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53 アンドル・クリネット 3
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アンドルside
マユリカ王女を強制送還する手続きが整った。
「アンドルどうした、滞りなく執務をするようになったのに、何故たまに視線が、空に固定して呆然としている?もしかして、前に話していた女神のことでも思い出したか?ピンク髪の女神のような美しさ、まだ噂に聞いた事はないが、調べて、王城に招くことも今なら可能じゃないか、完全にウランダルとの政略結婚は消えたわけだし、自分自身で選択の出来るようになっただろう」
グレゴリーは、友人としての顔で言ってくれた。いつのまにか、友達関係が戻っていた…いつ頃?
こんなやり取りが出来るなんて、嬉しいなんて言えないな。
「べ、別に呆然としていないし、婚約者決めは今は言われていないが、また口煩い事案だな。女神か…美しい令嬢だった記憶はあるが、夜会から問題発生すぎて思い出してもいないな。さぁ、そんなことより、手を動かせ、執務を進めるぞ。イズリー伯爵から怒鳴られたし、反省しているし、それに…責任は私にあるし」
「最後何だ?ボソボソ言うな。なんか最近おかしいぞ。いつもに増して、温室によく出入りして、また何か新しい植物育てているのか?とうとう、あの子供の時に、一度だけしか咲いたことのない花、あれを世話するのをやめたか?あれ、何の意味あって育ててるのか、ずっと疑問だったんだよ。あんな葉ばかりの地味な鉢」
「馬鹿いうな!月下美人は綺麗な花を咲かせる。私の育て方が下手なだけだ。それに、月下美人は葉と茎だけでも凛として美しい。空気が癒される…まるで…ゴホッゴホッ」
何を言おうとしている、私は?
思いっきり言葉を飲んで、むせた。苦しんでいると、執務室の扉が開いた。
「うわぁ、アンドル様大丈夫ですか?マユリカ王女も、やっと婚約者候補と騒がなくなりました。暗器を持ち歩く王女なんて恐ろしいですよ、ダイアナ嬢も協力してくれました。お世話係になって、王女の暴言や暴力の証拠集めに、自分で好きなようにやっていいよと言ったら、生き生きとして、王女を煽りまくって、怒られてましたからね。夢見の乙女って変態なんですかね?もう一人の夢見の方から手紙が届きましたよ。ミランダ嬢の件も目撃者、証言者はいるのですが、やはり言葉だけじゃ帰国させれませんから」
「しかし、サイファ、マユリカ王女が、手を出すように仕向けている事は、ダイアナ嬢に注意すべきだろう」
グレゴリーは、このやり方を嫌がっている。確かにこれこそ、ティア王女の言う嵌めている行為。だが、私もあの王女が許せなかった。冷酷と言われても。
「傷害事件の被害者が、一人だと反省で許されるかもしれないが、連続で二人目となれば、常習性が証明される。早くこの国から出て行ってもらうには、この軟禁状態でイライラしている間に、問題を起こしてもらうべきです。ウランダル王国には、ディライドにダイアナ嬢から仕入れた特定の場所や協力者になり得る人物を伝えてあるし、きちんと仕留めるでしょう、イズリー伯爵なんて精鋭の文官を連れて行ってしまったし」
サイファの言う通りだ。確実にこの国から出て行ってもらうには、王女の日常的な暴力行為を明らかにして、強制送還させる。有無も言わせずに。
二度と私の婚約者なんて言わせない。
ダイアナ嬢には悪いが、毎日喜んで通っているらしく、傷が増える度に喜ぶという報告がきている。私に会って報告したいと言っているらしいが…サイファに任せた。
私が会いたいのは、
…
彼女は、今日も私を心配してくれているだろうか?
ハァーーー
私は、ミランダ嬢を危険に晒した責任がある。本人は、どうも私を傷つけたと思っている様子だったが…
私を心配してくれている、誰かに気にかけて貰えることが、こんなに温かくて嬉しい気持ちになるとは知らなかった。
「なんて顔している?溜息に、頬が緩んで気味が悪いぞ、アンドル。いくらあの馬鹿王女が、転入早々に帰ってくれるのが嬉しいからって、最近弛んでいる」
グレゴリーに指摘され、慌て顔を触った。また彼女のことを考えていた。
「確かにアンドル様変わりましたね。なんか纏う空気が柔らかくなって、作り物の笑顔以外を見るようになったね。よく一人で抜け出す休憩場所は、そんなに気分転換になるのですか?アンドル様、何処に行っているのか教えてよ」
サイファに言われた。
その言葉が心臓が跳ねるような衝撃で
…
言えない。
言ったら、来るだろう。
会わせたくない。邪魔されたくない。
でも、彼女は、もう『来ない』
…本当にあの日から彼女は、来ないし。
謝罪もしていない、感謝もしていない、私は何もしていない。余計なことしかしてない。イズリー伯爵に言われた通りだ。行動に根回しの必要性、だけど、何故イズリー伯爵は、怒りながらも最後に、
「人間味が出てきましたね」
と優しい顔で言ったんだろうか?
そう言えば、彼女も私に、『動いている』とか意味不明なことを言っていたな。
話したいな。
聞きたいな。
知りたいことが溢れてくる。
こんなに誰かを知りたいなんて、興味を持つなんて。
…
ハァーーー
私と関わり合わないことが、彼女にとって一番だろうし…
ハァーーー
「どうしました?情緒不安定すぎて怖いですよ。追放出来て喜んでいたのではなかったんですか?また問題発生しました?溜息が重ーい」
二人が心配してくれるのは、ありがたいが、自分でもこの考え事を言葉で上手く伝えられない。
…とんでもないことを言い出しそうだから。
「少し温室に行ってくる」
いつもの優しい空間。水をあげながら、室内の空気がいつもと違うと感じた。
10年以上蕾を付けなかった花に、膨らみがついた。
驚いた。
「見せてあげたいな」
…何を考えた、俺は。
今、俺は二人でこの花が咲く所を見たいと思わなかったか?
見せてあげたいとは思った。
でも今頭の中で想像したのは、『二人』で見たいと願った…
考えることは、彼女のことばかりで…
俺は、彼女と二人になりたいのか?
一度も願った事のない事由…
話したい。
会いたい。
知りたい。
…これって、もしかしたら…
アレなんじゃないか。昔、母様が言っていた…あの絵空事のような感情の話。
…まさか、俺は、彼女に…
いや、まずい。
絶対、ディライドが怒る。もちろんイズリー伯爵だって、政略とかそういうのに積極的じゃない。
政略じゃないし、何をまた勘違いしている!?
そうだ、まず、彼女は俺に好意的じゃない!
でも心配してくれている、気にしてくれている、話を聞いてくれる…
あ!?
名乗り出ていないのではないか?
一方的に後ろ姿を見て、俺だけが知っているけど。それは俺が変態ってなるわけか?彼女は、俺の話を聞いたとか俺に自分の話をしたとか…
俺って、知らない人なんじゃないか?
知らない人…
誰かにそんな風に思われたって、どうでも良かった、のに…
何故今は、心臓を鷲掴みされたみたいに、痛みと無力さと焦燥と絶望を感じるのだろう。
心臓の音が忙しないまま、執務室に戻る。
「グレゴリー、サイファ戻った」
と言えば、サイファが報告書を見せてきた。
イズリー伯爵が、有利な同盟強化にわが国の貿易の優先など、随分と良い条件が、箇条書きで記入してあった。
「これをあちらで書面を作って契約してくるのか、流石だな。イズリー伯爵の仕事ぶりは迅速だ」
怒られた言葉が響いた。
「違う、3枚目見てみろ」
とグレゴリーに言われ、捲る。
ディライドが計画実行、火力で走る車の工房で大爆発、職人、設計者死亡…
「嘘だろう、死者まで出したのか!戦争開始か?ウランダル王国、怒りで話し合いなんて出来ないだろう」
と言えば、
「詳細は、明日以降に届くだろうが、ディライドがとんでもないことをしたのは、わかっただろう?」
とグレゴリーに言われた。
「あぁ、物凄く怒っているな。即帰国するために、証拠隠滅に工房を爆発した。多分、当分立ち直れないように書類とか人とか全部隠したか処分しているな。…イズリー伯爵からミランダ嬢の事件を聞いたのだろう。だから報復にも見える形で、派手に仕出かしたと思う。しかし…これは、足跡が残るやり方だろう、恨みを買う」
と言えば、サイファが、
「いや、情報を送って二週間以上はありますから、手早くウランダル王国側の人間を凋落したのなら、死亡とされた者達も仲間であると思われます。貴重な物を全て持ち出し、逃げたことも可能かと。あちらの一大事業計画を潰したことには、変わりないですけど。王族や財務系に恨まれること間違いないですね。しかし足跡が残る事はしてないと思います、あの人ですから」
と言う。
ハァーーー。この溜息はどこに向かう?
マユリカ王女を強制送還する手続きが整った。
「アンドルどうした、滞りなく執務をするようになったのに、何故たまに視線が、空に固定して呆然としている?もしかして、前に話していた女神のことでも思い出したか?ピンク髪の女神のような美しさ、まだ噂に聞いた事はないが、調べて、王城に招くことも今なら可能じゃないか、完全にウランダルとの政略結婚は消えたわけだし、自分自身で選択の出来るようになっただろう」
グレゴリーは、友人としての顔で言ってくれた。いつのまにか、友達関係が戻っていた…いつ頃?
こんなやり取りが出来るなんて、嬉しいなんて言えないな。
「べ、別に呆然としていないし、婚約者決めは今は言われていないが、また口煩い事案だな。女神か…美しい令嬢だった記憶はあるが、夜会から問題発生すぎて思い出してもいないな。さぁ、そんなことより、手を動かせ、執務を進めるぞ。イズリー伯爵から怒鳴られたし、反省しているし、それに…責任は私にあるし」
「最後何だ?ボソボソ言うな。なんか最近おかしいぞ。いつもに増して、温室によく出入りして、また何か新しい植物育てているのか?とうとう、あの子供の時に、一度だけしか咲いたことのない花、あれを世話するのをやめたか?あれ、何の意味あって育ててるのか、ずっと疑問だったんだよ。あんな葉ばかりの地味な鉢」
「馬鹿いうな!月下美人は綺麗な花を咲かせる。私の育て方が下手なだけだ。それに、月下美人は葉と茎だけでも凛として美しい。空気が癒される…まるで…ゴホッゴホッ」
何を言おうとしている、私は?
思いっきり言葉を飲んで、むせた。苦しんでいると、執務室の扉が開いた。
「うわぁ、アンドル様大丈夫ですか?マユリカ王女も、やっと婚約者候補と騒がなくなりました。暗器を持ち歩く王女なんて恐ろしいですよ、ダイアナ嬢も協力してくれました。お世話係になって、王女の暴言や暴力の証拠集めに、自分で好きなようにやっていいよと言ったら、生き生きとして、王女を煽りまくって、怒られてましたからね。夢見の乙女って変態なんですかね?もう一人の夢見の方から手紙が届きましたよ。ミランダ嬢の件も目撃者、証言者はいるのですが、やはり言葉だけじゃ帰国させれませんから」
「しかし、サイファ、マユリカ王女が、手を出すように仕向けている事は、ダイアナ嬢に注意すべきだろう」
グレゴリーは、このやり方を嫌がっている。確かにこれこそ、ティア王女の言う嵌めている行為。だが、私もあの王女が許せなかった。冷酷と言われても。
「傷害事件の被害者が、一人だと反省で許されるかもしれないが、連続で二人目となれば、常習性が証明される。早くこの国から出て行ってもらうには、この軟禁状態でイライラしている間に、問題を起こしてもらうべきです。ウランダル王国には、ディライドにダイアナ嬢から仕入れた特定の場所や協力者になり得る人物を伝えてあるし、きちんと仕留めるでしょう、イズリー伯爵なんて精鋭の文官を連れて行ってしまったし」
サイファの言う通りだ。確実にこの国から出て行ってもらうには、王女の日常的な暴力行為を明らかにして、強制送還させる。有無も言わせずに。
二度と私の婚約者なんて言わせない。
ダイアナ嬢には悪いが、毎日喜んで通っているらしく、傷が増える度に喜ぶという報告がきている。私に会って報告したいと言っているらしいが…サイファに任せた。
私が会いたいのは、
…
彼女は、今日も私を心配してくれているだろうか?
ハァーーー
私は、ミランダ嬢を危険に晒した責任がある。本人は、どうも私を傷つけたと思っている様子だったが…
私を心配してくれている、誰かに気にかけて貰えることが、こんなに温かくて嬉しい気持ちになるとは知らなかった。
「なんて顔している?溜息に、頬が緩んで気味が悪いぞ、アンドル。いくらあの馬鹿王女が、転入早々に帰ってくれるのが嬉しいからって、最近弛んでいる」
グレゴリーに指摘され、慌て顔を触った。また彼女のことを考えていた。
「確かにアンドル様変わりましたね。なんか纏う空気が柔らかくなって、作り物の笑顔以外を見るようになったね。よく一人で抜け出す休憩場所は、そんなに気分転換になるのですか?アンドル様、何処に行っているのか教えてよ」
サイファに言われた。
その言葉が心臓が跳ねるような衝撃で
…
言えない。
言ったら、来るだろう。
会わせたくない。邪魔されたくない。
でも、彼女は、もう『来ない』
…本当にあの日から彼女は、来ないし。
謝罪もしていない、感謝もしていない、私は何もしていない。余計なことしかしてない。イズリー伯爵に言われた通りだ。行動に根回しの必要性、だけど、何故イズリー伯爵は、怒りながらも最後に、
「人間味が出てきましたね」
と優しい顔で言ったんだろうか?
そう言えば、彼女も私に、『動いている』とか意味不明なことを言っていたな。
話したいな。
聞きたいな。
知りたいことが溢れてくる。
こんなに誰かを知りたいなんて、興味を持つなんて。
…
ハァーーー
私と関わり合わないことが、彼女にとって一番だろうし…
ハァーーー
「どうしました?情緒不安定すぎて怖いですよ。追放出来て喜んでいたのではなかったんですか?また問題発生しました?溜息が重ーい」
二人が心配してくれるのは、ありがたいが、自分でもこの考え事を言葉で上手く伝えられない。
…とんでもないことを言い出しそうだから。
「少し温室に行ってくる」
いつもの優しい空間。水をあげながら、室内の空気がいつもと違うと感じた。
10年以上蕾を付けなかった花に、膨らみがついた。
驚いた。
「見せてあげたいな」
…何を考えた、俺は。
今、俺は二人でこの花が咲く所を見たいと思わなかったか?
見せてあげたいとは思った。
でも今頭の中で想像したのは、『二人』で見たいと願った…
考えることは、彼女のことばかりで…
俺は、彼女と二人になりたいのか?
一度も願った事のない事由…
話したい。
会いたい。
知りたい。
…これって、もしかしたら…
アレなんじゃないか。昔、母様が言っていた…あの絵空事のような感情の話。
…まさか、俺は、彼女に…
いや、まずい。
絶対、ディライドが怒る。もちろんイズリー伯爵だって、政略とかそういうのに積極的じゃない。
政略じゃないし、何をまた勘違いしている!?
そうだ、まず、彼女は俺に好意的じゃない!
でも心配してくれている、気にしてくれている、話を聞いてくれる…
あ!?
名乗り出ていないのではないか?
一方的に後ろ姿を見て、俺だけが知っているけど。それは俺が変態ってなるわけか?彼女は、俺の話を聞いたとか俺に自分の話をしたとか…
俺って、知らない人なんじゃないか?
知らない人…
誰かにそんな風に思われたって、どうでも良かった、のに…
何故今は、心臓を鷲掴みされたみたいに、痛みと無力さと焦燥と絶望を感じるのだろう。
心臓の音が忙しないまま、執務室に戻る。
「グレゴリー、サイファ戻った」
と言えば、サイファが報告書を見せてきた。
イズリー伯爵が、有利な同盟強化にわが国の貿易の優先など、随分と良い条件が、箇条書きで記入してあった。
「これをあちらで書面を作って契約してくるのか、流石だな。イズリー伯爵の仕事ぶりは迅速だ」
怒られた言葉が響いた。
「違う、3枚目見てみろ」
とグレゴリーに言われ、捲る。
ディライドが計画実行、火力で走る車の工房で大爆発、職人、設計者死亡…
「嘘だろう、死者まで出したのか!戦争開始か?ウランダル王国、怒りで話し合いなんて出来ないだろう」
と言えば、
「詳細は、明日以降に届くだろうが、ディライドがとんでもないことをしたのは、わかっただろう?」
とグレゴリーに言われた。
「あぁ、物凄く怒っているな。即帰国するために、証拠隠滅に工房を爆発した。多分、当分立ち直れないように書類とか人とか全部隠したか処分しているな。…イズリー伯爵からミランダ嬢の事件を聞いたのだろう。だから報復にも見える形で、派手に仕出かしたと思う。しかし…これは、足跡が残るやり方だろう、恨みを買う」
と言えば、サイファが、
「いや、情報を送って二週間以上はありますから、手早くウランダル王国側の人間を凋落したのなら、死亡とされた者達も仲間であると思われます。貴重な物を全て持ち出し、逃げたことも可能かと。あちらの一大事業計画を潰したことには、変わりないですけど。王族や財務系に恨まれること間違いないですね。しかし足跡が残る事はしてないと思います、あの人ですから」
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