転生したらいろんな意味で兄に可愛がられています~ヴァルハラで死合いましょう~

夢咲まゆ

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第4章~更なる力を求めて~

第57話*

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「うう……ん、あ……あ、兄上ぇ……」
「……ふふ、すごい顔してる。快感に染まったお前の顔も、好きなんだよなぁ」
「あ……あっ、兄上、俺……もうっ……」
「ああ、もう限界なんだっけ? じゃあお前がバルドル様の元へ行くまで、いっぱい交わっておこう。家でも外でも……ね?」

 何かとんでもないことを言われたが、今のアクセルには反論する気力もなかった。

 身体を押さえ込まれ、バツン、と腸の曲がり角を抉られ、がくんと腰が砕けてしまう。

「あふ……あ、ひ……ぃ……んっ、んッ!」

 半開きになった唇から、唾液が溢れて伝い落ちる。指先まで痺れて力が入らず、喘ぐ元気もなくなってきた。

 身体に食い込んでいた兄の肉棒が、ドクンと大きく脈打つ。

「うっ、う……っ――っ!」

 声にならない悲鳴を上げ、アクセルは全身を痙攣させた。受け止めきれない快感に飲み込まれ、意識が真っ白に混濁する。腹の中にたっぷりと熱を注ぎ込まれて、下肢が一気に重苦しくなった。

「は……あ、あ……っ……」

 引き抜かれていく瞬間にすら感じてしまい、ぴくぴく肩を震わせる。

 自分で言うのも何だが、本当にはしたない身体になったものだ。慎ましくいようと思っても、兄に抱かれるとどうしようもなく反応してしまう。回数を重ねるにつれて感度が上がり、細かい刺激も快感として拾えるようになってしまって、淫らさに拍車がかかる。

 今更元には戻せないけど、何も知らなかった初心な自分が少し懐かしかった。
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