1,627 / 2,483
第14章~新しいバトル~
第114話
しおりを挟む
我に返るのと同時に頭上から無数の矢が降ってきて、急いでその場を離れる。
「っ……!」
ドドド……と、矢が地面に突き刺さっていくのを横目で確認しつつ、アクセルはボウガンを構えた。次の矢をセットし、引き金に指をかける。
――わかったよ……! 何がなんでも試合を終わらせてやる!
ご褒美はともかく、浮気なんて絶対に御免だ。自分がいない間にまたジークとイチャイチャするのかと思うと、腸が煮えくり返る。
「タアァァァッ!」
アクセルは飛んできた矢をジャンプして踏みつけ、そのままの勢いで更に高く跳躍した。そして上からランゴバルトに向けてボウガンを構えた。
ここからだと、フィールドの様子がよく観察できる。狂戦士モードならより一層視界がクリアになり、人の動きも緩慢に見えた。
「はあっ!」
アクセルは上から矢を複数本放った。
案の定、ランゴバルトに全て手で弾かれてしまったが、アクセルはめげずに何本も矢を打ち込んだ。着地して間合いを測りつつ、あらゆる角度から矢を放ってみせる。
その間、上からも不規則に矢の雨が降ってくるので、ランゴバルトは大量の矢に晒される状況に陥っていた。
「この……いい加減鬱陶しいわ!」
最初は適当に矢をあしらっていたランゴバルトも、攻撃を邪魔されたりユーベルとの戦闘に横槍を入れられたり等が重なり、怒りのボルテージが上がってきたみたいだった。
「っ……!」
ドドド……と、矢が地面に突き刺さっていくのを横目で確認しつつ、アクセルはボウガンを構えた。次の矢をセットし、引き金に指をかける。
――わかったよ……! 何がなんでも試合を終わらせてやる!
ご褒美はともかく、浮気なんて絶対に御免だ。自分がいない間にまたジークとイチャイチャするのかと思うと、腸が煮えくり返る。
「タアァァァッ!」
アクセルは飛んできた矢をジャンプして踏みつけ、そのままの勢いで更に高く跳躍した。そして上からランゴバルトに向けてボウガンを構えた。
ここからだと、フィールドの様子がよく観察できる。狂戦士モードならより一層視界がクリアになり、人の動きも緩慢に見えた。
「はあっ!」
アクセルは上から矢を複数本放った。
案の定、ランゴバルトに全て手で弾かれてしまったが、アクセルはめげずに何本も矢を打ち込んだ。着地して間合いを測りつつ、あらゆる角度から矢を放ってみせる。
その間、上からも不規則に矢の雨が降ってくるので、ランゴバルトは大量の矢に晒される状況に陥っていた。
「この……いい加減鬱陶しいわ!」
最初は適当に矢をあしらっていたランゴバルトも、攻撃を邪魔されたりユーベルとの戦闘に横槍を入れられたり等が重なり、怒りのボルテージが上がってきたみたいだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
802
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる