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極悪?いいえ極楽令嬢の幸福です。
わたしの名前は暴君を生み出した母の名前にちなんでアリアと名付けたそうです。
何故、両親はそんな名前にしたのでしょうかね。わたしを偉大なものにしたかったのでしょうか?
わたしは幼少のころからコロッセウムのような競技場で人を殺し、生き延びておりました。
わたしの父親はとても身分が高いひとですが、残念ながら母親は獣に等しい下層民でした。
でも、父親は何を血迷ったが、母親の美しい黒い瞳と黒い髪に惹かれて、戯れに母親を押し倒して強引に結ばれたようです。それだけならよくある哀れな女の末路といいたいところですが、いずれの神の悪戯か、とてもHの相性が良かったようです。獣のように、彼らはお互いに快楽を貪ったようです。
父親の唸り声と、母親の喘ぎ声は、父親に仕えている使用人でさえも赤面するほど色と艶に満ちていたようです。
三日三夜。彼らは互いを貪りあい、絶え間なく一つになっていました。
父親は豊満な胸をわしづかみにし、性器をぴったりと合わせ、ずっと母親を揺さぶっていたようです。
途中。果実で栄養を補給しながら、絶え間なくぐちゅぐちゅと音がでるほど激しかったようです。膣の愛液と男根の精液が滝のように流れながら、気持ち良さに浸っていたようです。忘我の境地でお互いに満たされていたようです。
接吻も舌を絡めあうほど濃厚でした。
こうして、母親は下層民でありながら、寵愛深き父の性奴隷となりました。
父親は母親を深く思い、母親も絆されて、父親を子どものようにあやす仕草もみせました。
身分も境遇も言葉も違うのに、性交だけでなんとなく分かり合える関係でした。
父親は、母親の最初の子どものように母親に甘えていました。
母親もそれを受けいれていました。
仲睦まじい夫婦でした。しかしあいにくわたしは母親が下賤なので、奴隷階級です。
父親には他に同じ身分の正妻と嫡子がいました。だが、愛はなかったようです。政略結婚であり、義務だったようです。いつも遠くから、嫌悪と忌々しい顔をして睨んでいる怖い女は正妻だったのでしょう。
傍らにはぼんやりと外界を拒絶している弱弱しい子どもがいました。あれがわたしの兄弟でしょうか?
申し訳ないけど、わたしはその時には遠い世界の人にしか見えませんでした。
父はスパルタで、能力の高いものや、質の高いものを求めていました。実力主義だったのです。
母を例外として、父は他者にとても厳しいひとでした。己にも厳しく過酷な鍛錬と教育に耐えた人でした。
娘にも容赦なく、死ぬかと思う位鍛錬させられました。幾夜も冥府の河の番人に呼ばれたか数知れないです。
気のせいか。冥府の使者にもあきられていたようですが・・
一体どのぐらい死んで蘇ればいいんでしょうかね。くそったれ。あの父親め。
わたしは死の狭間で、あの神に父親へ重い罰を与えてくれと大量の貯めた金貨で願いを叶えさせた記憶が朧気にありますが・・
あいつ。死んだらどこにいくんでしょうかね。もし生前より苛酷なところだったら。いい気味ですよ。まったく・・
おおっと。これは母親には内緒ですよ。
まあ、憎悪も恨みも十分に、魔女の鍋のようにぐらぐらと煮えたぎって居りましたが、代償に、わたしは戦闘奴隷としてコロッセウムに、観衆の無責任な歓声に溢れながら凛々しく雄々しく、男よりも強く猛々しく敵の戦士を屠りました。
わたしの武器は東洋の細い剣でした。
わたしも細身の華奢に見える女でしたので、大抵の敵や観客は負けると思ったでしょうね。でもわたしは極限まで
脂肪を削ぎおとして、男より強い力を持つようになりました。わたしは月のものがなくなりました。
わたしは悪鬼の形相で、類まれな瞬発力と爆発力を上げ、一気に敵の懐に入り、止めを刺すのが好きになりました。
気が狂ったようにわたしは一心不乱で殺し続けました。
気が付けば、わたしの身体には血がついていない日はありませんでした。
わたしはコロッセウムで『狂女 アリア』と異名を授かりました。 無礼な。
わたしはいつのまにか皇帝に気に入られ、皇帝の御付き護衛として出世しました。
わたしの匂いはいつも錆びた鉄の匂い。血なまぐさいので、皇帝はわたしだけのために格別大きなドーム状の円形風呂を創らせました。
名工が創り上げた精緻な彫刻。植物と宝石と魚のレリーフ。赤と青 貝殻を砕いて塗料にしたもので、極彩色にした
毒々しいが、わたしに相応しい風呂。
わたしはなみなみと豊富な熱い湯で満たされた円形の風呂を泳ぎながら血を洗い流します。
わたしの中から、何もかも穢いものが出そう。 わたしは赤子に戻ったように、水の中で横たわります。
わたしに相応しい毒々しいが妖艶な香料オイルをわたしは奴隷に命じて全身に塗らせました。
わたしからは花の甘く艶めいた匂いがするようになりました。
その落差は、皇帝もお気に召したようで、わたしに夜の伽を命じました。
わたしは異論もなく、主人の気に入るように、全身で悦ばせました。母親の血でしょうか?わたしはどこをどうすれば相手が喜ぶかすぐにわかるようになりました。
皇帝も初めての快楽だったようです。蕩ける目をみると私も嬉しくなります。
皇帝はわたしを伽でも寵愛厚くしました。
わたしは嬉しかった。これで、邪魔な正妻や兄弟を屠れるのですから。わたしは前から毒酒や暗殺者が来ていました。相手は誰か分かっています。正妻や兄弟です。よほど恨みや気に入らないようですね。わたしが。
父親に直接恨みをいえばいいのに。 弱いわたしに矛先を向けましたよ。あのクソ親子め。
わたしはわたしに悪意を向ける敵を見逃すほど優しくありません。
わたしは皇帝に困っていると告げ口しました。
皇帝はそうかと言いました。数日後、わたしの目の前で、処刑に嘆き喚く正妻と兄弟がいました。
正妻は足掻きながら憎悪に満ちた目でわたしを睨んでいました。兄弟はなぜかすがるような目をしました。
わたしは目を閉じました。
目を開くと、正妻と兄弟の首と胴体は二つに離れて切断されていました。
嗚呼。お人形みたいだわ。わたしは淡々と無感動に見ました。
わたしはますます鍛錬しました。皇帝はわたしに教養も授けました。とても厳しいけどわたしは耐えました。
人が何を望むか。あの国はどんな様子か?どんな特徴があるか。豊富な知識をわたしに与え、わたしはみるみる吸収していきました。
わたしは彼に応え仕えました。いつの間にかわたしは皇帝の妃になっていました。
政敵や嫉妬する愚かな醜い女は容赦なく処分しました。
わたしの意のままに、動くようになった王宮。皇帝以外を除いて思う存分やれるのは楽しいですねえ。
わたしは皇帝の意に沿うよう、決して裏切りませんでした。
わたしの誘導で、破滅する人は数多といました。人はわたしを極悪令嬢と呼びます。
とんでもない。わたしは極楽令嬢です。
楽しくてやっているのです。わたしの心はいま羽ばたいているのです。
わたしは、皇帝に気に入られてやっと、自由の羽を得たのです。わたしを苦しめて侮蔑したやつらに死より辛い拷問をしてあげることができるのです。
私は嬉しくて無邪気に笑い続けました。ころころと子どものように愛らしく皇帝にも笑みを見せました。
皇帝は熱情を帯びた目でわたしを見ました。わたしは孕みません。下賤な子を余計な子を孕まない代わりに
皇帝の素晴らしい精液を胎にいっぱいに満たすことができます。
どくどくとあふれ出す白い濁った液体がわたしの膣から出る様を皇帝は見るのが好きです。
わたしも皇帝が喜ぶのならと虚ろに股を大きくあげて皇帝には何もかも見せました。
皇帝の寵愛はどんどん増していくようでした。これにはわたしにも意外でした。
すぐ飽きると思っていたのに・・わたしは目を丸くしながらも皇帝の寵愛を受け入れました。
母親も時折会いました。相変わらず父親に寵愛されているようです。いつまでも母親は娘より若く見えます。
『よかった。生きていたのね。嬉しいわ。貴方が生き延びて皇帝に寵愛されて・・。』
母親の訛りの酷い言葉はわたしにしか伝わりません。不思議な事です。
父親は無表情で何を考えているのかわかりませんでした。
唯、「そなた・・良く生き延びたな。そなた。皇帝の寵愛を得たと聞く。皇帝に何を・・。」
複雑そうに途中で止めた言葉の続きが読めました。
嗚呼。正妻とその子らのことね。父はいつも無関心だった。
しかし、どこかで思い当たることがあったらしい。何を今更・・。
父は今までどおり母を寵愛していればいいのだ。
父には恨みも十分にあるが手出しはしない。母が悲しむから。
わたしはにこやかに淑女の笑み。アルカイックスマイルをした。
「お父様。終わったのですよ。大丈夫ですよ。」
「う、うむ。・・。」
わたしは父親の冷や汗には気づかないふりをしました。
わたしは気づかない。だってわたしは羽が生えた極楽令嬢なのだから。能天気にわたしは幸福を堪能するのだ。
苦く辛い日々との後は、甘い甘い蜜月を過ごし、堪能する。
それがわたし極楽令嬢の幸福だ。 皇帝には感謝している。
わたしに自由をあたえてくれたおかた。
貴方様を愛しております。 わたしに永遠の自由の翼をお与えください。
そうすればわたしは貴方様を裏切ることはないのだから・・・
わたしは彼にだけは従順でした。 わたしは今は極楽令嬢として幸福です。
他に寵愛の方ができればわかりませんが、その時は受けて立ちましょう。
わたしは埒もなく未来を予想して、百面相しました。面白げに皇帝がそれをみていました。
「そなたは飽きぬな。」
嗚呼。嬉しい、それはわたしの能天気な頭に愛より深いお言葉。とインプットされました。
わたしはいつも笑います。 笑う令嬢とも呼ばれています。
わたしはまた密かに金貨を貯めました。 寿命が来て本当に死ぬとき、あの冥府の神にたんまりと与えて願いを叶わせます。
そうですね。わたしが死んだら悪口をいったやつとか。皇帝に寵愛されたやつに嫌がらせとか。
わたしを不快にさせたやつらに少しお仕置きをお願いしましょうか・・
わたしはその時が楽しみでほくそ笑みました。
わたしはいつも幸福です。 ありがとう。冥府の神様。 皇帝様。 母様。 まあ父様もかろうじて・・許してあげますよ。
ありがとう。わたしは幸福に満たされています。さよなら。
おわり。
何故、両親はそんな名前にしたのでしょうかね。わたしを偉大なものにしたかったのでしょうか?
わたしは幼少のころからコロッセウムのような競技場で人を殺し、生き延びておりました。
わたしの父親はとても身分が高いひとですが、残念ながら母親は獣に等しい下層民でした。
でも、父親は何を血迷ったが、母親の美しい黒い瞳と黒い髪に惹かれて、戯れに母親を押し倒して強引に結ばれたようです。それだけならよくある哀れな女の末路といいたいところですが、いずれの神の悪戯か、とてもHの相性が良かったようです。獣のように、彼らはお互いに快楽を貪ったようです。
父親の唸り声と、母親の喘ぎ声は、父親に仕えている使用人でさえも赤面するほど色と艶に満ちていたようです。
三日三夜。彼らは互いを貪りあい、絶え間なく一つになっていました。
父親は豊満な胸をわしづかみにし、性器をぴったりと合わせ、ずっと母親を揺さぶっていたようです。
途中。果実で栄養を補給しながら、絶え間なくぐちゅぐちゅと音がでるほど激しかったようです。膣の愛液と男根の精液が滝のように流れながら、気持ち良さに浸っていたようです。忘我の境地でお互いに満たされていたようです。
接吻も舌を絡めあうほど濃厚でした。
こうして、母親は下層民でありながら、寵愛深き父の性奴隷となりました。
父親は母親を深く思い、母親も絆されて、父親を子どものようにあやす仕草もみせました。
身分も境遇も言葉も違うのに、性交だけでなんとなく分かり合える関係でした。
父親は、母親の最初の子どものように母親に甘えていました。
母親もそれを受けいれていました。
仲睦まじい夫婦でした。しかしあいにくわたしは母親が下賤なので、奴隷階級です。
父親には他に同じ身分の正妻と嫡子がいました。だが、愛はなかったようです。政略結婚であり、義務だったようです。いつも遠くから、嫌悪と忌々しい顔をして睨んでいる怖い女は正妻だったのでしょう。
傍らにはぼんやりと外界を拒絶している弱弱しい子どもがいました。あれがわたしの兄弟でしょうか?
申し訳ないけど、わたしはその時には遠い世界の人にしか見えませんでした。
父はスパルタで、能力の高いものや、質の高いものを求めていました。実力主義だったのです。
母を例外として、父は他者にとても厳しいひとでした。己にも厳しく過酷な鍛錬と教育に耐えた人でした。
娘にも容赦なく、死ぬかと思う位鍛錬させられました。幾夜も冥府の河の番人に呼ばれたか数知れないです。
気のせいか。冥府の使者にもあきられていたようですが・・
一体どのぐらい死んで蘇ればいいんでしょうかね。くそったれ。あの父親め。
わたしは死の狭間で、あの神に父親へ重い罰を与えてくれと大量の貯めた金貨で願いを叶えさせた記憶が朧気にありますが・・
あいつ。死んだらどこにいくんでしょうかね。もし生前より苛酷なところだったら。いい気味ですよ。まったく・・
おおっと。これは母親には内緒ですよ。
まあ、憎悪も恨みも十分に、魔女の鍋のようにぐらぐらと煮えたぎって居りましたが、代償に、わたしは戦闘奴隷としてコロッセウムに、観衆の無責任な歓声に溢れながら凛々しく雄々しく、男よりも強く猛々しく敵の戦士を屠りました。
わたしの武器は東洋の細い剣でした。
わたしも細身の華奢に見える女でしたので、大抵の敵や観客は負けると思ったでしょうね。でもわたしは極限まで
脂肪を削ぎおとして、男より強い力を持つようになりました。わたしは月のものがなくなりました。
わたしは悪鬼の形相で、類まれな瞬発力と爆発力を上げ、一気に敵の懐に入り、止めを刺すのが好きになりました。
気が狂ったようにわたしは一心不乱で殺し続けました。
気が付けば、わたしの身体には血がついていない日はありませんでした。
わたしはコロッセウムで『狂女 アリア』と異名を授かりました。 無礼な。
わたしはいつのまにか皇帝に気に入られ、皇帝の御付き護衛として出世しました。
わたしの匂いはいつも錆びた鉄の匂い。血なまぐさいので、皇帝はわたしだけのために格別大きなドーム状の円形風呂を創らせました。
名工が創り上げた精緻な彫刻。植物と宝石と魚のレリーフ。赤と青 貝殻を砕いて塗料にしたもので、極彩色にした
毒々しいが、わたしに相応しい風呂。
わたしはなみなみと豊富な熱い湯で満たされた円形の風呂を泳ぎながら血を洗い流します。
わたしの中から、何もかも穢いものが出そう。 わたしは赤子に戻ったように、水の中で横たわります。
わたしに相応しい毒々しいが妖艶な香料オイルをわたしは奴隷に命じて全身に塗らせました。
わたしからは花の甘く艶めいた匂いがするようになりました。
その落差は、皇帝もお気に召したようで、わたしに夜の伽を命じました。
わたしは異論もなく、主人の気に入るように、全身で悦ばせました。母親の血でしょうか?わたしはどこをどうすれば相手が喜ぶかすぐにわかるようになりました。
皇帝も初めての快楽だったようです。蕩ける目をみると私も嬉しくなります。
皇帝はわたしを伽でも寵愛厚くしました。
わたしは嬉しかった。これで、邪魔な正妻や兄弟を屠れるのですから。わたしは前から毒酒や暗殺者が来ていました。相手は誰か分かっています。正妻や兄弟です。よほど恨みや気に入らないようですね。わたしが。
父親に直接恨みをいえばいいのに。 弱いわたしに矛先を向けましたよ。あのクソ親子め。
わたしはわたしに悪意を向ける敵を見逃すほど優しくありません。
わたしは皇帝に困っていると告げ口しました。
皇帝はそうかと言いました。数日後、わたしの目の前で、処刑に嘆き喚く正妻と兄弟がいました。
正妻は足掻きながら憎悪に満ちた目でわたしを睨んでいました。兄弟はなぜかすがるような目をしました。
わたしは目を閉じました。
目を開くと、正妻と兄弟の首と胴体は二つに離れて切断されていました。
嗚呼。お人形みたいだわ。わたしは淡々と無感動に見ました。
わたしはますます鍛錬しました。皇帝はわたしに教養も授けました。とても厳しいけどわたしは耐えました。
人が何を望むか。あの国はどんな様子か?どんな特徴があるか。豊富な知識をわたしに与え、わたしはみるみる吸収していきました。
わたしは彼に応え仕えました。いつの間にかわたしは皇帝の妃になっていました。
政敵や嫉妬する愚かな醜い女は容赦なく処分しました。
わたしの意のままに、動くようになった王宮。皇帝以外を除いて思う存分やれるのは楽しいですねえ。
わたしは皇帝の意に沿うよう、決して裏切りませんでした。
わたしの誘導で、破滅する人は数多といました。人はわたしを極悪令嬢と呼びます。
とんでもない。わたしは極楽令嬢です。
楽しくてやっているのです。わたしの心はいま羽ばたいているのです。
わたしは、皇帝に気に入られてやっと、自由の羽を得たのです。わたしを苦しめて侮蔑したやつらに死より辛い拷問をしてあげることができるのです。
私は嬉しくて無邪気に笑い続けました。ころころと子どものように愛らしく皇帝にも笑みを見せました。
皇帝は熱情を帯びた目でわたしを見ました。わたしは孕みません。下賤な子を余計な子を孕まない代わりに
皇帝の素晴らしい精液を胎にいっぱいに満たすことができます。
どくどくとあふれ出す白い濁った液体がわたしの膣から出る様を皇帝は見るのが好きです。
わたしも皇帝が喜ぶのならと虚ろに股を大きくあげて皇帝には何もかも見せました。
皇帝の寵愛はどんどん増していくようでした。これにはわたしにも意外でした。
すぐ飽きると思っていたのに・・わたしは目を丸くしながらも皇帝の寵愛を受け入れました。
母親も時折会いました。相変わらず父親に寵愛されているようです。いつまでも母親は娘より若く見えます。
『よかった。生きていたのね。嬉しいわ。貴方が生き延びて皇帝に寵愛されて・・。』
母親の訛りの酷い言葉はわたしにしか伝わりません。不思議な事です。
父親は無表情で何を考えているのかわかりませんでした。
唯、「そなた・・良く生き延びたな。そなた。皇帝の寵愛を得たと聞く。皇帝に何を・・。」
複雑そうに途中で止めた言葉の続きが読めました。
嗚呼。正妻とその子らのことね。父はいつも無関心だった。
しかし、どこかで思い当たることがあったらしい。何を今更・・。
父は今までどおり母を寵愛していればいいのだ。
父には恨みも十分にあるが手出しはしない。母が悲しむから。
わたしはにこやかに淑女の笑み。アルカイックスマイルをした。
「お父様。終わったのですよ。大丈夫ですよ。」
「う、うむ。・・。」
わたしは父親の冷や汗には気づかないふりをしました。
わたしは気づかない。だってわたしは羽が生えた極楽令嬢なのだから。能天気にわたしは幸福を堪能するのだ。
苦く辛い日々との後は、甘い甘い蜜月を過ごし、堪能する。
それがわたし極楽令嬢の幸福だ。 皇帝には感謝している。
わたしに自由をあたえてくれたおかた。
貴方様を愛しております。 わたしに永遠の自由の翼をお与えください。
そうすればわたしは貴方様を裏切ることはないのだから・・・
わたしは彼にだけは従順でした。 わたしは今は極楽令嬢として幸福です。
他に寵愛の方ができればわかりませんが、その時は受けて立ちましょう。
わたしは埒もなく未来を予想して、百面相しました。面白げに皇帝がそれをみていました。
「そなたは飽きぬな。」
嗚呼。嬉しい、それはわたしの能天気な頭に愛より深いお言葉。とインプットされました。
わたしはいつも笑います。 笑う令嬢とも呼ばれています。
わたしはまた密かに金貨を貯めました。 寿命が来て本当に死ぬとき、あの冥府の神にたんまりと与えて願いを叶わせます。
そうですね。わたしが死んだら悪口をいったやつとか。皇帝に寵愛されたやつに嫌がらせとか。
わたしを不快にさせたやつらに少しお仕置きをお願いしましょうか・・
わたしはその時が楽しみでほくそ笑みました。
わたしはいつも幸福です。 ありがとう。冥府の神様。 皇帝様。 母様。 まあ父様もかろうじて・・許してあげますよ。
ありがとう。わたしは幸福に満たされています。さよなら。
おわり。
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