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第34章~夢のひととき~
第59話*(最終話)
「っ……」
最後の一滴まで残さず中に出しきり、ようやく兄はずるりと腰を引いて行った。
もう少し繋がっていたかった気もするが、さすがに引き留める体力は残っておらず、アクセルもぱたりと両手をベッドに落とした。
「う……」
緩んだ後孔から、ごぽっ……と熱いものが漏れてくる。
最早脚を閉じる気力もなく、そのまま眠ってしまいそうになったが、
「あ……?」
兄にひょいと身体を横に抱き上げられ、ハッと目を開けた。
「さすがにこのままでは寝られないでしょ。身体を綺麗にしてからおやすみしようね」
「え……」
「大丈夫、さすがにお風呂でまで変なことはしないよ。綺麗に洗うだけさ」
何やら嫌な予感がしたが、今更抵抗できないので黙って従うことにした。
***
ようやく浴室から出られたのは、入って一時間以上経過してからだった。
「まったく……本当にやりたい放題だな、兄上は……」
軽く文句を言いつつ、兄のベッドに転がる。
あれから浴室で念入りに身体を洗われたのだが、シャワーの刺激やスポンジで擦られることにすら感じてしまい、ものすごい辱めを受けたのだ。
出されたものを掻き出した時なんかは、うっかり一度イってしまい、恥ずかしすぎて死にたくなった。こんなことなら、失神していた方がマシだったとさえ思った。
「まあまあ。私もお前相手だからやりたい放題できるんだからさ」
などと、兄が笑ってくる。反省している様子は微塵もない。
――まあ……兄上のことだ、未来永劫反省することはないんだろうな……。
隣に寝転んできた兄に抱き締められ、アクセルはそっと胸元に顔を寄せた。
いくつになっても、こうやって兄の側で眠るのが一番落ち着く。幸せ……。
「おやすみ、アクセル。また明日ね」
「そうだな……おやすみ、なさい……」
アクセルは静かに目を閉じた。
鍛錬したり、狩りをしたり、死合いをしたり……発散したり。この先も、こんな日常がずっと続いて欲しい。
愛する兄・フレインと永遠の時を過ごす――それこそが、アクセルの幸せなのだから。
【終】
最後の一滴まで残さず中に出しきり、ようやく兄はずるりと腰を引いて行った。
もう少し繋がっていたかった気もするが、さすがに引き留める体力は残っておらず、アクセルもぱたりと両手をベッドに落とした。
「う……」
緩んだ後孔から、ごぽっ……と熱いものが漏れてくる。
最早脚を閉じる気力もなく、そのまま眠ってしまいそうになったが、
「あ……?」
兄にひょいと身体を横に抱き上げられ、ハッと目を開けた。
「さすがにこのままでは寝られないでしょ。身体を綺麗にしてからおやすみしようね」
「え……」
「大丈夫、さすがにお風呂でまで変なことはしないよ。綺麗に洗うだけさ」
何やら嫌な予感がしたが、今更抵抗できないので黙って従うことにした。
***
ようやく浴室から出られたのは、入って一時間以上経過してからだった。
「まったく……本当にやりたい放題だな、兄上は……」
軽く文句を言いつつ、兄のベッドに転がる。
あれから浴室で念入りに身体を洗われたのだが、シャワーの刺激やスポンジで擦られることにすら感じてしまい、ものすごい辱めを受けたのだ。
出されたものを掻き出した時なんかは、うっかり一度イってしまい、恥ずかしすぎて死にたくなった。こんなことなら、失神していた方がマシだったとさえ思った。
「まあまあ。私もお前相手だからやりたい放題できるんだからさ」
などと、兄が笑ってくる。反省している様子は微塵もない。
――まあ……兄上のことだ、未来永劫反省することはないんだろうな……。
隣に寝転んできた兄に抱き締められ、アクセルはそっと胸元に顔を寄せた。
いくつになっても、こうやって兄の側で眠るのが一番落ち着く。幸せ……。
「おやすみ、アクセル。また明日ね」
「そうだな……おやすみ、なさい……」
アクセルは静かに目を閉じた。
鍛錬したり、狩りをしたり、死合いをしたり……発散したり。この先も、こんな日常がずっと続いて欲しい。
愛する兄・フレインと永遠の時を過ごす――それこそが、アクセルの幸せなのだから。
【終】
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わー!まさか感想が届いてお返事頂けると思ってなかったのでとてもびっくり嬉しいですありがとうございます😭
貴方様の作品が良すぎて兄弟BLにはまっちゃいそうです✋年数かけてかかれてるのに最後しっかり色んなものがまとめられていて尊敬致します!完結まで書いてくださる方は少ないので本当に!感謝です!
血生臭いのも絆や愛の深さをより感じるひとつのポイントになってるように感じました✨
番外編!短編!ほんとですか!やったぁ!ゆったり楽しみにしております✨✨ifでアクセルの獣化とか個人的に気になります…( ⌯'֊'⌯)
こんなに雑なパッションを丁寧に受け止めてくださりありがとうございました🙇🏻♀️
質問の回答もありがとうございます!
なるほどやはりロキなのですね!φ( •ω•́ )
なるほどなるほど!兄上大好きアクセルがかわいくて納得です!気になってたのでとても助かりました♪
時間ある時に他の作品も読ませて頂きますね😳🎶
最後にありがとうございました♪
こちらこそ、ありがとうございました(^_-)-☆
感想コメントをもらったら嬉しくなってしまって、番外編のネタを具体的に考え始めてしまいましたw
書けたらまたUPしようと思います( ..)φ
それまで、どうぞお楽しみに(^o^)/
読解力がなくて質問プラスでしてもよろしいでしょうか💦
答えれたらで大丈夫です💦
アクセルが死合い中に観戦中のフレインとアイコンタクトで会話するところはフレインは、え?会話してないよ?って感じだったんですけどほんとは会話してたのでしょうか?それともアクセルの想像だったのでしょうか?それともヴァルハラだから起きた不思議な出来事だったのでしょうか?💦
お忙しい中変な質問すみません(;_;)💦
こちらにて、質問の回答をさせていただきます( ..)φ
アクセル&フレイン、ピピ、カメを透ノ国に飛ばした犯人はロキですね。名言はされてないですが、アクセルたちをそのまま放置しておくとロキにとって不都合なので、透ノ国に閉じ込めておこうとしたようです。
アクセルが死合い中にフレインとアイコンタクト会話するところは、半分アクセルの想像が入ってます。
「兄上ならこう答えてくれるに違いない」みたいな脳内会話に近いですね。
なので、困っているアクセルにとって都合のいい回答が多くなるわけです(^^♪
死合い中に勇気をもらえたり、戦うヒントを得られたりするのはそのせいですw
コメント失礼します!初めてアルファポリスでコメントするのでルールとか守れてなかったらすみません!感謝の気持ちを伝えたすぎて緊張するんですけど意を決して書かせてください( ߹ㅁ߹)
最近BLに触れ始めたぺーぺーの者のコメントです。とっっても素敵な作品でした😭読めば読むほど好きな設定?世界観?で2人だけのって感じがドチャクソに好みでした!1週間もせず最後まで一瞬で読んでしまいました!たくさん書いていただいたのでいっぱい読める〜って幸せだったんですけど終わりに近ずくほどもう終わっちゃう…足りない…って悲しくなるくらい好きでした!それぞれのキャラの個性がちゃんとあったので主人公たち以外も想像しやすくて物語に没入しやすく楽しかったです!主人公たちもどっちかだけが想いが強いとかじゃなくてしっかり相思相愛なのほんとに助かりました💪喧嘩のシーンもお話だからイベントとして淡々と終わるんじゃなくてお互いがちゃんとぶつかりあってたからこそリアルさを感じてのめり込みました!キャラクターだからと全て完璧ではなくてお互いどこか欠点があってでも受け入れて全てを愛し合ってるの良すぎました!バトルシーンもアツかったです!最後に夢が叶った死合いシーンは2人がどう戦うのかどんな結果になるのか、これまで長かったからこそどの死合いよりもドキドキハラハラでまるでその場で観戦してるのかくらい2人を純粋に見守って応援しちゃいました!
今更読ませて頂いて完結していたのが悲しくて無理を承知なのですが、番外編などで2人のifや未来や別視点?など見れたら幸せです…正直足りないです…( ߹ㅁ߹)もしお時間とネタに余裕がありましたら供給お願いします…😭
長くなりましたが素敵な作品を世に出して頂きありがとうございました🙇🏻♀️長作は難しいでしょうにきちんとストーリーが繋がりがあり技術にも感謝です!お疲れ様でした!まだ好きなとこいっぱい伝えたいです!1000文字足りないです!完結からお時間たっているのでこのコメントが届くことを祈っております🥲たった今読み終わって余韻の感情のままに書いてしまったのでぐちゃぐちゃ文章だと思います、すみません🥲
⚠️ネタバレ注意⚠️
1個ネタバレ質問なんですけど、アクセル、フレイン、ピピ、カメを透ノ国に飛ばした犯人はろきであってますか?読解力なくてすみません🙇🏻♀️
丁寧な感想ありがとうございます(*´▽`*)
好みと言っていただけてめちゃ嬉しいです😭💕
めっちゃ長いのに、最後まで読んでいただけて感謝感激でございます!
元々兄弟BLが好きで書きたいこともたくさんあり、あれもこれもといろいろエピソードを増やしていたらいつの間にか数年連載していた……という次第ですw
戦闘シーンの練習のために書き始めたのがきっかけなので、戦っている場面やBLらしからぬ血生臭いシーンも多かったかと思いますが、熱いバトルシーンを観戦できたと言っていただけたら頑張って書いた甲斐があります💪ありがとうございます!
最後は二人の公式死合いで終わらせると決めていたのでこのような形で一区切りさせましたが、アクセル&フレイン兄弟に関しては他にもいろいろネタが出て来そうなので、時間があったら番外編なり短編なりをまた書いてみたいですね( ..)φ気長にお待ちくださいませw
超長編作品を楽しんでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
このようにパッション全開の感想をいただけることは滅多にないので、こちらもとても嬉しかったです😍
重ねて御礼申し上げます! どうもありがとうございました!!