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第24話 アクタの能力開花
アクタが加護と共に、潜在能力は最大限に増幅されて、しばらくアクタは見慣れた光景や、景色が違って見えた。
人間の臓器や、血管、脳がその気になれば見えるようになっている。
更に、能力を極めると、欠片が集まってできているように見える。
中には、人間に擬態したなにか、別の生き物も見えた。 だんだん神様の領域に踏み込んじまったな。俺は・・
アクタは溜息をついて、集中して、能力のコントロールや、小さく力を溜めて一気に放出するように修行した。
アクタは、いつも割れた椀を金や銀で継ぎ足している。
それをイメージして、金や銀など光る糸を創造した。
そして、試しに、病気で壊れかかっている赤の他人に通常の人では見えない光る糸で、破れそうな血管を繕い、
がんのような腫瘍を切断し、水のようなもので溶かした。
「これは‥どうした事じゃ。あれほど痛かったからだが嘘のように良くなっている?」
赤の他人の老人は我が身に起こった不可思議な事を頭に?のマークを付けながら、孫に言った。
「良かったね。おじいちゃん。きっと神様が治してくれたんだよ。」
「おお・・坊がいうならそうなのかもしれぬのお。」
仲が良さそうな祖父と孫は嬉しそうににこにこと笑いあった。
アクタはそ知らぬふりをしながら、中々上機嫌な思いで歩いた。
悪いな。爺さん。もう少しで爺さんは死ぬところだった。だから試しに実験に使ってみたよ。
治って良かったな。爺さん。俺も能力を使えて嬉しいよ。
内心アクタは語った。
逆に言えば、血管を破裂させたり、腫瘍を膨らませる事もできるはずだ・・とアクタは考えた。
アクタは復讐にその方法を使うつもりだった。
アクタにはとても怖い神様の加護のお陰で、犯人や、敵の匂いや痕跡がくっきりと矢印のように見えていた。
この矢印の方向に行けば、犯人や醜い奴らに会える。
アクタは無意識に復讐の思いで、歩き続けた。犬と猫は、おかっぱの幼女神とお姫様に任せた。
何も案ずることはない。唯、殺すだけだ。アクタは人殺しは初めてだが、迷わなかった。
どうしても何もしていない人たちを傷つけたりするやつらが悠々自適と生きているのが赦せなかった。
アクタの心は深く深く沈みこんでいった。
居た。
犯人の一人だ。 盗賊の子どもを殺した奴だ。あの酒に溺れただらしない顔は見覚えがある。
あいつはげらげらと笑って、子どもが殺されるのを見ていた。
アクタの心の深い奥から、ヘドロのような醜悪な匂いをした真っ黒な何かが込み上げてきた。
「おい。見つけたよ。」
アクタは優しく背中に語りかけた。
「ああん?てめえだれだ?」
下賤な男は、訳が分からないような顔をしてアクタを見た。
「あんた。子どもを殺したろ。あんたは盗賊の一人だ。」
アクタは、まずは男の飲み過ぎて悪くなっている肝臓を透視して、見えない糸で潰した。
壮絶な悲鳴が上がった。男は信じられないような顔をして「て、てめえ。何を?」と震える声で言った。
にこりとアクタは優しく微笑んだ。
「あんたの処刑人だよ。可哀そうな子どものためにね。」
今度は両足の血管を潰した。ギャアと男はよろめいて倒れこんだ。
何も知らない人が見たら、いきなり酒で酔っぱらった男が倒れたとしか見えないだろう。
そして、両手の血管も潰した。徐々に首も顔の血管も潰した。
どんどん男の顔色は土気色になっていった。嗚呼死ぬんだね。でもあの子どもも痛かったんだよ。
男は訳が分からないまま絶命した。
いきなりどしんと男は倒れた。近くで歩いている通行人が悲鳴を上げた。
アクタはそれを見て、早足で去っていった。
アクタの運動能力も何倍も増幅されてあっという間にアクタはその場から離れた。
アクタは高揚感があった。これが神の力の片鱗なんだ・・。
凄い凄い。全能感に満ちた感じだ。しかしアクタの理性がそれを押しとどめた。
気を付けねば・・敵に油断は禁物だ。アクタは神の加護を授かったとはいえ、素人当然だ。
本来なら叶わない敵だった。
まずは一人目 片付いた。アクタはほっと安堵の溜息をついた。
さあ帰ろう。大切な仲間のいる場所へアクタは駆けた。
人間の臓器や、血管、脳がその気になれば見えるようになっている。
更に、能力を極めると、欠片が集まってできているように見える。
中には、人間に擬態したなにか、別の生き物も見えた。 だんだん神様の領域に踏み込んじまったな。俺は・・
アクタは溜息をついて、集中して、能力のコントロールや、小さく力を溜めて一気に放出するように修行した。
アクタは、いつも割れた椀を金や銀で継ぎ足している。
それをイメージして、金や銀など光る糸を創造した。
そして、試しに、病気で壊れかかっている赤の他人に通常の人では見えない光る糸で、破れそうな血管を繕い、
がんのような腫瘍を切断し、水のようなもので溶かした。
「これは‥どうした事じゃ。あれほど痛かったからだが嘘のように良くなっている?」
赤の他人の老人は我が身に起こった不可思議な事を頭に?のマークを付けながら、孫に言った。
「良かったね。おじいちゃん。きっと神様が治してくれたんだよ。」
「おお・・坊がいうならそうなのかもしれぬのお。」
仲が良さそうな祖父と孫は嬉しそうににこにこと笑いあった。
アクタはそ知らぬふりをしながら、中々上機嫌な思いで歩いた。
悪いな。爺さん。もう少しで爺さんは死ぬところだった。だから試しに実験に使ってみたよ。
治って良かったな。爺さん。俺も能力を使えて嬉しいよ。
内心アクタは語った。
逆に言えば、血管を破裂させたり、腫瘍を膨らませる事もできるはずだ・・とアクタは考えた。
アクタは復讐にその方法を使うつもりだった。
アクタにはとても怖い神様の加護のお陰で、犯人や、敵の匂いや痕跡がくっきりと矢印のように見えていた。
この矢印の方向に行けば、犯人や醜い奴らに会える。
アクタは無意識に復讐の思いで、歩き続けた。犬と猫は、おかっぱの幼女神とお姫様に任せた。
何も案ずることはない。唯、殺すだけだ。アクタは人殺しは初めてだが、迷わなかった。
どうしても何もしていない人たちを傷つけたりするやつらが悠々自適と生きているのが赦せなかった。
アクタの心は深く深く沈みこんでいった。
居た。
犯人の一人だ。 盗賊の子どもを殺した奴だ。あの酒に溺れただらしない顔は見覚えがある。
あいつはげらげらと笑って、子どもが殺されるのを見ていた。
アクタの心の深い奥から、ヘドロのような醜悪な匂いをした真っ黒な何かが込み上げてきた。
「おい。見つけたよ。」
アクタは優しく背中に語りかけた。
「ああん?てめえだれだ?」
下賤な男は、訳が分からないような顔をしてアクタを見た。
「あんた。子どもを殺したろ。あんたは盗賊の一人だ。」
アクタは、まずは男の飲み過ぎて悪くなっている肝臓を透視して、見えない糸で潰した。
壮絶な悲鳴が上がった。男は信じられないような顔をして「て、てめえ。何を?」と震える声で言った。
にこりとアクタは優しく微笑んだ。
「あんたの処刑人だよ。可哀そうな子どものためにね。」
今度は両足の血管を潰した。ギャアと男はよろめいて倒れこんだ。
何も知らない人が見たら、いきなり酒で酔っぱらった男が倒れたとしか見えないだろう。
そして、両手の血管も潰した。徐々に首も顔の血管も潰した。
どんどん男の顔色は土気色になっていった。嗚呼死ぬんだね。でもあの子どもも痛かったんだよ。
男は訳が分からないまま絶命した。
いきなりどしんと男は倒れた。近くで歩いている通行人が悲鳴を上げた。
アクタはそれを見て、早足で去っていった。
アクタの運動能力も何倍も増幅されてあっという間にアクタはその場から離れた。
アクタは高揚感があった。これが神の力の片鱗なんだ・・。
凄い凄い。全能感に満ちた感じだ。しかしアクタの理性がそれを押しとどめた。
気を付けねば・・敵に油断は禁物だ。アクタは神の加護を授かったとはいえ、素人当然だ。
本来なら叶わない敵だった。
まずは一人目 片付いた。アクタはほっと安堵の溜息をついた。
さあ帰ろう。大切な仲間のいる場所へアクタは駆けた。
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