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60お茶会
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お茶会の日
教室に入れば、
「おはよう、ティアラ様!体調はいかが?」
とサクラさんの第一声をもらった。
少しだけ身構えて、笑みを浮かべようと努力した。
「おはようございます、私の体調よりもサクラさんが昨日体調崩したのでは?」
「あぁ、私は頭痛がした程度だから。それよりも今日はサロンでお茶会楽しみだわ、ねぇ、ティアラ様」
と笑って手を振るサクラさん。手首から包帯のようなものが見えた。
「怪我をされたの?」
と聞くと、
「ぶつけただけよ」
と返ってきた。
席に着くと、今日はミンネがお休みなのか教室にいない。
授業の途中、扉が開くと、クラード殿下に支えられながら、真っ赤な顔をしたミンネが教室に入ってきた。
「すみません、医務室で治療を受けてました…」
と言えば、クラード殿下も先生に一言状況説明をしてすぐに出て行った。
クラスメイト達のザワザワが止まらない。小さな歓声も聞こえた。
説明によると、クラード様の馬車が止まってすぐに馬が少し暴れて、近くにいたミンネが怪我をした…
一部から、
「え?凄い偶然、ちょっと羨ましいわ」
「なんでそんな場所にいたの?わざとじゃないの~」
と声が聞こえた。サクラさんの周辺に座っているクラスメイトだ。
馬の前に自ら立つなんてそんな行為するわけないのに。
休み時間になってもその疑いの目は消えず、ミンネに質問攻めをしているサクラさん達。
「ミンネ嬢!」
と扉からクラード殿下が顔を出した。歓声のような声が廊下と教室内から聞こえた。
「すまない、事故の時、鞄の中身が飛び出し御者が全部いれたつもりだったのに、まだこちらが落ちていたと連絡をもらった。確認してもらえるかな?」
とクラード殿下が封筒を渡した。
それだけなのに、キャーキャー言うのは何で何だろう。
サクラさんもミンネの周りで騒いでいるし…
そしてクラード殿下が帰れば、突然、サクラさん達がミンネに対して、
「ワザと?」
と聞き、
「それ本当にミンネのなの?」
「ねぇ、見せてよ」
「これは、私のよ。ワザと落とすわけないでしょう。馬に驚いて鞄を落としたのよ」
とミンネはその封筒の中身を守るように腕を引いた。
「なんか怪しいよね~」
「本当はクラード様と話したくて馬車待ちしてたんじゃないの~、私達に内緒で」
としつこく絡んでいた。
「偶然に決まっているでしょう」
という大きな声でミンネが言うのに、仲が良かったはずのサクラさんは、
「なんか大きな声で言うほど怪しいって感じちゃうよね?」
と他のクラスメイトを煽っていた。
一体この手のひら返しは何なのか、聞いているだけで腹が立つ。
そして、とうとうサクラさんのお茶会の時間が来た。
「ごめんなさい、ティアラ様~、私、お茶の用意をしたいから、キアヌス先生の所に日誌を届けて頂ける?」
と言われ、
「はい、構いませんけど…」
身構えてしまうのは、もう癖かもしれない。サクラさんが、
「そんな何もありませんよ、これからお茶会なのに~」
と笑って言う。
…
私が入ると何故かサクラさんとミンネの二人がお茶の準備をしていた。
他のクラスメイトは座って談笑している。
「手伝いましょうか?」
と聞くと、
「ではここにお菓子のはいった籠があるのでテーブルに置いてください」
とサクラさんに言われた。
実はシマッタと後悔した。この菓子に何か仕込まれていたら…私のせいにされてしまうかも…
恐る恐る籠ををテーブルに置く。
イリーネ様の声が聞こえない…
来てくれるなら、もう潰してくれて良いのにと密かに願った。
各テーブルにサクラさんとミンネが給仕をしていく。
とても良い匂いが立ち上る。
空いている席に座り、サクラさんの様子はいたって普通だった。
「お茶のおかわりはありますから~今日は皆さんよろしくね~」
そんな声とともに、お茶会が始まった…
みんな和気藹々、お茶を飲み話し始めた。
扉が、バタンと開き、
「あら~今日はここのサロンは私達が予約していたはずですのに…」
と現れたイリーネ様の第一声だ。
さすがイリーネ様!台本なしなのに、悪役令嬢っぽい。全然棒読みでもない演技に拍手を送りたい。人選は完璧な気がする。
私はサクラさんが対応すると思っていた。
しかし、口を開いたのはミンネだった。
「イリーネ様、本日は我がクラスで予約しました。三日前に。確認してもらえますか?」
と顔色が悪くなりながら話す。
「二年生が三年生に譲るなんて当たり前でしょう?今日はここで私達の一団もお茶会をしたいのよ。そんな安っぽいお茶じゃなくて高級な物を用意してあるの。皆さんにも一杯づつなら与えても良くってよ。私、貧乏ではないので。どこかの何某さんと違って」
とイリーネ様。
それは、余計でしょう。それに最近我が家は高級茶葉飲んでますから!まぁ、シリル様からの頂き物ですけど…
突然だった。
一名のクラスメイトが立った。そして、そのテーブルの子達みんな立って突然イリーネ様達に自分のティーカップの中身を掛けた。
「キャッ、何するのよ?」
「ちょっと、信じられない」
「制服が、濡れたわよ」
とイリーネ様達は睨みながら言った。
「何しているの…」
と私が言えば、ティーカップを持っているそのクラスメイト達は、真っ青になりながら、座り込んだ。そしてまた違うテーブルのクラスメイトが立ち上がった。また手にはティーカップを持っている。
「イリーネ様後ろに下がって」
と言えば、悲鳴をあげるクラスメイト達。次はサクラさん達に掛けた。
「酷い何するのよ!」
とサクラさん達が怒鳴った。
お茶を掛けたら壊れた人形のように座っているその子達。異常な光景だ。
「警備員さんを!!」
と扉の近くにいた人に声をかけた。
警備員が近くに待機していてくれていた。
「大丈夫ですか?」
と声をかけてくれたがもうだいぶ惨事状態になっていた四つのテーブルの人達が、全員お茶を誰構わずかけた。
走ってきたのか息を切らしたクラード殿下やシルベルト様達が部屋に入ると、まるでこれが、舞台のクライマックスで、役者は揃いましたと言うぐらいのタイミングで、サクラさんが、
「大変よ、半数のクラスメイトがおかしくなちゃったわ」
と言い、
「何があった」
と聞く声に対して、
「ミンネがお茶を淹れたテーブルのクラスメイトばかりが操られたみたいにおかしくなってます。怖いわ、クラード様助けて~」
と言う。
嘘でしょう、ミンネ?
と心臓が痛くなったまま彼女を見る。
とても苦しそうに笑う。
でも、ミンネは何も言わない…
「ミンネ、どうしたの?しっかりして。何があったの?」
歪んだ表情になるミンネ。
なのに笑顔を作ろうとしているようで頬がピクピクと動き余計に恐怖を与える。
悲鳴が響く中、警備員が二人がかりでミンネを押さえ部屋から連れ出す。
そしてミンネが見えなくなれば、サクラさんが、クラード殿下に向かって言った。
「クラード様、私、今連れて行かれたミンネと親友と言っても過言じゃないくらい仲がいいのです。以前から不思議に思っていたことがあったんです。まるで操っているんじゃないかって思うような場面がいくつもあって。今日は、偶々ミンネを揶揄ってしまって怒らせたから仕返しされたんだわ」
チラッと私を見たサクラさん。
クラスメイトがザワザワした。
確かに今日ミンネは声を荒げた場面があったけど。
それだけで『操る』なんて突拍子もない発言よ。
「それは何かな?」
クラード様がサクラさんに聞いた。シルベルト様は、私を背に庇うように前に立っていた。
「大丈夫か」
と気にかけてくれたので頷いた。
濡れた制服を見せるように両手で自分の身体を守るサクラさんは、
「私以前からミンネが怖かったんです。逆らえないっていうか、そういう圧を感じていまして。そこにいらっしゃるイリーネ様達の事もそうなんですが、私は留学生です。イリーネ様の事をもちろん知りませんでした。なのに悪い人と思い込ませられてました。あと、行先にイリーネ様達がいらっしゃったり、考えてみれば、いつもミンネに誘導されてました。今日のお茶会だってそうです。ミンネがお茶を淹れたテーブルに着いた人ばかり、ティーカップを手に持ち中身のお茶を誰構わず掛けるなんて尋常じゃないですよ。だって今日席なんて決めてないんですよ。なにかミンネには憑いているんじゃないですか?…怖いです。確かこの学園にはセレナさんって方が、黒魔術をされたとか…ミンネの事も調べて下さい」
…これは。
私は、私がターゲットだと思っていた。まさかミンネを…
確かに物語でカミューラ様の悪事を暴くのはサクラさんと仲が良いセレナ…仲が良いからこそ知ってしまう秘密…
最初からミンネは親友みたいに付き纏われていた。いつも一緒だった。
私が一人逃げている間、ミンネは…
『怖い』と私に洩らしていたのに…
今、心の中でサクラさんが笑っている気がした。
こんな事想定していなかった。グッと唇を噛んで、口の中に血の味がした。
最悪なお茶会になった。
教室に入れば、
「おはよう、ティアラ様!体調はいかが?」
とサクラさんの第一声をもらった。
少しだけ身構えて、笑みを浮かべようと努力した。
「おはようございます、私の体調よりもサクラさんが昨日体調崩したのでは?」
「あぁ、私は頭痛がした程度だから。それよりも今日はサロンでお茶会楽しみだわ、ねぇ、ティアラ様」
と笑って手を振るサクラさん。手首から包帯のようなものが見えた。
「怪我をされたの?」
と聞くと、
「ぶつけただけよ」
と返ってきた。
席に着くと、今日はミンネがお休みなのか教室にいない。
授業の途中、扉が開くと、クラード殿下に支えられながら、真っ赤な顔をしたミンネが教室に入ってきた。
「すみません、医務室で治療を受けてました…」
と言えば、クラード殿下も先生に一言状況説明をしてすぐに出て行った。
クラスメイト達のザワザワが止まらない。小さな歓声も聞こえた。
説明によると、クラード様の馬車が止まってすぐに馬が少し暴れて、近くにいたミンネが怪我をした…
一部から、
「え?凄い偶然、ちょっと羨ましいわ」
「なんでそんな場所にいたの?わざとじゃないの~」
と声が聞こえた。サクラさんの周辺に座っているクラスメイトだ。
馬の前に自ら立つなんてそんな行為するわけないのに。
休み時間になってもその疑いの目は消えず、ミンネに質問攻めをしているサクラさん達。
「ミンネ嬢!」
と扉からクラード殿下が顔を出した。歓声のような声が廊下と教室内から聞こえた。
「すまない、事故の時、鞄の中身が飛び出し御者が全部いれたつもりだったのに、まだこちらが落ちていたと連絡をもらった。確認してもらえるかな?」
とクラード殿下が封筒を渡した。
それだけなのに、キャーキャー言うのは何で何だろう。
サクラさんもミンネの周りで騒いでいるし…
そしてクラード殿下が帰れば、突然、サクラさん達がミンネに対して、
「ワザと?」
と聞き、
「それ本当にミンネのなの?」
「ねぇ、見せてよ」
「これは、私のよ。ワザと落とすわけないでしょう。馬に驚いて鞄を落としたのよ」
とミンネはその封筒の中身を守るように腕を引いた。
「なんか怪しいよね~」
「本当はクラード様と話したくて馬車待ちしてたんじゃないの~、私達に内緒で」
としつこく絡んでいた。
「偶然に決まっているでしょう」
という大きな声でミンネが言うのに、仲が良かったはずのサクラさんは、
「なんか大きな声で言うほど怪しいって感じちゃうよね?」
と他のクラスメイトを煽っていた。
一体この手のひら返しは何なのか、聞いているだけで腹が立つ。
そして、とうとうサクラさんのお茶会の時間が来た。
「ごめんなさい、ティアラ様~、私、お茶の用意をしたいから、キアヌス先生の所に日誌を届けて頂ける?」
と言われ、
「はい、構いませんけど…」
身構えてしまうのは、もう癖かもしれない。サクラさんが、
「そんな何もありませんよ、これからお茶会なのに~」
と笑って言う。
…
私が入ると何故かサクラさんとミンネの二人がお茶の準備をしていた。
他のクラスメイトは座って談笑している。
「手伝いましょうか?」
と聞くと、
「ではここにお菓子のはいった籠があるのでテーブルに置いてください」
とサクラさんに言われた。
実はシマッタと後悔した。この菓子に何か仕込まれていたら…私のせいにされてしまうかも…
恐る恐る籠ををテーブルに置く。
イリーネ様の声が聞こえない…
来てくれるなら、もう潰してくれて良いのにと密かに願った。
各テーブルにサクラさんとミンネが給仕をしていく。
とても良い匂いが立ち上る。
空いている席に座り、サクラさんの様子はいたって普通だった。
「お茶のおかわりはありますから~今日は皆さんよろしくね~」
そんな声とともに、お茶会が始まった…
みんな和気藹々、お茶を飲み話し始めた。
扉が、バタンと開き、
「あら~今日はここのサロンは私達が予約していたはずですのに…」
と現れたイリーネ様の第一声だ。
さすがイリーネ様!台本なしなのに、悪役令嬢っぽい。全然棒読みでもない演技に拍手を送りたい。人選は完璧な気がする。
私はサクラさんが対応すると思っていた。
しかし、口を開いたのはミンネだった。
「イリーネ様、本日は我がクラスで予約しました。三日前に。確認してもらえますか?」
と顔色が悪くなりながら話す。
「二年生が三年生に譲るなんて当たり前でしょう?今日はここで私達の一団もお茶会をしたいのよ。そんな安っぽいお茶じゃなくて高級な物を用意してあるの。皆さんにも一杯づつなら与えても良くってよ。私、貧乏ではないので。どこかの何某さんと違って」
とイリーネ様。
それは、余計でしょう。それに最近我が家は高級茶葉飲んでますから!まぁ、シリル様からの頂き物ですけど…
突然だった。
一名のクラスメイトが立った。そして、そのテーブルの子達みんな立って突然イリーネ様達に自分のティーカップの中身を掛けた。
「キャッ、何するのよ?」
「ちょっと、信じられない」
「制服が、濡れたわよ」
とイリーネ様達は睨みながら言った。
「何しているの…」
と私が言えば、ティーカップを持っているそのクラスメイト達は、真っ青になりながら、座り込んだ。そしてまた違うテーブルのクラスメイトが立ち上がった。また手にはティーカップを持っている。
「イリーネ様後ろに下がって」
と言えば、悲鳴をあげるクラスメイト達。次はサクラさん達に掛けた。
「酷い何するのよ!」
とサクラさん達が怒鳴った。
お茶を掛けたら壊れた人形のように座っているその子達。異常な光景だ。
「警備員さんを!!」
と扉の近くにいた人に声をかけた。
警備員が近くに待機していてくれていた。
「大丈夫ですか?」
と声をかけてくれたがもうだいぶ惨事状態になっていた四つのテーブルの人達が、全員お茶を誰構わずかけた。
走ってきたのか息を切らしたクラード殿下やシルベルト様達が部屋に入ると、まるでこれが、舞台のクライマックスで、役者は揃いましたと言うぐらいのタイミングで、サクラさんが、
「大変よ、半数のクラスメイトがおかしくなちゃったわ」
と言い、
「何があった」
と聞く声に対して、
「ミンネがお茶を淹れたテーブルのクラスメイトばかりが操られたみたいにおかしくなってます。怖いわ、クラード様助けて~」
と言う。
嘘でしょう、ミンネ?
と心臓が痛くなったまま彼女を見る。
とても苦しそうに笑う。
でも、ミンネは何も言わない…
「ミンネ、どうしたの?しっかりして。何があったの?」
歪んだ表情になるミンネ。
なのに笑顔を作ろうとしているようで頬がピクピクと動き余計に恐怖を与える。
悲鳴が響く中、警備員が二人がかりでミンネを押さえ部屋から連れ出す。
そしてミンネが見えなくなれば、サクラさんが、クラード殿下に向かって言った。
「クラード様、私、今連れて行かれたミンネと親友と言っても過言じゃないくらい仲がいいのです。以前から不思議に思っていたことがあったんです。まるで操っているんじゃないかって思うような場面がいくつもあって。今日は、偶々ミンネを揶揄ってしまって怒らせたから仕返しされたんだわ」
チラッと私を見たサクラさん。
クラスメイトがザワザワした。
確かに今日ミンネは声を荒げた場面があったけど。
それだけで『操る』なんて突拍子もない発言よ。
「それは何かな?」
クラード様がサクラさんに聞いた。シルベルト様は、私を背に庇うように前に立っていた。
「大丈夫か」
と気にかけてくれたので頷いた。
濡れた制服を見せるように両手で自分の身体を守るサクラさんは、
「私以前からミンネが怖かったんです。逆らえないっていうか、そういう圧を感じていまして。そこにいらっしゃるイリーネ様達の事もそうなんですが、私は留学生です。イリーネ様の事をもちろん知りませんでした。なのに悪い人と思い込ませられてました。あと、行先にイリーネ様達がいらっしゃったり、考えてみれば、いつもミンネに誘導されてました。今日のお茶会だってそうです。ミンネがお茶を淹れたテーブルに着いた人ばかり、ティーカップを手に持ち中身のお茶を誰構わず掛けるなんて尋常じゃないですよ。だって今日席なんて決めてないんですよ。なにかミンネには憑いているんじゃないですか?…怖いです。確かこの学園にはセレナさんって方が、黒魔術をされたとか…ミンネの事も調べて下さい」
…これは。
私は、私がターゲットだと思っていた。まさかミンネを…
確かに物語でカミューラ様の悪事を暴くのはサクラさんと仲が良いセレナ…仲が良いからこそ知ってしまう秘密…
最初からミンネは親友みたいに付き纏われていた。いつも一緒だった。
私が一人逃げている間、ミンネは…
『怖い』と私に洩らしていたのに…
今、心の中でサクラさんが笑っている気がした。
こんな事想定していなかった。グッと唇を噛んで、口の中に血の味がした。
最悪なお茶会になった。
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