
そうだわ、真珠は、貝に養殖させているわよね。見つかるかしら?
籠の中に小さいピンク色の貝殻が沢山集まった。中には欠けているのもあるけど。
「さあ帰りましょう、お嬢様、馬車がきてます」
…よく物語で読んでいた小悪党感が、いかにもの風貌で近づいて来た。
非常にワクワクするわ。
「あら、やだわ、ラナ、ガラが悪い輩もあちらから来ているわよ。馬車に戻るのとあの人達に話しかけられるのどちらが早いかしら?」
下衆な話し声がする~
「お嬢様は、喜ばないでください!真っ直ぐに馬車を目指してください。私は、彼らに話を聞いてきます」
ラナは侍女らしからぬ駆け足で行ってしまった。私も彼らが何を言うか気になったのに!イズリー領の夏季休暇話のアクセントに、相応しい小悪党顔なのよ。真正面で話し合いをしての経験が欲しかったわ、これでは、書けないわ。
キャンキャンと話し声がし始めた。内容は聞こえない。残念。まぁ、ラナの沸点は低いから、すぐ手足が出そう。
よくある格闘シーンなんか見れるかしら?
チラッとその場を見れば意外に笑顔だわ。笑ってるみたい。勘違いだったのかしら、ガラの悪い輩なんて失礼な事を言ってしまったわ。
御者も心配してくれたようで、浮き腰体勢で片手を上げて合図した。
「それにしても暑いわね、隠者のマントは暑いわ」
御者も苦笑いだわ。お義兄様に色々言われているのだろう。いつも心配そうに私を見てくれている。
「お待たせしました。ラナを馬車の中で待ちます」
と馬車の足掛けに乗ったら、ドシンと音がした。
振り返るとラナが一番前の男を投げ飛ばしたところで…
御者が完全に立ち上がって、どこに用意していたのか弓を取り出し、
ヒューン
再び構えて、
ヒューン
「ギャーーー」
と遅れ悲鳴と残りの輩もラナが倒して、男の上に踏み付けているみたいで、再び、
「ギャーーー」
「ギャーーー」
の大合唱。
御者は、笑顔で座り直す。
良い笑顔だ。
ラナ、いつの間に…
これはもしかしたら、そういう関係だったの!?なんか甘い香りが漂ってないかしら…
馬車の中でラナを待っていると、
「余計な真似をしないでください。私一人であんなゴロツキ倒せますし、肩なんて狙わずやっちゃえば良いんですよ、あんなナンパ野郎」
と言っていた。
たかだかナンパで殺されるなんて…
ラナの方が怖いから。
「でも心配してくれたのかな、ありがとう」
と文句を言った声の半分以下の声量で御礼を言ったラナ。
私は聞こえた。かろうじてだけど。扉が閉まっている状態だから、ラナは気づいてないかもしれないけど、
私は確かに聞こえました。
グッときたし、今、キュンとしている。
まさかこれが恋!?
うわぁー、ドキドキするわ、馬車内の狭い空間のあれこれ…
「お嬢様?息が荒いですし、頬も赤いですよ」
いつのまにか脳内が走り出して、冷静になった。
御者、外だったわ。
ラナが御者台に座れば、とも思ったけど結局外じゃないの。
あれこれするには、私が邪魔で、
「ねぇ、ラナ。私が馬を操縦するわ。二人はごゆっくり~」
と言えば、
「お嬢様は馬車を運転したことがありますか?素人が出来ません。何を勘違いしているのか分かりませんが、私達は仕事で、専門職です。プライド持ってますから」
と叱られる。
でも、ラナったら頬がピンク!
太々しい態度を私に見せるなんて、いつも淑女や貴族令嬢ですから、お嬢様ご注意をと口癖のように注意するのに。
これは、私から聞いてあげるスタンスをとるべきだと思い、
「ラナ、どうしたの?何かあったのかしら?」
と彼女を見て言えば、
「漁港なんて立ち寄らず、すぐに領主館の街に向かったそうです。騎士も侍女も残さず、丸ごと集団で!」
ふふふ、そんなことか。ラナも私同様に、マリングレー王国の人を気にしすぎね。
「あら、ラナ随分詳しいわね」
「サタンクロス商店で聞きました。この港町の商会の馬車は、今、ほほ無い状態だそうです。我儘ですよ、絶対に。この町の人々の歓声が凄くて、笑顔で答えていたらしいですが、私達には聞こえませんでしたよね。…それと先生らしき人はいなかったみたいです。一応…」
先生の存在まで確認してくれたのか、リウム王子の後ろにいたとお義兄様は言った。少し心配はしたけど、王子の側近もしくは、参謀…上手くやっているなら、それは良いこと。
私にとって、家庭教師という先生と過ごした時間が長かった分、頼ってしまったり、寂しくなって、先生に与えてもらった今を報告したいだけ…唯一の一緒に過ごした人だったから。
なんでもかんでも自分の手中に入れられない。先生に言われた言葉。
本当にその通りね。
「この町の料理食べないなんて馬鹿ですよね。甘いタレもトマトの煮込みも絶品なのに。そんな急いで夜会に行くのは何故ですかね、まさかアンドル王子狙い?婚姻を企てているとか!?」
私が聞いた中でも、内乱も政変も聞こえない。いつも通りの国。
聖女という力、人の気持ちはわからない、何が起きて、どう変化するのか。
欲は尽きないと先生は言った。
「どうかしらね、王子様と王女様の婚姻なら絵本通りね。ロマンチックじゃない。国を挙げての祝祭になるわよ。
大丈夫よ、ラナ…
私はマリングレー王国もティア王女様も気にしてない。不自由とも思った別塔だけど、学びはあったし憧れも想像もさせてくれた。先生が来てくれて、ラナ達が私に気づいてくれた。それって素晴らしいことじゃないかしら。ラナは知らないわね。別塔は、景色が綺麗だったし、夜は星ばかり見ていたから、夜目が利くのよ。牢屋に閉じ込められて気付いたわ。私、ダイアナさんを見つけて起こしに行ったのよ、凄いでしょう」
と笑えば、ラナも、もうこの話は終わりにしてくれた。
気にならないわけじゃないけど、関わりたくないのが、今の本音。
私をミランダ・イズリーのままにしてくれるなら、私は大丈夫よ。
マリングレー王国の聖女ティア王女様と接近してしまうと、色々思い出してしまうのは、過去が私を縛るから。
…今が楽しい。それが全てで良いじゃない。
「さぁ、明日は貝殻拾いよ。綺麗な物を見つけましょう!」
*
漁港に砂浜はほとんどない。
埋め立てられたのか、船着場になったのか、だからプライベートビーチで貝殻を拾わせて貰っている。
領主の養女
職権濫用です。
「沢山ありますね、お嬢様、手を怪我しないよう注意してくださいね。足もです。こんな場所で転ばないように!」
「ええ、注意するわ、ラナ、閉じた貝もあるわよ」
「アサリですかね?流石にピンクや白にしましょうよ、ネックレスですよ」
「確かにね」
「もう~お嬢様のセンス怖くて仕方ないです」
そうだわ、真珠は、貝に養殖させているわよね。見つかるかしら?
籠の中に小さいピンク色の貝殻が沢山集まった。中には欠けているのもあるけど。
「さあ帰りましょう、お嬢様、馬車がきてます」
…よく物語で読んでいた小悪党感が、いかにもの風貌で近づいて来た。
非常にワクワクするわ。
「あら、やだわ、ラナ、ガラが悪い輩もあちらから来ているわよ。馬車に戻るのとあの人達に話しかけられるのどちらが早いかしら?」
下衆な話し声がする~
「お嬢様は、喜ばないでください!真っ直ぐに馬車を目指してください。私は、彼らに話を聞いてきます」
ラナは侍女らしからぬ駆け足で行ってしまった。私も彼らが何を言うか気になったのに!イズリー領の夏季休暇話のアクセントに、相応しい小悪党顔なのよ。真正面で話し合いをしての経験が欲しかったわ、これでは、書けないわ。
キャンキャンと話し声がし始めた。内容は聞こえない。残念。まぁ、ラナの沸点は低いから、すぐ手足が出そう。
よくある格闘シーンなんか見れるかしら?
チラッとその場を見れば意外に笑顔だわ。笑ってるみたい。勘違いだったのかしら、ガラの悪い輩なんて失礼な事を言ってしまったわ。
御者も心配してくれたようで、浮き腰体勢で片手を上げて合図した。
「それにしても暑いわね、隠者のマントは暑いわ」
御者も苦笑いだわ。お義兄様に色々言われているのだろう。いつも心配そうに私を見てくれている。
「お待たせしました。ラナを馬車の中で待ちます」
と馬車の足掛けに乗ったら、ドシンと音がした。
振り返るとラナが一番前の男を投げ飛ばしたところで…
御者が完全に立ち上がって、どこに用意していたのか弓を取り出し、
ヒューン
再び構えて、
ヒューン
「ギャーーー」
と遅れ悲鳴と残りの輩もラナが倒して、男の上に踏み付けているみたいで、再び、
「ギャーーー」
「ギャーーー」
の大合唱。
御者は、笑顔で座り直す。
良い笑顔だ。
ラナ、いつの間に…
これはもしかしたら、そういう関係だったの!?なんか甘い香りが漂ってないかしら…
馬車の中でラナを待っていると、
「余計な真似をしないでください。私一人であんなゴロツキ倒せますし、肩なんて狙わずやっちゃえば良いんですよ、あんなナンパ野郎」
と言っていた。
たかだかナンパで殺されるなんて…
ラナの方が怖いから。
「でも心配してくれたのかな、ありがとう」
と文句を言った声の半分以下の声量で御礼を言ったラナ。
私は聞こえた。かろうじてだけど。扉が閉まっている状態だから、ラナは気づいてないかもしれないけど、
私は確かに聞こえました。
グッときたし、今、キュンとしている。
まさかこれが恋!?
うわぁー、ドキドキするわ、馬車内の狭い空間のあれこれ…
「お嬢様?息が荒いですし、頬も赤いですよ」
いつのまにか脳内が走り出して、冷静になった。
御者、外だったわ。
ラナが御者台に座れば、とも思ったけど結局外じゃないの。
あれこれするには、私が邪魔で、
「ねぇ、ラナ。私が馬を操縦するわ。二人はごゆっくり~」
と言えば、
「お嬢様は馬車を運転したことがありますか?素人が出来ません。何を勘違いしているのか分かりませんが、私達は仕事で、専門職です。プライド持ってますから」
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でも、ラナったら頬がピンク!
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