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第3章~新たなる試練~
第8話
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他愛のない話をしながら朝食をとり、片付けをした後二人で世界樹に向かった。ランキングが書かれている掲示板、今後の死合いスケジュール、見回り等の当番予定がズラッと張り出されている。
ケイジが言っていた通り、兄・フレインのランキングは七位に下がっており、代わりに四位のユーベルや五位のジークがそれぞれひとつずつ繰り上がっていた。
――確かに、上位七名は全くメンツが変わっていないな……。
七人の中でランキングを入れ替えているだけ、という印象だ。兄の言っていた通り、一位と二位はともかく、三位~七位の戦士は実力的にもほとんど差がないのかもしれない。
「ねえアクセル、見て」
兄が掲示板の更に下を示してくる。七位から下に視線を移動させ、三〇番代を見た時、自分の名前を発見した。
「三十五位……」
「ふふ、また上がったね。おめでとう」
パチパチと兄が軽い拍手を送ってくる。目標にはまだ遠いが、四〇番代から三〇番代に上がっていてホッとした。
「ア・ク・セ・ル!」
突然後ろから飛びつかれ、思わず前につんのめった。チェイニーが上機嫌に話しかけてきた。
「おはようアクセル! またランク上がってたね! 三十五位おめでとー!」
「あ、ありがとう……」
「あ、でもそんなにランク上がっちゃうと、もうタメ語で話せなくなっちゃうかな。『様』とかつけた方がいい?」
「いや、そのままでいいよ。『様』なんて柄じゃないし、今更かしこまられても調子が狂う」
「へへ、じゃあ遠慮なく。アクセルはランク上がっても全然威張らないから好き」
「そりゃあ、俺は俺だし……」
ケイジが言っていた通り、兄・フレインのランキングは七位に下がっており、代わりに四位のユーベルや五位のジークがそれぞれひとつずつ繰り上がっていた。
――確かに、上位七名は全くメンツが変わっていないな……。
七人の中でランキングを入れ替えているだけ、という印象だ。兄の言っていた通り、一位と二位はともかく、三位~七位の戦士は実力的にもほとんど差がないのかもしれない。
「ねえアクセル、見て」
兄が掲示板の更に下を示してくる。七位から下に視線を移動させ、三〇番代を見た時、自分の名前を発見した。
「三十五位……」
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「ア・ク・セ・ル!」
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「あ、ありがとう……」
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