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第32話 或る娼婦の思い
このところ、時々 スラムでも鼻つまみ者、疫病神など、陰口や悪評を立てられるほど凶暴過ぎて手に負えない狂った嫌な奴がどんどん殺されて消えていってる。
正直にいって良かったと思っている。
そういう奴らには、あたしも苦しめられたから。あいつらは地獄の中でも最底辺の奴らだった。
少し、窒息寸前の金魚がやっと息ができたように、スラムはほんの僅かだけでも、清涼な空気が入った。
どうせ、まだ淀むだろうが、あたしは殺した奴らに感謝した。
自浄ができないところは淀みとゴミと腐臭しか残らない。それぐらいあたしでもわかっている。
でも、何故か死んだほうがいい嫌な奴ほどしぶとく生きのびる。生命力が凄くてぞっとする。
そういうやつらはもう人の心を持ってない奴らだ。嫌なところを煮詰めて、生存本能と、喰らうことしか考えない
利己的で一番気持ちが悪い生き物になり果てる。
あたしはそういう奴を客に持って、一夜だけ共にしたことがある。
その後、あたしは一週間寝込んで動けなかった。あいつらは一番の屑だ。思い出したくもない記憶だ。
それでもあたしは幸運だった。 他の娼婦は玩具のように骨を折られて殺されたらしい。 気の毒に。
慣れきっているあたしでさえもうんざりする事実だった。
あたしらも綺麗なところにいるやつにとっては、汚い奴にしか見えないだろう。
でもスラムもスラムなりに秩序を保とうとしている頭のいい奴らもいる。
唯、色々訳アリの人生を送って、ここにしか住めない奴らもいる。
あたしも家族と不仲で子どもの頃逃げたした少女だ。それ以来、売春とか盗みとかで生きている。
それでもどこでもカースト制度はある。頭が良い奴 運が強い奴や身体が強い奴などは上だ。
あたしは世の中そんなものだと割り切っている。
だが一番怖いのは、もう失うものが何もないやつだ。 薬とかで完全にいかれたり、世の中をヘドロのように憎悪しきっている怖い奴とか、汚濁そのものの奴だ。
ある時、いきなり破壊衝動や醜い心そのままに、多くの人に被害をもたらす害獣。
いきなり深い沼から出てきたように可哀相な人たちを殺しまくるのを見たことがあるあたしは、嗚呼‥世の中って本当に糞だと思った。
でもあたしは唯、息を潜めて隠れていたから見つからなかった。
あたしは臆病な鼠のように息を潜めて生き延びた。生き延びる術は無意識に覚えていた。
でも、過酷な人生を送ったやつらの寿命は短い。稀には長生きする奴もいるけどそれは運がよほど良いのだろう。
あたしもまだ若いのに老婆のように疲れ果てていた。
このまま嫌な奴がはびこって生きるのかなとあたしは世界の無情をかみしめて嫌気がさしていた。
だが、あたし以外にも腹に据えかねていた奴らがいた様だ。
どうしようもない奴らを殺して世界を綺麗していく奴らが居た。
あたしも殺されるかもしれないが、奇妙にもすっきりしていた。
神様・・どこのだれかは存しませんが偶には良い事って起きるものですね。
ありがとう。神様。あたしはそっと感謝をお空に言った。
あたしは一度きりだと思って目を閉じた。
だが、奇跡は続いた。 どんどん浄化され、スラムでまだ頭が正気の奴らは力を併せて、少しずつ綺麗にし始めた。
あたしも手伝った。丁度猫の手も借りたいぐらい人手不足だったのだろう。
あたしはその間、怪我した人の介抱や、ボロボロの家を手直しする作業を手伝った。
あたしはどんどんやることが学ぶことが増えていって疲れたけど奇妙に晴れやかだった。
良い変化があたしに訪れていた。このままスラムで殺されるのかと思っていたけど、だんだんあたしは少しはまともな仕事を手伝い、少しでも覚えるようになった。頭もスボンジのように知識や知らなかった事がだんだんわかるようになっていった。
あたしは娼婦を止めた。 時々誘う客もいるけどあたしはもう引退したと言った。
あたしは綺麗になっていくこのスラムで少しずつ学んでいっている。
肌や髪は老婆のように荒れているけど、気分はずっと太陽の光がやっと届いたように晴れやかだった。
あたしは残り少ない人生をたくさん学んで、働いた。
気が少し弱いけど、心が優しくいいおかみさんみたいな人が色々と面倒をみてくれた。
おかみさんも、厭な奴らに押さえつけられていてやっと助け合うことができると喜んでいた。
あたしはあたしのようにどこにもいくところがない少女を引き取って、似たような境遇の女達と暮らして、仕事をして、学んだことを色々お互いに喋ったりしている。
あたしはここは終わりの住み家と呼んだ。
もう長くない人や、あまり生きられるとは思えない人が集まって少しでも学んだことをお互いに話しあったり、
嫌な記憶を忘れるようにはじゃいて笑った。
長い悪夢が醒めたような、良い夢をみているような感じだった。
皆笑っていた。安堵したようなやっと何かが終わったような顔だ。
神様が最後に与えた幸福のような時間だった。
それは長い間続いた。 あたしが死んでも少しは弱い奴らが安らかに死んでいけるように、少しずつ皆知恵や、お金や何かを出し合って色々な試みを試している若い奴らがいっぱい居た。
世界って捨てたもんじゃないな。
あたしは子どものように笑った。
正直にいって良かったと思っている。
そういう奴らには、あたしも苦しめられたから。あいつらは地獄の中でも最底辺の奴らだった。
少し、窒息寸前の金魚がやっと息ができたように、スラムはほんの僅かだけでも、清涼な空気が入った。
どうせ、まだ淀むだろうが、あたしは殺した奴らに感謝した。
自浄ができないところは淀みとゴミと腐臭しか残らない。それぐらいあたしでもわかっている。
でも、何故か死んだほうがいい嫌な奴ほどしぶとく生きのびる。生命力が凄くてぞっとする。
そういうやつらはもう人の心を持ってない奴らだ。嫌なところを煮詰めて、生存本能と、喰らうことしか考えない
利己的で一番気持ちが悪い生き物になり果てる。
あたしはそういう奴を客に持って、一夜だけ共にしたことがある。
その後、あたしは一週間寝込んで動けなかった。あいつらは一番の屑だ。思い出したくもない記憶だ。
それでもあたしは幸運だった。 他の娼婦は玩具のように骨を折られて殺されたらしい。 気の毒に。
慣れきっているあたしでさえもうんざりする事実だった。
あたしらも綺麗なところにいるやつにとっては、汚い奴にしか見えないだろう。
でもスラムもスラムなりに秩序を保とうとしている頭のいい奴らもいる。
唯、色々訳アリの人生を送って、ここにしか住めない奴らもいる。
あたしも家族と不仲で子どもの頃逃げたした少女だ。それ以来、売春とか盗みとかで生きている。
それでもどこでもカースト制度はある。頭が良い奴 運が強い奴や身体が強い奴などは上だ。
あたしは世の中そんなものだと割り切っている。
だが一番怖いのは、もう失うものが何もないやつだ。 薬とかで完全にいかれたり、世の中をヘドロのように憎悪しきっている怖い奴とか、汚濁そのものの奴だ。
ある時、いきなり破壊衝動や醜い心そのままに、多くの人に被害をもたらす害獣。
いきなり深い沼から出てきたように可哀相な人たちを殺しまくるのを見たことがあるあたしは、嗚呼‥世の中って本当に糞だと思った。
でもあたしは唯、息を潜めて隠れていたから見つからなかった。
あたしは臆病な鼠のように息を潜めて生き延びた。生き延びる術は無意識に覚えていた。
でも、過酷な人生を送ったやつらの寿命は短い。稀には長生きする奴もいるけどそれは運がよほど良いのだろう。
あたしもまだ若いのに老婆のように疲れ果てていた。
このまま嫌な奴がはびこって生きるのかなとあたしは世界の無情をかみしめて嫌気がさしていた。
だが、あたし以外にも腹に据えかねていた奴らがいた様だ。
どうしようもない奴らを殺して世界を綺麗していく奴らが居た。
あたしも殺されるかもしれないが、奇妙にもすっきりしていた。
神様・・どこのだれかは存しませんが偶には良い事って起きるものですね。
ありがとう。神様。あたしはそっと感謝をお空に言った。
あたしは一度きりだと思って目を閉じた。
だが、奇跡は続いた。 どんどん浄化され、スラムでまだ頭が正気の奴らは力を併せて、少しずつ綺麗にし始めた。
あたしも手伝った。丁度猫の手も借りたいぐらい人手不足だったのだろう。
あたしはその間、怪我した人の介抱や、ボロボロの家を手直しする作業を手伝った。
あたしはどんどんやることが学ぶことが増えていって疲れたけど奇妙に晴れやかだった。
良い変化があたしに訪れていた。このままスラムで殺されるのかと思っていたけど、だんだんあたしは少しはまともな仕事を手伝い、少しでも覚えるようになった。頭もスボンジのように知識や知らなかった事がだんだんわかるようになっていった。
あたしは娼婦を止めた。 時々誘う客もいるけどあたしはもう引退したと言った。
あたしは綺麗になっていくこのスラムで少しずつ学んでいっている。
肌や髪は老婆のように荒れているけど、気分はずっと太陽の光がやっと届いたように晴れやかだった。
あたしは残り少ない人生をたくさん学んで、働いた。
気が少し弱いけど、心が優しくいいおかみさんみたいな人が色々と面倒をみてくれた。
おかみさんも、厭な奴らに押さえつけられていてやっと助け合うことができると喜んでいた。
あたしはあたしのようにどこにもいくところがない少女を引き取って、似たような境遇の女達と暮らして、仕事をして、学んだことを色々お互いに喋ったりしている。
あたしはここは終わりの住み家と呼んだ。
もう長くない人や、あまり生きられるとは思えない人が集まって少しでも学んだことをお互いに話しあったり、
嫌な記憶を忘れるようにはじゃいて笑った。
長い悪夢が醒めたような、良い夢をみているような感じだった。
皆笑っていた。安堵したようなやっと何かが終わったような顔だ。
神様が最後に与えた幸福のような時間だった。
それは長い間続いた。 あたしが死んでも少しは弱い奴らが安らかに死んでいけるように、少しずつ皆知恵や、お金や何かを出し合って色々な試みを試している若い奴らがいっぱい居た。
世界って捨てたもんじゃないな。
あたしは子どものように笑った。
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