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64 文化祭 其の3
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校門の装飾から祭り仕様です。
「お義兄様凄いですね、ワクワクしますね」
「ミランダちゃん、決して一人になってはいけないよ…聞いているかな?どうも行事だの祭りだのに、ミランダちゃんは浮かれすぎて、事件の遭遇が高いから…注意しないと、いけないのだが、聞いている?この間の事もあるし」
文化祭を早く見学しましょう。あちらこちらに簡易的な出店作りが、並んでいるわ。生徒による祭りを作る行事、それが文化祭なのです。
「凄いわ、昨日までなかったはずなのに、突然現れた祭り会場みたいですね」
「いや、昨日も骨組みはあったし、布が掛かってなかっただけで、あぁ、いや、昨日の帰りも違う街に来たみたい、とミランダちゃんは、言っていたはずだけど…この学校の学生だけじゃないからね、お客様として学校を解放、見学する日だよ。変な人達には要注意だからね、聞いている?」
「左を見ても右を見ても、みんな忙しそうですね。私に何かお手伝い出来ることはありませんかね」
「…あれは違うクラスだからね。ミランダちゃんが突然手伝っても困るから、あちらに行ってはいけないよ。自分のクラスを手伝うべきだと思うな」
確かに!
「そうでしたわ!紹介に案内にお客様の列の整理と言われました。今日、私にも仕事、いえ役割があります」
お義兄様に言うと、
「落ち着いて行動するんだよ。もう身体全体が楽しみ感が溢れているけど、ラナ達に言われただろう?そういう時こそ注意だよ。迎えに行くからね、その時一緒に回るよ。絶対に、アンドルやグレゴリーやサイファに、ついて行ってはいけないよ。絶対だよ!一番危険人物だから!」
何故、王子様達を気にするのかしら。
「わかってます。一般開放だからまたマリングレー王国の人も来るかもってラナにも言われて、勿論注意しますから。何かあれば声を上げるですよね、リリエットが一緒ですし、一人での役割はないです。私達のクラスは危機意識が強くて、男女関係なく二人一組で紹介や案内をしますから」
と言えば、
「まぁ、少し違うけど、リリエット嬢に伝えておこう」
とお義兄様は素敵な笑顔を浮かべて、周りにいた女生徒の歓声を浴びた。
*
「ミランダ、最初の一時間目が、私達の担当時間よ。ディライド様にも言われたけど、ミランダ、説明はこの囲いのある場所から!お客様への対応は他の人がやるから話しかけは無しよ」
「ええ」
危機管理がしっかりしたクラスなので、女生徒は各領地のアピールしたい定型文を読み、男子生徒がお客様対応することに決まっている。
「あら~、このクラスは何故多くの水槽が並んでいるのかしら。予算は各クラス均等ですわよね。おかしいですわよね、皆さん?」
何故かマリアーノ様達が、わざわざ扉から覗きに来た。
「困りますよ、まだ文化祭は開始じゃないんですから!うちのクラスは準備中です」
おぉ~
クラスの代表の男子生徒がマリアーノ様の侵入を止めた。
「違うわよ、私はこちらのクラスは狡いんじゃないかと申し上げているのです。こちらにいるサーシャさんが、昨日突然商人が列を作って運んでいたのを見たと聞きました。いくら領地の特色がないからと言って、商人を利用するなんて、明らかに不正ですわよね、このクラス」
「は?何をもって不正ですか?こちらはレンタルで全て無料ですが!」
代表の男子生徒も引かない。マリアーノ様と睨み合っている。
楽しみな文化祭なのに…
…確かに知り合いの商人だから、無料なんて他のクラスからしたら、狡いわよね。
「私見たんです、この商人と話していたのは、奥にいるミランダ・イズリー伯爵令嬢ですよ、マリアーノ様!イズリー家がお金にものを言わせて、わざと力を誇示しているんですよ!」
そう話し始めたのは、以前のパーティーの控えで私に香水のスプレーをかけた令嬢…
そのまま、私に視線が集まってきた。
「サーシャさん本当?ミランダ様、あなたね、自分の立場というものを理解しなさい、ディライド様という盾を利用してクラスを我が物のように扱うのはやめなさい!私は高位貴族として注意しますわ。あなたご自分がリーダーにでもなったおつもり?調子に乗っているのではなくて」
そんなつもりはなかったのだけど…確かに結果的にイズリー領の特色ばかりの紹介になっている。
「ミランダは、調子に乗ったりクラスを仕切ったりしておりませんわ」
リリエットが反論するとクラスのみんなが賛同してくれて、マリアーノ様に対し、
「ご自分のクラスに自信がないから、文句を言いに来たのではないか」
という声も上がるようになってしまった。言い争いは不味いわ、せっかくの楽しい祭なのに。
「マリアーノ様、ご指摘頂いた通り、こちらの水槽は私の知り合いの商店が無料で貸し出してくれた物です。他のクラスと足並みを揃えず、狡いと思われる言動をしたのは私の不徳の致すところです。今後注意します。本日はわざわざご教授頂きましてありがとうございます。この件は、反省します」
と言えば、溜飲が下がったのか私を見てから、大きな声で、
「分かれば良いのよ。私もディライド様には御礼申し上げたいことがありましたから…まぁ高位貴族として役目を果たしたわね、皆さんお忘れなきように、私が公平な目で見ていますから、決してズルは見過ごさないですわ。覚えておいて!」
「流石、マリアーノ様です。やはりアンドル王子様の婚約者には清廉潔白のマリアーノ様が相応しいですわ」
とサーシャさん達取り巻きが、声高らかに私達のクラスの扉から消えていく。
「一体何だったんだ?」
と誰かが言えば、
「きっと王子様に相応しいっていう箔をつけたかったんだよ」
と答える人がいた。
ハァーーー
まだ準備中なのに一気にみんなを疲れさせてしまった…
「ごめんなさい、皆さん」
と言えば、気にしないでいいと気遣ってくれる。
「さぁ、準備だ!」
とクラス代表の声で、気持ちを入れ替えた。
「ねぇ、リリエット、魚ってドライフルーツ食べるかしら?」
「ミランダ、何言っているの、突然?思いつき?思いついたばかりよね?やってないわよね?」
何故かリリエットは焦っている?
「アンドル王子様!」
廊下側から声がした。
「各教室を少し覗かしてもらっています。もちろん、全教室です。こちらは水槽が沢山ですね」
と教室に入った。グレゴリー様まで一緒に。
一瞬こちらを見た気がしたけど、教室内をぐるりと見て、出て行く。
「領地の特産と魚達、斬新ですね」
感想を一言落として、それを聞いてクラス代表は、
「やったぁ」
と喜んだ。何故なのかしら?みんな喜んでいる。隣の教室からも歓声が聞こえた。本当に全教室見て回っているのね。
大変だわ。
自分の準備時間を各クラスに激励に使っているなんて。学生の文化祭への意欲を高めているんだわ。同じ学生なのに。
楽しむよりも、王子様なのね。
後ろ姿を見送った。
すぐにリリエットから注意がきた。
「ミランダだめよ、これは借り物だから。知り合いの商店だからって、餌以外は、魚が死んでしまったら大変だから」
「そうね、軽はずみな事を言ったわ、ごめんなさいね」
…教室内で女生徒が盛り上がり始めた。
「何故王子様が全教室を回っているのかしら?」
「去年は、そんな話は聞いてないよね。行事には王子様参加しないはずじゃなかった?もしかしてマユリカ王女様が帰国なさったから、仕事が楽になったとか?」
「違うわよ~、絶対に新しい婚約者候補者を見つけるためよ~」
「夜会の後で発表されなかったからね~」
「最近マリアーノ様がアンドル王子様を追いかけているって話よ」
おぉーーー
みんな盛り上がっているわ。お菓子の話と同じぐらい弾んでいるわ。
「ミランダ様は、夜会参加したのですよね?」
突然話題を振られた。
「ええ、煌びやかな夜会でした!」
と答えたけど、
「えっと、アンドル王子様が、誰と話したとかダンスを誰としたとか…」
…なんて事、話に参加出来ない…知らないよ、見てないよ。
「ごめんなさい見ていないの。会場と騎士様の数の多さと、音楽隊とひまわりの花ぐらい…」
…
…
「きっとまた何かありそうですよね~」
「そう、そうですよ!」
そうね、私、みんなの好きそうな話の情報持ってなかったわ。
リリエットの苦笑いが、悲しいわ…
*
マリアーノ様以外はクレームをつけられなくて、沢山のお客様が来て喜んでくれたので、クラスでも盛り上がる一日でした。
「お義兄様凄いですね、ワクワクしますね」
「ミランダちゃん、決して一人になってはいけないよ…聞いているかな?どうも行事だの祭りだのに、ミランダちゃんは浮かれすぎて、事件の遭遇が高いから…注意しないと、いけないのだが、聞いている?この間の事もあるし」
文化祭を早く見学しましょう。あちらこちらに簡易的な出店作りが、並んでいるわ。生徒による祭りを作る行事、それが文化祭なのです。
「凄いわ、昨日までなかったはずなのに、突然現れた祭り会場みたいですね」
「いや、昨日も骨組みはあったし、布が掛かってなかっただけで、あぁ、いや、昨日の帰りも違う街に来たみたい、とミランダちゃんは、言っていたはずだけど…この学校の学生だけじゃないからね、お客様として学校を解放、見学する日だよ。変な人達には要注意だからね、聞いている?」
「左を見ても右を見ても、みんな忙しそうですね。私に何かお手伝い出来ることはありませんかね」
「…あれは違うクラスだからね。ミランダちゃんが突然手伝っても困るから、あちらに行ってはいけないよ。自分のクラスを手伝うべきだと思うな」
確かに!
「そうでしたわ!紹介に案内にお客様の列の整理と言われました。今日、私にも仕事、いえ役割があります」
お義兄様に言うと、
「落ち着いて行動するんだよ。もう身体全体が楽しみ感が溢れているけど、ラナ達に言われただろう?そういう時こそ注意だよ。迎えに行くからね、その時一緒に回るよ。絶対に、アンドルやグレゴリーやサイファに、ついて行ってはいけないよ。絶対だよ!一番危険人物だから!」
何故、王子様達を気にするのかしら。
「わかってます。一般開放だからまたマリングレー王国の人も来るかもってラナにも言われて、勿論注意しますから。何かあれば声を上げるですよね、リリエットが一緒ですし、一人での役割はないです。私達のクラスは危機意識が強くて、男女関係なく二人一組で紹介や案内をしますから」
と言えば、
「まぁ、少し違うけど、リリエット嬢に伝えておこう」
とお義兄様は素敵な笑顔を浮かべて、周りにいた女生徒の歓声を浴びた。
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「ミランダ、最初の一時間目が、私達の担当時間よ。ディライド様にも言われたけど、ミランダ、説明はこの囲いのある場所から!お客様への対応は他の人がやるから話しかけは無しよ」
「ええ」
危機管理がしっかりしたクラスなので、女生徒は各領地のアピールしたい定型文を読み、男子生徒がお客様対応することに決まっている。
「あら~、このクラスは何故多くの水槽が並んでいるのかしら。予算は各クラス均等ですわよね。おかしいですわよね、皆さん?」
何故かマリアーノ様達が、わざわざ扉から覗きに来た。
「困りますよ、まだ文化祭は開始じゃないんですから!うちのクラスは準備中です」
おぉ~
クラスの代表の男子生徒がマリアーノ様の侵入を止めた。
「違うわよ、私はこちらのクラスは狡いんじゃないかと申し上げているのです。こちらにいるサーシャさんが、昨日突然商人が列を作って運んでいたのを見たと聞きました。いくら領地の特色がないからと言って、商人を利用するなんて、明らかに不正ですわよね、このクラス」
「は?何をもって不正ですか?こちらはレンタルで全て無料ですが!」
代表の男子生徒も引かない。マリアーノ様と睨み合っている。
楽しみな文化祭なのに…
…確かに知り合いの商人だから、無料なんて他のクラスからしたら、狡いわよね。
「私見たんです、この商人と話していたのは、奥にいるミランダ・イズリー伯爵令嬢ですよ、マリアーノ様!イズリー家がお金にものを言わせて、わざと力を誇示しているんですよ!」
そう話し始めたのは、以前のパーティーの控えで私に香水のスプレーをかけた令嬢…
そのまま、私に視線が集まってきた。
「サーシャさん本当?ミランダ様、あなたね、自分の立場というものを理解しなさい、ディライド様という盾を利用してクラスを我が物のように扱うのはやめなさい!私は高位貴族として注意しますわ。あなたご自分がリーダーにでもなったおつもり?調子に乗っているのではなくて」
そんなつもりはなかったのだけど…確かに結果的にイズリー領の特色ばかりの紹介になっている。
「ミランダは、調子に乗ったりクラスを仕切ったりしておりませんわ」
リリエットが反論するとクラスのみんなが賛同してくれて、マリアーノ様に対し、
「ご自分のクラスに自信がないから、文句を言いに来たのではないか」
という声も上がるようになってしまった。言い争いは不味いわ、せっかくの楽しい祭なのに。
「マリアーノ様、ご指摘頂いた通り、こちらの水槽は私の知り合いの商店が無料で貸し出してくれた物です。他のクラスと足並みを揃えず、狡いと思われる言動をしたのは私の不徳の致すところです。今後注意します。本日はわざわざご教授頂きましてありがとうございます。この件は、反省します」
と言えば、溜飲が下がったのか私を見てから、大きな声で、
「分かれば良いのよ。私もディライド様には御礼申し上げたいことがありましたから…まぁ高位貴族として役目を果たしたわね、皆さんお忘れなきように、私が公平な目で見ていますから、決してズルは見過ごさないですわ。覚えておいて!」
「流石、マリアーノ様です。やはりアンドル王子様の婚約者には清廉潔白のマリアーノ様が相応しいですわ」
とサーシャさん達取り巻きが、声高らかに私達のクラスの扉から消えていく。
「一体何だったんだ?」
と誰かが言えば、
「きっと王子様に相応しいっていう箔をつけたかったんだよ」
と答える人がいた。
ハァーーー
まだ準備中なのに一気にみんなを疲れさせてしまった…
「ごめんなさい、皆さん」
と言えば、気にしないでいいと気遣ってくれる。
「さぁ、準備だ!」
とクラス代表の声で、気持ちを入れ替えた。
「ねぇ、リリエット、魚ってドライフルーツ食べるかしら?」
「ミランダ、何言っているの、突然?思いつき?思いついたばかりよね?やってないわよね?」
何故かリリエットは焦っている?
「アンドル王子様!」
廊下側から声がした。
「各教室を少し覗かしてもらっています。もちろん、全教室です。こちらは水槽が沢山ですね」
と教室に入った。グレゴリー様まで一緒に。
一瞬こちらを見た気がしたけど、教室内をぐるりと見て、出て行く。
「領地の特産と魚達、斬新ですね」
感想を一言落として、それを聞いてクラス代表は、
「やったぁ」
と喜んだ。何故なのかしら?みんな喜んでいる。隣の教室からも歓声が聞こえた。本当に全教室見て回っているのね。
大変だわ。
自分の準備時間を各クラスに激励に使っているなんて。学生の文化祭への意欲を高めているんだわ。同じ学生なのに。
楽しむよりも、王子様なのね。
後ろ姿を見送った。
すぐにリリエットから注意がきた。
「ミランダだめよ、これは借り物だから。知り合いの商店だからって、餌以外は、魚が死んでしまったら大変だから」
「そうね、軽はずみな事を言ったわ、ごめんなさいね」
…教室内で女生徒が盛り上がり始めた。
「何故王子様が全教室を回っているのかしら?」
「去年は、そんな話は聞いてないよね。行事には王子様参加しないはずじゃなかった?もしかしてマユリカ王女様が帰国なさったから、仕事が楽になったとか?」
「違うわよ~、絶対に新しい婚約者候補者を見つけるためよ~」
「夜会の後で発表されなかったからね~」
「最近マリアーノ様がアンドル王子様を追いかけているって話よ」
おぉーーー
みんな盛り上がっているわ。お菓子の話と同じぐらい弾んでいるわ。
「ミランダ様は、夜会参加したのですよね?」
突然話題を振られた。
「ええ、煌びやかな夜会でした!」
と答えたけど、
「えっと、アンドル王子様が、誰と話したとかダンスを誰としたとか…」
…なんて事、話に参加出来ない…知らないよ、見てないよ。
「ごめんなさい見ていないの。会場と騎士様の数の多さと、音楽隊とひまわりの花ぐらい…」
…
…
「きっとまた何かありそうですよね~」
「そう、そうですよ!」
そうね、私、みんなの好きそうな話の情報持ってなかったわ。
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