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第6話 アクタの新しい仲間
アクタはいつものように夕暮れまで荷車を押して、バタンと布団に倒れて熟睡した。
『・・・・おい起きよ。アクタ』
おかっぱの幼女神は呆れながらアクタに囁いた。
む?とアクタは夢の中で目を覚ました。
『あんたはあの時の屋敷の神様かい。ありがとうよ。ここまで幸運続きでお陰で旅も楽になった。
ああ。供え物か。果物しかないけどいいかな?』
『良いよ。勝手にもらっているゆえ。これは言った方が良いか思ったけど、その布団はやはりいわくつきであったわ。お姫様が殺されて、髪を切られて、その布団の中に髪が混ざっているのよ。その犯人はよほど偏執的で愉快犯のようじゃのお。お姫様の亡霊が現われたんじゃよ。その怨嗟は髪に宿ってお姫様の意志でもどうにもならないんじゃと。あたしが抑えているけどね。 お姫様に会わせるよ。』
不意にアクタの目の前に美しい金と銀の花模様をあしらった装束を纏った美麗なお姫様は現れた。
アクタはびっくりして、いわくつきは本物であったかと、同時にこんな綺麗なお姫様みたことないとも思った。
『お姫様は天に昇れず、この布団に縛られているんじゃよ。しばらくアクタのお供をして、色々なものとか美しいものとかみせてくれんかのお。
どうも恋人だった男に騙されて殺されたらしいのよ。哀れな女よ。』
『へ、へえ。』
アクタは何も言えなかった。情報量が多くてアクタには頭がパニック状態になりそうだった。
いわくつきの布団は本物? お姫様が恋人に殺されて髪が布団の中に入っている?
お姫様の亡霊は天に昇れず、この布団に縛られている?
そんなの可哀相じゃねえか?悪い男に騙されて殺されて挙句の果てに布団に縛られるなんて惨いじゃないか。死んでからも災難続きじゃないか。お姫様。
アクタはむらむらと沸き上がる怒りを抑えられなかった。
『その犯人は見つからないのかい。お姫様・・。』
『いいえ‥わたくしが馬鹿だったのです。何も知らぬがゆえに騙されて・・このような有様に・・情けないとも言われました。でも悔しくて・・せめてわたくしを殺した男はどうなったのか知りたいです・・。』
お姫様は悔し気に唇を噛んで震えた。
『お姫様・・俺も同じだよ。俺も俺を追放した犯人を知りたい・・。いいよ。お姫様と俺は似たような境遇だな。
しばらく旅のお供として仲間となっていいぜ。綺麗なものをたくさん見るんだよ。お姫様。辛い目にあったな。』
お姫様ははっとアクタの顔を見て、ほろりと一筋の涙を流した。
『死んでからこんな幸福に出会うとは・・世の中わからぬものでごさいますね‥。』
うむうむとおかっぱの幼女神はうなずいて、『良かったのお。』と呟いた。
こうして、アクタの新しい仲間が出来た。それはお姫様。
時折、布団から長い髪がアクタを捕えようとするが、アクタはかまわなかった。
おかっぱの幼女神とお姫様が抑えているから、アクタは全面的に仲間を信用して布団を使い続けた。
アクタの度量はいつの間にかでかくなっていた。
これも追放や色々な試練の成果だろうか?おかっぱの幼女神は疑問に思ったが、生来のものかもしれぬとも思った。
『・・・・おい起きよ。アクタ』
おかっぱの幼女神は呆れながらアクタに囁いた。
む?とアクタは夢の中で目を覚ました。
『あんたはあの時の屋敷の神様かい。ありがとうよ。ここまで幸運続きでお陰で旅も楽になった。
ああ。供え物か。果物しかないけどいいかな?』
『良いよ。勝手にもらっているゆえ。これは言った方が良いか思ったけど、その布団はやはりいわくつきであったわ。お姫様が殺されて、髪を切られて、その布団の中に髪が混ざっているのよ。その犯人はよほど偏執的で愉快犯のようじゃのお。お姫様の亡霊が現われたんじゃよ。その怨嗟は髪に宿ってお姫様の意志でもどうにもならないんじゃと。あたしが抑えているけどね。 お姫様に会わせるよ。』
不意にアクタの目の前に美しい金と銀の花模様をあしらった装束を纏った美麗なお姫様は現れた。
アクタはびっくりして、いわくつきは本物であったかと、同時にこんな綺麗なお姫様みたことないとも思った。
『お姫様は天に昇れず、この布団に縛られているんじゃよ。しばらくアクタのお供をして、色々なものとか美しいものとかみせてくれんかのお。
どうも恋人だった男に騙されて殺されたらしいのよ。哀れな女よ。』
『へ、へえ。』
アクタは何も言えなかった。情報量が多くてアクタには頭がパニック状態になりそうだった。
いわくつきの布団は本物? お姫様が恋人に殺されて髪が布団の中に入っている?
お姫様の亡霊は天に昇れず、この布団に縛られている?
そんなの可哀相じゃねえか?悪い男に騙されて殺されて挙句の果てに布団に縛られるなんて惨いじゃないか。死んでからも災難続きじゃないか。お姫様。
アクタはむらむらと沸き上がる怒りを抑えられなかった。
『その犯人は見つからないのかい。お姫様・・。』
『いいえ‥わたくしが馬鹿だったのです。何も知らぬがゆえに騙されて・・このような有様に・・情けないとも言われました。でも悔しくて・・せめてわたくしを殺した男はどうなったのか知りたいです・・。』
お姫様は悔し気に唇を噛んで震えた。
『お姫様・・俺も同じだよ。俺も俺を追放した犯人を知りたい・・。いいよ。お姫様と俺は似たような境遇だな。
しばらく旅のお供として仲間となっていいぜ。綺麗なものをたくさん見るんだよ。お姫様。辛い目にあったな。』
お姫様ははっとアクタの顔を見て、ほろりと一筋の涙を流した。
『死んでからこんな幸福に出会うとは・・世の中わからぬものでごさいますね‥。』
うむうむとおかっぱの幼女神はうなずいて、『良かったのお。』と呟いた。
こうして、アクタの新しい仲間が出来た。それはお姫様。
時折、布団から長い髪がアクタを捕えようとするが、アクタはかまわなかった。
おかっぱの幼女神とお姫様が抑えているから、アクタは全面的に仲間を信用して布団を使い続けた。
アクタの度量はいつの間にかでかくなっていた。
これも追放や色々な試練の成果だろうか?おかっぱの幼女神は疑問に思ったが、生来のものかもしれぬとも思った。
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