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第5章~神々の国へ~
第16話
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「バルドル様、昼食はどうしますか? 特に予定していないのなら、俺が作りましょうか?」
「え、いいのかい?」
「ええ。あまり豪華なものは作れませんけど……」
「わあ、ありがとう。じゃあ私も一緒に作るよ」
任せるのではなく、一緒に。何ともバルドルらしい反応だ。
アクセルは「はい」と返事をし、厨房に案内してもらった。
――わ……広い。
屋敷の規模にふさわしく、キッチンもゆったり作られていた。部屋の真ん中に大きめの作業台が設けられており、その周囲に流しやコンロがある。作業効率もよさそうで、気持ちよく料理ができそうだ。
「自分ではよく料理するんだけどね」
と、バルドルがエプロンを着ける。アクセルもお揃いのエプロンを着用した。
確かにこのキッチンは、調理器具といい流し台といい、それなりに使い込まれている感じがする。
「でも自分しか食べる人がいないと思うと、なんだか張り合いがなくて。時々サボりたくなるんだ」
「わかります。俺も一人の時は、『まあいいか』と思いがちで」
「だよねぇ。その分、誰かと一緒に料理できるのは嬉しいよね。何作ろうか」
「まずは食材を確認しましょう」
そう言ってアクセルは、作業台の下にある食料倉庫を覗き込んだ。
嬉しいことにかなり贅沢な食材が揃っており、新鮮な肉や卵、ミルク、葉野菜まであった。これだけあれば好きなものを作れそうだ。
「え、いいのかい?」
「ええ。あまり豪華なものは作れませんけど……」
「わあ、ありがとう。じゃあ私も一緒に作るよ」
任せるのではなく、一緒に。何ともバルドルらしい反応だ。
アクセルは「はい」と返事をし、厨房に案内してもらった。
――わ……広い。
屋敷の規模にふさわしく、キッチンもゆったり作られていた。部屋の真ん中に大きめの作業台が設けられており、その周囲に流しやコンロがある。作業効率もよさそうで、気持ちよく料理ができそうだ。
「自分ではよく料理するんだけどね」
と、バルドルがエプロンを着ける。アクセルもお揃いのエプロンを着用した。
確かにこのキッチンは、調理器具といい流し台といい、それなりに使い込まれている感じがする。
「でも自分しか食べる人がいないと思うと、なんだか張り合いがなくて。時々サボりたくなるんだ」
「わかります。俺も一人の時は、『まあいいか』と思いがちで」
「だよねぇ。その分、誰かと一緒に料理できるのは嬉しいよね。何作ろうか」
「まずは食材を確認しましょう」
そう言ってアクセルは、作業台の下にある食料倉庫を覗き込んだ。
嬉しいことにかなり贅沢な食材が揃っており、新鮮な肉や卵、ミルク、葉野菜まであった。これだけあれば好きなものを作れそうだ。
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