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第3章~新たなる試練~
第77話
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「アクセルさん、僕を子分にしてください!」
「……。……は?」
「この間の対応で僕、アクセルさんに惚れたんです! この人についていけば間違いないと思いました! なので是非! 僕を子分にしてください! お願いします!」
「い、いや、子分はちょっと……。俺はそんな身分じゃないし」
「何言ってるんですか! アクセルさんはもうランキング三十五位の強者でしょ。子分の一人や二人いてもおかしくないですよ」
「そういうことじゃなくて、俺は最初から子分を持つつもりはないんだ」
「まあそう言わずに。アクセルさんの要望なら僕、買い物でも席取りでも何でもしますから」
「いや、買い物も席取りも自分でやるし……」
「子分的なサポートは何でもするって意味ですよ。というわけで、よろしくお願いします!」
「いや、よろしくと言われてもな……」
ロシェは既に子分になる気満々である。何かを企んでいるようには見えないが、だからと言っていきなり「子分にしてください」なんて言われても困る。
――でもこの分じゃ、何を言っても諦めそうにないしな……。
仕方なくアクセルは、溜息をつきながらこう言った。
「子分は困るが、友達なら……」
「友達!? ランキング三十五位の強者と友達ですか!?」
「友達にランクは関係ないだろ。俺の同期に中間ランクの戦士いるけど、未だにいい友人でいてくれるぞ?」
「そうですかー。アクセルさんは心が広いんですね」
……心が広いとかではなく、当たり前のことだと思うのだが。ランキングに左右される友情なんて、最初から友情ではない。
「……。……は?」
「この間の対応で僕、アクセルさんに惚れたんです! この人についていけば間違いないと思いました! なので是非! 僕を子分にしてください! お願いします!」
「い、いや、子分はちょっと……。俺はそんな身分じゃないし」
「何言ってるんですか! アクセルさんはもうランキング三十五位の強者でしょ。子分の一人や二人いてもおかしくないですよ」
「そういうことじゃなくて、俺は最初から子分を持つつもりはないんだ」
「まあそう言わずに。アクセルさんの要望なら僕、買い物でも席取りでも何でもしますから」
「いや、買い物も席取りも自分でやるし……」
「子分的なサポートは何でもするって意味ですよ。というわけで、よろしくお願いします!」
「いや、よろしくと言われてもな……」
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