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062 ザ・レイス(The Wraith)
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とっぷりと日の暮れた宵闇の中、セーヌ川を遡上してエティエンヌ・ゴーの秘密アジトに近づく一隻の船があった。
船上では二人の男が話をしている。
一人は若く身なりの整った、高位貴族。もう一人は若い男ほどではないが、これまたこざっぱりとした執事風の、歳を経た男である。
よく見ると執事風の男が若い貴族に諫言をしているようだ。
「若、何もわざわざ若が出向かなくてもよろしいのでは?」
「いや、爺、そうもいかぬ。ギーズ家の公太子たるこの私にはすべてを知っておく義務がある」
「ですが……」
「いいか爺。我らギーズ家は調略を受けてフランス王に降ったのだ。
当然のことながら、この国の貴族どもにはロレーヌ公国という祖国を裏切った裏切者と思われておる」
「利によって裏切った者は、いつかまた利によって裏切るということですか」
「そういうことだ。
だから我らギーズ家がフランス王国において生き残っていくにはいくさで勲功を上げねばならんのだ」
「……なるほど。良くわかりました。それで殿はユグノーとのいくさを煽っておられるのですね」
「そうよ。父上はギーズ家がカトリック派の頭目となることによってフランスの貴族社会を取り込もうというお考えだ。
そのための生贄がユグノーというわけだ」
この説明に執事は一定の理解を示しながらも、今後の展開に疑問も抱いた。
「となると問題はその後のことになりましょう。
ユグノーを滅ぼした途端、我らは用済みとはなりませぬでしょうか?」
「ふん。そのことか。
要は滅ぼさねばいいのであろう?
我らは功を上げつつも、ユグノーが滅びず延命するように立ち回れば良いだけのこと。
そうして最低でも百年ほどはダラダラといくさを続けてフランスにギーズ家の根を広げていくのよ。
そうすればいずれは……」
若い高位貴族は此処まで話して口を閉じた。
言外に「ここから先は言わぬが花よ」と言っている。
察せよと無言のメッセージを送られた執事はその場で膝をつく。
「殿と若の深謀遠慮、しかと承りました。差し出がましい口を聞いて申し訳ありません」
アジトの船着き場に下りると此処の頭目と思われる男が二人を待ち構えていた。
頭目の案内でアジトとなっている城の中へと彼らは入っていく。
高位の貴族であるとだけ聞いていた男は彼らを饗応するようだ。
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
暗闇に潜んでいたラヴィニアは船着き場に船が入ってくるのを確認し、すぐさま行動に移る。
手早くドミノマスクを顔に着けると鉤付きのロープを城壁に放り投げてよじ登っていく。
アジトを警備する傭兵の意識は船へと向けられていたから難なく登りきることができた。
城壁の上にいた兵のうちの幾人かが気づき、声を上げた。
「侵入者だ!」
「曲者だ! 出会え! 出会え!!」
城内から次々と警護の傭兵が沸いてきて城壁の上へと殺到する。
松明が焚かれた城内でラヴィニアの姿が浮かび上がった。
「何ものだ!」
隊長らしき男がさけぶ。
ラヴィニアは朗々と歌うように口上を述べる。
その声は透き通って美しく、聴く者を魅了して、いつまでも聴いていたいと思わせてしまう妖しげな魅力にあふれていた。
ゆえに誰もが金縛りにかかったように口上に耳を傾けてしまう。
「天知る……!」
「おらぁっ!」
彼女が口上を切った瞬間、我に返った傭兵の一人が斬りかかった。
ズバァッ!
ラヴィニアが放った突きからの斬撃を受けて城壁から傭兵が落ちる。
「地知る……!」
「うぉおおっ!!」
ジャッ!!
突きと見せかけての逆袈裟。
倒れ込んだ勢いで城壁を踏み越えた傭兵が真っ逆さま。
「……オレが知る! お前の悪を知っている!
私は冥土よりの使者。お前たちの罪の代価、その命で貰い受ける!!」
雲が途切れて月光を浴びたラヴィニアの姿が城壁の上に現れた。
蒼白いと言ってもよい白い肌が月の光で浮かび上がるのを見て誰かが言う。
「レイス(wraith)……」
傭兵たちに動揺が走った。
「ええい。莫迦なことを考えるな!
よく見ろ。ただの女ではないか! 相手は女一人だ! 構うこたぁねぇ! やっちまえ!!」
口上が途切れてラヴィニアの呪縛から解き放たれた傭兵たちが我に返ると彼女目がけて殺到する。
「うぉおおおおおお!」
「たかが女風情に怖気づきやがって!!」
口々に叫びながら得物を振り上げてラヴィニアに迫りくる。
しかし、死の向こう側に行ってしまっている彼女は何の感情も動かしはしなかった。
狭い城壁の上を利用して次々と敵を落としていく。
「ぐぎゃぁあああっ!」
「うぼぁーーっ!!」
金!
傭兵が突き出したサーベルをレイピアでかち上げて突き込みながら脇の下を切り裂く。
倒れ込んだ敵の背後から新手が迫る。
金! 金!
二合ほど撃ち合うと背後からの刺突がきた。
これを見当で躱すとつんのめった敵の背後に蹴りを入れて目の前の敵兵に押し込む。
「ぐはっ」
「ぐぼっ」
互いの剣で互いを刺し貫く敵兵。
「ええい。弓だ。弓を撃て!」
隊長が叫ぶと傭兵たちがクロスボウを構えて射撃の体勢に入る。
次の瞬間、三本のボルト(矢)がラヴィニア目がけて飛来した。
金! 金! 金!
ラヴィニアは一呼吸で三本の矢を撃ち落とす。
矢は乾いた音を立てて城壁から落ちていった。
「ええい。一斉射だ! 一斉射!!」
傭兵たちがありったけのクロスボウをラヴィニアに向けると流石に彼女も危険を感じる。
そこで彼女は腰に付けた鉤付きロープを鐘楼に向けて放り投げ、城壁から身を躍らせた。
直後、ラヴィニアの居た場所に無数の矢が付き立つ。
「馬鹿な! 空を飛んだだと!!」
「いいや、よく見ろ! ロープだ!!」
ロープは墨で染められていたから夜間では気づかぬ者も多い。
空中で手を離したラヴィニアはクロスボウを構えた弓兵の背後に着地すると瞬く間に彼らを無力化していく。
月光を浴びた白刃が一閃するたび、弓兵が斃れていき、ついには士気の崩壊が始まった。
まさに圧倒的である。
「うわぁああああ……!」
「待て! 逃げるな!!」
隊長の制止も聞かずに逃亡を図る傭兵が出口を求めてあちこちに殺到した。
ラヴィニアは歯向かうものから優先的に殺していく。
ついにその刃は傭兵隊長に届いた。
「ぐ、ぼぉ……」
どさりと斃れる隊長を踏み越えて、ラヴィニアが城内への侵入をはかった刹那、城の中から若い男が現れた。
「ほぉ……中々の腕じゃないか」
男は口笛を吹きながらラヴィニアを見る。
「それに……死人のように冷たいが中々の美人ではあるな」
「若……」
背後から現れた老執事が若と呼び掛けて制止をかけようとした。
「爺。邪魔をするな。ここに居るやつらではこの女には勝てん。
おい、女。お前、名は何という?」
若い貴族の問いかけにラヴィニアはとっさの思い付きで「レイス」と名乗った。
「なるほど、レイスか……。してみるとお前はヴァシーの生き残りだな」
貴族男のカマかけにラヴィニアは激越な反応を見せる。
眉が吊り上がり、細められた視線は男を貫く。
「どうやら図星のようだな。
死にぞこないの生霊(レイス)よ、俺があの世に送ってやる」
マントを脱いだ男がスモールソードを構えて突きを放った。
早い……!
ラヴィニアの背筋を冷たい汗が流れる。
男の剣は素早い。
踏み込みの次の瞬間に剣がにゅっと伸びてくる。
これを避けて横に動くとすぐに追撃の突きが見舞われた。
その速さにラヴィニアは舌を巻く。
早いだけではなく剣のコントロールも正確無比……!
ラヴィニアは追い詰められていくのを感じた。
「貰ったぁ!!」
男が渾身の気合と共に体重の乗った刺突を放った。
船上では二人の男が話をしている。
一人は若く身なりの整った、高位貴族。もう一人は若い男ほどではないが、これまたこざっぱりとした執事風の、歳を経た男である。
よく見ると執事風の男が若い貴族に諫言をしているようだ。
「若、何もわざわざ若が出向かなくてもよろしいのでは?」
「いや、爺、そうもいかぬ。ギーズ家の公太子たるこの私にはすべてを知っておく義務がある」
「ですが……」
「いいか爺。我らギーズ家は調略を受けてフランス王に降ったのだ。
当然のことながら、この国の貴族どもにはロレーヌ公国という祖国を裏切った裏切者と思われておる」
「利によって裏切った者は、いつかまた利によって裏切るということですか」
「そういうことだ。
だから我らギーズ家がフランス王国において生き残っていくにはいくさで勲功を上げねばならんのだ」
「……なるほど。良くわかりました。それで殿はユグノーとのいくさを煽っておられるのですね」
「そうよ。父上はギーズ家がカトリック派の頭目となることによってフランスの貴族社会を取り込もうというお考えだ。
そのための生贄がユグノーというわけだ」
この説明に執事は一定の理解を示しながらも、今後の展開に疑問も抱いた。
「となると問題はその後のことになりましょう。
ユグノーを滅ぼした途端、我らは用済みとはなりませぬでしょうか?」
「ふん。そのことか。
要は滅ぼさねばいいのであろう?
我らは功を上げつつも、ユグノーが滅びず延命するように立ち回れば良いだけのこと。
そうして最低でも百年ほどはダラダラといくさを続けてフランスにギーズ家の根を広げていくのよ。
そうすればいずれは……」
若い高位貴族は此処まで話して口を閉じた。
言外に「ここから先は言わぬが花よ」と言っている。
察せよと無言のメッセージを送られた執事はその場で膝をつく。
「殿と若の深謀遠慮、しかと承りました。差し出がましい口を聞いて申し訳ありません」
アジトの船着き場に下りると此処の頭目と思われる男が二人を待ち構えていた。
頭目の案内でアジトとなっている城の中へと彼らは入っていく。
高位の貴族であるとだけ聞いていた男は彼らを饗応するようだ。
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
暗闇に潜んでいたラヴィニアは船着き場に船が入ってくるのを確認し、すぐさま行動に移る。
手早くドミノマスクを顔に着けると鉤付きのロープを城壁に放り投げてよじ登っていく。
アジトを警備する傭兵の意識は船へと向けられていたから難なく登りきることができた。
城壁の上にいた兵のうちの幾人かが気づき、声を上げた。
「侵入者だ!」
「曲者だ! 出会え! 出会え!!」
城内から次々と警護の傭兵が沸いてきて城壁の上へと殺到する。
松明が焚かれた城内でラヴィニアの姿が浮かび上がった。
「何ものだ!」
隊長らしき男がさけぶ。
ラヴィニアは朗々と歌うように口上を述べる。
その声は透き通って美しく、聴く者を魅了して、いつまでも聴いていたいと思わせてしまう妖しげな魅力にあふれていた。
ゆえに誰もが金縛りにかかったように口上に耳を傾けてしまう。
「天知る……!」
「おらぁっ!」
彼女が口上を切った瞬間、我に返った傭兵の一人が斬りかかった。
ズバァッ!
ラヴィニアが放った突きからの斬撃を受けて城壁から傭兵が落ちる。
「地知る……!」
「うぉおおっ!!」
ジャッ!!
突きと見せかけての逆袈裟。
倒れ込んだ勢いで城壁を踏み越えた傭兵が真っ逆さま。
「……オレが知る! お前の悪を知っている!
私は冥土よりの使者。お前たちの罪の代価、その命で貰い受ける!!」
雲が途切れて月光を浴びたラヴィニアの姿が城壁の上に現れた。
蒼白いと言ってもよい白い肌が月の光で浮かび上がるのを見て誰かが言う。
「レイス(wraith)……」
傭兵たちに動揺が走った。
「ええい。莫迦なことを考えるな!
よく見ろ。ただの女ではないか! 相手は女一人だ! 構うこたぁねぇ! やっちまえ!!」
口上が途切れてラヴィニアの呪縛から解き放たれた傭兵たちが我に返ると彼女目がけて殺到する。
「うぉおおおおおお!」
「たかが女風情に怖気づきやがって!!」
口々に叫びながら得物を振り上げてラヴィニアに迫りくる。
しかし、死の向こう側に行ってしまっている彼女は何の感情も動かしはしなかった。
狭い城壁の上を利用して次々と敵を落としていく。
「ぐぎゃぁあああっ!」
「うぼぁーーっ!!」
金!
傭兵が突き出したサーベルをレイピアでかち上げて突き込みながら脇の下を切り裂く。
倒れ込んだ敵の背後から新手が迫る。
金! 金!
二合ほど撃ち合うと背後からの刺突がきた。
これを見当で躱すとつんのめった敵の背後に蹴りを入れて目の前の敵兵に押し込む。
「ぐはっ」
「ぐぼっ」
互いの剣で互いを刺し貫く敵兵。
「ええい。弓だ。弓を撃て!」
隊長が叫ぶと傭兵たちがクロスボウを構えて射撃の体勢に入る。
次の瞬間、三本のボルト(矢)がラヴィニア目がけて飛来した。
金! 金! 金!
ラヴィニアは一呼吸で三本の矢を撃ち落とす。
矢は乾いた音を立てて城壁から落ちていった。
「ええい。一斉射だ! 一斉射!!」
傭兵たちがありったけのクロスボウをラヴィニアに向けると流石に彼女も危険を感じる。
そこで彼女は腰に付けた鉤付きロープを鐘楼に向けて放り投げ、城壁から身を躍らせた。
直後、ラヴィニアの居た場所に無数の矢が付き立つ。
「馬鹿な! 空を飛んだだと!!」
「いいや、よく見ろ! ロープだ!!」
ロープは墨で染められていたから夜間では気づかぬ者も多い。
空中で手を離したラヴィニアはクロスボウを構えた弓兵の背後に着地すると瞬く間に彼らを無力化していく。
月光を浴びた白刃が一閃するたび、弓兵が斃れていき、ついには士気の崩壊が始まった。
まさに圧倒的である。
「うわぁああああ……!」
「待て! 逃げるな!!」
隊長の制止も聞かずに逃亡を図る傭兵が出口を求めてあちこちに殺到した。
ラヴィニアは歯向かうものから優先的に殺していく。
ついにその刃は傭兵隊長に届いた。
「ぐ、ぼぉ……」
どさりと斃れる隊長を踏み越えて、ラヴィニアが城内への侵入をはかった刹那、城の中から若い男が現れた。
「ほぉ……中々の腕じゃないか」
男は口笛を吹きながらラヴィニアを見る。
「それに……死人のように冷たいが中々の美人ではあるな」
「若……」
背後から現れた老執事が若と呼び掛けて制止をかけようとした。
「爺。邪魔をするな。ここに居るやつらではこの女には勝てん。
おい、女。お前、名は何という?」
若い貴族の問いかけにラヴィニアはとっさの思い付きで「レイス」と名乗った。
「なるほど、レイスか……。してみるとお前はヴァシーの生き残りだな」
貴族男のカマかけにラヴィニアは激越な反応を見せる。
眉が吊り上がり、細められた視線は男を貫く。
「どうやら図星のようだな。
死にぞこないの生霊(レイス)よ、俺があの世に送ってやる」
マントを脱いだ男がスモールソードを構えて突きを放った。
早い……!
ラヴィニアの背筋を冷たい汗が流れる。
男の剣は素早い。
踏み込みの次の瞬間に剣がにゅっと伸びてくる。
これを避けて横に動くとすぐに追撃の突きが見舞われた。
その速さにラヴィニアは舌を巻く。
早いだけではなく剣のコントロールも正確無比……!
ラヴィニアは追い詰められていくのを感じた。
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男が渾身の気合と共に体重の乗った刺突を放った。
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