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第19章~トーナメント・第二死合い~
第70話※
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「こちらこそ、よろしく。いい死合いにしよう」
「ええ、もちろん」
穏やかな挨拶を終え、指定の位置に立つ。それと同時に観客も静まり返った。
『ただいまより、第一回トーナメント・グループD・第二戦三組・アクセルVSコニーを行います』
ヴァルキリーのアナウンスが天から降って来る。
その場の張り詰めた空気と、死合い直前の緊張感からすうっと全身に震えが走った。
「…………」
静まり返った客席をチラリと見たら、ロイヤルボックスに兄の姿を見つけた。兄は右手に飲み物、左手にお菓子を持ち、悠々とスタジアムを見下ろしている。
ちなみにランゴバルトは観戦していないようだった。どうやら彼は他人の死合いには興味がないようで、コニーの死合いであっても観戦しないのが普通のようだった。
『死合い開始十秒前……九……八……』
いつものカウントダウンが始まった。アクセルは小太刀の柄に手をかけ、いつでも抜刀できるように呼吸を整えた。
『三……二……一……スタート!』
合図と同時に、こちらに矢の雨が降り注いでくる。
無差別に射撃しているのではなく、確実にこちらを狙って撃ってきていた。
――それなら……!
兄のアドバイス通り、アクセルは初っ端から力を解放した。
「タアァァァッ!」
狂戦士になりながら相手の懐に飛び込んでいく。
叩き落せる矢は全て叩き落とし、間に合わないものは放置してコニーに向かって突撃した。
「ええ、もちろん」
穏やかな挨拶を終え、指定の位置に立つ。それと同時に観客も静まり返った。
『ただいまより、第一回トーナメント・グループD・第二戦三組・アクセルVSコニーを行います』
ヴァルキリーのアナウンスが天から降って来る。
その場の張り詰めた空気と、死合い直前の緊張感からすうっと全身に震えが走った。
「…………」
静まり返った客席をチラリと見たら、ロイヤルボックスに兄の姿を見つけた。兄は右手に飲み物、左手にお菓子を持ち、悠々とスタジアムを見下ろしている。
ちなみにランゴバルトは観戦していないようだった。どうやら彼は他人の死合いには興味がないようで、コニーの死合いであっても観戦しないのが普通のようだった。
『死合い開始十秒前……九……八……』
いつものカウントダウンが始まった。アクセルは小太刀の柄に手をかけ、いつでも抜刀できるように呼吸を整えた。
『三……二……一……スタート!』
合図と同時に、こちらに矢の雨が降り注いでくる。
無差別に射撃しているのではなく、確実にこちらを狙って撃ってきていた。
――それなら……!
兄のアドバイス通り、アクセルは初っ端から力を解放した。
「タアァァァッ!」
狂戦士になりながら相手の懐に飛び込んでいく。
叩き落せる矢は全て叩き落とし、間に合わないものは放置してコニーに向かって突撃した。
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