31 / 64
月に吠える②
しおりを挟む
皆が一斉にひれ伏すと、狼になった禄郎が連れて来られて半ば無理矢理、祭壇に座らされた。
羽織らされた着物の下は拘束されているのか、身体の自由が利かないらしく、終始苛立って唸り続けている。
祝詞だか念仏だかお題目だかを唱え終わると、婆さんは禄郎の首根っこを掴んで、開け放った窓から月を見せた。
「アォ─────────────────ン」
禄郎の遠吠えに、周りの人々は
「ありがたや、ありがたや」
と拝んでいるが、窓から
「うるせえ!!」
と怒鳴り声が聞こえると、婆さんはピシャリと窓を閉めた。これでは、遅かれ早かれ近隣から相談があったことだろう。
禄郎を引きずって祭壇に据えた婆さんは、その前に座るとこちらを向いて、手前の方からひとりひとり呼び寄せた。
改めて禄郎を拝んで帰る者もあれば、よもやま相談をして、婆さんの返事を聞いてから帰る者もあった。
「近頃、夫婦喧嘩が絶えなくて……」
こんなところに来るからではないか。
「争いは良くない。犬神様のお怒りに触れる前にやめなさい」
身動きとれない禄郎は、既に怒っている。
「職を失いました。いい仕事はありませんか?」
こんなところで相談することなのか。
「職に貴賤はない。誇りを捨てて探しなさい」
武士の誇りを捨てて青物屋で働いている、手本のような男が祭壇で唸っている。
とうとう最後、コンコとリュウの番である。
婆さんの脇には賽銭箱が置いてあり、御布施と書かれた包みも並んでいる。こうして日銭を稼いでいるのだ。
「お主ら、今日がはじめてじゃのう」
「はい! 犬神様に、ひと目お会いしたく参りました!」
ハキハキ答えるコンコは、心を殺している。
祠で過ごした300年、信心もないのに無理矢理連れて来られた者でも見て、今はその真似をしているのだろう。
婆さんがチラチラと賽銭箱に目配せしていた。リュウは渋い顔をこらえつつ、袂から小銭を掴んで賽銭を投じた。
婆さんは落ちる金の音を聞き、つまらなそうな顔をしている。どうやら足りなかったらしい。
「相談があって、ここに来たのだが」
これっぽっちの賽銭で、と婆さんに卑しく思われた。どちらが卑しいのかと、リュウも婆さんと同じ顔をしてしまう。
「青物屋の禄郎は、今どこだ?」
婆さんはギクリとした。上ずりそうな声を必死に抑えつつ、そっぽを向いて知らぬふりをした。
「市場の朝は早い、今は家で寝ておるじゃろう」
「嘘だ! 僕、禄郎さんが狼になるところを見たもん!」
コンコが禄郎を指差すと、リュウは羽織らされた着物を剥いだ。やはり縄で縛られている。
「憑き物とは言え、元は人だぞ」
「ひどいことをするなぁ。お金まで巻き上げて、何でこんなことをするかな」
コンコとリュウに犬神様の正体を明かされて、婆さんはあっさり観念した。
「新政府の禁断令で、心の拠りどころを失った者が多いのじゃ。そこへ現れたのが、犬神様に取り憑かれた禄郎じゃ。禁じられない神を崇めれば、罰せられることもない」
婆さんの言うことが本当なら、行き場を失った信者たちを救済しようとしたのだろう。
リュウは改めて部屋の装飾を一瞥した。ありとあらゆる宗教が混ぜこぜで、わけがわからない。
「陰陽道も修験道も、よくもひとつにまとまったものだな」
「犬神様を信じる体で、あとは各々の好きにやらせておるからのう」
ひとつにまとまるための犬神様というわけだ。その気になれば、漬物石でもいいのだろう。
稲荷狐のコンコには、どうしても気になる点があった。
「ちなみに、お婆さんは梓巫女だったの?」
「うんにゃ、ただの漁師の嫁じゃった。見たものを適当に真似ておった」
やっぱりそうかと苦笑いをした。ムニャムニャ唱えられる言葉を、耳をピンと立てて聞いていたが、さっぱりわからなかったのだ。
「しかし、このことを禄郎は知らぬのだろう」
「そうだ、禄郎さん! 縛られたままじゃ、禄郎さんも犬神様も可哀想だよ」
「そうだな、まずは禄郎と犬神を斬り離すか」
リュウが刀を抜くと、婆さんが悲壮な顔をしてすがりついた。
「やめてくれ! わしはどうして暮せばよい!」
やはりお布施が目当てかと、コンコもリュウも呆れてしまった。この婆さんは、本音がすぐ出るところだけは助かる。
コンコが祝詞を唱えると禄郎の鼻が縮み、全身から灰色の毛が落ち、指が伸びて鉤爪が引っ込んだ。
すると同時に禄郎から煙が立ち上り、それが狼の形になり、刀を構えるリュウに牙を剥いて唸りを上げた。
飛びかかろうと空を蹴ったその瞬間。
青白い光を放った刀が振り下ろされると、狼は唐竹割に真っ二つ。
斬り裂かれた狼は、腰を抜かした婆さんの左右を通り過ぎ、床をテンテンと転がった末、2匹のじゃれ合う子犬となった。
犬神は、あやかしでも神でもあったので、力を弱めるだけで済んだ。
リュウが子犬を抱き上げた。さて、封じるべきか崇めるべきか、悩むところである。
「迷える者を本当に救う気があるなら、この犬神は渡そう。その気はないか、信心に付け込むようなら封じる。どうだ?」
「偽巫女もダメだよ!」
リュウの真剣な問いに、婆さんは迷っていた。こんな子犬が信心の拠りどころになるだろうか。子犬の世話を、この歳でやっていけるだろうか。
そもそも自分に、迷える者を本気で救えるのか。
人間に戻った禄郎が、祭壇から転げ落ちて目を覚ました。
「禄郎さん! 大丈夫!?」
「ん……ああ、大丈夫だ。それが犬神様か?」
「何だ、知っていたのか」
「稲荷の子が祝詞を唱えた頃から、察したことと聞いたことしかわからん。だが大体わかったぞ」
縄を解かれた禄郎は犬神様を抱えると、可愛いじゃないかと嬉しそうに破顔した。
「1匹もらってもいいか? 俺の片割れみたいなものだろう?」
「今は子犬だが、犬神だぞ!? 大丈夫なのか!?」
「半分になったから大丈夫だよ。可愛がれば賢い犬に育つよ。ねぇ、お婆さんも飼ってあげて」
犬神を抱えた婆さんは、緩む顔をどうすることも出来なかった。人の信心は満たせないかも知れないが、犬神様が自分を救ってくれる気がした。
飼うことを決意して顔を上げた婆さんは、目を見開いて唇をワナワナと震わせた。
「お、お、お、お稲荷様じゃぁぁぁぁぁ!」
巫女装束に変化して、狐耳を露わにしたコンコに婆さんはひれ伏した。
「僕は、こんなところに座らないからね!」
戸惑うコンコに頭を下げる婆さんに、犬神様は甘えてじゃれついた。
羽織らされた着物の下は拘束されているのか、身体の自由が利かないらしく、終始苛立って唸り続けている。
祝詞だか念仏だかお題目だかを唱え終わると、婆さんは禄郎の首根っこを掴んで、開け放った窓から月を見せた。
「アォ─────────────────ン」
禄郎の遠吠えに、周りの人々は
「ありがたや、ありがたや」
と拝んでいるが、窓から
「うるせえ!!」
と怒鳴り声が聞こえると、婆さんはピシャリと窓を閉めた。これでは、遅かれ早かれ近隣から相談があったことだろう。
禄郎を引きずって祭壇に据えた婆さんは、その前に座るとこちらを向いて、手前の方からひとりひとり呼び寄せた。
改めて禄郎を拝んで帰る者もあれば、よもやま相談をして、婆さんの返事を聞いてから帰る者もあった。
「近頃、夫婦喧嘩が絶えなくて……」
こんなところに来るからではないか。
「争いは良くない。犬神様のお怒りに触れる前にやめなさい」
身動きとれない禄郎は、既に怒っている。
「職を失いました。いい仕事はありませんか?」
こんなところで相談することなのか。
「職に貴賤はない。誇りを捨てて探しなさい」
武士の誇りを捨てて青物屋で働いている、手本のような男が祭壇で唸っている。
とうとう最後、コンコとリュウの番である。
婆さんの脇には賽銭箱が置いてあり、御布施と書かれた包みも並んでいる。こうして日銭を稼いでいるのだ。
「お主ら、今日がはじめてじゃのう」
「はい! 犬神様に、ひと目お会いしたく参りました!」
ハキハキ答えるコンコは、心を殺している。
祠で過ごした300年、信心もないのに無理矢理連れて来られた者でも見て、今はその真似をしているのだろう。
婆さんがチラチラと賽銭箱に目配せしていた。リュウは渋い顔をこらえつつ、袂から小銭を掴んで賽銭を投じた。
婆さんは落ちる金の音を聞き、つまらなそうな顔をしている。どうやら足りなかったらしい。
「相談があって、ここに来たのだが」
これっぽっちの賽銭で、と婆さんに卑しく思われた。どちらが卑しいのかと、リュウも婆さんと同じ顔をしてしまう。
「青物屋の禄郎は、今どこだ?」
婆さんはギクリとした。上ずりそうな声を必死に抑えつつ、そっぽを向いて知らぬふりをした。
「市場の朝は早い、今は家で寝ておるじゃろう」
「嘘だ! 僕、禄郎さんが狼になるところを見たもん!」
コンコが禄郎を指差すと、リュウは羽織らされた着物を剥いだ。やはり縄で縛られている。
「憑き物とは言え、元は人だぞ」
「ひどいことをするなぁ。お金まで巻き上げて、何でこんなことをするかな」
コンコとリュウに犬神様の正体を明かされて、婆さんはあっさり観念した。
「新政府の禁断令で、心の拠りどころを失った者が多いのじゃ。そこへ現れたのが、犬神様に取り憑かれた禄郎じゃ。禁じられない神を崇めれば、罰せられることもない」
婆さんの言うことが本当なら、行き場を失った信者たちを救済しようとしたのだろう。
リュウは改めて部屋の装飾を一瞥した。ありとあらゆる宗教が混ぜこぜで、わけがわからない。
「陰陽道も修験道も、よくもひとつにまとまったものだな」
「犬神様を信じる体で、あとは各々の好きにやらせておるからのう」
ひとつにまとまるための犬神様というわけだ。その気になれば、漬物石でもいいのだろう。
稲荷狐のコンコには、どうしても気になる点があった。
「ちなみに、お婆さんは梓巫女だったの?」
「うんにゃ、ただの漁師の嫁じゃった。見たものを適当に真似ておった」
やっぱりそうかと苦笑いをした。ムニャムニャ唱えられる言葉を、耳をピンと立てて聞いていたが、さっぱりわからなかったのだ。
「しかし、このことを禄郎は知らぬのだろう」
「そうだ、禄郎さん! 縛られたままじゃ、禄郎さんも犬神様も可哀想だよ」
「そうだな、まずは禄郎と犬神を斬り離すか」
リュウが刀を抜くと、婆さんが悲壮な顔をしてすがりついた。
「やめてくれ! わしはどうして暮せばよい!」
やはりお布施が目当てかと、コンコもリュウも呆れてしまった。この婆さんは、本音がすぐ出るところだけは助かる。
コンコが祝詞を唱えると禄郎の鼻が縮み、全身から灰色の毛が落ち、指が伸びて鉤爪が引っ込んだ。
すると同時に禄郎から煙が立ち上り、それが狼の形になり、刀を構えるリュウに牙を剥いて唸りを上げた。
飛びかかろうと空を蹴ったその瞬間。
青白い光を放った刀が振り下ろされると、狼は唐竹割に真っ二つ。
斬り裂かれた狼は、腰を抜かした婆さんの左右を通り過ぎ、床をテンテンと転がった末、2匹のじゃれ合う子犬となった。
犬神は、あやかしでも神でもあったので、力を弱めるだけで済んだ。
リュウが子犬を抱き上げた。さて、封じるべきか崇めるべきか、悩むところである。
「迷える者を本当に救う気があるなら、この犬神は渡そう。その気はないか、信心に付け込むようなら封じる。どうだ?」
「偽巫女もダメだよ!」
リュウの真剣な問いに、婆さんは迷っていた。こんな子犬が信心の拠りどころになるだろうか。子犬の世話を、この歳でやっていけるだろうか。
そもそも自分に、迷える者を本気で救えるのか。
人間に戻った禄郎が、祭壇から転げ落ちて目を覚ました。
「禄郎さん! 大丈夫!?」
「ん……ああ、大丈夫だ。それが犬神様か?」
「何だ、知っていたのか」
「稲荷の子が祝詞を唱えた頃から、察したことと聞いたことしかわからん。だが大体わかったぞ」
縄を解かれた禄郎は犬神様を抱えると、可愛いじゃないかと嬉しそうに破顔した。
「1匹もらってもいいか? 俺の片割れみたいなものだろう?」
「今は子犬だが、犬神だぞ!? 大丈夫なのか!?」
「半分になったから大丈夫だよ。可愛がれば賢い犬に育つよ。ねぇ、お婆さんも飼ってあげて」
犬神を抱えた婆さんは、緩む顔をどうすることも出来なかった。人の信心は満たせないかも知れないが、犬神様が自分を救ってくれる気がした。
飼うことを決意して顔を上げた婆さんは、目を見開いて唇をワナワナと震わせた。
「お、お、お、お稲荷様じゃぁぁぁぁぁ!」
巫女装束に変化して、狐耳を露わにしたコンコに婆さんはひれ伏した。
「僕は、こんなところに座らないからね!」
戸惑うコンコに頭を下げる婆さんに、犬神様は甘えてじゃれついた。
0
あなたにおすすめの小説
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる